
石垣島では南方系の花 ブーゲンビレアがあちこちで咲いていた
紫紅色の素敵な花で時折は見たことがあったのだが 初めてじっくりと観察した
今まで花弁と思っていた紫紅色の花びらは 総苞片らしい
中に小さな花が鎮座している なんとも可愛い
花は花粉を運んでもらう虫(送粉者)に目立つように 総苞片や萼を花弁のように色鮮やかに変化させているものがある
ブーゲンビリアと思っていたらある本にブーゲンビリヤと書いてあり 図鑑ではブーゲンビレアとなっている Bougainvilleaだからあんまり目くじらを立てることもないかな
ブーゲンビレア:オシロイバナ科イカダカズラ属 別名テリハイカダカズラ(葉に光沢がある)落葉つる性


ちょこまか可愛いシロハラクイナが居た
体長は33cmほどでバンと同じくらいの大きさ
白と黒 嘴の付け根に赤い斑などのデザインがとても良い
他に似た鳥は居ないので安心してみていられる
九州南部から沖縄にかけて水田や川の近くに居る 留鳥
石垣島で水田から離れた草地などを走っていると路脇に居て時には道路を横切ったりして驚かされることがある
クイナはツル目クイナ科の鳥で日本には10種ほど居る
有名なのはヤンバルクイナ これは沖縄本島に居る
仲間のバンやオオバンは都心周辺でも良く見かける
このクイナの仲間はあまり飛ぶのを見たことが無い
もちろん飛べるのだが 走るのが好きなのか得意なのか
シロハラクイナなどは驚くと大概走って草むらなどに逃げ込む 飛んで逃げるときもせいぜい数メートルくらい飛ぶことがあるくらい

開花宣言は少し前に出ていたのだが 咲いているのを見られていなかったので 何処の話じゃい と斜に構えていたが やっと代々木公園で見ることが出来た
今シーズンのお初でした
ソメイヨシノは言うまでも無く 現代のと言うより日本の桜の代表品種
北海道南部から九州にかけて 各地の気象台の観測種になっている
江戸時代にエドヒガンとオオシマザクラの種間雑種として誕生した栽培品種
大分前に朝日新聞(だったかな?)に静岡大学で遺伝子調査をした結果 片親はエドヒガン系のコマツオトメだと 載っていた
がしかし 最近聞いた話では その遺伝子の合致率が35%で 親に近い種ではあるのだろうが本当かどうかは断定できない と言うことのようで素人の自分にはなんだか良く分からない話
江戸時代末期(1800年中期)に江戸の染井から売り出されて 「吉野桜」のネーミングが良かったのか 花付が良く生育も早いことから急速に広まった
1900年には名称も「染井吉野」に改められた
ソメイヨシノは木の寿命が短く80年ほどと聞いたが 新宿御苑では樹齢100年近い老木が100本もあり一面の花をつけて人気だそうだ

♪カモメ~~の水兵さん 並んだ水兵さん・・♪
歌では波にチャプチャプ浮かんでいるのだが こちらは公園の柵にずらりと整列のユリカモメたちのワンショット
手前の2羽が成鳥で3羽目から向こうが若鳥
羽に茶色みがあり 嘴も少し黄色がかっている
偶然そう並んだのだろうか 家族なのだろうか
在原業平が隅田川で詠んだという伊勢物語に出て居る詩
名にし負はば いざ言問わん都鳥 吾が思う人はありやなしやと
(都という名を持っているなら さあ聞こう都鳥よ 京の都で私の思う人は元気にしてるかどうか)
万葉集の昔から「都鳥」が詠まれて ミヤコドリ(ミヤコドリ科でシギやチドリに近い仲間)なのかユリカモメ(カモメ科)なのか論争の的でだったそうですが この在原業平の詩はユリカモメを詠ったのだろうと言うことになっている
ユリカモメは今は京都の鴨川でも見られるがこれは現代になってからのことで 昔は京都では見られなかったそうです