トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

タカサゴモズ

2011-04-15 | 野鳥


珍鳥である タカサゴモズに出会った
久しぶりの初見の鳥だった

石垣島で食堂の新聞にヤツガシラが飛来した と出ていたので追っかけたのだが時期遅し 見られず 代わりに見られたのがこの鳥 タカサゴモズ ラッキーなんてもんじゃない
教えてくれた地元のバーダーのオジサマ 感謝感謝!

台湾から東南アジアにかけている鳥で 日本では迷鳥
1985年以後西表島で数回記録されているが 横浜や 今年2月には愛知県の木曽川に出ていると朝日新聞に載ったそうだ

タカサゴモズ(高砂百舌鳥):体長25cm 普通の百舌鳥(20cm)より一回り大きい

リュウキュウオオコウモリ

2011-04-14 | 小動物 他


石垣島でドライブ中 前の方のヤシの木に入ってゆく動物がいた
近寄って見るとなんとオオコウモリ
コウモリなどは夜に飛ぶものと思っていたがこれは昼行性?

オオコウモリにもいろいろ種類があるようだが これは不明
仮にリュウキュウオオコウモリとしたが 分かる方がおりましたらお教えください

ぶら下がった姿と言い顔つきと言い面白い

ブーゲンビレア

2011-04-13 | 樹木 草花


石垣島では南方系の花 ブーゲンビレアがあちこちで咲いていた

紫紅色の素敵な花で時折は見たことがあったのだが 初めてじっくりと観察した

今まで花弁と思っていた紫紅色の花びらは 総苞片らしい
中に小さな花が鎮座している なんとも可愛い
花は花粉を運んでもらう虫(送粉者)に目立つように 総苞片や萼を花弁のように色鮮やかに変化させているものがある

ブーゲンビリアと思っていたらある本にブーゲンビリヤと書いてあり 図鑑ではブーゲンビレアとなっている Bougainvilleaだからあんまり目くじらを立てることもないかな

ブーゲンビレア:オシロイバナ科イカダカズラ属 別名テリハイカダカズラ(葉に光沢がある)落葉つる性 


セイシカ

2011-04-12 | 樹木 草花


石賀島ではとても素敵な花にも巡り合った

バンナ公園に咲いていた セイシカ(聖紫花)花が清楚で美しいことからつけられた名前と言う とても良い香りがした

上側の花びらに紅紫色の斑点がある これが目印で虫などが飛んでくる この目印の裂片に向き合うようにおしべが10個ほどあり 飛んできた虫に確実に花粉をつける 雄しべの中央にひときわ大きくのっこり出ているのが雌しべ 多分この花はチョウを送粉者にしていると思う
がっちり花粉が付きそうな感じがする 
なんとも巧妙な仕掛けではないか

つつじ科 2~8mの中低木 分布:石垣島 西表島 中国 台湾

イシガケチョウ

2011-04-11 | 虫類


石垣島の公園事務所のガラス戸の中にいて 外に出たがってガラスにぶつかっていた
もちろん写真のあとそっと逃がしてやりました

このチョウは翅の模様が前翅と後翅が続き模様になっていて面白い
長い間なんとなく一枚翅で間のくびれは 翅が傷んだのだろう と勘違いしていた

名前はずっとイシガキチョウと覚えていて石垣島にぴったりと思ったのだが 図鑑を見るとイシガケチョウとなっている
更に本屋で別の図鑑を立ち読みしたら イシガキチョウまたはイシガケチョウともいう と記載があった どちらでも良かったんだ

南方系のチョウで 分布は近畿 中国の南西部以南 食草はイヌビワなど

ツマベニチョウ

2011-04-10 | 虫類


石垣島のバンナ公園でツマベニチョウがヒラヒラ飛んでいた 飛び方は非常に速い

分布は鹿児島県以南
このチョウを増やす運動があり 食樹のギョボクが多数植えられたため 土着北限が指宿市まで北上した という

こんな運動は良いのか悪いのか判断がつかないが 仮に我が家の庭にこんな綺麗なチョウが ヒラヒラしていたらいいなー と思う

オオゴマダラ

2011-04-09 | 虫類


石垣島にはチョウも多い
畑や草原をヒラヒラ優雅に飛ぶオオゴマダラが群れていた

このチョウの分布は沖縄諸島以南で それより北では迷蝶となる
幼虫の食草はキョウチクトウ科のホウライカガミ

オスがメスを見つけると後を追い葉に止まらせ 腹端の発香毛束(ヘアペンシル)を出してメスのそばを飛び 匂いをまき散らしして宥めた後交尾を試みる という

ヘアペンシルとは・とても便利なものを持っているようで自然の妙味を感じる

カンムリワシ

2011-04-08 | 野鳥




カンムリワシ若鳥


西表島にはカンムリワシが多い
電柱に止まっている事も多くて 写真にはチョッとねー と贅沢にも素通りするほど多い
フィッフィッフイーと鳴く声を始終聞いた 繁殖期の鳴き声だそうだ

体長55cmでトビよりは小さいが かなり大型のワシ
八重山諸島に留鳥として居て 蛇などの爬虫類やカエル カニなどを食べる
興奮すると頭の冠羽を逆立てると聞くがその様子は未だ見たことが無い

シロハラクイナ

2011-04-07 | 野鳥




ちょこまか可愛いシロハラクイナが居た 
体長は33cmほどでバンと同じくらいの大きさ
白と黒 嘴の付け根に赤い斑などのデザインがとても良い
他に似た鳥は居ないので安心してみていられる

九州南部から沖縄にかけて水田や川の近くに居る 留鳥
石垣島で水田から離れた草地などを走っていると路脇に居て時には道路を横切ったりして驚かされることがある

クイナはツル目クイナ科の鳥で日本には10種ほど居る
有名なのはヤンバルクイナ これは沖縄本島に居る
仲間のバンやオオバンは都心周辺でも良く見かける

このクイナの仲間はあまり飛ぶのを見たことが無い
もちろん飛べるのだが 走るのが好きなのか得意なのか
シロハラクイナなどは驚くと大概走って草むらなどに逃げ込む 飛んで逃げるときもせいぜい数メートルくらい飛ぶことがあるくらい

アカガシラサギ 冬羽と夏羽

2011-04-06 | 野鳥
アカガシラサギ冬羽


アカガシラサギ夏羽


石垣島の水田でアカガシラサギが居た
もちろん未だ冬羽であった

主に旅鳥で少数が渡来する
下の写真は2年前の6月に撮ったもので夏羽

体長45cmでコサギより小さく(コサギは61cm)その上更に首を縮めて居たので他の鳥と見まごう程に小さく見えた

水田湿地などで見られる これも見られてラッキーだった

ズグロミゾゴイ

2011-04-05 | 野鳥




石垣島で今回もズグロミゾゴイに出合った

サギの仲間で全長47cm 南部琉球の留鳥で 集落の庭先などで出会うことが多い
動きはゆったりしていて余り人を恐れない 10mくらいは近づける
行くたびに出会えるので 会うのが楽しみの一つになっている

今回は石垣島と西表島の2箇所で会えた なんとラッキー
なんとも・・見れば見るほどいい顔してる 

ソメイヨシノ 開花

2011-04-04 | 樹木 草花


開花宣言は少し前に出ていたのだが 咲いているのを見られていなかったので 何処の話じゃい と斜に構えていたが やっと代々木公園で見ることが出来た
今シーズンのお初でした

ソメイヨシノは言うまでも無く 現代のと言うより日本の桜の代表品種
北海道南部から九州にかけて 各地の気象台の観測種になっている

江戸時代にエドヒガンとオオシマザクラの種間雑種として誕生した栽培品種

大分前に朝日新聞(だったかな?)に静岡大学で遺伝子調査をした結果 片親はエドヒガン系のコマツオトメだと 載っていた
がしかし 最近聞いた話では その遺伝子の合致率が35%で 親に近い種ではあるのだろうが本当かどうかは断定できない と言うことのようで素人の自分にはなんだか良く分からない話

江戸時代末期(1800年中期)に江戸の染井から売り出されて 「吉野桜」のネーミングが良かったのか 花付が良く生育も早いことから急速に広まった
1900年には名称も「染井吉野」に改められた

ソメイヨシノは木の寿命が短く80年ほどと聞いたが 新宿御苑では樹齢100年近い老木が100本もあり一面の花をつけて人気だそうだ

ユリカモメの整列

2011-04-03 | 野鳥


♪カモメ~~の水兵さん 並んだ水兵さん・・♪
歌では波にチャプチャプ浮かんでいるのだが こちらは公園の柵にずらりと整列のユリカモメたちのワンショット

手前の2羽が成鳥で3羽目から向こうが若鳥
羽に茶色みがあり 嘴も少し黄色がかっている

偶然そう並んだのだろうか 家族なのだろうか

在原業平が隅田川で詠んだという伊勢物語に出て居る詩
名にし負はば いざ言問わん都鳥 吾が思う人はありやなしやと
(都という名を持っているなら さあ聞こう都鳥よ 京の都で私の思う人は元気にしてるかどうか)

万葉集の昔から「都鳥」が詠まれて ミヤコドリ(ミヤコドリ科でシギやチドリに近い仲間)なのかユリカモメ(カモメ科)なのか論争の的でだったそうですが この在原業平の詩はユリカモメを詠ったのだろうと言うことになっている

ユリカモメは今は京都の鴨川でも見られるがこれは現代になってからのことで 昔は京都では見られなかったそうです

メジロの盗蜜

2011-04-02 | 野鳥


桜にメジロがやって来て 盛んに蜜を吸っていた
が 良く見るとなんと花の脇から穴を開けて蜜を吸っていた
チョッとピンボケだが証拠写真 御用だ!!

盗蜜と言う 他の鳥でも筒状の花びらの長い花で 嘴が届かないと良く脇から穴を開けて盗蜜するが 桜の花でメジロがやっているのは初めて見た

花にしてみれば折角苦労して蜜を作りご馳走しているのに 花粉を運んでもらえず大迷惑だろう

トホシテントウ

2011-04-01 | 虫類


モミジの木だろうか トホシテントウの幼虫がびっしりと幹についていた

テントウムシは木の上の方にどんどん歩いて行きお天道様に向かうのでテントウムシ

植物に付くアブラムシなどを食べてくれるので益虫なのだが 中には悪いのが居てこのトホシテントウはカラスウリ類 ニジュウヤホシテントウはナス科の植物を食べ物にしていて お百姓さんの嫌われ者