トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ミサゴ

2015-02-13 | 野鳥


鷹の仲間のミサゴが湖面を見つめていた
水中に足から突っ込み魚を捕えることから「水さぐる」が語源
日本版レッドリスト準絶滅危惧種

ミサゴ科の猛禽類 日本では1科1種(以前はワシタカ科 その後タカ科だった)
猛禽類はタカ目にミサゴ科 タカ科とハヤブサ目ハヤブサ科がある

留鳥 寒冷地のものは冬に暖地に移動する
タカの仲間では珍しく魚食性で 水面上で停空飛行し水中に足から突っ込んで獲物を捕る
大きさ57㎝でトビとほぼ同じくらいの大きさ 雌雄ほぼ同色
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ヒヨドリ

2015-02-12 | 野鳥


ヒヨドリは雑食性でいろいろなものを食べる
植物質では木の実 花蜜 花芽 花弁 萼片 野菜の葉など

黄色いソシンロウバイの花をパックリ食べていた
別の時にはハンカチノキの実を突いていた
ハンカチノキの実は薄い果肉の中に木質の核果があり この時期モロけてサクサクになっている
食べるとすっぱみが有ってとても美味しい ナツメの味だと言った人がいた

ヒヨドリ:ヒーヨヒーヨと鳴くのでヒヨドリという
日本列島周辺のみに居る準日本固有種
今では都心では夏真っ盛りにはさすがにあまり見かけないが ほぼ一年中いて都市鳥の代表格だが 50年位前までは夏は山地や北国の森に居て冬になると都会にやってくる冬鳥だった
全長28㎝ 雌雄同色

ヒヨドリに果肉を食べられたハンカチノキの実と 花(5月の写真 白くハンカチのように見えるのは総苞片)
 
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ヤマシギ

2015-02-11 | 野鳥


ずんぐりむっくりした体型 枯草模様の羽色のヤマシギが3羽もいた
林 芝地 畑 水田 湿地 河川などに居る留鳥だが北方のものは暖地で越冬する
越冬中は1羽でいることが多いが珍しく3羽も一緒にいた

採食は主に夕方から夜に行うが 谷戸のような場所では日中水田や草地に出てきて採食する
ミミズを好んで捕るが昆虫類の幼虫 陸生貝なども食べる
全長34㎝ 雌雄同色
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アオノリュウゼツラン

2015-02-10 | 樹木 草花


半分横になっているアオノリュウゼツラン(青の龍舌蘭)が有った
ランの仲間ではなくリュウゼツラン科のメキシコ原産の植物
英名ではセンチュリープラントと言われ100年近くに一回花を咲かせると言われる
実際は熱帯地で10~20年 日本では30~50年位で花を咲かせる
花は一生に一度で開花の後は枯れてしまう
枯れる直前に子株を根元に作り子孫を残す

花はロゼット型の葉の中心から「マスト」と呼ばれる背の高い花茎を出し先の方に咲かせる
写真で倒れかかった「マスト」に付いているのが花の芽らしい 短い筒状のものが沢山ついている

リュウゼツランは食用にもなり繊維も取れ お酒の材料にもなる有用植物
テキーラを作る材料として有名
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ラン

2015-02-09 | 樹木 草花


改良に改良を重ねて華やかさを競い合っている洋ランの花々 ランの女王と言われるカトレア(写真) シンビジュウム・・・
温室でランを楽しんだ

一般にランと言っているのはラン科植物個々の総称でランと言う名前の植物はない
ラン科は単子葉類中で一番進化していて野生種は世界で3万種 日本で250種あると言われている

生態的に見ると着生種 地生種 腐生種に分かれる
着生種は樹木の幹や枝岩などに付着しているものでセッコク フウラン ナゴランなど 寄生と違って付着主から栄養分は取らない
地生種は地面に生える種類でクマガイソウ エビネ シュンランなど
腐生種は葉も葉緑素もないものが多く地中の腐ったものから栄養分をとって育つ トラキチラン ショウキランなど

ランの一番の特徴は華麗な花だろう
花被片の数は6枚で3枚づつが内側と外側に付き左右対称となる
内花被片の一枚は発達して唇弁と呼ばれる袋状 舌状さらに切れ込んだりしわが寄ったりと特異な形をしている
雄しべは1~2本だが雌しべと合着しずい柱という形になっている
花粉も個々の粉状にならず花粉塊と言う形で存在する

受粉 発芽 根 茎いずれも普通の植物と違って特徴があって面白い
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アメリカコハクチョウ

2015-02-08 | 野鳥


コハクチョウの中にアメリカコハクチョウが1羽まぎれていた
嘴が黒く基部にわずかに黄色い部分がある
コハクチョウの亜種とする見解 別種とする見解がある
体の大きさと分布域は コハクチョウ120cmシベリア北部 アメリカコハクチョウ132cm北米大陸北部

北米北部にいるハクチョウで ほかの白鳥類と同様群れで生活するのが普通だが
日本には1羽から数羽ずつ渡来する 数は多くない 冬鳥 全長132cm
コハクチョウと交雑することがある
交雑個体は嘴の黄色い部分が少し大きいものが居て アメコか交雑か識別が難しい場合も多い 
1日の行動は一緒にいるハクチョウと同じ
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ハクセキレイ

2015-02-07 | 野鳥


白い顔に黒い過眼線 白黒の羽色だが全体的に白い部分が目立つのでハクセキレイ(白鶺鴒)
セキレイ(鶺鴒)の鶺は背筋 鴒は冷たく澄んでいる意味の漢語で 背筋をぴんと伸ばした姿を形容した名前 古くからいろいろな名前で呼ばれたがその中の一つに「とつぎおしえどり」がある
長い尾を振って婚姻の道を教えるという故事に因むものと言う
日本書紀にイザナギ イザナミが鶺鴒から男女の交わりを教わったという説話が載っている

ハクセキレイ:漂鳥または留鳥 雌雄ほぼ同色 全長21㎝
主に北日本で繁殖し 本州中部以南で越冬する
繁殖地は年々南下しており今では関東でも繁殖している
海岸や川岸 農耕地など水辺に近い所で昆虫類を捕えて食べる
亜種でホオジロハクセキレイ(顔に黒い過眼線がない)がいるが南西諸島 九州にいたものが最近西日本でも見られるようになったと聞く そのうち関東でも見られるかも・・と心待ちにしている

女郎花おほかる野辺の庭たたき さがなき事な人におしへそ(寂蓮)
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セグロセキレイ

2015-02-06 | 野鳥


川の中流域に多いが あちこちでよく見かけるセグロセキレイ
江戸中期にハクセキレイと区別してセグロセキレイと呼ばれるようになった
ハクセキレイは冬に上部が灰色になるが セグロセキレイは一年中黒い

九州以北に主に留鳥として分布し 平地から低山の川岸 湖沼畔にすみ冬には住宅地や市街地の川でも見ることが出来る 大きさは21cm 雌雄ほぼ同色
キセキレイは川の上流域 セグロセキレイは中流 ハクセキレイは下流 海岸と緩い棲み分けがある
尾羽を上下に振りながら水辺を歩き主に水生昆虫類を採食する

秋には番(つがい)を作って縄張りを持つ
鳥では珍しくメスの方から交尾を誘う
子育てではメスのヒナはある程度大きくなると追い出すが オスのヒナはより長い間食事の面倒を見る
縄張りを守るのは主にオスなので 強い息子を作ることが自分の血を濃く子孫に伝えてゆくことになるのではないかと言われている
世界で日本列島にのみ生息する日本固有種
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カケス

2015-02-05 | 野鳥


白地に黒色縦斑の有る頭 雨覆の青と黒の斑模様 風切の白色部 ぶどう褐色の体
中々小粋な色模様の鳥だ
カケスの名前は鳴き声説と 巣を懸けるように作るからと言う説がある

九州以北の低山の林に留鳥として分布している森林性の鳥 雌雄同色 全長33㎝
存在はジェーイジェーイと濁った声で知れ 見上げると林の中をふわふわした感じで飛んでいる
他の鳥や動物の声も真似て鳴く
食べ物は小鳥のヒナから木の実まで何でも食べるが 秋には特にドングリが好物
地中に埋め込んで蓄えるがその場所を良く忘れる お蔭でドングリはあちこちから芽をだす

暁のほのかに霧のうすれゆく 落葉松山にかし鳥の鳴く(長塚節)
(かし鳥・・カケスの古名 樫の実(ドングリ)を良く食べるのでこう呼ばれていた)
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オニシバリ

2015-02-04 | 樹木 草花


今日は24節季の立春 春も近い! 花もボチボチ咲き始めた

オニシバリと言う面白い名前の木に小さな花が咲いた
樹皮が強靭で鬼を縛っても切られないだろう ということからの名前

ジンチョウゲ科の落葉小低木 高さは1m以下
この木は変わっていて落葉するのは夏で冬緑樹だ
夏に落葉するので別名ナツボウズという

その後秋から新しい葉が展開し冬2~4月にかけて花を咲かせる
花は雌雄別株 花弁に見えるのは萼裂片
果実は5~7月頃に赤く熟す 有毒だそうだ
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ウメ

2015-02-03 | 樹木 草花


梅の花が満開だ
♪うめはーさいた~か さくらーはまだかいな♪ 春も近い!
メジロが美味しそうに蜜を食べていた

バラ科サクラ属の落葉小高木 5m位にはなる
花は2~3月に葉の展開前に咲き 実は6月頃に黄色に熟す
古代中国から薬用植物として渡来し 早春の花木として又梅干し用の果樹として様々な品種が作られている
ウメの園芸種は野梅系 紅梅系 豊後系 杏系に分けられている
自家不稔性のものが多いので受粉樹の混植が必要
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ミノムシ

2015-02-02 | 虫類


ミノムシが枝にぶら下がっていた オオミノガらしい 
蓑の大きさは5㎝程だった 日本で最大のミノムシ
蛾や蝶の幼虫は(イモムシ)は鳥が大好物 食べられない様にオオミノガは蓑にくるまって生活している

子供の頃はミノムシはそこいらじゅうに居て 蓑を引き裂いて遊んだ覚えがある
しっかり作って有って結構破けにくい 中に赤褐色~黒褐色のイモムシが居て蠢いていた
最近はさっぱり見かけなくなったと思っていたら 中国で植木の葉を食害するミノムシを退治するため 大量に放し飼いしたオオミノガヤドリバエという寄生バエが日本へやってきて 日本のミノムシを襲っているという このヤドリバエは幼虫のミノムシが食べる葉に小さな卵を産み付ける 葉と一緒に卵を食べた幼虫は孵ったヤドリバエに体のなかから食い漁られてしまう と言うから恐ろしい
最近はヤドリバエにさらに寄生するハチが現れてミノムシの数は少し増えているらしい

春になるとミノムシは成虫になってオスは蓑から出て飛んでゆく
メスは翅が退化したウジ虫型で飛べず 蓑から出て来ない
時期になると蓑から顔を出してフェロモンを撒いてオスを呼び寄せる
うまく交尾したメスは蓑の中で卵を産みそして生涯を終える 蓑の中で孵った幼虫は 蓑から外に出て風に乗って飛ばされて 新しい場所で蓑を作りその中で過ごす
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ウスキホシテントウ

2015-02-01 | 虫類


今日から2月 如月(きさらぎ)寒さ真っ只中で着る物をさらに重ねて着る

冬籠りの越冬中の虫はヤツデなどの葉の裏 樹皮の裏などに縮こまっている
葉の裏をめくったり樹皮は剥がしたり何をしているのかと思う

ケヤキの樹皮をめくったら大物・と言っても3mmほどだが テントウムシが居た
ウスキホシテントウと言う
黒色の地に淡黄色(白っぽいものから黄色味があるものまで個体差がある)の紋が10個ある
3mmほどの小さい天道虫だがこれで成虫
食べ物は多くの天道虫同様で幼虫ともどもアブラムシ 肉食である
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