改良に改良を重ねて華やかさを競い合っている洋ランの花々 ランの女王と言われるカトレア(写真) シンビジュウム・・・
温室でランを楽しんだ
一般にランと言っているのはラン科植物個々の総称でランと言う名前の植物はない
ラン科は単子葉類中で一番進化していて野生種は世界で3万種 日本で250種あると言われている
生態的に見ると着生種 地生種 腐生種に分かれる
着生種は樹木の幹や枝岩などに付着しているものでセッコク フウラン ナゴランなど 寄生と違って付着主から栄養分は取らない
地生種は地面に生える種類でクマガイソウ エビネ シュンランなど
腐生種は葉も葉緑素もないものが多く地中の腐ったものから栄養分をとって育つ トラキチラン ショウキランなど
ランの一番の特徴は華麗な花だろう
花被片の数は6枚で3枚づつが内側と外側に付き左右対称となる
内花被片の一枚は発達して唇弁と呼ばれる袋状 舌状さらに切れ込んだりしわが寄ったりと特異な形をしている
雄しべは1~2本だが雌しべと合着しずい柱という形になっている
花粉も個々の粉状にならず花粉塊と言う形で存在する
受粉 発芽 根 茎いずれも普通の植物と違って特徴があって面白い