あちこちでソメイヨシノが満開の情報
今年は目黒川のサクラとついでに近くの目黒不動に行ってきた
もう2~30年も前に 行人坂の下のこの橋から見た目黒川は 水が底にチロチロ流れる程度だった気がするが いまはかなりの大きさの花見船が行き交っていた
目黒不動では満開のソメイヨシノが見事だった
ソメイヨシノは最も広く栽培されている現代の桜の代表品種
江戸時代に染井村(豊島区)でエドヒガンとオオシマザクラの系統の品種が関与して誕生したとされ 吉野桜の名前で売り出されたが 明治33年出版の雑誌の論文で初めてソメイヨシノ(染井吉野)という和名がつけられた
いまだに親は確定していない
接ぎ木などで増やしたクローンで 同じ環境の木は同時に咲き散る
散り際の見事さが日本人の気質に合ったようで 明治の時期の学校設立には校庭に桜を植えるよう指導されるようなこともあり 日本中に広がり今や北海道の南部から九州まで広がって 毎年開花日やら 桜前線やら賑わっている
実は1cmほどの核果で5~6月頃に黒く熟す 味は苦くて不味い
ただめったに結実しない
散る桜 残る桜も 散る桜(良寛)
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし(在原業平)