(1)250キロの高速で走る新幹線車内でガソリンをかぶって焼身自殺をはかったり、単身赴任の自衛隊員が戻る際に妻が見送らない、かまってくれないとかで自宅に火を放ち4人の子どもを巻き添え焼死させたり、20年前の自ら10代前半で起こした猟奇的殺傷事件の手記を発売したりと訳のわからない事件、行動が社会を賑わしている。
仮に71才にもなって自ら命を絶ちたいのであれば、不特定多数の善良な市民を恐怖の巻き添えにすることなしに、広い河川敷、野原でガソリンを勝手にかぶってくれよと言いたいし、妻の態度に不平、不満があって妻に攻撃を加えるならまだしも、自分の家に火を放ち見境もなく沢山の自分の子ども4人まで焼死させるなどとは、どう考えても40才の分別盛りの親、大人の行動、考えることではない。
(2)これをとらえて自衛隊員の資質についてあれこれいうわけにはいかないが、仮に安保法制案が成立すれば実行部隊となる自衛隊にこそ最大のネック、問題があると書いたが、そのうちのひとつの問題現象でもある。
10代前半で起した猟奇的殺傷事件で世間を騒がせて刑期を終えて社会復帰したとはいえ、あくまで主観的な(subjective view)手記を発表、発売して何を世間に信じてもらい、問おうとしたのか意図不明である。
(3)仮に事件被害遺族、社会に対して罪滅ぼしの意味があってのこととしたら、刑期(保護観察)を終えたことで一応の目的は達成しており、手記発売に意味はない。
結果として事件被害遺族側は癒(いや)されない神経を逆なでされるものとして出版の差し止めを求めていることからもよくわかったはずだ。
また仮に自己主張を世間に伝えたい、問いたいのであれば「主観的」な手記形式では一方的な論理展開でしかなく、客観的に検証しようもない方法論(methodology)が間違っている。
(4)30代、40代、70代とこれまでの人生の毀誉褒貶(きよほうへん)がわかるもの、人生体験、経験の理解できるものもあり、わからないものもあるが、それぞれに人生経験を積んできて矯正も含めて分別とか善し悪しがわかる年代以上になったものたちだ。
冒頭の事件、行動から見えてくるものは、発達未熟の自己顕示欲、幼児性無責任行動でしかない。日本社会の現在現象と無縁ではない。
(5)日本社会は政治の世界では、国民の過半数が安倍政権の目指す重要政治課題にことごとく反対しながら、内閣支持率は比較安定(さすがに自民党議員勉強会での報道抑圧発言で低下した)するというパラドックス政治(paradoxical politics)だ。
経済は政府、日銀のリフレ政策の株価操作がつくりだした円安株高現象による実体のともなわない回復基調であり、ギリシャ財政危機(default)に中国株価下落で日本の経済実体が問われるパラドックス経済(paradoxical economy)だ。
(6)東京一極集中で都市と地方の格差拡大、富裕層と貧困層の格差拡大とインバランス社会(society of imbalance)で、国民意識は確実に自己責任からの逃避、何かに誰かに責任を転嫁するパラドックス現象にある。
日本社会は国民改革から必要だと書いたが、国民の覚醒はあるのか、このままでは問題は深刻だ。
仮に71才にもなって自ら命を絶ちたいのであれば、不特定多数の善良な市民を恐怖の巻き添えにすることなしに、広い河川敷、野原でガソリンを勝手にかぶってくれよと言いたいし、妻の態度に不平、不満があって妻に攻撃を加えるならまだしも、自分の家に火を放ち見境もなく沢山の自分の子ども4人まで焼死させるなどとは、どう考えても40才の分別盛りの親、大人の行動、考えることではない。
(2)これをとらえて自衛隊員の資質についてあれこれいうわけにはいかないが、仮に安保法制案が成立すれば実行部隊となる自衛隊にこそ最大のネック、問題があると書いたが、そのうちのひとつの問題現象でもある。
10代前半で起した猟奇的殺傷事件で世間を騒がせて刑期を終えて社会復帰したとはいえ、あくまで主観的な(subjective view)手記を発表、発売して何を世間に信じてもらい、問おうとしたのか意図不明である。
(3)仮に事件被害遺族、社会に対して罪滅ぼしの意味があってのこととしたら、刑期(保護観察)を終えたことで一応の目的は達成しており、手記発売に意味はない。
結果として事件被害遺族側は癒(いや)されない神経を逆なでされるものとして出版の差し止めを求めていることからもよくわかったはずだ。
また仮に自己主張を世間に伝えたい、問いたいのであれば「主観的」な手記形式では一方的な論理展開でしかなく、客観的に検証しようもない方法論(methodology)が間違っている。
(4)30代、40代、70代とこれまでの人生の毀誉褒貶(きよほうへん)がわかるもの、人生体験、経験の理解できるものもあり、わからないものもあるが、それぞれに人生経験を積んできて矯正も含めて分別とか善し悪しがわかる年代以上になったものたちだ。
冒頭の事件、行動から見えてくるものは、発達未熟の自己顕示欲、幼児性無責任行動でしかない。日本社会の現在現象と無縁ではない。
(5)日本社会は政治の世界では、国民の過半数が安倍政権の目指す重要政治課題にことごとく反対しながら、内閣支持率は比較安定(さすがに自民党議員勉強会での報道抑圧発言で低下した)するというパラドックス政治(paradoxical politics)だ。
経済は政府、日銀のリフレ政策の株価操作がつくりだした円安株高現象による実体のともなわない回復基調であり、ギリシャ財政危機(default)に中国株価下落で日本の経済実体が問われるパラドックス経済(paradoxical economy)だ。
(6)東京一極集中で都市と地方の格差拡大、富裕層と貧困層の格差拡大とインバランス社会(society of imbalance)で、国民意識は確実に自己責任からの逃避、何かに誰かに責任を転嫁するパラドックス現象にある。
日本社会は国民改革から必要だと書いたが、国民の覚醒はあるのか、このままでは問題は深刻だ。