(1)9月3日中国が抗日戦争勝利70周年の式典、軍事パレードを実施した。70周年がどういう意味を持つものかはわからないが、中国では国家主席は軍事パレードを閲兵して初めて最高権力者として認知される(報道)ということなので、習主席は安倍首相の戦後70年談話の発表に合わせて70年の今年をいい機会ととらえて不都合のない軍事パレードを実施したのではないのか。
就任3年目にしての国家主席の軍事パレード閲兵は異例の早さ(報道)であり、最高権力者としての基盤固めには格好の機会を得たということだ。
(2)旧日本軍によるアジア植民地支配に対する勝利を祝う式典、軍事パレードに当事国の安倍首相を招待したといわれて、いくらなんでもハイそれと安倍首相が出席できるはずもなく、日中首脳会談の期待も込めて軍事パレードを外した日程で検討されたようだが、日本が求めた中国の譲歩に対して色よい返事が届かずに(報道)直前になって安倍首相の中国訪問は取りやめになった。
西側からは米国、EU諸国首脳が参加を取りやめたなかで、韓国の朴大統領が出席して中国の厚い待遇(報道)を受けたようだ。
(3)この式典、軍事パレードに村山元首相が「日本政府とは無関係の立場」(報道)で出席するため訪中したが、体調不良のためそのまま入院して結果として式典、軍事パレードへの出席は見合わせたようだ。中国メディアも伝えた。
安倍首相も出席を取りやめた中国政府の抗日戦争勝利式典、軍事パレードに戦後50年談話で首相として初めてアジア植民地支配へのおわびと反省を示した村山元首相であるがどういう意味で出席することになったのかわからないが、いくらなんでも日本側として適切な行動とはいえないものだ。
(4)安倍首相が村山談話を踏襲するといって戦後70年談話を発表したばかりで、村山元首相がそれに不満を述べて政府の方針に反して元首相の立場にあるものが訪中、出席すれば国の一体性の不統一の足元を見られて、まして米国まで意識した軍事パレード、中国の軍事力の威力誇示を見せつけられという中国の宣伝効果に利用されるだけで、とても日本側からすれば抗日戦争勝利記念に出席することが両国関係改善に公平にしてふさわしい参加といえるものではなかった。
(5)これまでも政府の方針に反して鳩山元首相がロシアの要請に応えてクリミア半島を訪問、韓国への慰安婦問題謝罪訪問と混乱の前例を見ているだけに、元首相としての行動には慎重な規律(discipline)が求められるものであった。
幸か不幸か村山元首相は訪中してそのまま病気入院して、同式典、軍事パレードへの出席は見送られたようだが、民主国家日本としては行動は個人の自由意思とはいえ抗日戦争勝利式典に当事国の日本がハイそれと出かけていくことなど考えられない不文律(law)であることを理解して慎重に行動(ethical action of the ex-premier)すべきであった。
就任3年目にしての国家主席の軍事パレード閲兵は異例の早さ(報道)であり、最高権力者としての基盤固めには格好の機会を得たということだ。
(2)旧日本軍によるアジア植民地支配に対する勝利を祝う式典、軍事パレードに当事国の安倍首相を招待したといわれて、いくらなんでもハイそれと安倍首相が出席できるはずもなく、日中首脳会談の期待も込めて軍事パレードを外した日程で検討されたようだが、日本が求めた中国の譲歩に対して色よい返事が届かずに(報道)直前になって安倍首相の中国訪問は取りやめになった。
西側からは米国、EU諸国首脳が参加を取りやめたなかで、韓国の朴大統領が出席して中国の厚い待遇(報道)を受けたようだ。
(3)この式典、軍事パレードに村山元首相が「日本政府とは無関係の立場」(報道)で出席するため訪中したが、体調不良のためそのまま入院して結果として式典、軍事パレードへの出席は見合わせたようだ。中国メディアも伝えた。
安倍首相も出席を取りやめた中国政府の抗日戦争勝利式典、軍事パレードに戦後50年談話で首相として初めてアジア植民地支配へのおわびと反省を示した村山元首相であるがどういう意味で出席することになったのかわからないが、いくらなんでも日本側として適切な行動とはいえないものだ。
(4)安倍首相が村山談話を踏襲するといって戦後70年談話を発表したばかりで、村山元首相がそれに不満を述べて政府の方針に反して元首相の立場にあるものが訪中、出席すれば国の一体性の不統一の足元を見られて、まして米国まで意識した軍事パレード、中国の軍事力の威力誇示を見せつけられという中国の宣伝効果に利用されるだけで、とても日本側からすれば抗日戦争勝利記念に出席することが両国関係改善に公平にしてふさわしい参加といえるものではなかった。
(5)これまでも政府の方針に反して鳩山元首相がロシアの要請に応えてクリミア半島を訪問、韓国への慰安婦問題謝罪訪問と混乱の前例を見ているだけに、元首相としての行動には慎重な規律(discipline)が求められるものであった。
幸か不幸か村山元首相は訪中してそのまま病気入院して、同式典、軍事パレードへの出席は見送られたようだが、民主国家日本としては行動は個人の自由意思とはいえ抗日戦争勝利式典に当事国の日本がハイそれと出かけていくことなど考えられない不文律(law)であることを理解して慎重に行動(ethical action of the ex-premier)すべきであった。