(1)米国は来年11月の大統領選に向けた民主党、共和党ほかの候補者の動向が伝えられて、民主党では抜群の知名度で一時60%の支持率を受けて独走状態だったヒラリー・クリントン前国務長官が私的メール機種を公務に使っていた法令違反問題が取り上げられて支持率を下げて、両党とも混戦模様の低調さ気配だ。
その米国で今期限りで規定に従って勇退するオバマ大統領(the president of usa)が世界から注目を集めている。最後の外交仕上げとしてケネディ元大統領時代から米ソ核戦争かとのキューバ危機を経験して国交断絶、経済制裁が長らく続いていたキューバとの国交回復を進めて、両国に大使館を再開するまでに回復をとげた。
(2)現在は中国習国家主席(the president of china)の初めての公式訪問を国賓待遇で迎えて、中国のいう二大大国関係の構築に向けた米中首脳会談を開催する。25日の米中首脳会談に向けてすでにワシントン入りしている習主席は、その前のシアトル滞在で米国(つまり世界)を代表するIT企業経営責任者と会談(報道)して、ネット利用大国中国としての存在感を示してみせた。
規制が厳しい巨大中国ネット市場への参入を目指す米国IT企業としては絶好のアピールの習主席との会談とあって、日ごろはノーネクタイにシャーツスタイルのIT経営責任者もネクタイにスーツスタイルで習主席と言葉を交わす映像(ニュース)が紹介されていた。
(3)米国が今回の米中首脳会談で中国のサイバー攻撃問題を取り上げることに先手を打って出て、米国IT企業の中国市場への興味、関心の高さを印象付ける、味方につける戦略だ。
習主席はすでに米国大型航空機30機の購入も今回決めており、大型の経済代表団を従えたGDP世界第2位で先進国、新興国の多くが参加したAIIB主導の経済大国ぶりを印象付けている。
(4)中国による南シナ海軍事基地化や中国軍戦闘機と米軍偵察機との異常接近、米中スパイ疑惑逮捕など最近の米中間には険しい外交課題、懸案事項が山積しており、来年11月で勇退するオバマ大統領との間でどこまでも二大大国関係が構築、確認できるのかは不透明のままだが、オバマ大統領の存在感は来年大統領を争う候補者よりは目立って見える印象だ。
(5)また同時期にバチカンのフランシスコ・ローマ法王(the pope)を米国に迎えた。中国の人権問題に関心の強い米国としては「あてつけ」のような同時期のローマ法王の訪米のように見えるが、先だって24日にローマ法王が米上下両院合同会議で演説(報道)を行った。
「神や宗教の名の下に犯される紛争、憎しみ、残虐行為が増えている」(報道)とISなどイスラム過激原理主義組織のテロ、国際紛争に懸念を訴えた。
(6)中東、アフリカでくり返される紛争、戦闘は宗教(または名を借りた)戦争、テロ、民族紛争であり、国連も宗教も解決に向けて調整能力、指導性を持たずにあまりに無力である。
オバマ大統領、習国家主席、フランシスコ・ローマ法王が今同在する米国で、単に権威主義ではない政治と宗教の指導性が発信される機会となればいい。
その米国で今期限りで規定に従って勇退するオバマ大統領(the president of usa)が世界から注目を集めている。最後の外交仕上げとしてケネディ元大統領時代から米ソ核戦争かとのキューバ危機を経験して国交断絶、経済制裁が長らく続いていたキューバとの国交回復を進めて、両国に大使館を再開するまでに回復をとげた。
(2)現在は中国習国家主席(the president of china)の初めての公式訪問を国賓待遇で迎えて、中国のいう二大大国関係の構築に向けた米中首脳会談を開催する。25日の米中首脳会談に向けてすでにワシントン入りしている習主席は、その前のシアトル滞在で米国(つまり世界)を代表するIT企業経営責任者と会談(報道)して、ネット利用大国中国としての存在感を示してみせた。
規制が厳しい巨大中国ネット市場への参入を目指す米国IT企業としては絶好のアピールの習主席との会談とあって、日ごろはノーネクタイにシャーツスタイルのIT経営責任者もネクタイにスーツスタイルで習主席と言葉を交わす映像(ニュース)が紹介されていた。
(3)米国が今回の米中首脳会談で中国のサイバー攻撃問題を取り上げることに先手を打って出て、米国IT企業の中国市場への興味、関心の高さを印象付ける、味方につける戦略だ。
習主席はすでに米国大型航空機30機の購入も今回決めており、大型の経済代表団を従えたGDP世界第2位で先進国、新興国の多くが参加したAIIB主導の経済大国ぶりを印象付けている。
(4)中国による南シナ海軍事基地化や中国軍戦闘機と米軍偵察機との異常接近、米中スパイ疑惑逮捕など最近の米中間には険しい外交課題、懸案事項が山積しており、来年11月で勇退するオバマ大統領との間でどこまでも二大大国関係が構築、確認できるのかは不透明のままだが、オバマ大統領の存在感は来年大統領を争う候補者よりは目立って見える印象だ。
(5)また同時期にバチカンのフランシスコ・ローマ法王(the pope)を米国に迎えた。中国の人権問題に関心の強い米国としては「あてつけ」のような同時期のローマ法王の訪米のように見えるが、先だって24日にローマ法王が米上下両院合同会議で演説(報道)を行った。
「神や宗教の名の下に犯される紛争、憎しみ、残虐行為が増えている」(報道)とISなどイスラム過激原理主義組織のテロ、国際紛争に懸念を訴えた。
(6)中東、アフリカでくり返される紛争、戦闘は宗教(または名を借りた)戦争、テロ、民族紛争であり、国連も宗教も解決に向けて調整能力、指導性を持たずにあまりに無力である。
オバマ大統領、習国家主席、フランシスコ・ローマ法王が今同在する米国で、単に権威主義ではない政治と宗教の指導性が発信される機会となればいい。