いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ショッキングな事件と共謀罪。 shocking case and a crime of conspiracy

2019-01-03 19:44:41 | 日記
 (1)ショッキングな事件が起きた。新年早々(0時10分ごろー報道)の原宿竹下通りで通りを逆走した車が通行人を次々とはねてモノに激突して停止し、運転をしていた男(21)は近くにいた人を殴り逃走した。

 監視カメラには逃走する映像が残り、男はしばらくして近くで逮捕された。男は調べに対して「テロを起こしにきた」とか「オウムの死刑に反対する」とか述べているといわれるが、死刑に反対するといいながら見ず知らずの無関係の市民を車ではね飛ばすという不条理(unreasonableness)な意味不明の話をしているといわれる。

 (2)多分に秋葉原事件を思わせるもので、一見目的性を持ちながら逃走するという思考回路破壊の短絡的な錯乱状態がうかがえる。
 新年を狙った事件でドイツでも新年を祝うため街頭に集まっていた人々に車が突っ込み市民が負傷(報道)している同様の事件があった。

 (3)近年の共通した新年の人が大勢集まるところを狙った卑劣な車の暴走事故で、実に痛々しい事件だ。上記日本の事件の場合は動機は今のところ「オウム死刑に反対する」と犯行男は述べているといわれるが、そのために関係のない新年を祝う市民を車ではねて逃走するという意味不明の卑劣な行為を起こしており、思考経路破壊の理由なき犯罪で発作的な感情破壊、不統制による暴発犯行と考えられる。

 (4)犯行男は21才の若さで数年前から実家を出て(報道)職業不詳といわれて、すでに生きる意味を見失っていたとも考えられて、新年を迎えて人々がこれを祝うことに対する反目か感情不統制が暴発したとも考えられる。

 「テロを起こしにきた」とか「オウム死刑に反対する」とか述べているといわれるが、行動はそれに直結するものでもなく弱者を車で狙ってはねて逃走するという卑劣なものであり、動機理由はつけてもそれに直結せずに、その行動責任を社会、弱者に押し付けるだけのただの自己破壊型の傍若無人性だ。

 (5)ドイツなど外国で発生している政治的、国際的テロとは性質を異にして現象だけを真似てあるいは触発されているのだろう。なかなかこういう感情不統制、自己破滅型無差別犯罪事件の防止はむずかしいが、政府は共謀罪(a crime of conspiracy)が成立して犯罪事前捜査を広く拡大したが市民生活への不当干渉も考えられる中でせめてこういう事件の悲劇防止に役立てることができないものかとも思う。

 (6)周囲、家族の気づきで、報道によると上記事件の犯行男は度々大声を発して、爆竹を鳴らすこともあったといわれて、その男がレンタカーを借りて大量の灯油を購入したことがわかっており、犯罪性は確認できるものだった。

 昨今は個人情報保護社会で人と人、人と社会のつながりが疎遠になっており、それはそれで自己快適性もあるのだろうがその陰で犯罪が狙いを定めているとすれば、今回のような犯罪はなくならない。

 

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