(1)日韓関係元慰安婦問題が下火になったと思ったら、元徴用工問題が浮上して歴史認識問題は依然下火にならない。元慰安婦問題は米国の事情から日本と韓国前政権との話し合い解決が進んで政治的には解決したかに見えたが、その後民間団体の働きかけで日本大使館前に慰安婦像が設置されて日本政府がこれに抗議してすったもんだの上にようやく撤去されて下火になったが、韓国政府は慰安婦撤去には積極的な関与はしてこなかった。
(2)日本としては韓国前政権との慰安婦問題の話し合い解決がはかられとして、その後の混乱では韓国政府、国内問題だとして解決責任を韓国政府の問題だとして関与してこなかった。
旧日本軍によるアジア植民地支配による韓国元慰安婦は現在も韓国内に生存して生涯深い心の傷(a crack in own heart)を背負って生きているものと思われる。
政治的に解決したとしても元慰安婦の心の傷をどうなぐさめるのか、取り除くのか、生涯消えることのない歴史問題だ。
(3)元徴用工問題では、昨日会見した文大統領は日本側が政治的解決済みと主張する中で「(問題顕在化を受けて)韓国ではなく、不幸な歴史がつくり出した」(報道)ものだと日本側の歴史認識問題に言及する第三者的な発言に終始した。
韓国司法、裁判所は元徴用工訴訟で日本企業の社有財産の差し押さえを命じて、これに文大統領は司法に従うしかないとの発言をしているが、これこそは政治的解決に向けて尽力すべきことだ。
韓国大統領として国家間の外交的、政治的決着について責任を放棄する発言で、日本政府ならずとも理解に苦しむ発言だ。
(4)日本でもいまだに広島、長崎の原爆投下被害に苦しむ人々はいて、これに十分に賠償補償がなされてきたのか、被害者の身体、心の傷は生涯消えない歴史の犠牲者はいる。
日本では原爆投下国の米国と現在は強い日米同盟関係にあり、原爆被害者にとっては現在日米が同盟関係である分その苦痛は相乗性もあることが考えられる、やりきれない心の傷ともいえる。
パラドックス(paradox)として韓国の元慰安婦、徴用工問題は日韓両国が外交的、政治的解決をはかったとしても、それで被害者の心の傷として日本への反感、反発が消されるものではないことを理解するべきだ。
(5)文大統領は日韓両政府が知恵を出して解決をするよう述べているが、日本政府もすでに解決済みと主張するだけではたとえば北朝鮮の拉致被害者問題への対処法と同じで、歴史認識問題としていい方向に向かうことは期待できないだろう。
日韓両政府はともに戦争体験で国民のいたたまれない被害、心の傷を持つ国民同士でもあり、政治的以外にも戦争責任論ではない人道的、人身的、社会的心の問題として解決に向けて取り組む必要性のある問題だ。
(6)そういう意味でも日本政府は元徴用工問題で日韓政府協議の場を求めているが、消極的な韓国側も受け入れて責任を果すべきだ。
(2)日本としては韓国前政権との慰安婦問題の話し合い解決がはかられとして、その後の混乱では韓国政府、国内問題だとして解決責任を韓国政府の問題だとして関与してこなかった。
旧日本軍によるアジア植民地支配による韓国元慰安婦は現在も韓国内に生存して生涯深い心の傷(a crack in own heart)を背負って生きているものと思われる。
政治的に解決したとしても元慰安婦の心の傷をどうなぐさめるのか、取り除くのか、生涯消えることのない歴史問題だ。
(3)元徴用工問題では、昨日会見した文大統領は日本側が政治的解決済みと主張する中で「(問題顕在化を受けて)韓国ではなく、不幸な歴史がつくり出した」(報道)ものだと日本側の歴史認識問題に言及する第三者的な発言に終始した。
韓国司法、裁判所は元徴用工訴訟で日本企業の社有財産の差し押さえを命じて、これに文大統領は司法に従うしかないとの発言をしているが、これこそは政治的解決に向けて尽力すべきことだ。
韓国大統領として国家間の外交的、政治的決着について責任を放棄する発言で、日本政府ならずとも理解に苦しむ発言だ。
(4)日本でもいまだに広島、長崎の原爆投下被害に苦しむ人々はいて、これに十分に賠償補償がなされてきたのか、被害者の身体、心の傷は生涯消えない歴史の犠牲者はいる。
日本では原爆投下国の米国と現在は強い日米同盟関係にあり、原爆被害者にとっては現在日米が同盟関係である分その苦痛は相乗性もあることが考えられる、やりきれない心の傷ともいえる。
パラドックス(paradox)として韓国の元慰安婦、徴用工問題は日韓両国が外交的、政治的解決をはかったとしても、それで被害者の心の傷として日本への反感、反発が消されるものではないことを理解するべきだ。
(5)文大統領は日韓両政府が知恵を出して解決をするよう述べているが、日本政府もすでに解決済みと主張するだけではたとえば北朝鮮の拉致被害者問題への対処法と同じで、歴史認識問題としていい方向に向かうことは期待できないだろう。
日韓両政府はともに戦争体験で国民のいたたまれない被害、心の傷を持つ国民同士でもあり、政治的以外にも戦争責任論ではない人道的、人身的、社会的心の問題として解決に向けて取り組む必要性のある問題だ。
(6)そういう意味でも日本政府は元徴用工問題で日韓政府協議の場を求めているが、消極的な韓国側も受け入れて責任を果すべきだ。