(1)われわれがどういう時代に生きているのか、よく考える必要がある。ロシアのプーチン大統領が米国情報機関からロシアでのテロ計画の情報提供を受けて阻止できたとして、トランプ大統領に電話で謝意を伝えたという報道があった。
米国とロシアは戦略核兵器(中距離)削減協定を巡り、トランプ大統領がロシアが協定を守らないとして一方的に離脱を表明して、これにロシアが反発して再び核競争時代に逆戻りしたと報じられていた矢先での冒頭の米国からのロシアでのテロ計画阻止情報の提供、協力だ。ビッグニュースだ。
(2)テロ計画情報と核軍備増強戦略とは別物という割り切り、国家プロジェクトの大きさと考えられるが、ロシアにとってはありがたい米国のテロ計画情報の提供協力であり問題共有の本質のところでは大国主義の共存、共益でつながる合理主義、利益主義が大国の背景にある身勝手さも示したともいえる。
トランプ大統領のテロ情報提供といえば、まもなく始まる弾劾裁判に11月の長い大統領選に向けた対策と考えられないこともないが、とりあえずテロ計画が阻止されてロシア国内の反政府弾圧強化につながらなければ世界の平和につながる可能性もありビッグニュースだ。
(3)かっての米ソ冷戦時代では、自由主義、民主主義の米国と共産主義、社会主義のソ連とがそれぞれの思想、理念、政治体制の覇権国家として君臨支配して両陣営の権力支配を集中してわかりやすい政治権力構造を形成していた。
それぞれの陣営の分子が米国、ソ連の領海もなく活動することは考えられずに、二極化されたわかりやすい世界政治、統治体制であった。
(4)それが経済、生活向上を求める東側市民によるベルリンの壁崩壊によりソ連が解体して、米ソの覇権国家体制が崩れて革命思想は統制を失い、それに代わってテロ分子、組織が革命思想を受け継いで唯一の覇権国家の米国自由主義、民主主義にに抵抗する勢力として今日的国際テロ時代を迎えている。
現在のロシアの立場は、巨大市場の経済成長、軍事力増強の中国、米国に核兵器で抵抗する北朝鮮と革命思想を同じくしてかってのソ連つ絶対的支配力、統治力を持つものではない。ロシアは中東など友好国支援を通して上手に立ち回って国際的支持、影響力を拡大して米国と対峙する力を蓄えている。
(5)米国と対峙するロシアがその米国からテロ計画の情報協力を受けて阻止して、プーチン大統領がトランプ大統領に電話で謝意を伝えるなど、両国関係の改善など頭になく大国の合理主義、身勝手、利益主義に沿った配慮であり、情報提供の米国ともども計算尽くしの判断、行動だ。
本気で戦略核兵器削減協定を実施、実現することをしめさなければ、米国のテロ計画情報の「提供」もロシアの「謝意」も大国の「エゴ」として信頼はえられない。・
米国とロシアは戦略核兵器(中距離)削減協定を巡り、トランプ大統領がロシアが協定を守らないとして一方的に離脱を表明して、これにロシアが反発して再び核競争時代に逆戻りしたと報じられていた矢先での冒頭の米国からのロシアでのテロ計画阻止情報の提供、協力だ。ビッグニュースだ。
(2)テロ計画情報と核軍備増強戦略とは別物という割り切り、国家プロジェクトの大きさと考えられるが、ロシアにとってはありがたい米国のテロ計画情報の提供協力であり問題共有の本質のところでは大国主義の共存、共益でつながる合理主義、利益主義が大国の背景にある身勝手さも示したともいえる。
トランプ大統領のテロ情報提供といえば、まもなく始まる弾劾裁判に11月の長い大統領選に向けた対策と考えられないこともないが、とりあえずテロ計画が阻止されてロシア国内の反政府弾圧強化につながらなければ世界の平和につながる可能性もありビッグニュースだ。
(3)かっての米ソ冷戦時代では、自由主義、民主主義の米国と共産主義、社会主義のソ連とがそれぞれの思想、理念、政治体制の覇権国家として君臨支配して両陣営の権力支配を集中してわかりやすい政治権力構造を形成していた。
それぞれの陣営の分子が米国、ソ連の領海もなく活動することは考えられずに、二極化されたわかりやすい世界政治、統治体制であった。
(4)それが経済、生活向上を求める東側市民によるベルリンの壁崩壊によりソ連が解体して、米ソの覇権国家体制が崩れて革命思想は統制を失い、それに代わってテロ分子、組織が革命思想を受け継いで唯一の覇権国家の米国自由主義、民主主義にに抵抗する勢力として今日的国際テロ時代を迎えている。
現在のロシアの立場は、巨大市場の経済成長、軍事力増強の中国、米国に核兵器で抵抗する北朝鮮と革命思想を同じくしてかってのソ連つ絶対的支配力、統治力を持つものではない。ロシアは中東など友好国支援を通して上手に立ち回って国際的支持、影響力を拡大して米国と対峙する力を蓄えている。
(5)米国と対峙するロシアがその米国からテロ計画の情報協力を受けて阻止して、プーチン大統領がトランプ大統領に電話で謝意を伝えるなど、両国関係の改善など頭になく大国の合理主義、身勝手、利益主義に沿った配慮であり、情報提供の米国ともども計算尽くしの判断、行動だ。
本気で戦略核兵器削減協定を実施、実現することをしめさなければ、米国のテロ計画情報の「提供」もロシアの「謝意」も大国の「エゴ」として信頼はえられない。・