(1)20年東京オリ、パラリンピックの年が明け、主会場となる新国立競技場(new japan national stadium)で最初となる元日恒例のサッカー天皇杯決勝が行われた。観客の感想は木のいすが固く、せまいという声が聞かれた。使うごとに慣れてくるしかないが、五輪主会場として収容定員に決まりもあり設計上必要に迫られての座席スペースということが考えられる。
(2)日本の家屋、木材文化(wood culture)、豊饒な木材資源をいかした独創的な木材を使った新国立競技場ではあるが、豊富な本体工事の主要木材をどこから調達するのか、計画当初は課題ともなっていたが本体工事の木材は日本の山林木材がふんだんに使われた。
一方で基礎工事の型枠木材には東南アジア、インドネシア、マレーシアの熱帯林が多く使われて、報道によると現地からは「森を奪われた」との声も聞かれる。工事関係者からは自然環境には配慮しているという説明もあり、伐採契約がどうなっているのか、今後どういう森林再生、環境整備をしていくのかわからないが、工事計画の当初の膨大な木材調達の課題、問題は建設期限を決められた中で日本を含めて豊富で豊饒な山林資源が調達の目標となったことは考えられる。
(3)新国立競技場建設が日本文化の特徴でもある木材文化、資源につながったのは特色、象徴的、印象的ななものではあったが、今日的時代、環境保護文化、社会の中でふさわしい理念であったのか、今後の未来にわたるメンテナンス(maintenance)、木材補強、補給維持も考えなければならずに、立ち止まって考えることも必要だった。
観客から木のいすが固く、せまい感想の中で、問題の本質が見えているのか、見えてくるものもある。
(4)音楽に興味のあるものにとっては、この新国立競技場で最初にどのミュージシャンがコンサートを開催するのか関心がある。ポール・マッカートニーさんは旧国立競技場が解体される直前にここでコンサートを開催することが決まっていたが、来日してそのまま病気入院となりそのまま1度もコンサートを開催せずに帰国したことがあり(このため翌年か翌〃年にすぐに来日してドームコンサートを開催して期待に応えた)、今度は新国立競技場でコンサートの期待もある。
(5)冒頭に戻れば、新国立競技場建設の木材資材調達の影響がどうなっているのか、建設企業だけの問題ではなく国家プロジェクト相当として政府としても実態把握のうえ対策、対応、回復に協力することも必要な事態だ。
ふんだんに木材を使った日本文化、木材文化の粋を集めた新国立競技場のすばらしさの裏に「森を奪われた」ままでは文化が泣く。
(2)日本の家屋、木材文化(wood culture)、豊饒な木材資源をいかした独創的な木材を使った新国立競技場ではあるが、豊富な本体工事の主要木材をどこから調達するのか、計画当初は課題ともなっていたが本体工事の木材は日本の山林木材がふんだんに使われた。
一方で基礎工事の型枠木材には東南アジア、インドネシア、マレーシアの熱帯林が多く使われて、報道によると現地からは「森を奪われた」との声も聞かれる。工事関係者からは自然環境には配慮しているという説明もあり、伐採契約がどうなっているのか、今後どういう森林再生、環境整備をしていくのかわからないが、工事計画の当初の膨大な木材調達の課題、問題は建設期限を決められた中で日本を含めて豊富で豊饒な山林資源が調達の目標となったことは考えられる。
(3)新国立競技場建設が日本文化の特徴でもある木材文化、資源につながったのは特色、象徴的、印象的ななものではあったが、今日的時代、環境保護文化、社会の中でふさわしい理念であったのか、今後の未来にわたるメンテナンス(maintenance)、木材補強、補給維持も考えなければならずに、立ち止まって考えることも必要だった。
観客から木のいすが固く、せまい感想の中で、問題の本質が見えているのか、見えてくるものもある。
(4)音楽に興味のあるものにとっては、この新国立競技場で最初にどのミュージシャンがコンサートを開催するのか関心がある。ポール・マッカートニーさんは旧国立競技場が解体される直前にここでコンサートを開催することが決まっていたが、来日してそのまま病気入院となりそのまま1度もコンサートを開催せずに帰国したことがあり(このため翌年か翌〃年にすぐに来日してドームコンサートを開催して期待に応えた)、今度は新国立競技場でコンサートの期待もある。
(5)冒頭に戻れば、新国立競技場建設の木材資材調達の影響がどうなっているのか、建設企業だけの問題ではなく国家プロジェクト相当として政府としても実態把握のうえ対策、対応、回復に協力することも必要な事態だ。
ふんだんに木材を使った日本文化、木材文化の粋を集めた新国立競技場のすばらしさの裏に「森を奪われた」ままでは文化が泣く。