いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

トランプ大統領の2期目。 the second terms of president trump

2020-01-27 19:55:40 | 日記
 (1)トランプ大統領は1期4年で批判、反発を受けながら公約実現のやりたい放題、十分やることはやってきた、いるのだから、これからさらに4年の2期目で何をしようというのか伝わってこない。現在は11月の大統領再選に向けて活動中で、上院の弾劾裁判が始まり対応に迫られている。

 (2)トランプ大統領は民主党から「(ウクライナへの)軍事支援の見返りに(民主党大統領候補)バイデン前副大統領の捜査を要求した」として弾劾裁判にかけられているものだが、弾劾裁判への国民支持では賛成、反対が拮抗しており、ウクライナ政府を巻き込んだ政争とあっては民主党も立証がむずかしく、国民が選んだ大統領を議会が辞めさせるというのも共感、支持を集められるのか、これまでも大統領の弾劾裁判はあるが辞任が実現したことはない。

 (3)逆にその前例になった場合にトランプ大統領のフェイク追及の反抗の材料にされて、民主党は大統領選でも苦しい闘い、展望に追い込まれる可能性がある。トランプ大統領としては注目されるだけ注目されて、かえって反動としての得点(得票)稼ぎと目しているのではないのか、利用するだろう。

 (4)そこでトランプ大統領が11月の大統領選に向けて何を訴え、どうしようというのか、1期目の難民、移民規制、排除強化、米国第一、保護主義の国内経済の強化をさらに進めるとともに、中国との経済覇権争い、中東でのイスラエル擁護、イラン非核化対立、北朝鮮非核化に向けた対応の進展、完成を目指すものとみられるが、新鮮味はなく、当面は米中貿易戦争の継続に北朝鮮非核化(首脳会談開催)の取り組みに視線が集まることになりそうだ。

 (5)日本との関係は順当にいけば(安倍首相が4選を否定している)来年9月に任期末を迎える安倍首相の後継が誰になるかでトランプ大統領との関係、追随一辺倒が続くのか、米軍駐留経費の負担増、貿易通商協定の残りの課題(自動車関税)がどうなるのか見極めが求められる。

 (6)専門家の判断ではトランプ大統領が再選されることになれば、民主主義、資本主義、自由主義の危機を迎えるとの指摘は多く、国際秩序崩壊がさらに4年間くり返されるとのリスク論が充満して世界経済、政治、軍事に暗い影を落とすという危機感が考えられる。

 (7)伝統的に共和党が強いアリゾナ州で共和党離れ(報道)の異変もみられ、一方でトランプ大統領の固い岩盤支持勢力も維持しているとみられて、民主党に有力候補もみられないこともあり米国発の民主主義、資本主義、自由主義の危機は現実味を帯びている。

 トランプ大統領が2期目に向けて何を打ち出すのか、しようとするのか注目される。 

 

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