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サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

妙に納得してしまった 「綺麗なおねえさんと呑むお酒は好きですか?」第4話 感想(コミックキューン2017年11月号)

2017-10-08 | コミックキューン
                             
                     今月は「そうなんだよなあ・・・。」感が半端じゃなかった。









散々書いてるけど、
本作はコミックキューンに於ける異色作だと思う
まず、「大人の男女の大人の恋愛を描く」というコンセプトの時点で他作品との差別化が凄い
おまけに完全に男性視点なのもキューンに於いてはそれだけで目立ててる、、、気がして。
何より作中の雰囲気が青年誌のそれにかなりに近いんで、絵柄の可愛さはキューンに似合えど、
かなり新しい血をキューンに注いでくれている作品なんじゃないか?と思います
個人的にギャップ大好きなんでその意味でも読んでて楽しいですね・・・笑



のっけから笑ってしまった・・・笑


こういうあからさまなギャグとか大好きなんですけど(笑
個人的に、この漫画が面白いのは日吉くんの存在も大きいと思うんですよね
月沢さんも勿論憧憬を抱くのも分かるほど可愛くて最高なんですが、
日吉くんのいかにも男子男子しちゃってる行動や気持ちに対する共感の度合いが半端なくて笑
もう冒頭の「断られたら傷つくだろ」の時点で頷きまくっちゃってヤバかったですね・・・。



カワイイ(笑)


もうね、
この表情も、こんな表情になっちゃう心理も分かり過ぎて!!(笑)。
この作者さん、作者名は「いづみみなみ」と女性っぽいんですけど、
正直なぜここまで男の気持ちが分かるのか?とかなり唸らされてしまいますね
いや、もう、人間描写力高すぎでしょ!って読んでてつくづく感じてしまうのが個人的な本音ですね
これほどまでにリアルな「男」を描けてる作品も早々ないよなあ・・・って思ってしまったくらいに。

また、お誘いを掛けるまでの描写が半端なく生々しい笑
電話のボタンを押す手の震えも、
送信してしまった後の動揺する描写も、
その後妙に達観してしまう日吉くんの心理面も
何もかもがリアル過ぎて読んでて楽しさしかなかったですね
かつてキューンでここまで「男キャラの動向を追うのが面白い」作品なんてあっただろうか・・・?
とか、そんな事すら思ってしまいました。日吉くん、めっちゃ可愛いぞ!笑





ただ、実際に坊主バーに行って一緒に飲んだ後の日吉くんの描写はかなり哲学的なものがあった
坊主バーの店員さんの云う通り、男子は自分を卑下して女性を神格化してしまう癖があります
そこを突かれて痛がっている日吉くんの描写がまたリアルで良かったんだけど、
正直それってほぼほぼの男子が抱えている悩みだったりもするんですよね・・・笑
「同じ等身大の人物として接したときにやっと現実になる」
読んでいて「なるほどなあ・・・。」ってしみじみ感じてしまいました
これが中々出来なかったりするんですけどね。

でも、日吉くんにとっては最高のアドバイスだったと思う
日吉くんは等身大どころか犬化までして完全に対等ではないですもんね(笑
お坊さんの店員の語る言葉の一つ一つに何とも言えない「説得力」のようなものを感じてしまって、
その意味でも「そっかそっか、、、。」と唸らされてしまった4話目でした
想像してた以上に哲学的かつシリアスな雰囲気だったので「こういう作劇も出来るんだ!」と、
ギャグやシュールに加えてまた一つ新しい引き出しを見せてもらった気分でした
お坊さんの言葉を受けて考え込む日吉くんのモノローグもまた良い味出してて、
「これから」の彼の頑張りに期待したくなる・・・という意味でも良好だった話数に仕上がっていました
やはりどこまでも気になる漫画ですね、、、次回はセンターカラーなのでそれもまた楽しみです!










なんというか、
この回で描かれた心理とか、
語られた言葉とか、相当心に残る感じでした
何なら日常に活かせそう?とすら思ったくらいに
単行本がいつになるかは分からないけど、出たら絶対に買おう!と思いましたね
日吉くんがもっと自然に月沢さんに寄り添えるように、いち男子として応援していきたいですね。
オチもまた男の心理をよく捉えている身も蓋もないオチで素晴らしかったです(笑)。
月沢さんのおっぱい、最高ですもんね。


しかし坊主バーのメニュー、男子中学生が喜びそうですね・・・!