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サブカルチャーマシンガン

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悲劇への序曲 DINER 第12話「Innocent Prayer&Silver bullet⑨」 感想(ヤングジャンプ2017年48号)

2017-10-26 | DINER
                            
                            またやべー奴が来た。









スカルチップ・・・
鋭利な刃物を大量に口に含まされ、
その上で顔面を思い切り強打される。。
その末に待っていたのは、正に地獄絵図
口内どころか、口内を飛び出して頬も舌も目玉も突き破ってしまう正に大破損状態である
もう完全に顔面崩壊してしまったスラッジの表情を見て正直ゾッとしてしまった
ある意味初回のカウボーイ以来の衝撃でした。





今まではカナコが被害を受けていたが、
一転してカナコがスラッジを殴る側になってしまった
ただ、顔面崩壊するのが分かっていて殴れる勇気はカナコには無かった
ある意味自業自得というか、他人を劣悪な手段で貶めようとしてた訳だから当然の報いではあるのだが、
流石に顔の原型が崩れるぐらいにグチャグチャになってしまう・・・のはトラウマもんでしょう
正直この漫画ほど「青年誌で良かった。」と思える漫画も他にない
(今のヤンジャンだと凜チアも青年誌じゃないとダメな漫画でしょうけど)、
ルール上、確かに刃物いっぱい詰め込んで思い切りぶん殴る、、、というのが提示されてはいたけど、
まさかそれをきっちり遂行してしまうとは・・・という物凄い衝撃性がありました

あんなに顔面グチャグチャにされたんじゃ堪ったもんじゃないというか、
最早化け物の域にすら達してしまったな、、、と
その前に、
人間一人の面の皮をそのまま剥ぎ取ってカムフラージュに使ってた時点で恐ろしいものがありましたけどね
ここまで息を吸うように人が死ぬ(しかもすべて残虐な手段で)作品も早々無かったと思う
そりゃカナコも号泣するわ。。って同情すらしてしまう話数でした

ただ、今回殺された面々は、
はっきり言って下衆そのものでしたから、
殺されても文句の云えない面々でしたけどね
本当に怖いのは、きっと来週。。なんだと思います。





顔面をグチャグチャにされたスラッジが、
起死回生の一撃で一般人であるポロンの娘を目覚めさせる事に半ば成功する
殺し屋の現場を見る=口封じのために殺される・・・なんで、
今までポロンがやって来た努力もすべてが無駄になる
何よりも、
何一つ悪い事をしていないただの無垢な少女である
それが首ちょんぱとか顔面殴打あたりで殺されるかと思うと、、、
想像するだけでショッキングではあります
ポロンが死ぬのも確定的なのか?
それとも?
そして、主人公であるカナコはどういう行動に出るのか?
これほどスリリングな展開も早々あるまい
あまりにも面白過ぎてこんな話を考える平山氏もあんなインパクトのある絵を描ける河合氏も神の様に思えてきましたけど(笑
取り合えず、カナコが命を懸けて頑張った末に「何か」は残って欲しい・・・!と個人的に祈っております
ポロンの怒りに満ちた表情も印象的でしたが、“悲劇”と銘打たれてただけに、
やっぱりとんでもないバッドエンドが待ち受けているんでしょうか。。

しかし、初回のチェーンソー男と言い、
ギデオンといいこの漫画の始末人はやべー奴ばっかですね・・・笑
馬鹿みたいな感想かもしれませんが、「一般人で良かった・・・!」って実直に感じてしまいました
ぶっちゃけスラッジみたいな状態になったら例え奇跡的に助かっても自殺したくなるわな。
だって顔がもうグチャグチャで人様に見せれる状態じゃないんだもの。
とんでもない漫画だわ、良い意味で、改めて。










しかし、
今考えるとカナコは限られたヒントでよくあそこまで頑張れましたね
ギデオンにとっては例えカナコが息絶えていても単なる「娯楽」に過ぎなかったんでしょうね
カナコには力強く、逞しく生き続けて欲しいですね・・・・・
そう願わざるを得ませんわ。尚、次週は巻頭カラーです!