「ここにいたければ笑っていろ」と
鬼が言っていた
酷い話だが、
最近は何をするにも妙な罪悪感と息苦しさを感じていた
いつの間にか決められている(と、思ってしまう)ルールと、
不意に、意図せず他人を傷付けてしまう、もしくは意図的に背信的な行動を取ってしまう
そんな自分自身に疲れて結構色々な事を諦めかけてたんですけど・・・。
そんな中、ちょっと前の曲ですがこの「keep me keep me keep me」という曲に大分助けてもらっていた
静かで淡々としていて、シンシンと降る雪のような、そんなイメージの楽曲なんですが、
兎角、歌詞の一行一行が心に残る印象の曲でじっと聴いているだけでも胸を打つものがある一曲に仕上がっています。
間違いは持ちきれない
償いは置く場所がわからない
本当は誰も悪くないと
誰かが言っていた
個人的に、このフレーズが凄く好きで・・・
結局、他人から見えている自分は他人の目に映っている自分のような何か、に過ぎなくて
自分だけはその意図だって純粋な気持ちだって本音だって十分理解してあげられるんですよね
その逆も然り、自分の目に映る他人だってその姿がその人のすべてではない
そう考えると、
本当のところ本当に悪い人なんてどこにも居なかったりするのかもしれません
少なくとも、自分だけはそんな自分を理解してあげなければこの先やっていけないんじゃないか、と思う。
目を開けたら選ぶことがあまりに多すぎて
寄せては返す狂気の樹海で
帰り道がわからない
ただ、世の中には決して自分が理解し得ない「何か」も確実に存在していて、
そういう中に自分の身を置いていると途端に息が苦しくなってしまう
純粋であれば純粋であるほどそのギャップに傷付いてしまう
この曲は・・・、
なんというか、
かゆい所に手が届くというか、
正直そう感じる自分の心も、要領がいつだって悪い自分自身も、ある意味日常茶飯事的な物事でしかなくて
そういうものに痛みだとか、そういう形容に近いものを感じているのなら響いてくれる楽曲じゃないかな、って思います
ゆったりとしているけれど、ちょっとホーリーな感触もあって、その毛布のようなメロディに身を任せてるだけでも気持ちが良いですね。
もうだめだと思ってるとしても
ただ、一番グッと来るのはこのフレーズですね
所謂「負けるな」「頑張れ」「諦めるな」とはまた別の云い方で、
足掻く力をくれるフレーズというか、ふとした時に脳裏に過ぎったりしてくれるのが良いです
正直な話、自分を本当の意味で許せるのって結局自分だけなんだよなあ。ってのをこの曲を聴いてると強く感じますね
本当は誰も悪くない――――――――。それこそがある種の純然たる真実なのかもしれません。救いでもあり、残酷でもあり。