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束の間の日常。/DINER 第49話「Sandra's Berry&Geisha MURCIELAGO㉓」感想(ヤングジャンプ2018年41号)

2018-09-13 | DINER
                             
                            帰って来たカナコ。








散々嫌な目に会ったこの場所に安寧を感じてしまう・・・のも皮肉な話ですが、
しかし個人的にはカナコの気持ちも分かるような気がする
船では常に死と隣り合わせだった、
散々苦しい思いもした、
だからこそ、ある種「いつも通り」が沢山詰まったこの場所に一時安堵する気持ちを覚えたんでしょう。





冷静になって考えると、
人間は常に殺伐とした気持ちで生きていけるものなんでしょうか?
所詮人の子は人の子、どこかに「癒し」がないととても生きては行けない生物、だとも思う
だから、その意味ではボンベロにとってカナコの存在はある種「救い」でもあるんだろうな・・・って個人的には感じました
まあ、「菊千代を助けてくれたから」っていうのも本音っちゃあ本音なんでしょうけど。

ただ、正直久々にボンベロのサド具合が炸裂してカナコが困ってる(?)様を見ていたら、
ある意味読者的にも「そうそう、これだよ!」っていう妙な安心感がありました
以前、コメントでこの漫画好きな人は少女漫画好きそう、って
そんな風に言われたんですが、
今週のダイナー読んでたら「確かに・・・。」と妙に納得してしまいましたね(笑
カナコに冷たく当たりつつ、内心は感謝してたり守ってくれる、、、ボンベロ様の王子様っぷりに胸がときめきました。





しかし、
先述の通りそれは様式美的なアレではなく、
常に過酷な状況に身を置く立場としては当然の欲求なのではないかなって感じもするんですよね
冷徹でありながら、どこかで人の温かさも求めている・・・それもまたリアルなんじゃないでしょうか
そして、菊千代ちゃんが無事に生きてた事には自分が思ってた以上に嬉しく感じてしまって笑
なんか、
今見ると「可愛い。」とすら思えるし、
なんだかいとおしく感じられるのが非常に良かったです
出来れば、ボンとカナコと菊千代でこういう風に笑える日常がずっと続けばいいのにな・・・。とか、
不意にそう感じてしまったくらい今週はまったりした良さが滲んでいたと思います。
なんだかんだで優しいボンベロ様、最高です!笑










ただ、そんな平穏も一週間で終わってしまう模様(泣)。
ボンにいじめられるカナコとか、怖いけど可愛い菊千代とか笑
初めて?と言っていいくらいこの漫画に癒されてたのに~、と思いつつ
次の悪夢はそれはそれで楽しみだったりします(どっちだよ!)。