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衝撃の事実。/セメルパルス 第三話「堀内孝治」 感想(コミック百合姫2020年3月号)

2020-02-08 | 荻野純









壊獣の中には常に人間が居て、
壊獣を滅する=こちらの世界の人が死ぬ、という事らしい
これはいわゆる・・・「全体か、個人か。」って選択ですね
一体滅すると誰かが死んでしまう、その周りの人たちが悲しむけど、
そもそも奴らを野放しにしていたらこの世界自体が終わってしまう・・・というジレンマですね
どっちを選んだとしても“悲哀”が生まれるのが非常に辛い物語を紡いで来ましたな~という印象です。







途中までは、
結構順調に進んでたように思う
個人的に友達の出来方に関する一連のシーンが良かったですね
そりゃそうだ、友達って意図的に作るもんじゃなく、
自然となってるもんだわな
けっこう耳が痛いセリフだったりもしたんですが(笑
でも、そういう友達が出来て、この世界が壊されることが怖くなった
イコールよりこの世界を「自分の手で」守りたくなった・・・というのは良い流れだったと思うんです
その前のアストラル体についての説明も今後に於いて重要な要素になりそうな気もするし。。
ここまでは良い意味で王道のヒーロー劇を展開していたように感じてました。
モチベーションUPの描写をスムーズに描いているな、という。







そんであのオチだったから精神的には辛いよな、って思う
どういう原理でそうなっているのか・・・というのはまた次号以降説明が入ると思うけど、
今はっきりと分かってるのはどちらにせよ誰かの人生が終わる選択をしろ、という事で
ある意味シビア、、、というか全員幸福には出来ない、という現実的なテーマになって来たように感じました
理論的に言えば、犠牲にする人数の規模が段違いなんで、それでも壊獣を滅する~という方向性になりそうですけど。
まあ実際滅しなければこの世界そのものが終焉を迎えてしまうのは事実ですから
でも、
そう頭で理解していても、
はっきり言って理屈で割り切れる事では絶対にないですから、
その現実と理想の狭間で苦しむ未来が視えた気がする3話目でした
もし、その犠牲になる人間が、今の友達だったとしたら・・・?って問題も出てきますよね
分母の違い・・・とは言っても、そもそも天秤に掛けられるもんでもない、って気もする
その関係者にとっては、その人が世界のすべてだったりもするので。
凄く気になる引きで終わってしまったので、
4話以降どうするのか、、、が気になりますね
罪の意識を背負いながら戦ってゆくのか、それとも・・・。