サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

本当に心に残るもの。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第7話 感想(ヤングジャンプ2020年12号)

2020-02-20 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女








うん。
本当に心に残るものって、案外些細な事だったり、さり気ない事だったりしますよね
その人の何気ない仕草だったり、ふとしてくれた事だったり、そういうものの集合体だったりする
そういうものを「もう一度味わいたい。」って気持ちが生きる活力に繋がったりするし・・・
よしんば、それが叶わなかったとしても、思い出っていうのは一生ものですから。
ただ打算だけで生きてる効率的な人生よりももっと豊かなものをくれる
本当は、
客観的に見ればそんなに必要ないであろう余計な記憶がふと自分の心の支えになってくれたりもする
「そういうもの」を、栄逢さんが学べてホントに良かったと思うし、
個人的には文句の付け所のない完璧なお話だったと思います。

こういう話を、こういうご時世に描く「意義」は本当に大きいと思っていて・・・
そういう意味合いでも思ってた以上のメッセージ性に満ち溢れていて満足度の高いエピソードでした。個人的に。







その前に、
ラブコメのオードブルだったギャグの応酬も正直面白かったです・・・笑
栄逢さんは所謂無表情系のキャラだけど、無反応を突き詰めることで、
ここまでツッコミどころに困らないんだ、という感動がありました
そんで、
やっぱ恋太郎のツッコミが色々な意味で前衛的でいちいちツボにハマりますね
ぶっちゃけコーヒーカップのとこはちょっと声に出して笑っちゃいましたね
割と置きに行ってる、というよりは
攻めた笑いになってるのでその辺がネックなんですが
好きな人はとことん好きな作中観だと思います・・・でもアニメにするのは難しい気もする(笑
いや、案外アリな気もするけど。
個人的に「最効率を突き詰めてからに」「それただの民家じゃん」「人が人である意味!!!」あたりもツボでした
なんか自分的にやたら癖になるんですよね、、、ま、癖自体強いギャグですが。
でも、そこがオリジナリティがあって好きです。受け入れられて欲しい。







でも、
やっぱ1番良かったのは最後の恋太郎の行動かな。
正直、かなり巧い・・・彼女の本音を引き出すには最適の方法だったように思う
もし、自分が彼女の立場だったとしても、絶対に写真を燃やされるのを阻止しただろうし、
栄逢さんの気持ちもよく分かるんですよね
合理性を目指すには不必要、
でも、
目の前で「思い出」を燃やされそうになったら、やっぱりどんな人間だって止めると思う
止める、という事は、大なり小なりある程度の「思い入れ」があった・・・という事で
マジで巧い、そして、本音を引き出す為にはベストな方法でしたね
その上で、
この行為もこの日の思い出も、
「これから」の彼女の人生に於いては“必要”だったと思える、
そう素直に感じられるエピソードに仕上がってたのが素晴らしかったですし、
純粋に恋太郎の人間性が素晴らしすぎて彼自身にも惚れ直してしまったようなワンエピソードでした
正直、これだけ伏線を上手く使った巧妙なお話を描いているので是非人気を博して欲しいです
それだけのポテンシャルがこの作品にはある・・・と信じています

何より、
合理性を謳っていた栄逢さんが、
押し殺してた人間性を見せる、解放させられる、
その上で魅せた素敵な表情の数々が堪らなかったし、
なんだかんだ恋太郎とのデート楽しんでた栄逢さん可愛いな・・・!って強く感じてしまいました(笑
なんかそういうとこも人間くさくて好きだなあ、とか、そういう気持ち分るなあ、とか、
意外とキャラが人間くさいのもまた本作のアピールポイントのように思いました
本当は、栄逢さんもここまで自分の為に頑張ってくれた事が嬉しかったのかもしれない。
そんな今週はちょっと泣きそうになったくらいに良かったですね
そんで、
栄逢さんはかな~り人気出そうなキャラな気もする・・・笑
パイスラも最高でした







しかし、
今から栄逢さんの事を羽香里、唐音、静たちにどう紹介するのか楽しみ(笑
この漫画はそれを「ギャグ」で済ませられる下地があるのが強みですね
でも、
キャラ間で 生まれた感情は全部“本物”である・・・というのが何よりの強みだと思います
個人的に恋太郎も可愛く思えるので、来週の水着回めっちゃ楽しみです・・・!!特に羽香里が

ひとまずアンケは巻頭カラー狙いで毎週出します。このクオリティなら勝負出来る。