サブカルチャーマシンガン

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気にして欲しい。/アクタージュ act-age scene102「狙い」

2020-02-24 | アクタージュ









まず、陸は自分の役者としての評判を落としてまで、
夜凪ちゃんが「凡人の演技」をする事を防いだ
それがまず凄いと思ったし、
陸のセリフにも感情移入出来て素直に良かったと思う
何より、「あの後の」演技の素晴らしさは読者が一番分かってるので、
例え作中で陸がバッシングされたとしても読者があの演技の価値を分かってればそれでいいかな、と
そりゃ自分の身を切ってまで自分のプライドを守ってもらったら泣くのも分かるし。

ただ、墨字さんが陸の価値は十分に理解していて、墨字さんの中での壮大な青写真も明かされました
あの辺は物凄くスケールの大きい少年漫画みたいで(ま、少年漫画なんですけど笑)、
かなり読み手をワクワクさせるものがあったと思います
墨字さんは、
夜凪ちゃんの存在が色々なスターを惹き付ける事を織り込み済みで、
今まで行動してたんですね。。
そう考えると、
よっぽど夜凪ちゃんのポテンシャルを信頼してないとそういう事は出来ない
だからこそ、先週あそこまで花子さんに激昂したのかな・・・って思いました
そして、そんな作品を是非見てみたい(読んでみたい)と感じさせる辺りは流石のものがありました
ようやく、この漫画の集大成となるポイントが見えて来たような、そんな印象でしたね。







一方で、
千世子の心境も改めて語られたのが今週です
千世子は、純粋に夜凪ちゃんの演技に魅せられた自分が悔しかった
そして、夜凪ちゃんが嫉妬する先に、意識の先に自分がいないのが悔しかった・・・
つまり、最大のライバルとして気にされたい、、、という感情があった。という事です
ポピュラリティに関してはまだまだ千世子が勝ってるのに、
そこまで想うあたりがストイックな千世子らしい

千世子は、
この舞台で、羅刹女で、
本気で「もう一度」叶わない、届きたい相手として自分を意識させるつもりだと思う
夜凪ちゃんを超え、夜凪ちゃんに勝ち、圧倒的な「何か」で魅せ付ける
それは彼女のプライドであり、
純粋に夜凪景という女優が好き・・・という事の裏返しだと感じる
この人となら、切磋琢磨出来る、、、っていう気持ちがあるんでしょう
素直に悔しいと感じる気持ち、
そして、
自分だけこんなに意識している現状に関してのフラストレーション。
を、一気に爆発させるのがこの舞台なのかな、と思っています
夜凪ちゃんの羅刹女とは違う、
ポピュラリティも、
迫真も、
両方含んでいるニュータイプの羅刹女。。が、観られそうで、来週以降の千世子にも期待です・・・!