サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

SHISHAMO「シーズン3が終わっても君の隣にいたかった」@Zepp Tokyo 20.1.25

2020-02-05 | LIVE
今年初ライブでした。








去年末、
自分にとって大切な曲「私の夜明け」をライブで初めて聴けて、
思わず泣いてしまったんですが、この日も「私の夜明け」演奏したんです
そしたら、その時よりも強く泣いてしまって・・・自分でもビックリしました
一度聴いて泣いた曲って二度目聴くと泣かなかったりするのが普通なんですけど、
この曲に関してはやっぱり相当自分の中で響いてるのかストレートに涙が出ました
それは、
自分の中の感受性の限界をまた一つ突破したような素晴らしい音楽体験でしたし、
ニューアルバムの新曲群もいちいち素晴らしくて何度も唸ってしまった会心の一夜でした。







一曲目は12月と同じ「真夜中、リビング、電気を消して。」っていう、
要約すると、何かを失っても、他の何かで人間は満たされる~そういう内容の歌で
この曲もまた今の自分の心境に似合っていてかなりいい具合に聴けました
コミカルなポエトリーリーディング風の「ひっちゃかめっちゃか」も既にめっちゃ盛り上がっていてご機嫌な気分
この2曲は固定だったみたい?でニューアルバムの曲なのに早くも定番曲並みに馴染んでて最高でした
格好良くキメる「ねぇ、」
ほんわかとポップに「あなたと私の間柄」とガンガン・・・MCも少なめに曲を演奏していく
この曲はCメロの切迫感が真に触れている感じで聴いててジーンと来ました。

で、
やっぱりライブだと更に化けるなあ。。と感じた「ハネノバシ」、
最後のアウトロの朝子さんのギターソロが格好良すぎて聴いてて痺れてました
本当にどこまでも飛んでいけるような高揚感があって実に素晴らしく響いてたと思います
定番の「タオル」を挟みつつ、
今ツアーで久々に?固定曲に組み込まれてるっぽかった「生きるガール」、
この曲は去年よりも明らかに仕上がっていてリズム感がより増してる印象でした
聴きながら、最後の方でヘドバンしてしまったくらい(笑
ノリノリで聴けたのでこの曲もまた個人的なハイライトでしたね
ま、別に全然明るい曲ではないんですけど、逆にこういう歌詞であそこまで盛り上がるのも凄いと思いました
この曲の歌詞もネガティブとポジティブが表裏一体化していて近年の自分には似合うんですよね。

「君の大事にしてるもの」相変わらず独特のドラマ性に心惹かれます
そして。去年の1月以来に聴いた大好きな「あの娘の城」!やっぱこの曲のギターリフ格好良い~!と感じつつ、
この曲の張り詰めた切迫感は聴いててクセになるな、、、と改めて感じたりもしてました
正直、
会場も同じゼップ東京だし、ツアーも同じツアーだし、あんまセトリ変わらないかも?と思ったりもしてたんですが、
自分の予想以上にセットリストがコロコロ変わっていてそれが個人的にすっごく嬉しかった。。し、
改めてSHISHAMOというバンド自体が好きになったりもしましたね
実は、(シシャモの)同じツアーに2か所参加するの自体初めてだったんですよ
だから、ここまでセトリ変えてくれるんだ!的な喜びがありました


以前から感じてたんですけど、
「BYE BYE」、音源でも最高ですが、
ライブで聴くと迫力が半端なくてヤバいですね
オルタナティブな音像、ささくれだった雰囲気、バッキバキのロックモード・・・と
シシャモのロックバンド然とした部分が凝縮されていて物凄い解放感が(歌詞を含めて)ありましたね。
この曲も間奏の朝子さんのギターがめっちゃ鋭角で堪らない気持ちになってました
その上でポップに弾けるサビもまた快感で本当シシャモの「武器」の一つだな、と再確認。

「あのね」もかなりシックな仕上がりで気持ち良かった
特にラスサビ前の切実に歌われるパートが感情籠ってていつ聴いてもグッと来る
と、思ってたら、
「ほら、笑ってる」が来て・・・
本当の事言うと、この時点で既にちょっと泣きました
この曲聴きながら、この曲はたまアリのワンマンでもちょっと泣いたんですけど、
何故ここまでこの曲が好きなのか・・・という事をずっと考えてて、
まず第一に純粋にメロディが好きなんだな。という事に気付き、
その上で、
やっぱりどん底から這いあがるような、
今の時点で経験した大切な「何か」に想いを馳せるような。。
そういう泥臭い歌詞が心に響いてもう一度ちょっとだけ涙が出てしまったのかもしれません
それと、この曲めっちゃ大好きなんで、演奏してくれた事自体に感動してたのかも。
この曲の「大好きさ」では他のシシャモファンに負けない!って妙な自信があります笑
透き通るような朝子さんの歌声も素敵で最後の最後まで浸ってました。


元気いっぱい、ロックバンドらしくエネルギッシュに「明日も」、
この曲はやっぱりスケール感が大きいのに歌詞がマニアックな、陰キャっぽい部分が強くて、
聴いてて純粋にパワーを貰える印象で何度ライブで聴いても感動します
定番曲なのにいちいち感動してしまうのは、
歌詞がロール感にあふれてるからなんでしょうね。

「あ~あああ~」のレスポンスも楽しい「量産型彼氏」も楽しかったし、
久々の「好き好き!」もガーリッシュモード全開でとにかく聴いてて楽しい
と、同時に別に好きって恋愛に限った事でもないのでレビュアーとしても共感してしまう
更に、もっと泥臭さ全開の「OH!」で盛り上がり、
流麗なギターリフが鳴り響く「君の隣にいたいから」と出色のシングル曲を連発
この曲、歌詞がシンプルなようでいて、結構多面的に捉えられる余地もあって、
この日もまた凄く良い感じに解釈しながら聴いてウットリしてました
何気に胸を熱くされつつ、
最後は祈りの要素も感じた「曇り夜空は雨の予報」で美しく終了。
本編の最後が新曲で終わる、っていうのは今のシシャモで勝負してて凄く良いな。と感じましたし、
また新しいシシャモの魅力が出ている楽曲で今から新譜を聴き込むのが楽しみにもなりました
絶望の中で、それでも前を見ているような・・・そういう雰囲気を感じました。
ありがとうございました!





真夜中、リビング、電気を消して。
ひっちゃかめっちゃか
ねぇ、
あなたと私の間柄
ハネノバシ
タオル
生きるガール
君の大事にしてるもの
あの娘の城
BYE BYE
あのね
ほら、笑ってる
明日も
量産型彼氏
好き好き!
OH!
君の隣にいたいから
曇り夜空は雨の予報

私の夜明け
許してあげるから
恋する






で、
「私の夜明け」・・・。
まあ、泣きました。
結構、この時、、、っていうか、今も、ですけど、
色々去年末から考えてることがあって、モヤモヤした内容で、
それもあって、熱演だったのもあって、聴いてて目頭が熱くなってしまって。
この曲だ、と分かった瞬間、「二度目だから今度は泣かないかな。」って余裕があったんです、実は。
でも、不思議と、聴いてる内に素直に泣いてしまっている自分が居て、相当驚きました
やっぱり、この曲の雰囲気だったり作中観が好き過ぎるのかもしれない。。と思いつつ、
何度聴いても「私間違っていないはずなのに」の部分で泣いちゃうんですよね
それと、
後半のコーラスワーク含む救われるような雰囲気でもうガッツリ泣いてました
最後の「歩いていける」も生で聴くとヤバすぎる・・・
シシャモ最高だな。。と思いつつ、
やっぱり自分このバンドに救われてるわ。とSHISHAMOへの想いを再確認した一曲でもありました

この曲って物語調の曲ではなく、物凄いパーソナルな、ポエムのような楽曲で
シシャモの中ではきっとかなり異色な曲なんで、この曲が1番好きなんです。となるのは、
本当は宜しくない事なのかもしれない
でも、こんな短期間で2回も泣かされた時点で、この曲への想いが高まらざるを得ないのもまた本音
元々レア曲ですし、このツアー終わったらしばらく生で聴けないかもしれませんが、
それでもこのツアーで2回も大好きな曲が聴けたこと、
そんで2回とも涙した事は自分の宝物です。

シシャモの皆様に心から感謝。。

朝子さんの事ばっかり書いてますが、
松岡さんのムーディなベース、
吉川さんの力強く迫力満点のドラミングもまた素晴らしかったです
メロディアスで切ない「許してあげるから」、
最後の最後の演奏されるとテンション爆上がりな「恋する」と終わり方自体も良かったと思います
個人的には、ああ馬鹿な私、、、の部分でいつも感情移入してしまう楽曲で、この日もそこがピークで気持ち良かった
全体的にアットホームであったかい、でもきちんとロックンロールバンドしてる演奏力も光った最高のワンマンでした。
心に残る場面が多かったライブなので、これも映像化して欲しいくらいでしたね(笑
でも、全部のライブが映像化される訳もないので、
こうやって記述して残す事にします。
今年も、追い駆けます!!






そうそう、
MC省いてるのは、楽しいし最高ですけど、
基本音楽至上主義なので楽曲中心に語りたい~という想いがあるからです
そして、ニューアルバム&たまアリBDは既に購入済みなので、またタイミングを見て感想も投下したいですね!
SHISHAMOのライブは行く度に熱く語りたくなるから堪んないですね(笑)。