サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

LUNKHEAD「TOUR 2022 “リノセント”」@千葉LOOK 22.9.10

2022-10-29 | LIVE










先月の10日にランクヘッドのライブに行きました。








実は、
「AT0M」以降、
「家」を除いて全部の作品のリリースツアーに足を運んでいます。。
我ながら何気にしつこくランクヘッドのファンやってるな~って思いますね
でも、
未だに良いからね
ちなみに「家」の時は恐らく他の用事などとバッティングしてて行けなかったんだと思われる
「スターマイン」とか「シンフォニア」とか「僕たちには時間がない」とか大好きだしね。
そもそも、
初めて観たのが「プルケリマ」の時だったんで、
そう考えるとあと数年で❝初めて観てから20年経つ❞んですよね・・・
ホント、
自分の世代のフラカンだわな。
ちなみに、そのフラカンも小学生の頃TVとかに良く出てて、
まあフラカン自体が世代の範疇と言えば範疇なんですけど(笑)。
年齢的には勿論ランクヘッドのが近いですけどね。
ただ、
いまだに泥臭く熱く転がってるランクの姿を見て奮い立って刺激を受けるのが、
ライフワークみたいになってる部分はあるのかもしれないです
今ランクを好きな人はやっぱり「何か」を諦め切れない人が多いんじゃないだろうか。たぶん。










千葉LOOKは約5年ぶり(!)に来訪しました。
・・・・・本来であれば、
有観客ライブが再開し、その直後に参ってお金を落とさなきゃいけないハコだったんですが、
しかし自分はどちらかと言えば嘘が付けない、忖度が出来ないタイプの人間なので、
中々趣向やタイミングが合わなくて、、、
もっと言えば、
チケット抽選外れたりもあったかな(笑
なのでこんだけ行くのが遅くなって申し訳ない想いも正直ありました
このライブハウスは自宅から最も近いライブハウス(ホールだとまた別だけど)であり、
その分たっくさんの想い出が詰まっていて。。
 でも、
ようやく趣向&タイミング諸々がフィットして来れた~という事自体が嬉しい!って感情もありましたね
ちなみに今後も行く予定が幾つかありますので、それらもまた楽しみだったりします♬


一曲目は「下北沢」から。
この曲は予想してました。
初日とは思えない盤石の仕上がりっぷり!に加えて、
超久々にLOOKで観るランクの姿も感慨深くて早速感情が高ぶっていました。
そこから初期の名曲「プリズム」という堪らない構成で聴いてて笑みが止まらない。
切なさ入り混じる歌詞にセンチメンタルを刺激されつつ、
続く「十六夜の月の道」というチョイスがまたそれを更に爆発させてくれてすこぶる感情移入が出来ました。

そして、再び新譜モードへ。
「繋ぐ」は昔のランクヘッドのシングル曲っぽいなあ~と生で改めて聴いて感じたり、
続く「スパイス」は歌詞のテーマが大好物なので、兎に角ノリノリで、
ウッキウキで飛び跳ねたりして聴いていましたね(笑
メモ帳にヘドバンって書いてあるのできっと好き過ぎてヘドバンしたんでしょう。
公式ブログで書いてた通り、
確かに出たばっかりの楽曲たちなのに他のお客さんの反応もかなり良かった記憶があります
ギターの山下さんもMCで「ツアー初日やで!」って言ってましたね♬

櫻井さんのドラミングが楽曲に寄り添っていた「ふわり」、
往年の定番曲かのように盛り上がっていた「ざわついて、いる」、
そして・・・
名曲「シューゲイザー」では聴いていて泣きそうになりました。
泣きそうになった=泣いてはいない、という事なんですが、感情を揺さぶられたのは事実です。
具体的に書くと「案外まだ僕ら走っていける」の部分で泣きそうになってました。
それは、
私生活の事であったり、
未来に向けての事だったり・・・
正直、
「信じていたい。」という希望的観測も加味して涙腺に来たんだと思うけど、
そういう瞬間のお陰で今も踏ん張ってられる。と想うと本当に尊い時間ですよね・・・。
加えて、8月よりも精神的に好転してたのも泣きそうになった一要因だったかも。


代表曲「夏の匂い」~からの(アカペラの部分は何度聴いても良い)、
「サイダー」っていうマニアックかつ構成的に堪らない流れもまた粋で素晴らしかったです
そういえば、この時は9月中旬と言えどまだまだ暑かったのでそういう意味でも季節感あって良かった。
そこから、
音数少ないアレンジが生で聴くと視覚的にも楽しかった「夕」、
渾身の歌唱が胸に響いた記憶がある「コタン」、
そして、
「スポットライト」は確かにランクヘッドらしくない・・・
ギターロックではなくエモロックバンドみたいになってそれがまた新鮮で良かったですね!
歌詞もストレートでドラムのカウントから始まる演出も王道っぽくて意外と❝化け❞を感じた一曲でした。

新鮮と言えば、
「ENTRANCE」、力強くて男らしい爽快感があってガッツ溢れる出来で最高でしたが、
スキャットも取り入れててそれがまた良い意味でランクっぽくなくて非常に新鮮な仕上がりでしたね♬
そこからの「スターマイン」。。
もう、
底抜けに盛り上がってました(笑)。
そもそも、スポットライト~ENTRANCE~スターマインって流れ自体が素晴らしいものがありました
以前もこのLOOKでスターマイン聴いて爆上がりした記憶があるのも手伝って、
それの再現、、、否、
それ以上のハイボルテージっぷりに完全に骨抜きにされて踊り狂ってました
また、サビの最後の歌詞が切なげなのも最高でセンチメンタル爆弾が落とされてもう恍惚でしたね!
正直、リリース当時よりも今の方が時代性に合ってる気もしましたが・・・個人的に。
それと、改めてこの曲特有の振付で踊るのもあまりに楽しすぎましたね(笑

ドラマチックな歌詞が胸を打つ「ナハトムジーク」、
間奏のグルーヴ感がまたハイパー感マシマシで燃える出来栄えでした。
そして、
割と近年の曲なのに、
最早ランクの往年のアンセムの一つになりつつある「アウトマイヘッド」ではひたすらに飛び跳ねてました
能動的に自分で自分の機嫌を取ろうとする歌詞も今の自分にはフィットしていてノレたのも大きい。
この曲の時もテンションが極まっていたんですが、
そう考えると、
ランクヘッドのライブって本当天井知らずでどんどん良くなっていってる気もしますね。忖度抜きで。
櫻井さんのドラムのエモさに悶絶してた記憶のある「サンクチュアリ」で本編は終了。
振り返ると、
5年ぶりのLOOKで観るにはこれ以上ないくらい熱くて、
尚且つ、
とってもあったかい。そんな素敵な一夜に仕上がってくれて本当に感謝でした。
ありがとうございました!!!!









下北沢
プリズム
十六夜の月の道
繋ぐ
スパイス
ふわり
ざわついて、いる
シューゲイザー
夏の匂い
サイダー

コタン
スポットライト
ENTRANCE
スターマイン
ナハトムジーク
アウトマイヘッド
サンクチュアリ

前進/僕/戦場へ
はじまれ














アンコールの2曲も良かったですね。
どっちも山下壮さんのギターソロがすこぶるツボでした
前者は美しく、
後者は凄味に満ちていました
最後の最後まで、
最高に泥臭く最高にカッコよい足掻きっぷりをステージに叩き付けて終了。
イメージとしては転がり続けてエンドロールには美しい光になって・・・みたいな感覚。
 正直なハナシ、
一曲目の「下北沢」を聴いた時、
ランクヘッドは本当に今でも真っすぐに重たいビートと熱唱を携えて、
夢を抱いて闘争し続けてるんだな。というのが説明ではなく音ではっきりと分かった
んです。
それが、あと数年で不惑を迎える自分にとっては嬉しくて勇気に変わった気がして、
その時点でこのライブの勝ちはもう既に確定してた気がしますね。
自分の中で、は。
加えて、
新曲たちだけではなく、
往年のキラーチューンの威力も更に研ぎ澄まされていて、
ランクヘッドのメンバーのツイートなどでもその充実っぷりが伝わって来てホント素敵な初日でした。
 そして、
また地元の千葉LOOKで、
こういう胸熱な公演を観れた事自体も物凄く感慨深い出来事でした
ね。。
抜群の❝再会❞を果たせましたので、ようやくこれでまた胸張ってLOOK大好き!と言えますし、
そしてまだまだこの場所も、ランクヘッドの奮闘も味わい続けたいって想います。
ツアーファイナルは来月11月末の新宿LOFTなんで、
今のランクの格好良さを、是非。