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ジンテーゼ。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第113話 感想(ヤングジャンプ2022年46号)

2022-10-13 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女











今回の話を読んで、
自分の好きなLOST IN TIMEというバンドの「Synthese」という曲を思い出した。
ジンテーゼとは、単純に説明すると要は正義とアンチの融合~みたいな事で、
そのバンドの歌詞を借りると賛成と反対のその先へ―――っていう概念なんですよね
一方の主張と、
一方の主張を合わせて、
新しい答えに辿り着く・・・
それは正にこの話数に相応しいな。と思ったので引用させて頂きました。

確かに、
凪乃のやってる事は正しいと言えば正しいし、別にエゴでもないでしょう
でも、銘戸さんの「これをじっくり見たい。」という感情もまた正しいことで。
結局、
どちらも❝楽しみたい❞と考えてるのは変わらないんで、
まったくもって悪とかでは無いんですよね。
だから、
その意見を組み合わせてすり合わせて、お互いが納得行くまで折衷する。
唯一、「本当の正しさ」があるとするならば、そういう事なんでしょう
そしてそれを導いた百八先生の立ち回りもまた素晴らしかったです。。




100カノ113話4ページ目4コマより。



自身が道化を演じて、
格好悪い役回りを被ってまで、
凪乃の至らなかった部分を気付かせ、
尚且つ、
銘戸さんに「自身の幸福」が「他者の幸福」でもある、と気付かせる・・・
正に完璧な立ち回りであったと思いますし、実に教師らしい立ち振る舞いだったかなあ、と。
 確かに、
全部のイルミネーションを見れれば楽しいし充実するだろうけど、
その為に体力の無い人を切り捨ててただただ「観る事」に終始してたら本末転倒でしかない。
そして心残りをしてまで他人に合わせる行為もまた効率的だが自分を雑に扱っている。
なので、
全部観るのは最初からスパッと諦めて、
本当に心に残った素晴らしいものを観よう。
っていう、
結果的にそれが最もみんなのジンテーゼには相応しい。。と考えると、
非常に得心が行く上に感動も出来るエピソードでありました
何よりも、
(恋太郎を含め)みんなが純粋に美しいものを観て喜びを感じている様がとても微笑ましかったですし、
前半の意見の軋轢を見てるよりもやっぱりラストシーンの方がより感動出来た。

百八さんは恋太郎以上に大人な対応で問題を解決したし、
そういう意味では、
百八さんの素晴らしい部分を示したかったエピソードにも感じました
こういう「格好良い大人」を描ける作品は強い、ですよ。
恋太郎にもきっと❝学び❞があったでしょうし、
これからも、
その素敵な倫理観をみんなに伝えて欲しいな。と思えた第113話でした!











しかし、
今週の内容ってかなり哲学的な内容にも感じました
そりゃ管理人も歌の歌詞から引用とかしちゃう訳だわ(笑
こういうのもあるから100カノは奥が深い。。
そして、
公共の場で堂々と飲酒する姿も描くなどギャグ描写も忘れて無いのも素敵でございました😂
でも、「それだけじゃない」っていうのもこの漫画のキャラらしくもありますよね♬
人間は例外なく多角的な生き物ですから。