サブカルチャーマシンガン

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つしまみれ「令和四年つしまみれの珍旅」w/勃殺戒洞@千葉LOOK 22.11.18

2023-01-17 | LIVE












昨年の11月につしまみれのツアー初日に参加して来ました。







この日のライブは、
対バンが元NUMBER GIRLの中尾憲太郎と元BLANKEY JET CITY、LOSALIOS等の中村達也による、
ベースとドラムのインストロックユニット勃殺戒洞という事で・・・
ちなみに、
ナンバガのベースとブランキーのドラムがユニット組んでた事を知らない人も居ると思うので、
是非この記事をきっかけに知って貰いたい(と、言いつつ自分も去年の秋に知った)。
あの、
小ハコである千葉ルック、
しかも超地元・・・自宅から最も近いライブハウスで伝説のバンドマンが観れるのは魅力的でした
(なんせ管理人が住んでるのは千葉市の隣の市原市なので)。

加えて、
つしまみれのライブで以前BLANKEY JET CITYの「ロメオ」のカバーを聴いたんですよ
しかも、同じここ千葉LOOKで(尚むちゃくちゃ格好良い、本家にも負けない仕上がりでした)。。
そう、
つまりは、
本当リスペクトに溢れた共演と言いますか、
それも東京のデカバコではないトコがまたドラマティックじゃないですか(笑
この奇跡的邂逅を見逃す手はないでしょ!って事で駆け付けた最高の一夜のレポでございます。以下。









勃殺戒洞



兎に角、スゴかった・・・!(語彙力)。
そもそも、NUMBER GIRLのベースとBLANKEY JET CITYのドラムが組む。
その時点で、
既に最の高が約束されているようなもの。
ちなみにナカケンさんは去年まで活動していたNUMBER GIRLを始め、
色々なバンド等で弾いているので何度もそのブリブリのベースプレイは拝見させて貰っているが
(ちなみに数えたら去年は都合4回も中尾憲太郎を鑑賞していた)、
中村達也さんに至っては初めてだった。
中村達也さんと言えば、
自分が小学生の頃によくミュージックステーションやCDTV等に出ていたのを観てたので、
個人的には「あ、本物がいる.....!」的なミーハーな感覚がまずありました。

達也さんのドラミング、ハンパなかったですね。。
手数が多くて聴き応えあったし、
叩いた時の振動が足にまで伝わって来る感じ。鬼気迫る表情、、、かと思いきや、
お客さんに向かって「大きくなったねえ!」といきなりニッコリと話しかけたり緩急もスゴかった笑
強烈なドラミングで足にまで衝撃波が走る感じは正にロック的だったし、
千葉ルックという小ハコなので余計にキてくれて実に痺れました!
 そして、
それに合わせるナカケンさんのベースがまたエグい・・・!!
正直、
素人感丸出しの感想にはなりますが、
「ベースってこんなに色々な音色が出るんだ」
「ベースってギターみたいな音も出せるんだ」
などなど、
ベースと言う楽器の印象すら変わってしまうようなリアルにハンパないプレイで、、、感動しました。
セッションのような曲からパンキッシュでヘドバンが出来る様な疾走感のある楽曲まで、
楽曲自体の幅も思ったよりも広くて最後まで興奮しながら楽しめました・・・!
お客さんの盛り上がりも物凄く、
正に音楽でSEXするとはこの事だなぁ。等と感じたりもしました
兎に角、最初に戻りますがエゲつないくらいヤバい音出してたので(語彙力パート2)、
もし観る機会があったら是非レジェンド達の❝狂演❞を焼き付けてもらいたい。
個人的にもこの日このパフォーマンスが観れたのは有り難い事でした。

ちなみに、
MCはほぼ中村達也さんが担当してたんですが、
今回のつしまみれのツアータイトルにちなんでひたすら下ネタ連呼したり、
ナカケンさんの事を中尾チン太郎だの中尾マン太郎だのとのたまったりとかなり酷面白かったですね(笑
俗に言うリズム隊のユニットでしたがなんかそういうのも全然関係なくて、
ただただ純粋にロックミュージックとして素晴らしかったです。
それを地元で観れた事は尊い体験でした。






つしまみれ
SHOT YOU
JAUGAR
Sex on the Beach
SHOW YOU MY SOY SAUCE
ビール
THE給料日
日本酒
KARIPAKU
Girl's Talk
わたしワイン
エアコンのリモコン
愛の夢
はじまりのうた
ファ**ファ*ファ
ニンゲン・コーティング
タイムラグ
脳みそショートケーキ

Look Back In Anger
良いテンポです。




改めてセトリを並べてみると、ワンマン並みの曲数演奏しててビックリ。
つしまみれはこういう情勢になる直前の19年の秋口に茂原のアスモ劇場で観た以来でした
で、
相変わらず凄まじかったですね。。
飛ばし気味のセトリと演奏でのっけから盛り上がる。
「JAUGAR」の時にはまりさんお立ち台でギターソロ熱演したり初っ端から殺意満々でスゴかった笑
「ブランキ―のコピバンしながらナンバガのライブを観に行く様な大学生だった。」という、
胸アツなMCも残しつつ、
ポップで面白い新曲「SHOW YOU MY SOY SAUCE」を心地良く響かせる。
そして、個人的にもめちゃくちゃ感情移入しながら聴けた「THE給料日」に関しては、
演奏する前にそれぞれの給料日を訊いてから演奏し始めたのがまた給料日への想いを馳せさせて笑
そういう演出もまた素敵過ぎた名アクトに仕上がっていました。

ただ、
序盤の激しいナンバーの連発も最高でしたが、
中盤の「KARIPAKU」からの「Girl's Talk」のような、
オルタナ寄りというかスペイシーかつ幻想的なギターの音色を主軸としたパートも素晴らしかったですね
まりさんの奏でるギターの音色が兎に角美しくてそれに合わせるアンサンブルにも感動してました。
まりさんの美声も恍惚的だった名バラッド「わたしワイン」など、
様々なテイストの楽曲を披露した後、
自分がつしまみれと初めて出会った楽曲「エアコンのリモコン」を演奏してくれたのはマジで嬉しかった。
この曲はNHK-FM「ミュージックスクエア」で掛かってて当時はその独自の作中観に魅せられてました
この日も、
暴走するセンチメンタリズムとサビのグッドメロディを堪能し軽くトリップもしてましたね.....!
そこからの「愛の夢」の流れもどこか繋がっているようでロマンチックでした
他の方のツイートでここで泣いた~という方もおり、
その気持ちも理解出来るな。。と
個人的にも想いました。
他の楽曲と比べると物凄くさわやかな楽曲に感じましたが、それが逆にアクセントにもなっててそこもイイ。

やよいさんがお立ち台の上でイナバウアーみたいなポーズをしてたのも印象的な「はじまりのうた」、
この辺から一気にロック・モードに突入!
声出し解禁の風潮もあってか、
お客さんのボルテージも最高潮に達していった。
そして、個人的にアルバム「人間放棄」が大好きなので、
そこから「ファ**ファ*ファ」&「ニンゲン・コーティング」の2曲も披露してくれたのは
マジで嬉しかったし管理人のテンションが爆上がりでした・・・・・!!笑
「ファファ」はあの爆裂感と疾走感が最高、
「ニンゲン・コーティング」は、
久々に冒頭のあのドス黒いベースを生で堪能出来て大興奮したのと、
人間関係に於ける不協和音をストレートに歌う歌詞が本当に大好きでこれまた最高の鑑賞でしたね。。
何かこの曲聴いてると色々な意味で感情移入してしまってリアルに陶酔してしまいます。

クライマックスは、
まりさんがお立ち台の最前に立って無我夢中で弾き倒した「タイムラグ」!
鬼気迫る表情で愛情と殺意たっぷりに放たれたどしゃめしゃのアンサンブルにも感動。
懐かしいだけじゃダメ
まだやるんでしょ!?
と、
聴き手を扇動するような熱唱にもテンション上がったし刺激ももらいました
ギターもベースもドラムも全部がゾーンに入ったような感覚の中で、
代名詞である「脳みそショートケーキ」・・・
この曲では、
もうダンス、モッシュ、歓声、狂騒のムード、、、と
何もかもが(マスク着用以外は)情勢前の雰囲気そのものに戻っていて、
正直観ながら「これがロックのライブだ。。」とストレートに感銘を受けている自分も居ました
自分もヘドバンとかしながらガンガン盛り上がってましたけど、もう完全に汗だくでしたね(笑
勿論、歓声は出せてもマスク着用自体はまだしばらく続きそうな気配はあるものの、
取り敢えず声出し解禁&それが特に影響ない時点でちょっとは前進出来ているのだと思う(思いたい)。


アンコールでは、これまた最高の新曲「Look Back In Anger」を叩きつけ(タイトルも良い笑)、
最後の最後は初期の名曲「良いテンポです。」を一部アレに置き換えて渾身の披露。
この時の・・・
会場全体がぐっちゃぐっちゃになって、
空間が歪むぐらいの狂騒感と正しい一体感(みんなが超盛り上がってるということ)の感覚は、
もう本当忘れられないくらい、
ロックンロールとしか言えないくらいの❝炸裂してる空気❞があって、
なんかもう筆舌にし難いくらいスゴかった。

原始に還ったような、
自分ではない「何か」に成ったような・・・って書くと大げさかもだけど、
個人的には久々にこの千葉LOOKというハコでロックで転がりまくれた事が嬉しかったのでした。
この時、千葉LOOKは2022年2回目だったんだけど、前の時は声出し解禁前だったので。
うん、実に千葉ルックで千葉ルック出来てたな!と(超笑顔)
それに尽きますわ。
最高のロックショウに感謝。
ありがとうございました!!!!!














つしまみれのライブは色々な場所で観て来てますけど、
やっぱ千葉LOOKの公演はいつ来ても例外なく絶頂に達しますね・・・!
つしまみれのライブ参加自体は約3年振りでしたが、
今年も是非観たいと思ってますし、
改めて過去の名曲等も聴き直したいな~とも想いました。
やっぱりつしまみれは最高のライブ・バンドです。