サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

THE NOVEMBERS/polly@HEAVEN'S ROCK 宇都宮VJ-2 22.12.3

2023-01-30 | LIVE











先月の3日にTHE NOVEMBERSとpollyの対バンを観に行きました。









数年ぶりの宇都宮、
数年ぶりのHEAVEN'S ROCKでした。
ちなみに去年は久しぶりに北関東に(ライブで)全県行けたので、
そういう意味では何か良かった年でもありましたね・・・笑
今年も北関東3県に行けたら良いなぁ。

北関東にライブを観に行く利点としては、
遠いし運賃高いけどちょっとしたプチ旅行気分を味わえること、これに尽きるでしょう
この日も片道だけですげえ時間掛かってね、電車の中で「まだ着かないんだ。」ってよく思ってました
なんなら、
帰りに至っては地元の駅まで辿り着けなくて、
ちょい前の駅から徒歩で2時間掛けて自宅に帰りましたからね
我ながら物凄いタフネス...
否、
ちょっと違うかな
ライブと言う興奮材料で疲れが若干誤魔化されてただけかも?とも思う
 個人的になんですけど、数年或いは一年に一回程度しか行かない場所に関しては、
何故か物凄く「帰って来たよー!」感があるんですよね
それは、
自分の地元に関しては慣れてて麻痺してるのかも分からないですけど、
栃木及び宇都宮は実に5年ぶりの来訪だった訳で、
非常に感慨深い気持ちでした
5年ぶりって事は、5年間自分なりに生き抜いて来た~という証拠でもありますからね
尚、これまで都合このライブ含めて4度宇都宮には来訪していますが、
その総てがノーベンバーズのライブが目的で来ています
そう考えると、
宇都宮を楽しめてるのって本当THE NOVEMBERSのお陰だよなぁ。って思う.....笑











polly



pollyは初めて観た。
知識としては、アルバムのリード曲を数曲聴いたことがあるくらい。
自分の中では、浮遊感のあるバラッドを中心に聴かすバンド~というイメージで、
実際それは中盤くらいまでは間違ってなかったし気持ち良かったけれど、
途中から思ってたよりも激しいナンバーが投下されたり、
踊れる感じのロックも展開されたり、、、と
それが個人的に意外で楽しかった。
また、
サポートギターがcinema staffの辻友貴だったので、
彼特有の暴れまくる轟音ギターが堪能出来たのも良かったですね・・・!

MCでは、
宇都宮のタワレコで初めて買ったCDがTHE NOVEMBERSの「To」「Two」だったこと、
ノベンバの背中を追い駆けてここまで来た~ということ、
今夜は生意気にも越えたい~という決意まで、
リスペクトに満ちた発言が多くその辺りもやっぱり嬉しいものでしたね
キーボードの方が端正な感じの女性だったんですが、
ボーカルの方との声の絡みがとても綺麗に感じられて一瞬ハッとなる時間があったり、
自分の想像以上に得るものが多いパフォーマンスだったのでそれが非常に良かったですね
彼らも勿論宇都宮発のバンドという事でこの組み合わせも粋なモノでした。








THE NOVEMBERS
Misstopia

消失点
1000年
Ghost Rider
marble
Hallelujah
dysphoria
こわれる
BAD DREAM
黒い虹

Rainbow



先日書いたリキッドルーム公演の記事でも分かる通り、
あのライブはノベンバがもう一度ノベンバを越えたかのような感覚があった素晴らしいライブだった。
なので、この日も勿論かなりの期待とドキドキ感を以って参加したライブでした。

初っ端から代表曲「Misstopia」で始まり、
今やベテランとなったバンドの貫禄を見せつける。
そして、
またしても「風」......!
優雅で且つ強固な意志がビンビンに伝わって来る昔から推している楽曲の一つなので、
こんな短期間でまた聴けた事にライブ序盤から大興奮してました(笑
ケンゴマツモトの流麗なギターリフ聴いてるだけで堪らないし、
好き過ぎるのでピョンピョン跳ねながら聴いちゃうし、
これまた至高の時間でした
短いけど、
音にはトリップ感も付随してるのがまたイイんですよね。

そこから、ちょっと久々の披露となった「消失点」。
この曲は、リリース時(と、言っても初披露はその1年後くらいでしたが)にライブで聴いた時よりも、
より胸に来る感じ、、、及び、アンサンブルのダイナミクスも増してる様に感じられて、
今までの「消失点」の中では最も自分の中で響いてくれた感覚がありました
歌もより磨き上げられていましたし、
ちょっとした事で世界は変わる~という楽曲の持つテーマ性もより美しく鳴っていた様に思う。
気高くて聴いていてハッとさせられるような、メッセージにも近い何かが絶品、かつ、
気付きにも満ちていた熱演で序盤の満足度がスゴかったですね。


中盤戦はロック・モード。
高松さんのベースが火を吹いた「1000年」の爆音っぷり、
そこからロックンロールショウっぷりをこれでもかと叩き付ける「Ghost Rider」~と
小ハコならではの臨場感も含めてとっても最高な2曲の投下でした
後者では、
吉木さんのパキッとした小気味良いドラミングも気持ち良かった記憶がありますね。

そして、
数年振り?の披露となった初期のミディアムソング「marble」
これがまた沁みる出来栄えで良かった。。
なんでしょう、
音的に、
物寂しい感じがしんしんと聴き手の胸に積もるような感じ・・・がとても素敵でした
なんかこの曲の披露及び演奏の初期っぽいナチュラルさは宇都宮公演ならではのものだった気がする
これが聴けたのも今回の宇都宮プチ遠征のとても良かった部分の一つでありましたね。


ライブも後半、
伸びやかな歌声と、
最近ではシンガロングも求めてる様な素振りも新鮮な「Hallelujah」
から攻撃的なオルタナティブロック「dysphoria」を叩きつけ、
そこからの・・・
超爆音の「こわれる」は超絶痺れる出来栄えでした。
この楽曲は初期の代表曲でありここ近年またよくライブで演奏するようになった曲なんですが、
まるで落語の演目みたいに演れば演るほどより鋭く磨かれている曲になってる気がする!
この日も間奏の小林さんのギターソロがえげつないくらい格好良くて、
歌詞のテーマ性も昔の自棄的な感じも好きだったけど、
より祈りにも似た想いが最近は込められてる気を勝手に受けていてそこも沁みる感覚もあったり、
兎角、、、
この曲は毎回記録更新してる感覚で物凄いですわ(笑)。

混沌としたビートで聴き手を焦がし尽くした「BAD DREAM」、
更に彼らの地元宇都宮でフラッグを立てるようなフレーズも胸アツだった「黒い虹」の、
鮮烈的な轟音に埋もれながら本編は終了。
今、
書いてて思ったんですが、
「埋もれる」って基本ネガティブな意味合いでしか使われないのに、
音楽に於いては特にロックのライブに於いてはむしろ恍惚的な意味合いに変わるのが面白いなって(笑
 アンコールでは、これがノーベンバーズの2022年のライブはラストだったんですが、
2023年に向けての希望を高らかに鳴らす様に「Rainbow」で完結。
この曲の爆音っぷりもスゴかった.....し、
在住の県からちょっと遠い場所な分、妙な独特の説得力を以って響いてた感覚もありました
言葉にするのはちょっと難しいんですが、対価の分だけ受けられた感動?だったのかな
攻撃的だけど美しくもある演奏とメロディに乗せて❝始まり❞を真摯に響かせ、
神々しさも纏った最強のTHE NOVEMBERSを魅せつけてこの日のライブは終了。
2022年のノーベンバーズの絶好調っぷりを最後まで維持してた熱演に乾杯!!でした。
ありがとうございました!!!!














「消失点」を聴いた時、
例えば、
いつも行かない場所
いつも触れないもの
いつも考えないこと・・・を、「した」時点で自分の世界は変わって行くし、
また、逆にいつものものでもちょっと視点を変えるだけで真新しい感情を得る事だって出来る。
そういう事を感じましたし、この間渋谷クアトロで早速ノベンバ初めも済ませましたので、
今年もThe Novembersの奏でる音と紡がれる言葉に沢山触れてゆきたいです。

それと、2023年も色々なライブハウス行きたいですね!
出来れば、本格的な遠征もしたいです。