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センチメンタル過剰。/ナースエンジェルりりかSOS 第28話「ときめくおデコに陽がさして」 感想

2023-01-31 | ナースエンジェルりりかSOS
恋する乙女は可愛い。













この話数は、
初期からのりりかのライバル?キャラであるみゆきさん及び親衛隊が主役のストーリーでした。
要約すると、遂にカノンに事実上フラれてしまったみゆきさんが、
りりかのマズいカバーもあり闇落ちするっていう・・・
まあそういう感じのお話ですね。
ちなみに、
みゆきさんがここまでメインに出て来るストーリーは第8話以来なので、
実に20話ぶりのメイン抜擢なんですよね
今観ると感慨深いですが、
多分当時はそこまで考えて観てなかったでしょうね
というよりこの28話を観てたかどうかも正直よく憶えてないんですけど。。
坂道のカットはなんとなく見覚えがあるようなないような、、、そう思うと観てたのかな?




このカット、めっちゃ作画良いな。



とは言え、
このエピソードに於いて「誰が悪い」っていうのはぶっちゃけ無いと思う。
ミミナは秘密を喋ったけど、黙って見過ごしても可哀想なだけだし、あれはあれで正解だと思う
りりかはあのビデオテープ(懐かしい)とかブロマイドを引き笑いしてたのは事実だけど😂
でも.....ある意味親衛隊よりもみゆきさんの気持ちに寄り添う事は出来てたと感じる。
星夜のモヤモヤする想いも理解出来るし、
まあ、
青春の軋轢・・・ですよね
みゆきさんは自分だけ蚊帳の外だったのもきっと悔しいし情けない気分になったんだと思う
そりゃ、ギャグ調とは言え、眼の下にクマ作るくらい真剣にラブレター書いてるんだもの
傷付かない方がおかしい。
周りは茶化してても、
みゆきさんは本気でカノンと結ばれたかったんだと思う。
そして、それはりりかも同じで—――――。

ま、りりかが詳しく話せなかったのはナースエンジェルの事もあるし、
それとりりかは人が良いので傷付ける事を恐れてたんだと思う
結果的にそれが傷付けてしまったんだけど、
りりかも完璧な人間ではないし、
全部を全部器用にこなす事なんて無理でしょう。残念だけど、この世は結ばれない恋だらけなのだ。







しかし、
ダークジョーカーになったみゆきさん、
思ってたより強かったなぁ...。
実家が大きな病院だからか、
手術器具を駆使してりりかを屠ろうとする悪役になっていて、
私服の可愛さも相俟ってなんか普通に魅了されてる自分も居ましたね・・・笑
なんか、ある意味みゆきさんに力が渡ってたらすっげえ頼りになる味方になってた気がしなくもない

ただ、
そんなみゆきさんに、
一切手を出さずに、じっと耐えていたりりかには感心しましたね
ある意味、本当の事をずっと言わなかった(言えなかった)贖罪もあったのかもですけど、
クラスメイトだし、友達のつもりだし、健気に心に訴えかけ続けた姿はグッと来るものがありました
最終的には、
みゆきさんが涙を流したように、
りりかもまた涙を流して、
自分だって本当は「結ばれたかった。」という本心を告白
結果的にその涙がみゆきさんの眠ってた真心を動かし目醒めさせた・・・
この涙が重なるシーンを観てたら自然と泣きそうになってしまった自分も居ました。







みゆきさんだって、
本当は八つ当たりだって事は理解してたのかもしれない。
けど、
りりかの本気の涙に触れて、
「ああ、傷付いたのは自分だけじゃ無かったんだ。」と想えたのかも。
これらはあくまで管理人がじっくり鑑賞してナチュラルに感じた事ではあるんですが、
それでも、
みゆきさんは初期から一貫してカノンLOVEだった事は間違いない
途中デューイにときめいてもカノンへの想いが一番先だったのがその証拠で。
だから、
ちょっとだけ...心の傷が癒えたのかもしれないですね
自分も、
自分一人の力で足掻いてる訳じゃなくて、
他にも苦しくても頑張ってる人の姿を見て頑張れてる部分も往々にしてあるので、
そういう意味ではりりかの本気の涙に濡れて目を醒ましたというか、少し前向きになれたのかもです
傷付いても、笑おうとするその姿に人はいつだって勇気を貰える。
その観点では深い部分での❝友情❞も感じましたし、
そんなみゆきさんを利用して悪役に仕立て上げたダークジョーカーに激昂するりりかの想いにも、
いち視聴者として本気でシンクロ出来たのも大きく、今回の敵に関して言えば、
真剣にりりかに「やっつけてくれ.....!」と強く願えましたね。
こういう感覚をくれるまで、
ストーリーを盛り上げてくれた構成もまた素晴らしかったように思います。







最後は、
憑き物が落ちたようにいつもの調子に戻るみゆきさん
そのパワフルさと気高さは流石でしたし、
それを・・・
まるで聖母のような表情で見守るりりかにもまた胸が熱くなりました。
りりかも本当にカノンの事が好きだったのは明白だし、
同じ恋する乙女同士、
ホントにみゆきさんの事を心配してたんでしょうね
結局、
後押しは出来るけど、
いつだって自分を立ち直らせるのは自分でしかない。
この瞳はそんなみゆきさんに対する敬意も含まれてるのかな.....?と思うと、
また更に良い感じに観れるかな~なんて思ってしまいましたね。

また、
上記の引用させてもらった微笑みのカット、
モノローグとか無くてほぼ表情だけで語ってるのが何より素晴らしいですね
心情もセリフも無いので、観てる人の解釈とかフィーリングに委ねてる信頼にも似た演出が粋でした
余談ですが「あの人と結ばれたかった。」という感情は個人的にも理解出来るので、
尚更このエピソードに於いて感情移入の度合いが高かったのかもしれません。
それでも、
前を進む人間はとても美しい。
そんな事を想わせるような顛末が本当に素敵な第28話目でした。。

恋愛に年齢は関係ない、例え何歳であろうと、芽生えた時点でどれも本物なのだから。







最後の、
みゆきさんの晴れやかな表情もまた良かったですね~
親衛隊が継続したのもあの3人の友情を感じさせてくれてほっこりしました
個人的には、
みんな年食って大人になったとしても、
この3人には素敵な友情を築いて欲しいなぁ。なんて思っちゃいましたし、
上記のみゆきさんの表情も色々な含みというか感情が読み取れてそこもやっぱり好きですね
本当は、内心薄々気付いていてスッキリしたんじゃないか~って深読みもあるし、
懸命に気持ちに寄り添ってくれたりりかに対する感謝もあるのかもだし、
或いは事実上の失恋をしても悲しみを秘めつつ気丈に振る舞ってたりりかに感化されたのかも。
そう・・・ですね
ロマンチックな言い方をすればりりかがみゆきさんの涙そのものになってくれたのかもしれない。
でも、
何よりみゆきさんがみゆきさんらしくいれるのが一番!!ですよ
これからも彼女は過剰なくらいときめきを放出する恋する乙女で居て欲しいな。と感じました
またちょっぴり大人になった少女たちの❝成長❞が存分に味わえる、
これまた貴重なエピソードでした.....!!













オマケ

この表情、すっげぇ可愛い・・・!それと、時代も感じる(笑
この頃はみんな家電で友だちと連絡取ってたのよ。



という訳で、
2023年初めてのナースエンジェルりりかSOSの感想でした。
りりかSOSの感想に関しては毎回これ以上ないものを書こう!と試行錯誤しているので、
ちょっとでもご興味があればコーヒーや紅茶などを片手に読んでもらえればこれ幸いでございます。
2023年もりりかファンの一角として少しでも貢献したいし飛躍もしたいと思っています。
今年もりりかの感想をよろしくお願いします・・・!!(来月も書きます)。