サブカルチャーマシンガン

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川本真琴「ひかり」@Billboard Live TOKYO 23.8.17

2023-08-21 | LIVE











先週の木曜日に川本真琴のライブを観ました。ちなみに1st公演です。









例の如く、
ライブ前のXのポストで「人生初めて~」って投稿したけど、
ライブ終わった後初めてじゃない気がして自分の前のブログ検索してたらやっぱり一度生で観てた。
2010年なので13年振りに観たという訳ですな。
その時のレポがこちら。


「超進化アンチテーゼ」より抜粋。


ちなみに、
この頃から自分のブログ見てるよ~って人が居たら本当に偉いですね。
っていうか、この頃から(良くも悪くも)しつこくブログにこだわっている自分もすごいな
よくよく考えたら結構色々と貢献してる気がして来ましたけどね.....たまには自分を褒めてみる。
上のレポは暗に「自分の知ってる曲演らなかった!」って言いたかったんでしょう
でも、
その中でも「アイラブユー」良かった!と綴ってる辺りは流石だなっていうか、
案外自分の文章も捨てたもんじゃないかもな~とか感じてしまいました
さっきから凄い手前味噌ですけど、アマゾンレビュー時代から17年位続けてるので許して下さい(笑
こうして過去のライブレポ振り返って見ると「同じ曲で感動してたんだな。」って事が分かり、
ある意味昔も今も川本真琴さんの生歌で感動してるんだな~と想えて良かったです
でも今度はこんなに間隔開けずに次のライブ観たいですね!
という訳で以下(毎度前置き長くてごめん)。
















会場のビルボード東京には昨年以来2回目の来訪でした。
前回来た時はわざわざ地上に出て会場をスマホのマップ機能で探してたんですけど、
よくよく構内を眺めてたら六本木駅から直接会場のある建物まで繋がっているみたいで
今回それを知る事が出来たのは良かったですね。また来る機会があったらとっても助かります。
 相変わらず都会然とした会場・・・
なんか、
ここに来ると自分が低賃金ハードワーカー軋む歯車~な事を忘れて
リッチな人間になった気分になるんですよね
えらい豪華な会場、
食事しながら音楽を楽しんでいる人々、
スタッフも高級外食店の人みたいな素晴らしい対応。
とは言え、財布の中を見ると一瞬で「あ、全然底辺だわ。」となるので、
そんな風に気分だけでも❝良き人❞になれるのがこの会場の肝なのかもしれない。。等と思いました
ちなみにチケット代は普通のコンサートと別段変わらない。そう考えると興味深い会場ですな。



開演時間を数分過ぎた頃にバンドメンバーと川本さんが登場。
一曲目はニューアルバムと同じく「アロエ」でした
そう言えば、
川本さんの髪型は黒のおかっぱ風でジャケットの写真からまた変わってましたね。
ゆったりとした心地良い楽曲でふんわりした時間が流れる中、
この曲では川本さんがフルートも演奏していてそれもまた素敵でした
アップテンポな「April locking down」、
浮遊感が心地良い「fish」は後半の躍動感への変化も含めてとても楽しかった。
POP&ROCKな「ホラーすぎる彼女です」と徐々に賑やかになっていくアンサンブル、
静謐とした空気感で始まりつつライブっぽいテンションも垣間見れた序盤でした。


MCでは、
「このバンドはこの日のこのライブが初めて!」という発言から
夏はフェスや海水浴に行ってた事など色々話してました
あまりにも延々としゃべってるので、
バンドメンバーから「全部言わなくてもいいんですよ!」とツッコまれてるのも面白かったですね笑
 アルバムの先行シングルでもあった「universe」、
初期とは違う少ない歌詞が特徴的ですが、
その分とてもシックな響き
そして伸びやかな声~と、また違う類の魅力でリラックスして聴き込める様な音像になってました。
沁みるようなカンジ.....
から、
一転して「ワールドエンド・ガールフレンド」では
メロディアスでありながらオルタナティブロックにも通ずるサウンドデザインを披露
サビメロも気持ち良くて新譜の楽曲を中心に緩急織り交ぜたセトリで観客を魅せて行きました。




ちなみに今回は4階のカジュアル席で観賞。何故か無料で1ドリンク付き~っていう神仕様でした。。



ライブは中盤へと移行。
川本さんピアノに楽器を変えて2曲ほど披露。
どちらも牧歌的な「アイラブユー」「大観覧車」と安らげるような2曲でしたね。
特に、
「アイラブユー」に関しては、それこそ13年前のライブでも聴いて気持ち良くなってた訳で、
この日も聴き手を包み込むような、そして柔らかに肯定してくれるような歌声が本当に至福でした。
日々の楽しかった事を素直に思いだせるような・・・そんなうたに感動してましたね。
 ピアノコーナーが終わると、
幻想的なアレンジに途中デジロックの様な刺激的なアプローチも光っていた
「トムソンガゼルになりたかった」を披露。
正直、
かなり好きなカンジの楽曲でした
途中の泣きのギターソロの破壊力もヤバかったし、
あのスケール感は会場の雰囲気にも合っていてその融和する感じも素晴らしかったですね。
勿論過去の名曲群も大好きなんですが近年の曲でもあそこまで盛り上げてたのは凄味を感じました。

ライブは、後半戦に突入。
ビルボード東京は大体1stステージ、2ndステージで開催されるので、
一般的なライブと比べて短めに終わる事がほとんど。
ただ、
そんな中でも新旧織り交ぜたセトリで魅了・・・
そう、13年前のライブと違ってたのは90年代の楽曲も普通に歌ってた事ですね
まずは初期の代表曲の一つ「やきそばパン」をグルーヴィに歌唱
正直めっちゃ気持ち良かった。。
なんか、
会場自体が高い場所にあるので、そういう意味でもナイスな選曲だった気がしなくもない。
聴き終ってから無性にやきそばパンが食べたくなるのはお約束...ですかね?笑
この曲の前には「Yeah」のコール&レスポンスがあったり、
ステージのカーテンが開いたり~と
聴き手のテンションが自ずと上がっていく様な仕掛けも実に秀逸でした。
伸びやかな歌声で聴かせるサビのパートは解放感にも満ちていてこれまた至福の時間でしたね。


からの、まさかの「愛の才能」を披露。
ぶっちゃけ、ヒット曲はあまり演らないのかな。とも感じてたのでかなり驚いた
隣に居た女性の客も世代だったのか「ヤバっ」って感嘆の声を漏らしてましたね
この曲はリアルタイムでミュージックステーションでの歌唱を観てたので
あれから・・・20数年以上経って生で観れてる事実が感慨深い。

「成長しないって約束じゃん」って名フレーズを直で聴けた意味はデカい。
し、
歌唱も良かったけどそれ以上にバンド演奏のファンキーさがヤバかったですね
アウトロに向けてどんどんロックンロール色を増してくアンサンブル
尚且つ、とってもファンク!
その演奏聴いてたらここがビルボード東京だという事を忘れて、
まるでライブハウスみたいな盛り上がり方をしてしまいましたね(笑

逆に言えばあの演奏がお洒落なビルボード東京をライブハウスに変えてしまった~とも言える。
官能的な詞世界にドキドキし、グルーヴィな演奏にノリノリになり、最高のハイライトを全身で浴びました!!


ただ、
この日はダブルハイライトでした。
「新しい友達Ⅱ」がまた最高に盛り上がってて実に素晴らしかった。
純度の高いメロディ、疾走感溢れる青春ロック、バンドアンサンブルの一体感・・・
何より、
サビで
「サンキューベイベー」
「ファックユーベイベー」

感謝とくたばれ!って気持ちを両方歌ってるトコに痺れたし、沁みました。
ムカつくけど、ありがとうって気持ちもあるし、ありがとうって気持ちもあるけど、ムカつく部分もある。
それって何よりもリアルだし、シンパシーも強いし、何より自分自身も感じてる事だし...
それが轟音にも似た気持ち良いサウンドで襲ってくるので
本当に堪らんかった・・・聴いてて自分の過去の出来事や出会いを何度も思い出してました。
管理人は世代なので、
ぶっちゃけ90年代付近の楽曲を聴けたのはやっぱり嬉しい!
けど、最近の楽曲がそれに並ぶくらい胸に来たのもやっぱり嬉しい事でした。
っていうか、聴いてて泣きそうになった。というのも、今回きっちり伝えておきたい事かなと。

最後は、
「ごはん食べたー?」という素朴な発言から笑
誕生日コメント貰う度に一人一人に返せないのが淋しいから
「今日をみんなの誕生日にします。」
「みんな誕生日おめでとう!」
「いつまでもお元気で」
と無理矢理ライブの日を観客全員のバースデイにして祝い切る事に成功(笑
面白かったけど、ただ管理人は8月生まれなので、ちょっと感動もしちゃってましたね
夏は大の苦手なんだけど、夏生まれで良かった・・・と珍しく感じました。。
 最後は、
しっとりとギター弾き語りで「ロードムービー」を歌って締め
川本さんの人生を振り返ったようなリアルな歌詞が特徴的な楽曲で
本音が滲み出ている後半の歌詞も含めて沁みる、、、
そう、
ある意味夏に聴くのにもピッタリ!って感じでとっても素敵なエンディングだったと思います。
川本真琴さん、バンドメンバー、スタッフ、ビルボード東京の皆さん
ありがとうございました!













1.アロエ
2.April locking down
3.fish
4.ホラーすぎる彼女です
5.universe
6.ワールドエンド・ガールフレンド
7.アイラブユー
8.大観覧車
9.トムソンガゼルになりたかった
10.やきそばパン
11.愛の才能
12.新しい友達Ⅱ
13.ロードムービー














この日は私生活で色々あって相当落ち込んでいたので
ラーメン久々に食べたり快活クラブでソフトクリームいっぱい食べたり、
こうやってコンサートを愉しんだり・・・何か自分で自分を元気にする事が出来た、
俗に言う自分の機嫌は自分で取る~を正しく実行出来たのが嬉しくもあった。
ま、
ライブがこの日にあったのは偶然なんだけど笑
うん、そういう意味でもこの夏でも特に印象に残る一日だったのは間違いない。
あと、最近よく家で川本真琴さんのCD聴いたり外でもサブスクで聴いてたりするので
また是非川本真琴さんのライブには足を運びたいな~って思ってます。
先述の様に、今度は十何年ぶりになんてならない様に、ね!