先週の金曜にLOSTAGEのツアーに参加しました。
今現在絶賛敢行中の全都道府県ツアーの東京公演2発目。
ちなみに最初に参ったのも吉祥寺公演だったので何気に2回連続東京公演でした。
その時はまだニューアルバムを持っていない状態でしたのでライブで初体験!だったんですが、
今回は吉祥寺の時物販で購入した新譜「PILGRIM」を自宅で聴き込んでの参加でしたので
またちょっと響き方も変わるかな~って事で色々な意味で楽しみにしてた公演でしたね
それは、
久々にフィーバーでLOSTAGEを観れる、っていうのもあったし
対バン相手にタイから来たロックバンドも居たので
多角的に楽しめるような一夜でした。
では、以下。
■Guru Connect
ステージではなく、
まさかのカウンター横からDJとして登場。
ただ、
映像も駆使した電子音楽の波は素直に格好良かったし、
満員だったのでアレでしたがそうじゃなかったら普通にゆらりと踊りたい感じでしたね
見た目が無国籍感あったから今回のイベントに呼んだ・・・とのこと。
■Faustus
先述の通り、
タイランドから来たオルタナティブ・インストロックバンド。
最初は、叙情的な感じで始まったのに急にバッキバキのロックに様変わりしたり
その緩急の効いたバンドサウンドが兎に角刺激的で格好良かった。
この例えが合ってるかは分からないけど、
ジェットコースターに乗ってるカンジ・・・うん、良いもの観たな!って印象でした。
個人的には、
OGRE YOU ASSHOLE、THE NOVEMBERS、又はリーガルリリー等と対バンしても似合いそうって思った
つまりは結構日本人が好きそうなサウンドでもあった、、、という事ですね。
時に攻撃性たっぷりに牙を剥くギター、
縁の下の力持ちに徹してたベース、
そして、
タイトなリズムが光っていたドラム・・・と個々の技量も半端なく感じました
突き刺す様なビートは初見でも余裕でノレちゃう良さが滲んでました
正直、また来日されたら観たい!って思うレベルでしたね
ギターの方が「東京」って書かれたTシャツ着ていて
ベースの方がMCの時にスマホのメモ?を見ながら日本語で行おうとしてたり
なんかそんなとこも日本人からしたら嬉しいじゃないですか(笑
そういう意味では演奏以外の部分も凝ってて秀逸でした
フィーバーが海外のバンドに積極的~との事で
そう言えば、
確かに同じ8月にここフィーバーで香港のバンドTYNTも観たなーって思うと
そのMCもまた説得力も持って響いてたのも個人的に良かったです。
中々、
海外のバンドを観る機会って少ないので、
そういう意味では「タイの格好良いロックバンドを知れた!」と
純粋に新しい刺激を持ち返れたのがとても素晴らしい体験だった様に想う。
LOSTAGEとの親和性も高く感じたのできっとLOSTAGEファンも満足だったのでは。
自分がそうですからね。
■LOSTAGE
1.巡礼者たち
2.平凡
3.High Fidelity
4.錆
5.へそ
6.No Escape
7.あなたのそばで
8.胎動
9.箱庭エレジー
10.瞬きをする間に
11.窓
12.手紙
2か月ぶりに観るLOSTAGE。
ここFEVERでも何度も観て来たのでまた違ったドキドキ感を覚えつつ、
ライブは渋く「巡礼者たち」から始まった。のっけから、拓人さんのエモいギターが炸裂して
即座に「あぁ、これこれ」って感覚になった。
以前よりも、
更に演奏が激しく進化していた「平凡」
五味兄の足の動きもまるで痙攣してるかの様なキレてる印象で視覚的にも楽しめた一曲
正直、歌の主人公と同じく
自分自身も(悪い意味で)自分は平凡だ、、、と感じてしまうので感情移入もしながら聴いていた。
MCではチケットがソールドアウトした事に触れ
「こんなわけのわからん面子でよく集まったな笑」と嬉しそうに語ってました。
続いて、ポップなメロディに爆音のテレキャスが乗っかって気持ち良い「High Fidelity」
更に、今思えば渋谷クアトロで新曲として聴いたのはこの曲だったんじゃないか?と
ふと感じた「錆」。
当時のレポで「エルビ」とか書いてたけど、曲調的にも「錆」を聞き間違えたんだと思われる。
そしてこの曲の盛り上がりは凄かった。
渋谷の時よりも、
吉祥寺の時よりも、
サビの熱唱の仕方がよりエモーショナルに変化していて気が付けば起爆剤レベルにまで昇華していた。
前は吐き捨てる様な歌い方だったのがこの日はより感情を込めている様に感じられた。
気のせいだったらごめんなさいですけど。
ただ、
物凄くガムシャラにサビ最後の「敗者!!!!!」の部分を激唱している五味兄は格好良かったし、
観ていて聴いていて心が震えるものがあって・・・とても素晴らしい一幕でした。
不穏なギターサウンド、蠢いてるベースにも感化されヘドバンもしたんですが、
こういう風に負け犬でも格好良くなれるのがロックンロールの醍醐味であるようにも感じました。ね。
続く「へそ」では「辿り着くまで」の部分が逆ギレ気味に歌われてたのがめっちゃ格好良かった!
ドクドクするベースラインにも魅せられた「No Escape」、
他の楽曲とは違って叙情的で内側からグイグイ来る感じが沁みました。
拓人さんのコーラスや沁みるギターソロも胸に来た「あなたのそばで」
他の曲と比べてとってもポップで、どこか温かい曲調が新鮮で楽しくもありました。
この日は、
ラストに置かれる事の多い「胎動」をここでIN
この曲に関してはサビが終わった後の拓人さんの轟音ギターフレーズが兎角素晴らしくて、
このツアーが終わっても定番化しそうな予感もするくらい鉄板の名曲に仕上がってました。
最後の「おーおーおーおー」の歌声も気持ち良くて拡がりある一曲でしたね。
ライブもクライマックスへ。
個人的に、
この日一番胸に響いたのは「箱庭エレジー」という楽曲。
躍動感溢れるバンドアンサンブル、
拓人さんのギターも爆音だけどこの曲の時はどこか美しくて、
岩城さんのドラミングもシンバル威勢よくぶっ叩いてて気持ち良くて・・・
そして、
歌が良かった。
まるで映画のエンドロールの様にも感じたクライマックス感
また明日から、いや明日「も」、人生を謳歌せんとするようなポジティビティが素晴らしく。
「踊ろよ
寝て覚めても
輝くよ
誰より何より」
そんな、
聴き手の背中を押す様な言葉とそれに付随するサウンドに感化されて
照明のキラキラ感も相俟って無性に感動している自分が居ました
人生を能動的に豊かに過ごそうとする気持ち...
のようなものを与えて貰った気がする。
こういう曲をストレートに響かせられる様になったのも今のLOSTAGEの魅力だと感じられましたね。
本編最後は、「瞬きをする間に」。
最後の最後にちょっと感傷的なこの曲で締めるセンスもニクい。
この曲は純粋にうたが良かったのと、拓人さんの轟音センチメンタルギター、
更に岩城さんの芸術的なドラミングが重なって正に最高のクライマックスを創造してましたね
こういう終わり方も個人的には全然OKなんで以前とは違っててとっても新鮮でした!
物寂しい感覚をスッと残して終わる、そんな哀愁にヤラれました。。
アンコールでは
「満員御礼、ソールドアウトですよ。」
「人気出て来たのか?もしかして」の発言に観客の一人が「売れる!」と叫んで
それに対して五味兄が「売れる!?ここから売れるとか、あんの?(笑)」と笑ってましたね
その後、
どうやったら売れた事になるのか?と議論が始まり、
最終的には拓人さんの発言した「紅白歌合戦」の答えが採用?され
五味兄が「紅白だと思って歌います!」と「窓」を威勢良く披露してました
確かに、
LOSTAGEが紅白出るならこの曲なのかな.....って感じはする。
エネルギーに満ちた演奏の後に初期の名曲「手紙」を叩き付けてこの日のライブは終了
「手紙」では要所要所で歓声が上がったり五味兄のステージングも爆裂気味だったり、
最後の最後までロックバンドLOSTAGEの格好良さを刻み付けてました
個人的にも聴いててスッキリするような名演だったと思います!
出演者の皆様スタッフの皆様フィーバーの皆様
ありがとうございました!!!
サブスクって確かに便利だけど、
でも全部がサブスクにあったら何か寂しい気もするし・・・
そういう意味では、
音楽の価値を再び世の中に問う意義深いツアーを敢行してるな~って気はします
物販のとこで新譜のシリアルナンバー見たら自分は504だったんですけど確か1200~1300位?まで売れていて、
いちファンとして順調に売れてるな!と思いニンマリしましたね。
このツアー、
まだ数か所参加するつもりですので
その頃にはもっともっと売れてるんだろうな~と想像するととっても楽しみですよ。
管理人的には是非1万は行って欲しいですね。このレポ見て興味とかあったら、是非是非。
数か月でも楽曲によっては変化を感じてるのでこの先の変遷にも期待大です
そういうのこそロングツアーの醍醐味ですよね!