先週の木曜日、BACK DROP BOMBのライブに行きました。
BDBのライブに行くのは2009年秋以来14年ぶりのことでした。
前のブログにその時のライブレポもありましたが...
そのイベント自体は今でも強烈に憶えてて
マサさんが太ってた事も憶えてます笑
ただ、
久々に生で観たらマサさんはかなり痩せてました
その段階で時の経過を感じましたが・・・中学生、高校生の時に
狂った様に聴き倒していたバックドロップボム
ある種、
憧れの存在の一つなんですが、
憧れが憧れのまま、今でも格好良いままにステージで魅せてくれる様は本当に痺れました
あまりにも素敵過ぎて観ていて時折泣きそうになったり完全にマインドが少年に戻ってました。
今年9年ぶりのニューアルバムを出し再び爪痕を刻んでいるバックドロップボム
未だに色褪せぬ円熟味も増したパフォーマンスにメロメロになったワンマン公演でした。では、以下。
会場は渋谷WWW X
今年に入って既に4回も来ていてある意味当ブログではお馴染みのライブハウス。。
相変わらずちょっとダンジョンみたいな造りが格好良い素敵なハコでした。
ライブは、
新譜から「BROKE OUT」でスタート!
迫り来る轟音、メンバーの格好良い立ち振る舞いによる視覚的な楽しさ、演奏の一体感・・・
一曲目から既にその格好良さの渦に飲み込まれてしまって「あ、こりゃイイ。」と❝最高❞を確信。
ちなみにサポートメンバーの中にASPARAGUSのボーカルギターの忍さんもいて
この間アスパラ観たばっかりだったのでこんなに早く再見出来てそれも嬉しかったり。
「THE WAY UR」もすごく良かった....
音源で聴いた時から思ってたんですけど、この楽曲は初期のBDBのメロディラインに近い気がする
白川さんの歌も堂々としていてシンガーとしての格好良さを存分に感じてました。
更に、
個人的に凄く嬉しかったのが「CRUCIAL DANCE」・・・!
この曲、「THE OCRACY」の中で一番好きな曲で当時もよく聴いてた覚えがあるので
正直演るとは思ってなかった~のも含めてテンションブチ上がってしまいました
音源よりも肉感的なバンドサウンドに、妖艶な雰囲気が合わさって
正にライブハウスが似合う様な空間的な音像になってたのが素晴らしかったですね。
そして、
会場の様相を一気に変えてしまったのが「PROGRESS」。
この曲、めちゃくちゃ良かった・・・!
元々音源でも聴いてたんですけど、
あそこまでライブ映えするとは想定外でした。
まず、マサさんの音源よりも更に力強い前のめりなボーカリゼイションに圧倒されて、
白川さんのリズミカルなBメロ、クールなサビメロのコントラストに魅了される
そして、サウンド全体から漂って来る正に❝ストレートなロックサウンド❞が抜群に気持ち良い.....!
聴いてる人に勇敢さを与えんとするかの様なパフォーマンスに完全に骨抜きにされました。
それと、この曲で堪らなくなったオーディエンスがいよいよモッシュピットを創造
ダイバーも続出して文字通りの❝起爆剤❞として機能していました!!
王道のBDBサウンドがひたすら気持ち良かった「1994/1996」、
途中のシンガロングも一体感あって素晴らしかった「That's The Way We Unite」
そして、
直立不動でポージングをしながら矢継ぎ早にボーカルを注ぎ込む白川さんの姿が鮮烈的だった「REMIND ME」
この曲は自分の中学生時代に於いて象徴となる様な一曲だったので14年振りに生で聴けたのが嬉しかった
WWW Xはステージが高めなので意外と大箱で聴いてるかの様なスケール感があるんですよね
なんだか最近このハコが人気なのも理解出来る様な一瞬でございました。
また、
後半の部分、
白川さんが「YOU REMIND ME」の部分を熱唱するパートは聴いててちょっと泣きそうになった
爆裂させるだけじゃなくて、ああいう風に❝聴かせる❞事も出来るのがBDBの良さと言えるでしょう!
最高でした・・・!
ゴリゴリのバンドサウンドが気持ち良かった「MASTADABESTAH」
マサさんの「ハードワーキン」の歌唱が印象に残った「RUN FOR COVER」
そして、こちらも学生時代によく聴いてた「IN ORDER TO FIND THE NEW SENSE」
最後の名物と言えるあのめちゃ長いギターのアウトロを生で聴けて嬉しかった!
それをツインギターで弾いてるのが忍さんなのもニンマリしながら。
ファントークは止まらない。。
大好きな「FLIP OUT」が登場
この曲人生でもう何百回聴いたでしょうか
実は高校生の時の体育祭でも流れてた(!)この曲、
「NIP SONG」はオリコン上位に食い込んでたしあの頃はロック少年にBDBが大人気でした。
この曲もクールな白川さんのボーカリゼイションが堪らんかった・・・!
エモいマサさん、クールな白川さん、その対比というか、
正にお互いがお互いを引き立て合う感覚ですよね
そう言えば、
ツインボーカルのバンドのライブを観るの自体かなり久々、、、前を憶えてないくらいなので
ベタかもしれませんが「ツインボーカルって良いよなぁ。」としみじみ感じながら観てましたね。
高速のバンドアンサンブルも気持ち良かった!
「NEVER SEEM TO LAST」のグッドメロディとフルートの音色に浸りつつ、
「SIGH」では更に攻撃性よりも美しさに焦点を絞った二人のボーカルに魅了された。
ただこの曲、要所要所で演奏自体はハードロックみたいになるのでそのギャップもヤバかったです。
ライブも後半戦へ。
まず、
まさかの白川さんソロ(!)で聴かせた「THE LOOT」
白川さんの美声を存分に味わえて新鮮かつロマンティックな一曲でした
なんかこういう見せ方もツインボーカルならではな気がしなくもない。
更に、
音楽愛を感じさせる新曲「WHAT A VIBE」はどこか民族音楽の要素も感じさせてそれも良かった
この曲では横ノリのグルーヴが進行していて普段とはまたちょっと違うアプローチ。
そこから、最後はミクスチャーロック全開のモードに突入。
バッキバキのロックサウンドを響かせながら、
実はメロディラインが美しくて二重の意味で魅了される「R.O.C.K.S」
その鮮烈な格好良さにまたもキッズ魂を震わせられつつ、
モッシュとダイバー続出となった「TURN ON THE LIGHT」
歌唱も丁寧でカオスとボーカリゼイションに魅了~の二刀流(?)で味わう
「Bounce It」「Blazin'」と初期の名曲を連発して本編は終了
この頃になるとダイバー達の相様もスゴくて
とってもカオスでした
一度、
ダイバーがバランス崩してみんなで頑張って支えて「わぁ!」みたいな歓声が沸いたんですけど、
あれは本当日常じゃ味わえない...味わう必要性があるのかはさておき笑
ライブハウスでしかあり得ない光景だな~と感じていました。
でも、
歌も良くてね、
本編最後に「Blazin'」みたいな曲で終わるのもメッセージ性も感じまして
その希望にも似た歌唱とビートに感動も憶えつつ最高でしかなかったライブは終了。
アンコールも敢行!
白川さんはシンプルに「ありがとうございました。」と感謝を口にし、
マサさんは殆ど喋らなかったけど、ダイバーに対して無理はするなよ~的なジェスチャー送ってましたね
っていうか、振り返ってみると白川さんしかMCしなかった気もする。
その分、演奏と歌だけがある感じも潔くて格好良くもあった。
「YOU UP AROUND」でアゲつつ、
最初期の「BACK DROP BOMB」で前のめりな言葉と音像をオーディエンスに叩き付け、
最後の「BAD NEWS COME」に至ってはモッシュもダイバーも最高潮
加えて、サビのシンガロングも衝撃的なまでにデカくて
斯く云う自分もめっちゃ叫んでいました
ポジティブな言葉では無く、
ネガティブな言葉を皆で叫んで馬鹿みたいに盛り上がれる~っていうのは
ある種ライブハウスでしか得る事の出来ないカタルシスかもなぁ。とか感じつつ、
その暗黒ビッグバンみたいなサウンドデザインに完全に魅了されてピークだらけのライブは本当に幕引き。
この日はモッシュに巻き込まれダイバーを支えた影響でより汗だくマシマシなライブでしたが、
ぶっちゃけたまにはこういうTHEライブハウスなライブもあった方が良いと思ってるので
そういう意味ではとっても大満足でした!よ。
BDB、サポートメンバー、スタッフの皆様
WWW Xの皆様
ありがとうございました!!!!!!
1.BROKE OUT
2.THE WAY UR
3.CRUCIAL DANCE
4.PROGRESS
5.1994/1996
6.That's The Way We Unite
7.REMIND ME
8.MASTADABESTAH
9.RUN FOR COVER
10.IN ORDER TO FIND THE NEW SENSE
11.FLIP OUT
12.NEVER SEEM TO LAST
13.SIGH
14.THE LOOT
15.WHAT A VIBE
16.R.O.C.K.S
17.TURN ON THE LIGHT
18.Bounce It
19.Blazin'
20.YOU UP AROUND
21.BACK DROP BOMB
22.BAD NEWS COME
全22曲、
たっぷり演ってくれました!
個人的には、「PROGRESS」の衝撃がスゴかったのと、
あれで一気にダムが決壊したかの如くモッシュ&ダイブモードに切り替わったのが印象的でした
メガネがダイブの影響で床に落ちそうになったんですが、落ちた時点でTHE ENDなので
必死に支えたのも良い思い出ですなあ(笑
ただ、
そういうのがないゾーンで観なかったのは、
中学生の頃から大好きだったBDBのメンバーをなるだけ近くで観たかった~という欲求に抗えなかったから。
マサさんは普段着みたいなシャツと短パンで白川さんはめっちゃお洒落にキメていて
その良い意味で統一感がないナチュラルな感じも良かったし、
やっぱり白川さんの歌う時のポージングが良くてね
見せ方までこだわってる感じがしたのも素敵で
「MICROMAXIMUM」に衝撃を受けて未だにBDBの楽曲を愛聴している自分にとっては、
憧れが憧れのまま、今でも格好良い曲を携えてライブしてくれるってどんだけ尊い事なんだろう。と
完全にキッズの頃に戻されてしまった素晴らし過ぎる一夜でございました。
管理人は今37歳なんですけど、きっと同世代も沢山居たでしょう。
未だに格好良いロックナンバーが聴きたくなると
即座に「REMIND ME」を流す管理人にとっては今のリスナーにもBDB届いて欲しいなぁ!と願いを込めつつ。