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【明日を見据えて】Wake Up,Girls! 青春の影 WUG新劇場版・前篇感想(ネタバレあり)

2015-09-25 | Wake Up,Girls!(アニメ)
また、ちょっと泣いてしまいました。
ネタバレ含む感想なんで是非観てから読んで下さいね。
あとシアター限定版から画像も使ってるのでその辺も注意。
































あのー、俺は昨日まで新劇場版に合わせて毎日各話感想を更新してたんですね
要はこれまでの軌跡を振り返る企画っちゅうか、応援の意味も込めてやってた訳です
そんでその感想の中で4話分も「泣いた」って言葉を使ってて、まあ実際に観てて泣いた訳だから使うしかないんですけど
その流れでこの感想とかツイッターでのっけから「泣いた」って書くと感化されてるだけ、テンションの問題だと思われる可能性があるなあ、と
いや、別に思われても全然構わないんですけど、ちょっとそこには明確な理由がありまして・・・っていうのをまず記述したいと思います。




この新劇場版では東京進出とそれに伴う悪戦苦闘を描いている、というのが個人的な見解なんですが、
所属会社のダンスレッスンではあいりだけ最下層、まだデビューも済んでない子達と一緒に練習させられちゃうんですね
それはそれである意味シュールでコミカルで面白かったんですけども(笑
でも・・・誰もが話題にはしにくいトピックなのも間違いないですよね。

ただ、今までのあいりだったら引け目だったり「頑張らなくちゃなあ」っていう宙ぶらりんな気持ちだけだったと思うんですけど(特に初期はね)
今回は、誰もが口にしにくい事を、誰が言う訳でもなく自分の口から話題に出して、
それでもここで自分がレベルアップすればWUGちゃん自身の成長にも繋がる
一刻も早く次のクラスに上がれるように頑張るよ。って
彼女自らがメンバーのみんなに力強く意志を込めて宣言するんです
その様子見てたら、ちょっと涙が出てしまった・・・というのが事実なんですね

それは、今までの、特にTVシリーズ前半のあいりだったら絶対に出てこない言葉と眼差しだったと思います
そんなあいりの、人間的な成長が嬉しかった。簡単に諦めたり劣等感に溺れなくなったあいりの“頼もしさ”に完全にヤられてしまいました。
この子はWUGちゃんの中でも特にスペックが(作中では)普通な子だから元々余計に応援したくなるキャラですけど
自身が置かれた状況にもめげずしっかりと前を見据える、明日を見据える姿勢は正にアイドルアニメの本質的な面白さをあぶり出していたかなあ、と
これからのあいりにも期待したくなりましたし、改めて見守り甲斐のあるキャラクターだなあ、って(笑
まだまだWUGちゃんには伸び代がいっぱい、報われる余地もいっぱいあるかと思います
この新劇場版ではこれもまた「WUGらしい」悪戦苦闘の模様が描かれてますけど、
WUGちゃんならきっと乗り越えられると信じてますし、
それは有り体な言葉などではなくて
観ていると「きっと乗り越えられるだろう。」って“信じたくなっちゃう”んですよね。
希望があるから絶望があり、絶望があるからこそ、また希望が生まれる。新劇場版でもWUGはWUGだったのが何よりも嬉しかった。

でも、この子達全然“諦めてない”。
かつてのちょっと打ちのめされただけで中々立ち上がれない、すぐに空中分解しそうだったWUGちゃんはもういない。
そこに居たのは、例え辛い状況でも、しっかり明日を睨んで、みんなで支え合って、懸命に這いつくばろうとする“逞しさ”に満ち溢れたWUGちゃんでした
もう誰かに「歩かされてる」のではなく、自分らの足で「歩こう」としているまた一歩成長したWUGちゃんでした。
その様子に、素直に胸が熱くなったし、テンションも高まったし、「この子らがまた“何か”を掴むところ」を真剣に観たい。って思えました
正直エンドロールで「少女交響曲」が流れてる時なんか立ち上がってWake Up,Girls!コールしたい気持ちでいっぱいでしたし
今にすぐにでも踊り出したい気持ちでもいっぱいでした(笑
結局、レコード会社の戦略ミスで一発屋扱い~というのが大本の流れですが(これもぶっちゃけよくあるっちゃあよくあるよねえ 笑)、
それでも地道な活動が実を結んで返り咲いたアイドルやバンドなんて沢山いますし、
WUGちゃんも是非そうなって欲しい、そしてまた仙台の地で大きな花を咲かせてくれたら・・・なんて思います。





この新劇場版では大人たちの描かれ方も中々良いんですよね
まず最も成長の余地が残されている松田さんは昔のバンド仲間と再会して、
燻ってた心情を吐露、
その後懸命にマネージメント活動と彼なりに不器用ながら必死に動いてくれてる姿に感動しました
勿論そのすべてが上手くいった訳ではないけれど、それも後々の展開に向けての種である可能性もあるかと思う
早坂さんに懸命に頼み込みに行く松田さんからはWUGちゃんに対する愛情がこれ以上ない形で表現されていたと感じました。
彼の今後にも期待・・・、と同時に
早坂さんも早坂さんで相変わらず素敵なお人でしたね
WUGちゃんがちょっと“WUGちゃんらしさ”を見失ってるのを見てそれを分からせるまで突き放す
だけど、本人たちがそれに自覚的になったらしっかりその熱意に応えてくれる
好感度が高いのも相変わらず納得のキャラ描写だったかな、と 笑
きっと東京ナイズされたWUGちゃんは彼にとっては退屈で、
あくまで等身大で、
仙台の空気を感じさせるWUGちゃんだったり自然に振舞う時の垢抜けて無さが“味”になってる方がきっとWUGちゃんらしいし、
もっと大人っぽいとか余裕っ♪って感じではなく健気で一生懸命な方が、土臭い方がWUGちゃんには似合ってるんだと思います。
もっと言えば、その土台が出来あがってない内に新機軸やアレンジに向かうのは「芯がない。」って事でもあるんでしょうね。
 丹下社長も過去を匂わせるシーンや訳アリっぽい伏線が結構描かれていて、
彼女のコネの広さだったり、数々の言動の理由の一端が垣間見えるキャラ描写になっていると思います
まさか丹下社長が元〇〇〇〇で白木さんが元〇〇〇〇〇〇〇だったなんて・・・!
この辺りの大人たちの活躍と行方にも大いに注目したくなりましたね。
WUGは、大人が面白いアニメでもある。それを証明したと思います。


しほっち可愛い・・・(惚)


I-1関連もしっかりと描いてくれましたね
白木さんのスキージャンプの例えが面白かったんですが(笑
完璧主義であり徹底した管理主義の彼にとってはミリオン割れ、ワンマンの即ソールドならずは由々しき問題だったようで
“I-1の成長”及び“I-1のこれから”についてもここからしっかり描かれそうな予見も観ていてしました
特にしほっちに関しては、今度はしほっち自体がセンター落とされそうな雰囲気にもなっており
その辺も注目ですし、
逆に言えばここからどうしほっちが奮闘するのか、どうしほっちが現状を切り開いていくのか・・・っていうのにもワクワクしています
新しい世代、停滞のグループ、そして徐々に飽きられつつある、と言ってもまだまだ全然売れてますけど(笑
白木さんの考え自体にもメスが入ったり何かしらの変化が生まれそうな余兆もありそこも楽しみです。
気が付けば、しほっちもまた「応援したくなる」キャラクターに仕上がっていましたね。

勿論相変わらず大田さん達も元気でした(笑
彼らは東京進出を応援しつつも一抹の寂しさは拭えず、
だけど掲示板に於ける世間の声に抗っていたり、
イベントにも健気に遠征していたり、
正にファンの鑑で、
でもまあ東京でもお店の店員に「うるさいです」って注意されてましたけどね(笑 これもまたニヤリとする仕掛けでした。
でも、きっと大田みたいな根強く応援してくれる、彼らみたいなずっと聴き続けてくれるリスナーの存在こそ尊いものなんでしょうね。
WUGちゃんも悪戦苦闘したように、彼らもまた同じように悪戦苦闘していた。でも、そんなファンがいなきゃやっていけないですから。
なんかある意味WUGちゃんと同じくらい一生懸命な彼らの姿はあれはあれでいとおしいんですよねえ・・・笑





これは誰もが気にしてるでしょうが、
BDとかだと修正されていますが本放送時には作画の乱れも目立ってました
しかし、本作は作画も動きも美術も大分凝った仕上がりになっていて
少なくともキャラの“等身大の可愛さ”はバッチリ出てる、って言い切れる抜群の作画に仕上がっております
印象的なカット(例えば夏夜のコミカルなカットだったり、あいりの澄み渡るような真っ直ぐな表情だったり)も多いので
その意味でも是非観て欲しいですし、誰かが書いてた事なんですけど「これがきっとやりたかったWUG」って言えるようなものになっていると思います

まゆしぃのひよこのアイテムに珍しくキュンキュンしちゃうめちゃくちゃ可愛いカットだったり、
夏夜とみゅーは益々息ピッタリの夫婦漫才(?)をちょいちょいやってて面白い
風呂でセクシーに眠るみにゃみ、
ウインクを決めてドヤ顔のななみんだったり、
相変わらずよしのはよしのだなあ・・・って思ってしまったb-sessionでの不慣れなMCだったり 笑(でもあれはあれで可愛い)、
子供たちと一緒に踊るあいりの絵面とか、
キャラのあいくるしさ・自然体の可愛さもたっぷりと表現されてますし
コミカルなシーン、ギャグも冴えているのでキャラ方面でも優れた内容だったと思います
個人的には、あいりの不器用過ぎるウインクとよしのの「おはよっぴー!」っていう空回った挨拶が何ともいじらしくてお気に入りですね(笑)。
 夢を叶えられてウキウキ、本当に幸せそうな姿にこちらまで嬉しくなったみゅー、
気が付けばみんなを正解に導くまゆしぃの言葉に
負けん気を露わにするななみん
ムードを一気に変えてくれるあいりの存在もやっぱり100%不可欠だと思ったし、
さり気にテンションを上げる言葉をくれるみにゃみ、
強気にみんなを引っ張ってくれる夏夜
前よりももっと結束力を高める為に努力しているよしの、
そして、今は笑い話で過去を振り返るみんなの姿・・・どれも自分の目にはキラキラ輝いていて素敵に美しく思えました。
悪戦苦闘と何回か書いたけど、やっぱり、この7人ならきっと大丈夫。そんな風にも思います。
後篇、12月、素直にワクワクして待っています。ありがとうございました。















全体的なテーマとしては、「自分らしさを見失わない」、
「自分が今までやって来た事を信じる」、
例え迷っても、
不安に思っても、
なんか背伸びしたくなっても
手前自身を曲げなければきっと見えて来るものもある。
そんな風な事を個人的に感じていました。これからどんなものを仙台に持ち帰っていくのか、
東北に持ち帰っていくのか。みんなの想いは、彼女らの想いは、大人たちの想いは。複雑に、だけどしなやかに交差する物語が、とても面白かったです。
簡単には諦めない、
無視されても挫けない、
嗤われてもいい、負けはしない。
そんな“WUGらしい”テーマに満ち溢れていた新劇場版、是非色々な方に観てもらいたいです。
自分が今日行った流山おおたかの森TOHOシネマズでは上映後多くのお客さんが物販を買ったり、
シアター限定BDを買ったり、後篇のチケットを買ったりしていました。そんなワグナーさん達の支えで、
“まだまだ続く物語”になっていければいいな、と今素直に感じてます。取り敢えず、また劇場で観るぞ!(笑


余談:
実は千葉で本作が上映されるのは流山市にある流山おおたかの森TOHOシネマズしか(現時点では)ないので、
その時点で流山で観よう、って思ってました。まず最初は自分の地元で観たかった、ですし
個人的に千葉で上映してくれる事自体嬉しかったので(笑
あの辺は美味いラーメン屋多いしね(関係ねー)
 ちなみにおおたかの森シネマズは駅に隣接する大きなショッピングモールの中にあり
割と便利な場所にあって中もきれい、かつ良い雰囲気の映画館でもあったので個人的におススメ
良い思い出になりました。後篇は、どういう形になるんでしょうか。その辺もチェック推奨、ですね。
でもその前に仙台でも観る、つもり。たぶん。




おっぱいデカすぎ問題(満面の笑み)





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