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【戦力外通告】Wake Up,Girls! 第6話「まだまだだよ」 感想

2015-09-18 | Wake Up,Girls!(アニメ)
数時間前まで「お姉ちゃんのライブに~」とか言ってたのに・・・(笑









まだ全然鍛え上がってないWUGちゃんにとって、
まあ大方島田真夢きっかけで観に来たんでしょうけど(笑
素材を見抜かれ早坂さんという良質なプロデューサーに出会った事自体は幸福でした
恐らくI-1にガチガチに作曲スケジュール持って行かれている所為でその発散目的というのもあったかもしれません
ただ、敏腕故に「使えない」メンバーには厳しくあいりが切り捨てられるという弊害も発生してしまいました
勿論あのままやっててもペース的には亀の歩みのまんまだったんでしょうが、
これはこれで戸惑いを隠せない状況ですよね
なんせ「WUGらしく」、に
「I-1流」、なやり方が加えられてしまった訳ですから。
いよいよレッスンもステージも本格的になって来て面白味も益々UPしていますが
その裏で辞めざるを得ないメンバーも出てきてしまう・・・っていう。いや、こういう展開は展開で面白くもあるんですけど(笑





早坂さんのスパルタ指導法は厳しさもあったけれど、
それ以上に「とにかく場数を増やす」「基礎を徹底的にやり込む」と理に適っているなあ、という印象でした
勿論それに付き合うメンバーは並大抵じゃないしんどさも含むでしょうが、鍛え上げる方法としては間違ってない
今のWUGちゃんには経験値も体力も足りてないのが現状と言えば現状ですからね。
特にやっぱ、ステージに関しては絶対的な“慣れ”が必要となりますから
その意味でもとにかく場数を!ってのはある程度正しいかなあ、と。
体力に関しても、
この先もっと(スケジュールが)詰まるような事があったらきっと必要になって来ますから。
あいり自身が言っていたようにそれもまた「頑張ってる!」って充足感を呼び込むものだとも思いますしね。





もう一つ早坂さんを「良質」だと思う理由として、あいりに告げた苦言の内容が本当に頷ける内容だったのが大きいですね
これが無茶苦茶な理由だったりあまりにもフィーリング重視の戦力外通告だったら「ん?」ってなりますけど
早坂さんのあいりに向けた問題提起は確かに正しいと思えるものでした
あいりはただ参加してるだけで楽しんでいる
なんかもう、みんなとただ歌って踊ってるだけで楽しい、っていうような状態
でも、それじゃプロは困る それならその辺の素人にだって出来るっちゃあ出来る事ですから
また「見る側」「作る側」っていう言い方が分かりやすくて良かったと思います
あいりはまだまだ「作る側」には成り切れていない
っていうか、その意識すらない
それは冒頭でも書いた家族との会話で既に分かっていた事
勿論グループに対する愛情も生真面目さもあいりは持ち合わせていますが
「ただ自分だけが楽しい」んじゃカラオケに行ってるのと変わらないですから
やっぱりその辺りの意識改革がこのポイントで必要だったんでしょうねえ・・・
それが遅いか、早いか、だけの話。
だから、それを思い切り速めた早坂さんはやっぱり良質だと思う訳です
多少、つーか、相当厳しい愛の鞭ですけど(笑 是非乗り越えて欲しいなあ、と思う
それ以前に超厳しい条件突き付けられちゃってますが・・・WUGちゃんにとっても、最初で最大の試練、、、、かもしれないですね。





にしても、まゆしぃはあいりの事を心配して待ってた訳ですけど
その優しさがちょっと裏目に出ちゃいましたね
勿論まゆしぃに非は全くないんですが、
あの場合、ちょっと惨めな気分だったと思うので一人のままにしておいた方が良かったかもね
あの日、練習終りに一人だけ残って散々酷評されて、惨めな気持ちのままメンバーとも一緒にいたくなくて・・・
あいりはどんなに悲しかっただろう。
そんな彼女のショックが物悲しい劇伴と雨っていう最高のメタファーに彩られて
最大限に伝わって来る演出もまた流石だなあ、と思った話数でした
より一層あいりの惨めさを際立てている、というか・・・。
一人部屋でうずくまるあいり、
最後は切り捨てられて部屋に一人きりのあいり、
今までいつもまゆしぃを明るく元気付けて来たあいりが逆に追い込まれる展開で
一気にそんな彼女の哀愁が伝わって来て観ててちょっと泣きそうになった回
あいりはちょっと自分を出せない性格でもあるから、
余計に心境が理解出来るんだよなあ・・・。
本当は誰よりもWUGを大事に想って、リスペクトしてきたあいりだからこそ、まだまだメンバーに残って欲しいですね。
勿論そういう気持ちだけじゃダメだけど、でも最後に人を動かすのも成長させるのも結局は気持ちだと思うので。











早坂さんは無茶苦茶やってるようで、その実どれも合理的っちゃあ合理的なんですよね
ただそれがWUGに合うのか合わないのか、それはこの先のWUGちゃん自身が決める事
それに早坂さんの掲げる苦言にはちゃんと頷ける説得力がありますし、
確かに敏腕と呼ばれるプロデューサーだなあ、って感じました。
ただ、それじゃあきっとまゆしぃが目指す「理想」には辿り着かない
まゆしぃが本当に欲しかったものを目指す為にはここであいりを切り捨てさせる訳にはいかない。
こういうメンバーの結束力が試される展開は大好物なので当時はワクワクしながら観てましたね(笑 今も。

ところで、前回のライブは3人「も」I-1の客をかすめ取る事に“成功”していたようです
千里の道も一歩から・・・WUGちゃんが踏み出した一歩にちゃんと意味があって本当に良かったと思いました。
まあ本人たちは勿論知らないでしょうが、こういう何気ない成果を描いてくれる作劇は好きですね。
あいりのコレも元々「足りない」描写が多かったからこそ説得力もあってそういう所もツボでした。




ところで「グループなんだからみんなで考えよう」ってあいりのセリフが序盤にあるんですが、
それがまさか自らの進退にかかってくるとはあいりも考えてなかっただろうな・・・笑
でもさり気にムードメイカー気質もあるあいりが好きですよ。




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