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ゆらぎ荘の幽奈さん 第2話「ゆらぎ荘の秘密」 感想(週刊少年ジャンプ 2016年11号)

2016-02-15 | ゆらぎ荘の幽奈さん








いきなり関係ない話で申し訳ないんですが、
ここ数日間またダウナー状態に陥って休日を寝込んで潰したりしました
もう眠る時「このまま目覚めないでいい」とか思って眠るタイプのアレなんですけど(笑
起きてる時はひたすらダークで悲しい曲を聴き込み精神を落ち付かせていました
こういう時に「俺は誰よりも劣ってるのかな・・・」と気が滅入ってしまいますね

例えば、「みんなで盛り上がろうぜ」みたいなテンションを感じると途端に引いてしまったり、「みんな」には入りたくないな。と思う自分が居たり
それは意識してそうなってる訳じゃないから、苦しくとも仕方がない部分はあるんですけど(無理しても辛いだけだし)
でも、だからこそ色々ダメなんだろうな、、、ってジレンマも相変わらずあって
どこにも馴染まない、誰にも馴染めない感覚は往々にしてあります
それはそれで受け入れている部分もありつつ、
時に途方もない気持ちを抱える事もあって・・・
まあでも結局は「はみだし者」でしかないですからね はみだしたままどこまで生きれるかがこれからのテーマになってくるのかもしれないです。
全く関係ない話を冒頭からすいません(笑)。ただ、吐き出さなきゃ辛い時もあったりするので。

さあて、ジメジメしたお話はここで終わり!以下今回の感想です。

















さて、2話目です
今週も凄く面白かったです(笑
まず面白いと思ったのは「それぞれの正義」のぶつかり合い、ですかね

幽霊、妖の類は端的に言って(何も知らなければ)不気味で忌々しい存在ですし
自分達の保守の為に退治しようとするのもまた「道理」であり、基本的に「人の為」という大義名分が効くものだと思います
まあそれとは別の欲望に尽力しようとしている輩が大半でしたが・・・笑

ただ、彼女らは人間ではない・・・からといって、直接誰かに危害を加えたり悪事を働いている訳ではありません
ただ、自由気ままにのんびりと生きている、それだけです
まあ元々正当防衛っちゃあ正当防衛なんですが
彼らのやってる事は正直「決めつけ」以外の何者でもないと思います
大勢で押し寄せて、一方的な理屈を並べて、分かり合う事すら放棄して攻撃して排除しようとする
こういう集団や大衆現実にもいるよね
・・・いや、まあ、それはそれとして笑
それと比べると、「一人で」乗りこんで、きちんと話して、分かり合おうとしているコガラシの“人の良さ”が際立つ流れにも(自然と)なっていると思います
個人的に「誰かと徒党組まなきゃ、繋がらなきゃ行動一つ出来ねーのかよ」的な怒りもあったりするんですけど(笑)。
ただ、そういった意味でコガラシのやっている事も、みんなが正しく生きようとしている事も「真っ当」だと思えたんです
ミウラタダヒロさんのそういう「誠実な作劇」が大好きなのも本作を推す一つの要因なのかもしれません

「誠実」という意味合いで言えば、幽奈さん以外のメンバーのネタばらしもまた誠実極まりない作劇でした
なぜかと言えば、先週の最後で他のメンバーが幽奈さんに反応している描写があったり
そもそも名前が「それ」っぽかったり、
突拍子もないものではなく
きちんと伏線が張られた上での今週の発表だった訳ですから、それもそれで「しっかりしてるなあ」と思えましたし
こういう所謂「人外たち」が集まっている、というのもそれはそれで納得出来る流れだったりするんですよね
幽奈さんだけではなく、きちんと他のヒロインに対するコガラシの存在意義も成り立ってますしその意味合いでも「上手い」です
ですから、各キャラ毎にドラマを作れそうな予感もあり期待も膨らみますね
能力自体も各々面白そうですし、エロトラブルも普通のトラブルも作り易そうでネタ切れの心配もなさそうです
何より、全員可愛いしね(笑)。



ちとせさん無敵過ぎ!
こういう能力の使い方は初めて見たかもしれませんね。
はっきりいって新鮮で面白かった、、、と同時に後々考えれば嫌な能力、というのもまた恐ろしい(笑


しかし、2話でいきなりみんなの正体をネタばらししてこの漫画のコンセプトをきっちり伝え切る、という脚本もレベルが高かったですね
坊さんが集団で復讐に来る、という(漫画的に)有り得そうな流れから
みんなの能力を自然と使わせ、
言わなくても次々と正体が分かる上に
本当は「化け物旅館」という事実も浮き彫りになって次週以降の展開にもワクワクが増す、という完璧な構成が素晴らしい
その辺りは流石に良い意味でジャンプナイズドされているというか、始めから分かりやすくフルスロットルで駆け抜ける気マンマンで実にイイですね
お話としては坊主軍団の撃退がメインでしたけど、結果的に感謝されて終わるっていうオチも意外性というか「そう来るか」的な面白味があって笑
まあ、運は先に使われちゃうけど結果的にはボスの方も娘さんが帰って来て良かったんじゃないですかね
そういう後腐れのない脚本もやっぱりミウラさんらしい「誠実さ」に溢れてるなあ、って思ってしまうんですよ
個人的に、ですけどね。

そして、扉絵では早速未曾有のサービス模様を炸裂させてくれてますし(笑
その「官能へのこだわり」もまた素敵ですし、称賛されて然るべき、だと思います
特に狭霧ちゃんの豊満なボディと夜々ちゃんの意外に(←ここ重要)セクシーな身体が実によかです
着痩せするタイプっていうか・・・笑 もうちょっと、人として感動を覚えて当然の「官能」に対する評価も高まって欲しい想いもあります
まあただ想ってても何も変わらないんで結局は行動で示していくしかないんですけどね
先週はアンケとファンレター送りましたし今週もプッシュ頑張りますよ
少年誌に於いてリビドーをくすぐる類の作品が無い方が個人的には「不健全」で「不自然」だと思ってるので。



コメディとしても笑える。


ちなみに、この漫画で「いいなあ」って思う事の一つとしてコガラシがただハーレム状況万歳!ってだけのアレではなく
そこに「リスク」も付いてることですね ぶっちゃけノーリスクで美少女まみれだったらもうちょっと違う感触を抱いてたかもしれないんですが
色々な意味合いでリスクが付き纏うからこそ(笑 何か「許せる」って気持ちも沸いて来たり、
「頑張って欲しいなあ」みたいな気持ちも沸いて来る
その塩梅もまた素晴らしく、
その意味でも完璧に近いラブコメに仕上がってると思います
これがヒットしなきゃ嘘でしょ!ってクオリティの作品だと思います
逆に言えばこれだけ神経にも構成にも気を遣った作品が受け入れられなければもうどうしようもない。って個人的には思うので
もうミウラさんの想うがまま、したいがままにやり切って欲しい気持ちですね、今は。

しかし、コタツでのやりとりはすっごく面白かったですね
サービスにもきちんと流れがあってそこも凄く好みなんですよ
無理矢理目なサービスが殆どない、っていうか・・・。
呑子さんは常に酔っぱらいだから、あそこまで無防備なのも分かりますし(笑
年下をからかって悦に入ってるあの感じもよく分かるし笑
そこからの狭霧ちゃんの理不尽な攻撃もまたラブコメの王道!って感じで非常にニヤニヤ出来ましたし、
更にそれを天丼として繰り返す笑いのツボを考慮している構成にもまたクスクス出来ました
本当に、ただただコガラシは不可抗力に過ぎないんだけど笑
でも、その古き良きラブコメ感も今となってはちょっと懐かしくて面白いです

とか言いつつ、コガラシ自体もツッコまれるような超貧乏生活を送っていた!というそういう塩梅もまた素敵でしたね
「ご経験済みでしたか!?」っていう丁寧ツッコミは読んでてかなり笑えたのでそういうコメディセンスも活かしていけると尚良いと思います
そういった“ラブコメ感”の演出に関してはやはりミウラタダヒロさんは確実にプロフェッショナルだと思いましたし、
是非少年誌のラブコメ好きには触れてみて欲しい一作であります
今週も心地良いラブコメ感に今後の展開を匂わせる要素てんこ盛りで非常に素晴らしい出来栄えでした
出来れば、善意で良いので同志の方々は共に応援よろしくお願いします・・・!という事で。
















・・・最高っ(何度目だ笑)
いただきます!したい

・・・ちょっと夜々ちゃん派に傾きそうです(嬉しい悲鳴)。




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