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【必死こそが美しい】とんでぶーりん 第1話「超少女ぶーりん誕生」 感想

2017-07-30 | とんでぶーりん
                          
                         果林は最高のキャラクター。











前のブログは(途中から)アニメブログとしても機能していた為、
今のブログになってからほぼアニメ感想が消え去っている現状が(自分で)とても寂しく思っていた
だから、数か月前からアニメ感想ブログとして「も」リスタートする計画をずっと構想していて
今日から再びコンスタントにアニメ感想「も」書いていこう、、、と、そう考えています。

再開にあたって、何を選ぶかという事を熟考していたんですが
あんまりよく知らない新作を題材にするよりも、
子供の頃から見知っている、
ただただ何も考えずに“純粋に”楽しんでいた頃の作品でリスタートしたい、、、という強い気持ちがあったので
敢えて今の作品ではなく自分がガキの時代に夢中になってたアニメで再開させる事にしました。

色々考えたんですが、やっぱり子供の頃大好きだった「とんでぶーりん」にしようかな。。と
実はもう今年の初めくらいから「やろう、やろう」って思ってたんですけど笑
最近ようやくDVD-BOXを上下巻購入したので、
やるんならこのタイミングだろう。と
今から23年前のアニメなので下手したら生まれてすらいない人もいるでしょうが、
やっぱり個人ブログっていうのは個人的なものであるべき、という想いもあるので
ちょっと自己満強めのシリーズになるでしょうけど(笑)出来れば読んでもらえると嬉しいです。はい。





「とんでぶーりん」は平たく書くと変身少女もの、まあある意味魔法少女もの?とも言えなくもない
ただ、これはぶーりんを語る際に100%書かれる事実として、変身前の方が可愛いというのがある
変身前の果林は(見た目は)美少女だが、所謂スーパーヒロインに変身してしまうと豚になってしまう・・・という、
今風の言い方をすれば闇を抱えている(笑)オルタナティブな設定になっています
普通こういう変身少女・魔法少女ものの場合、
基本的にドレスアップする、より女の子らしくなる・・・というのがある種当たり前だと思うんですが
「とんでぶーりん」の場合はむしろわざわざダサくなるという真逆の作品構造になっているんですよね
っていうか、まんま動物園でにんじんを与えられて食ってるような豚そのものなルックスと体型なので
その意味でも面白み、、、というか、カウンター的な要素が強くて今でも通用するような新しさがあるなあ、と思います。





おまけに、「そうはいっても変身後のアクションや技はさぞかし格好良いんだろうなあ・・・」という
そんな期待を見事に裏切るぶーりんアクションの間抜けっぷりが凄い(笑
火事を消す際、普通のヒーローだったら水や氷の必殺技を放つんでしょうが、
ぶーりんの場合噴水の水を一気に鼻から吸ってそれを噴射させて消し去る・・・という
地味かつクソださいやり方で(笑)消火しています。
おまけに体重がかなりのもんなのでスムーズに動けずぶつかってよろめいたり、
火事を消しても自分のマントに飛び火して慌てて噴水に飛び込んで消したり、、、と
この1話だけでも「ぶーりん」が「ぶーりん」たる所以、
つまりは“カッコわるい”要素が沢山詰まっていて
その意味だと改めて「徹底されているなあ・・・。」と感心してしまったのが素直なところですね。

でも、これってある種現実のメタファー的な視点だとも感じていて、
確かに格好付けようとしても中々スマートに振る舞えず泥臭く仕上がってしまう事の方が現実では多いんですよね
今回のぶーりんの立ち振る舞いを見ていたら、正に「それそのものじゃないか・・・。」と感じてしまって
ぶっ飛んだ設定と作中観でありながら実は物凄くリアリティ「も」あるんじゃないか?って
そんな風に受け取ってしまうのもまた正直なところです
本当に格好良いことっていうのは、
今回のぶーりんのように必死かつ間抜けかつ、そして泥臭く頑張ることなんだよ。

って製作スタッフから教えてもらったような・・・そんな感覚にもなってしまう初回でした
また役目を果たした後のぶーりんの清々しい顔が良かったですね。
例えスマートに振る舞えなくとも、
形だけではない「何か」を得ることが出来た・・・
そんな風にも受け取れる絶妙なカットと演出でした。まあ、その後光一と出くわしてアンラッキーでしたが(笑





また、そんなぶーりんに変身する果林のキャラクター性自体もいいですね
上のカットを見て下さい、思いっ切りサッカーボールを食らってます、それも顔にめり込むレベルで(笑
今時芸人でもやらないんじゃないか?というくらい過激なリアクションとギャグ描写が面白くて
それでも見た目とは反しておてんばに平気の平左で駆け抜けていくまるで少年のようなキャラ性がとても素敵です
ぶっちゃけ・・・こういう言い方はアレなんですが、それでも敢えて記述させてもらうと
今の作品では中々こういうアクションというか作劇はやり難い世の中なんじゃないかと
そんな風にぶーりんを見ているとつくづく感じます
恐らく遅刻の常習犯っぽいし、
サッカーボール顔に食らっても何事もなかったかのように走り抜けていくし、
弟の方が賢いんじゃないか?ってくらい間抜けな面が目立っているし(笑
ある意味ぶーりんに負けないくらいに破天荒なキャラでもある





だけど、そういう風におてんばに振る舞っている自分の姿を顧みて「好きな男の子に意識されない・・・!」と
嘆く場面もあったりして、そういう乙女チックな場面もきちんと描けている作劇がまた抜け目がなくて最高でしたね
つまりは、本当はただ不器用な女の子ってだけだと思うんですよね果林って。
だからこそ男性の自分でもやたら親近感が沸くキャラだし、
実際子供の頃はそんなにガチガチの少女漫画アニメとしては観てなかったような気もします
主人公の果林がまず必要以上に女の子女の子してないキャラだし身体も張るし男子的な部分も目立つから
間口はかなり広くて女の子も男の子も両方素直に観て楽しめるアニメだったかな、、、という感覚が強い
あの頃はあんまり女子力云々とかそういう垣根くさい価値観がなかった時代だったと思うので
そういう意味でも自分にぴったりフィットするアニメだなあ、って今観ても思います
果林は所謂完璧なヒロインではないけれど、
そんな部分が逆に可愛くて思えて
今でも大好きなキャラクターだな、ってDVDで観返しているとつくづく感じますね
見た目だけで考えれば明らかに美少女キャラ、高根の花、お姫様っぽいルックスなんですけどね(笑
だからこそサッカーボール顔面受けとか豚に変身、というギャップ的な面白さがあって
何気によく練り込まれた作品だとも思います。2話がまたすっげえ楽しいので次の感想を書くのも早くも楽しみ。
コツコツやっていくつもりなのでこれから是非よろしくお願いします・・・!













やっぱり可愛い・・・!いや、可愛すぎる!!!
これが上○動物園にいそうな豚になるんだもん、そりゃ面白いに決まってるんだよね。
ちなみに、個人的にはぶーりん姿も妙な愛らしさがあって果林に負けないくらい大好きですよ。
果林に戻ると「ああ、めっちゃ美少女だな・・・!」ってなるのも本音ですけど笑

「とんでぶーりん」は、子供の頃毎週観ていて、ただ純粋に「わあ、楽しい!」って気持ち“しか”残ってない、
自分のイノセンスの象徴の一つである大切な作品です。これから少しずつ紐解いていきたいです。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
反応感謝です! (西京BOY)
2017-08-15 11:32:47
栗うさぎさん、コメントありがとうございます。


>音楽やゲームや漫画だけでなく、アニメのコンテンツにまで取り組むとは凄いバイタリティですね!(尊敬)
全然凄くないですよ(笑
ただ自分の好きなものを片っ端から書いてるだけ・・・だと思います
ワンジャンルに絞った方がいいのかも、とはたまに思ったりもしますけどね
でも様々な理由があってこういう形になっちゃってますね
なんかカテゴライズするのもカテゴライズされるのも嫌なんでこうなってるのかもしれないですね・・・。

姫ちゃんやセイントテールの世代ならぶーりんも通じるだろうな~とは思いました(笑
これすっごく楽しく観てた記憶「しか」なくて・・・
最近精神的に参る事がやたら多いのですごく精神的に助かってるのが本音ですね
ある種のセラピーみたいなものですかね(笑)。

主題歌は実はあんまり覚えてなかったんですが、
今聴くと「愛はカッコわるい」って言葉の意味が痛いくらいに分かってしまうのでその意味ではつらたんな気持ちもありつつ笑
それ含めて改めてめっちゃ好きになりました
勿論カラオケで歌ってて楽しいEDも最高ですね!


>これからの感想記事を楽しみに待たせて頂きますね。(^^)
ありがとうございます。
最近自信喪失気味だったんで、素直に嬉しかったです。もうちょっと頑張ろうと思います。
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懐かしさにほっこり。(^^) (栗うさぎ)
2017-08-11 22:16:46
 今更ながらコメントをば。
 音楽やゲームや漫画だけでなく、アニメのコンテンツにまで取り組むとは凄いバイタリティですね!(尊敬)

 『とんでぶーりん』ですか~。
 大丈夫ですよ西京BOYさん!ここにも一人同世代がいます!(笑)
 なにせアニメだけでなく原作もリアルタイムで追っていたぐらいのガチっぷりですから☆
 なのでこの記事を読ませて頂いた時、色々と懐かしくなって思わず動画サイトでOPやEDを視聴してしまいました。
 私は特にEDが好きでしたね~。(←昔から食い意地が張ってた人物)

 そんな懐かしい作品を西京BOYさんが再び取り上げてくださり、私としても嬉しいです。
 これからの感想記事を楽しみに待たせて頂きますね。(^^)
 
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