サブカルチャーマシンガン

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LUNKHEAD「プルケリマ」「LUNKHEAD」再現LIVE@水戸LIGHT HOUSE 23.5.28

2023-06-14 | LIVE












先月の28日にランクヘッドのライブを水戸で観ました。









このライブは、
2005年のミニアルバム「プルケリマ」と翌年のアルバム「LUNKHEAD」の再現ライブです
今年初頭に行われた「地図」「月と手のひら」の再現シリーズに続いての公演。
個人的に、
「LUNKHEAD」の楽曲は一部を除いてライブでは殆ど聴いた事がないので、
正直めっちゃ楽しみにしていた公演でした
「プルケリマ」も、
表題曲とインディゴはよく聴きましたけど、
他の楽曲はあまりライブでは聴いた事がないですし
この公演では曲数の関係からその近辺のカップリング曲とかまで演奏してくれる~という事で
必然的に俗に言う❝レア曲❞祭りになる訳で・・・ファンにとっては垂涎のライブでございました。

自分が積極的にライブに行くようになったのがもっと後の事だったので、
この頃の楽曲って先述の人気曲以外はほぼ生で聴いたことなくて。
そういう観点では、
あれから17年経ってようやっと3rdのリリースツアーに参加出来た感覚というか、
もっと言えばまるで新譜のツアーに参加してる時と同じくらいフレッシュな気分で観れた公演でした
改めて、隠れた名曲の多いバンドだな~って感じましたし、その歴史も感じられた素晴らしい一夜でしたね。
では以下つらつらと。

















水戸ライトハウスには一年ぶりに来た。
ちなみに、前回も同じランクヘッドのツアーで来ました。
このライブハウス、未だにドリンクの料金が500円据え置きで正直有り難かったですね
ステージが観やすくて横長なのでそのデザイン含めてかなり好きなライブハウスの一つでございます。
 一曲目は、
今でもライブの定番曲である「インディゴ」。
スペシャルな内容のライブはとっても威勢良く始まりました。
そこから壮大なサビのメロディが気持ち良かった「光の街」、当時からこの曲はタイトル込みで好きで、
個人的には一年ぶりに来た大好きな街の一つである水戸の事を想いながら聴いてたので、
余計にグッと来てたりもしました。。
続く「虹」、
柔らかな歌声とビートが気持ち良く、
「もうすぐその涙は七色の虹に変わるから」というフレーズが、
ある種リスナーの事を信頼して歌ってる感じがして...そこも胸に迫ってくれた一曲でした。
 
全体的にポップな3rdの中でもダークな雰囲気が強い「ブラック・ミスティ・アイランド」
直訳すると黒霧島という事でございます。
この曲では、
小刻みなギターリフが気持ち良かったのと
アウトロのベースソロがとても格好良かった記憶があります。
そこから、
「思うように笑えてるか?」と問い掛けるこれまたヘヴィな「No.6」へと移行
この曲はもっと前の内省的なランクヘッドっぽくて聴いてて沁みる部分が強かったです
実際、
その問い掛けに関しては、
管理人的には「NO」ですし・・・
胸の中に巣食う悲哀に触れられる感じが堪らない一曲でまた機会があれば聴きたいな~、と。
滅多に演奏されないカップリングの楽曲とは思えないくらいライブ映えしてた。

終わり際のドラミングがアツかった「a.m.」、
ベースに爆アゲされた「loop」は確か一年前のここでも聴いてたと思うけど、
この曲はちょくちょく演奏してるからか他の楽曲よりも定番感あって盛り上がってましたね
ディスコティックなアレンジが光る曲でもあって非常に踊れる仕上がりでした!
 そこから、
隠れた名曲「エレクトリック」を披露。
ライブ(音楽)で爆音に包まれてる時は本当に気持ち良い❝だけ❞の自分になれる。
そんなポジティブなんだかネガティブなんだか良い意味で曖昧なサビの歌詞に包まれて、
本当に気持ち良い空間を生んでいて個人的にはこの曲が序盤のハイライトでした。
新鮮だった~というのも大きいかもしれないけど、
確かに、
めっちゃ良い曲なのに埋もれてるな~って評価も納得するくらいには秀逸なロックナンバーでした。
ちょっと愁いの聴いた声で切々と歌う小高さんのパフォーマンスがまた観ていて恍惚的で。
ある意味この日披露された楽曲の中で最もライブハウス感ありました。


紅い照明が輝き、
小高さんと山下さんのギターバトルも勃発した「鼻歌とサイドアウェイ」も楽しかったし、
楽しかったと言えば、牧歌的な雰囲気が新鮮でほっこりした気分になれた「クローバー」。
ここに来るまでに見掛けた花たちの事を想いながら聴いていたので、
余計にグッと来たし、
山下さんのギターの音色もひたすらに優しくて他の楽曲とはまた違う魅力があって素晴らしかった。
間奏でコーラスがメインボーカルみたいになっていた「恋をしている」
この曲、
リリース当時はそこまで好きではなかったんですけど、
あれから大人になってむしろこういうテーマの楽曲大好きになって来たので
その意味ではベストなタイミングで聴けたんじゃないかと思う。振り絞る様な歌唱も好きでした。

そして・・・
この日本気で泣きそうになってしまったのが「ふたり」という楽曲。
この曲はシングルのカップリング曲なんですが、
小高さんの歌が素晴らしかったのと、
歌詞が...
まるでここまで生き抜いて来たリスナーに向けて歌われてるように感じてしまって。
勿論、実際はそうではないんですが、正直今年に入ってから私生活に関しては挫折が続いていたので、
それもあって半ば救われるような気持ちになってしまった~というのが個人的な本音でした。
「今日、あなたは世界で誰よりも 綺麗で 綺麗で 眩しく見えました」
そんな言葉をアカペラ気味に歌われたら流石に涙腺に来ますね。。

その流れに沿うように、
葛藤も苦悩も織り交ぜて歌った個人的にも思い出深い「プルケリマ」
この曲は自分が初めてLUNKHEADのライブを観た時に新曲として演奏してたので、
それを20年近く経ってもライブで聴けている事実もまた嬉しかった。
特に、
「誰にもさわれないように
 土足で踏み込まれないように」
って歌詞にグッと来てました。
 物憂げな歌詞が美メロに絡んでより切なさを際立てていた「星の欠片」も沁みる出来栄えで良かった
この曲はカップリング曲ですけどたまにライブで演奏する事もあって多分千葉LOOK以来に聴いたかな?
アウトロのベースがブリブリに効いてた「木漏れ日」は哀愁成分強めでこれまた良い
そこから、「君とコスモス」はゆらゆら踊るように叩く櫻井さんのドラムが印象的でした。


ライブもいよいよ終盤戦へ。
夕焼けをイメージした照明も素敵だった「僕らの背中と太陽と」の壮大な世界観に酔い痴れ、
ライブで聴くと音源以上にそのロッカバラードっぷりが気持ち良くて最高だった。
特に、
「もう一度夢を見よう」の部分に関しては、
今のランクヘッドが歌うからこその切実な説得力があって聴き手としても背中を押される感覚がありました
何度も何度ももがきながらロールして来たランクヘッドが歌うからこそ胸に来てました。
その流れで、名曲「すべて」へなだれ込む構成も素晴らしかったですね
今までを全肯定するかのような歌詞にグッと来つつ、
ラストの語るように歌う部分も生で聴けてとても胸アツでした。そこから、
「変われないこともきっと同じくらい恐い」と葛藤を包み隠さずに歌う「僕らのうた」
この曲では最後の部分でお客さんだけが歌うパートがあって、
そこで観客のみんなでシンガロング!
それもエモかったし、
その流れでラストに繋げる怒涛の疾走感もまた聴いててカタルシス満点でした。
生の実感を確かに受けつつ(これ大事だと思う)、本編最後は「そして朝が来た」でフィニッシュ。
この日一番堂々とした、やり切った感満載のアンサンブルと歌唱で見事な締めでしたね
本編だけで20曲という長丁場のライブ、
ただ、
往年のリスナーとしては、
今ではあんまり演らない類の楽曲たちをここまでたっぷり聴けたのはとっても嬉しかったですし、
改めて「LUNKHEAD」というアルバムの素晴らしさを認識出来て非常に幸福でした。。
ありがとうございました!!!!














インディゴ
光の街

ブラック・ミスティ・アイランド
No.6
a.m.
loop
エレクトリック
鼻歌とサイドアウェイ
クローバー
恋をしている
ふたり
プルケリマ
星の欠片
木漏れ日
君とコスモス
僕らの背中と太陽と
すべて
僕らのうた
そして朝が来た

下北沢
カナリアボックス





アンコールは、
最新のアンセム「下北沢」をまずはプレイ。
これがまた良くて・・・
「僕らと背中と太陽と」で先述の様に「もう一度夢を見よう」ってフレーズの後に
「下北沢」で「それでもまだ夢を見てた」ってフレーズが来るのはとてもエモーショナルでしたし、
どこか繋がっている、良い意味で変わってないランクヘッドがそこに居てこの選曲もまた粋なものでした。
そんな絶妙なストーリー性を感じさせつつ、
最後の最後は、
未だに根強い最強アンセム「カナリアボックス」で真のフィナーレ。
声出し解禁の影響で「ハイハイ!」「オイオイ!」等のコールも復活していてそれ込みでめっちゃ楽しかった
最近この曲をライブで聴くと自分ら世代のフラカンと言って良いランクの事を想いながら聴いてしまいます。
そんな熱い想いに駆られながら感謝の念を胸に刻んで大成功だった再現ライブは無事に終了。
 実は、
この日の公演に至るまでに、
ずっと自宅で「プルケリマ」「LUNKHEAD」のCDを聴き込んでまして、
当時ライブに行けてなかった~という事でホント楽しみにしてたんです。
その期待通り、否、期待以上にその2作の世界観をたっぷりと生で味わえたので、
いちファンとしては色々な意味合いで感慨深い一夜になってくれました。

その分、
やたら長いレポになってしまいましたが、
個人的にLUNKHEADはかなり思い入れの強いバンドなので・・・笑
ここまで読んでくれた方には感謝感激でございます!
勿論、
次の「FORCE」「ENTRANCE」の再現ライブにも行きます。シリーズ制覇目指してます!!



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