今週の火曜日、anoのライブを観に行きました。
anoにとって新年初のライブ、かつ、
個人的には新年初のホールでのライブ鑑賞でした。
しかも、大好きなNHKホール。ここは、
以前syrup16gのライブを観た会場でもあり、
それ以来思い入れの強い会場です。
ここが良いのは、
渋谷駅から歩いて行く途中にご飯どころやタワレコに寄れるトコロですね〜
立地的には東京でもかなり良いのではないでしょうか。まあ、個人的に。
anoとしては、
紅白歌合戦以来のNHKホールで
そして初のホールワンマンだったらしいです
正直、
デカいライブハウスでやっても
軒並み早期完売状態にはなってたので、
ホールに行くのも時間の問題だとは感じてました
そんでここが埋まったって事は、そろそろ武道館もあるんじゃないかな?みたいな
そんな事を行く途中で考えたりしてね。
まあ、
クアトロ→リキッド→ゼップ系列→ホール→武道館というのは、
バンドマンの理想のストーリーではあると思う
そう考えると、
あのちゃんも地に足つけて着実にステージを上がられてるんだなぁ。とは思います
しっかりとZeppとかソールド繰り返してからの実績を付けての展開なので、
そういう意味では実際一歩一歩着実に素晴らしいものを魅せて来た結果なんだな。
とも感じましたね
そんな"新しい最高沸点"の記憶でございます。
お花イロイロ。
関わったアニメ作品からも。
音楽番組からも。
ライブは、
いきなりバラードの「YOU&愛Heaven」から始まった。
あのちゃんがアコギを持ち凛とした音色を奏でつつ、
沁みる歌声で魅せていく
この曲は、
普段はアンコールとかに歌うイメージだったので新鮮だった
それからNHKホールのステージってライブハウスっぽい無骨さが素敵だな〜って感じた。
更に、
普段は後半の爆上げモードのタイミングで演る「普変」を二曲目に持ってきた
anoのライブは今まで序盤はこれ、中盤はこれ、終盤はこういう感じ〜という型があった
その流れを一度壊してフレッシュに聴かせよう。という意図を感じた
鮮やかなギターリフが鳴り響く中、
「ちゃんとしてるのにいつもおかしくて それでもこれしかなかった」と感情的に歌う
そんな相様に聴いてて思わず泣きそうになった
やりたいのは"普通の自分"なのに、
それが叶わない現実。
例えば、
ワイドショーで井戸端会議とか個人的に大嫌いなんですけど、
みんなそういうの好きみたいで居心地悪い〜とかね。
様々な葛藤に対してサビ最後「別に普通」と返すボーカルがまた聴いててスカッとした。
笑顔で「ありがと!」と返すあのちゃんがまた格好良かった。
そして、
トリビュートに参加してから、
よくライブで演奏してくれる様になった「社会の窓」
この曲個人的にも元々大好きな曲ですし、anoの音楽性にも合うから
今後も是非ライブで聴けたらなぁ、と
ちなみに音源で聴いてもエグいカバーに仕上がっている
エモーショナルに「今を愛してる」と歌いこなす様はスケール感も相まって相当格好良かった
そう、
ライブでのあのちゃんは、
ストレートに"格好良い"んだよな。。
素直に想う。
「猫吐極楽音頭」、
ビジョンに映ってる猫の目ん玉が飛び出てるのいつ観ても面白い(笑
観客のoi!oi!コールでも盛り上がる中、
個人的に初めて聴いたanoの楽曲である「絶対小悪魔コーデ」が来てブチ上がる。
NHKのラジオにゲストで出た時最初にオンエアされたのがこの曲で、
その当時は知識ゼロで芸能活動の事も知らなかったので
自分は完全に楽曲から彼女の世界に入ったんですよ。
ある意味、
珍しいタイプかもしれませんね。たぶん。
「普通じゃないとか押し付けないでね」と歌うこの曲、
ガンジーの時にガンジーポーズやってたり、
サビメロの流暢な歌いこなしに惚れ惚れしたり、
初めて聴いた時よりも更に良くなってるのを感じてそれも嬉しかったですね。
正にポップスター!な相様で魅せつつ、
初期のネガティヴソング「Peek a boo」、
ホールで聴くとよりレイヴ感が増してそれもまた気持ち良かった
こういう曲を未だに演ってくれるのも有難いところ。
それと、
一年ぶりくらいに「イート・スリープ・エスケープ」も聴けた
一年前のゼップ羽田では、
確か亀かなんかに乗って観客の上をサーフしながら歌ってたので、
まともにステージでこの曲歌ってるの観るの初めてだったかも笑
疾走感のあるポップチューンで純粋に気持ち良かったです
若干ネオアコっぽい香りもした。渋谷系っていうか。
王道のギターロックにも感じた「swim in 睡眠 Tokyo」
サビメロがすっごく良いなぁ。と感じつつその重厚なアンサンブルに浸る。
MCで、
「明けましておめでとうございまーす」とあのちゃん
そうそう、新年のライブではこういうのが楽しいですね笑
ここから、
バラードゾーンへ。
音響の美しさも印象的だった「SWEETSIDE SUICIDE」、
そしてメジャーデビュー作でもある名曲「AIDA」を立て続けに披露。
「AIDA」はライブハウスで聴いたのも良かったけど、
ホールだとスケール感が違う所為かより映えてた印象
歌の感情の込め方も良くて、
いつも以上に崩してエモーショナルに歌ってたのにもグッと来た
ギターポップにも通じる心地良いアンサンブルや
「できるよ〜うぉ〜ゔぉ〜!!!!!」の激アツなシャウトも素晴らしかった
何より、
伝わるか伝わらないかじゃない
何があっても絶対に愛を伝うんだ。という、
そんな意志を感じさせる最後の「愛だ」がまた素晴らしくジーンと来た。
以前も書いたけど、anoはバラードアーティストでもありますよね
イメージ通りの弾けてる曲も良いけど、こういう沁みる曲だってあったりもする
こういった曲は武道館だとどう響くのか…今から楽しみで仕方ない。。
MC。
「(NHKホールは)紅白歌合戦で立って以来。」
「(盛り上がりが凄くて)ホールなのにホールじゃないみたい」
「ここからブチ上げていきますので!」と
扇動しつつ、
初期の楽曲「デリート」を皮切りにアッパー・モードに突入。
この曲、Aメロの少し狂ってる感じがとっても良きですね
自分の好きなつしまみれっぽさもありました
そこからの、
大シャウトや、
逆にポップに弾けるサビなど、その緩急も面白いロックナンバー
更に、
舞うように歌唱する様も素敵だった「愛してる、なんてね。」
この曲では一転してディスコティックな音像で攻めていく
歌詞の、
「死んでやるなんて強がりすぎです」ってフレーズがなんだか沁みた。
この曲はどこか歌の主人公が自分自身に向けて歌ってる節もあって、
感情移入もし易い曲だなぁ、と改めて感じた。
自分をどれだけ否定したとしても、
自分の感性が誰しも例外なく一番好きなはず、だから。
ダンスナンバーと言えば、
キラーチューン「涙くん、今日もおはようっ」の時の盛り上がりも凄かったですね
イントロからして沸きまくる観客、やはりこの曲はかなり人気高いのが伺えた
ミュージックステーションで最初に歌った曲だけある(記憶が確かなら)
「おはよー」のところで、
「おはよーっ!!」って観客がレスポンス返すのも大好き笑
この曲でもポップスターっぷりを存分に発揮しつつ、
コールと言えば、
「行ってらっしゃーい!」と大声でコール出来たのも楽しかった名曲「スマイルあげない」
実は2024年一番サブスクで聴いたanoの曲だったりする。。
妙にイケボで「ついてこれるか!」と発してから始まったこの曲、
やっぱり歌詞が好き過ぎる
特に、
「やっぱ足りてない協調性 だけど僕は指揮を振る」の部分がサイコーですね
同調や空気を読んで歩み寄ることがどうしても出来なかったとしても、
人だから、生きてるから、したい様に生きる事は出来る
その権利は、ある。そんな事を感じさせてくれる歌詞が大好きな一曲
堂々と歌いこなす「スマイルあげないぜ」の歌唱がまたカッコ良かった。
いよいよ、
ライブもクライマックスへ。
ドコドコ鳴るドラミングも気持ち良かった「ちゅ、多様性。」
紅白歌合戦で披露した曲目でもあり、それ以来のこの場所での歌唱。
自分は三階席で観てたんだけど、上から観るとダンサー達とのパフォーマンスが
より面白くも感じた
そういう意味では遠目の席で良かった部分もあった。
この曲は、元々好きな曲だったけど、最近はもっと好きな曲になってて
官能ROCKというか、そのストレートさが大好きですね
小刻みなギターフレーズも心地良かったし、
自分の好きなものを素直に愛する事は素晴らしいな。と曲を聴いて感じ取ったりもした
奇妙なトリップ感にも陶酔しつつ
タイアップ先の、
らんまのパンダ(玄馬)の巨大着ぐるみもゲストで参加した「許嫁っきゅん」も披露
Aメロの歌い方がやたら格好良くて、最近のanoは格好良い歌い方も意識してるのかな。
とか思った
そんな進化も感じながら、サビは思い切りポップに弾けて、踊って…
この時、
純粋に楽しかったですね
なんかそれまで仕事とかのストレスで悩んでたのも忘れていた笑
この時のあのちゃんはとってもキラキラしていて尚且つ超キュートでした
こりゃカタルシス凄いわ。と唸らされつつ
最後に「ありがとうっっ!」と楽しそうにお礼を言ってたのも印象に残った。
一転して、
逆にハードコアに振り切った「F Wonderful World」で狂気の世界にご招待
サビの部分で管理人もヘドバンで応戦、正にブレインシェイクの恍惚を味わいながら、
ここで特別ゲストとしてYOASOBIでお馴染み幾田りらが登場!
自分は彼女を生で観るのは初めてなので得した気分だった。
披露したのは、もちろん二人のコラボ曲
「青春謳歌」
「絶絶絶絶対聖域」
前者は王道のポップスで
幾田りらは音源よりも歌上手く感じたし、
あのちゃんがこういう曲歌うのも新鮮だった
二人の息もピッタリで観ていて気持ち良かったねー
それと、
ラストの「お前らに告ぐ 「敵うはずないぜ」 なんてね」の部分がかなりグッと来た
なんか聴いてて心洗われるような一曲だった。。
後者は、
anoのライブでは既にソロバージョンでお馴染みの一曲
だが、二人揃うとまた物凄いインパクトだった
例えるなら、台風みたいな・・・
音源で聴いてて知ってたけど、
幾田りらはああいうシャウト系のボーカルもこなせるのね
その重なり合ったボーカリゼイションでも「永久不滅も脆弱するの」の部分、
特に後半のパートの歌唱は鳥肌立ちましたね。。
すごいもん観てるなぁ…と感じつつ、
残酷さもあり、
でも、
温かくもある世界観にどっぷり浸れて幸福な時間でした。
あのちゃんと幾田りらさんは想像以上に親和性高いからまたこういう機会あれば良いな!
さて、
いよいよ本編最後の曲。
原点に帰ったかの様に、
バラッド「鯨の骨」にてフィニッシュでした。
anoもアコギを持ち、重厚なロッカバラードを丁寧に奏でていく
この曲は作詞も作曲もあのちゃんなんですが、サビの
「綺麗な思い出にしないで」って部分で泣きそうになった。
この日一番涙腺揺さぶられた場面でした。
自分なりに解釈すると、
この世から消えて綺麗になんてなるな
ボロボロでも足掻き続けて見せて。って意味にも思えるから、
それもあって無性にグッと来たのかもしれない
そんでもって先述の様にホールに合う。。
沁みる歌声に、
鬱屈としてるけど、どこか希望もあるフレーズに完全に満たされた瞬間でした
アンコールでは「Past die future」を威勢良く披露して本当に終了
「地獄でも生きてやるんだ」という
決意表明の様なフレーズが正にこの夜を象徴していました。
ありがとうございました!
1.YOU&愛Heaven
2.普変
3.社会の窓
4.猫吐極楽音頭
5.絶対小悪魔コーデ
6.Peek a boo
7.イート・スリープ・エスケープ
8.swim in 睡眠 Tokyo
9.SWEETSIDE SUICIDE
10.AIDA
11.デリート
12.愛してる、なんてね。
13.涙くん、今日もおはようっ
14.スマイルあげない
15.ちゅ、多様性。
16.許嫁っきゅん
17.F Wonderful World
18.青春謳歌
19.絶絶絶絶対聖域
20.鯨の骨
21.Past die future
物販で買ったアクスタ。これ見ながら朝食摂ったりしてます。
で、
もう既に書いちゃってますが、
アンコールのタイミングで日本武道館公演の事が大々的に告げられました
MCでは
「武道館に立ちます!」
「あのちゅーる(アンコール時のコール)もありがとうございます笑」
「どんなにバカにされてもついて来てくれるみんなに新しい景色を見せたい」
「あなたはあなたのまま 僕は僕のまま ステージでまた会えたら嬉しいです。」
「これからの僕は最強です!楽しみにしてて下さい!」と
前回観た豊洲PITの涙のMCとは違ってこの日は笑顔が光ってたのも印象的でした
ステージから去る時も深々とおじぎして名残惜しそうに手を振っていました
あのちゃんのライブに来る人は、
大なり小なり胸に何かしらのモヤモヤを抱えている人多いかもしれない
そんな方々の想いも乗せて、
日本武道館で一つの結実を見せる瞬間が今から楽しみで仕方が無い。
無論、
自分もチケットが無事に取れれば絶対に行きたい!と思ってます
まずは仕事頑張って徳高めて祈る事から始めなければ…笑
やはり、楽しいライブは人を助け元気にしてくれる。
そんな事をしみじみと感じた最高の一夜でした。
対バンツアーも楽しみです!