サブカルチャーマシンガン

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【デジタルシングルレビュー】hide and seek/ポルカドットスティングレイ

2022-03-26 | デジタルシングル











今年2発目の新曲。
前作の「dude」は切ない(しかも男性の)片想いの気持ちを歌ったパーティロックだったんですが、
今作はうって変わって上のビジュアルが示すようによりダークな音像にシフトしています
若干R&Bの要素も混じったリフロックに仕上がってるという印象ですが、
雫さんが帰国子女な為英語の発音が流暢で格好良い、
ポルカの良さが存分に滲み出た新曲になっていると思う。


この曲には大きな特徴が2つあると感じていて、
まず1つは歌詞がかなり切実・・・
うん、
切実な感覚と、
自分にとって本当に「確かなもの」と思えるものを切望している感覚があったんですね
だから、前作とはちょっと違って、存在を世界に問いかけてる感じがするというか
まあ、曲調としては先述の通りR&Bとロックの融合~って印象なんで「重さ」は無いものの、
でも聴きながら歌詞を耳で追ってくと大分真に迫った心情を歌ってる気もするんです
なので、
ライトに聴けて、
センシティブでシリアスな部分に突き刺さって来る。
そういう意味だと結構理想的なバランス感の楽曲になってるかな、と。
自分自身も日々葛藤や迷いの中で生きてるんでこの曲の歌詞が刺さる部分は強かった。


もう一つ、
めっちゃ短い(笑
これが、ハイスタみたいな高速パンクだったら2分の曲でもむしろ当たり前だったんですが、
この曲のテンポってそこまで速くないしちゃんとAメロBメロサビあるし、
それでいて間奏まで入ってて2分って演奏時間はビビりました
正直、
作り込めば普通に4分半くらいは行きそうなテンポの楽曲ですけど・・・。
 でも、
これは❝敢えて❞なんでしょうね
2分っぽい曲で2分なのって言っちゃえば「普通」じゃないですか
だから、こういうディープな作中観とテンポの曲で2分で魅せる~という「挑戦」だったのかもしれない
実際、初めて配信音源をフルで聴いた時は 2分の楽曲とは思えない位の濃密さを感じました
最後、いきなり「イェーイ」って言葉で断絶するように終わるのも意味深でカッコいい。
そう考えるとこの曲はある種の発明になっているのかもしれないですね。
カップラーメンが出来上がる時間もよりも早い速度で、
心の中の深淵にも近い感情を拡げる歌。
そう考えると、
カッコいいね。って軽い感想で済まないくらいに凄い新曲に思えてきます(笑
それくらい実験的でありながらむしろド真ん中な気もする会心のニューデジタルシングル、
ライブでも盛り上がりそうな曲でもあるので、今から管理人の地元幕張で聴けるのが楽しみ。










そういえば、
この曲もMVちゃんと観ました。
前作は男装してて(しかも似合ってる)中性的な魅力を前面に出してましたが、
今作は超ミニスカなセクシーな衣装で見た目通り小悪魔チックなガーリーさを強く感じました
しかも、
間奏のV系っぽいヘドバン演奏とか、
雫さんの顔から光る液体がダラダラ流れるトコとか、
90年代ビジュアル系で育って来た身としてはツボなMVになってるのが更に良かったです(笑
雫さんに合わせて他の3人もV系みたいなメイクしてますが意外と似合ってるな、と。

しかし、
ポルカ雫さんの声は元々美声ですけど、
こういうタイプの曲も普通に歌いこなせる辺り歌唱力も流石のものがありますね。
これは生歌を聴くのが実に楽しみになって来ましたよ・・・!
今年はアルバムとか出るのかにも注目してます。



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