サブカルチャーマシンガン

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ano/TK from 凛として時雨「ニャンオェちゃんvsチュープリくんツアー」@Zepp Haneda 25.2.12

2025-02-17 | LIVE












先週の水曜日、羽田でanoとTK from 凛として時雨のライブを観ました。










関係ないけど、
直近で観たライブ、
モノブライト→平松愛理→PIERROT→あのちゃん・・・と
見事にバラバラだな。というか、ぶっちゃけファン層はまったく被ってないでしょうね
でもなんか…逆に音楽聴く上で統一感とか要らないよなぁ。って気がしますね
キャラクターとしては分かりやすいかもしれないけど、
キャラクター演じるのは精神的にキツいので。
カテゴライズに興味が無いというか。
本懐を書けば、ただただ何にも縛られずに自由に音楽を楽しみたいだけ、ですね。

で、
このツアーは
珍しく対バンツアーでございました
しかも、楽曲提供のあったTK from 凛として時雨とね。
凛として時雨に関してはライブを観た経験があります
一番古いのだと2008年の赤坂BLITZでの9mmとの対バンですね
あれもう17年前なのかぁ…そのライブハウス自体がもう無いよね(苦笑)。
そこから何度か観ましたけど、
ソロワークを観るのは初めてですね
実は去年渋公でのsyrup16gとの対バン観に行きたかったんですが、
チケットが当たらなかったので。
そう考えると、
一年越しに(バンドじゃないけど)観れた訳なんだな。
 それと、
anoをこの場所で観るのは一年ぶり
あの日は極寒の中で物販に並んだ色々な意味で印象深いライブでした
あの日ほどじゃないけど、この日も結構風ビュウビュウ吹いてて寒かった笑
その分アツアツのライブでしっかり温まれた一夜でございました
ホール公演を終えて武道館に向かう最中にまたライブハウスで観れたのも良き経験でした。
では、以下。












TK from 凛として時雨

1.unravel
2.クジャクジャノマアムアイア
3.Fantastic Magic
4.PS. RED I
5.melt
6.copy light
7.film a moment
8.first death



想像した通りの爆音から始まった。
性急なアンサンブルに、
甲高くシャウトを交えたボーカル。
ああ、これぞ、この方の表現だわ。という印象で
その個性を存分に味わった。
注目したのは、
ドラマーが54-71のboboさんだったこと。
色々な場所で叩いてるのは知ってたけど、TKでも叩いてたとは。
54-71のスキマある感じではなく、
TKの音楽性に合わせて足にビリビリくる強烈なドラミングに痺れてました。

「Fantastic Magic」のアウトロの爆音ギターソロに興奮しつつ、MCも。
個人的にTKはあまり喋らないイメージだったんですが、
この日は…
他の日もそうかもだけど、
「ありがとう。」
「初めましてTKと言います」
「あのちゃん、誘ってくれてありがとうございます!」
「提供した曲のレコーディングは自分も緊張していて…」
「(anoの)口から魂が出まくっていて感動した」
「今日はその魂を返しに来ました!」

それなりに語っていてそれも新鮮でした
尚、
これらは全部正確ではなく、ニュアンスなのであしからず。
続く「PS. RED I」の妖艶なロックを聴いてたら、
やっぱりV系からの影響もあるのだろうな。とナチュラルに感じました
勿論90年代のV系ね。


激しい曲だけではなく、
中盤にはバラードも二曲ほどプレイしてました
時雨もそうだけど、聴かせるタイプの曲もしっかりあるのがいいところ
特に、
「copy light」は
クッキリしたドラミング及び、
ピロピロのギターソロとサウンド面での緩急も聴き応えありました
その上で「生きていくのはこんなにも痛いけど」と苦悩が滲む歌詞もまた光る仕上がり
このフレーズが響き渡ったとき、
ああ、この対バンは親和性高いなぁ。と素直に感じました
 最後は、
再び盛り上がる曲を連発して終了
「first death」では、
anoのファンに向けて「折角なんで、この曲ではサイリウムOKです。」みたいな、
柔軟な対応も光りつつ、激しくて尚且つリズミカルな音像でフロアに熱情を残して去ってゆきました
兎角、音圧が半端じゃなく、有無を言わせない説得力に満ちていました。
anoのルーツにきっと時雨もあるんだろうな。と感じられたステージでしたね。





ano

1.Past die future
2.デリート
3.Peek a boo
4.普変
5.愛してる、なんてね。
6.涙くん、今日もおはようっ
7.スマイルあげない
8.YOU&愛 Heaven
9.猫吐極楽音頭
10.ちゅ、多様性。
11.許嫁っきゅん
12.F Wonderful World

13.絶絶絶絶対聖域





観る時になって気付いたのだが、
anoのライブを対バン形式で観るの初めてだった。
I’sと神聖かまってちゃんの対バンは経験あるけど、
ソロで対バンは初めて観ました
なるほど、
新鮮に感じた訳だな。
anoのライブ参加としては今まで全部ワンマンだったんだ。そりゃ珍しく感じるわ。

で、
初っ端からバンド感溢れる「Past die future」からスタート。
エレキギターを掻き鳴らし「地獄でも生きてやるんだ」と歌う姿は格好良かった。
尚、
このところ
anoのライブの整理番号は大体2000番台だったんだけど笑
この日は800番台と比較的良かったので肉眼でしっかりと見える感じで良かった。
「あのです、よろしくゥー!」と勢いよく挨拶し、
ハードコアなBメロからポップに弾けるサビへの移行が気持ち良い「デリート」へ
時折、シャウトもかましつつ、想いを込めて歌い上げた会心の一幕でした。
シャウトと言えば、
「Peek a boo」でもレイヴ的な音像の中で「ヴッァー!!」と叫びつつ、
サビではクールでキュートな歌唱に変わるそのコントラストにも魅せられました
最後に元気よく「ありがとうっ!」と発しつつ、
「いくよーっ!」
代表曲の一つである「普変」へと雪崩れ込む。
激しいoi!oi!コールとあのちゃんがニヤリと微笑む表情が印象的だった
最近のこの曲の歌唱はより言葉を届けよう〜という意志を感じる
 特に、
サビの自分で居たいのに居れないというジレンマは
誰しもに経験がある普遍的な葛藤
だと思う
そういう意味では、
聴いててリスナーとしてもスカッとする一曲でもあるな、と。

光を放出しながら回るミラーボールの演出も美しかった「愛してる、なんてね。」
この曲の時あのちゃんはとっても素敵な笑顔を見せていました
この曲は、
一番最初に新曲として披露した時よりも
より魅せ方が分かりやすくなった感じがしていて
煌めき溢れるディスコナンバーとして機能してる気がした
その中で
「死んでやるなんて強がりすぎです」と聴き手に寄り添い宥めるフレーズもあり、
そういう包み込むタフネスも最近のあのちゃんならではの表現かなー、

そんなThis is ポップスターっぷりに心酔してしまった楽曲でした。
こうやって楽曲が化けていく様を味わえるのもライブの醍醐味ですね。


曲紹介で思い切り「涙くん、今日もおはよーっ!!」と叫んだ
「涙くん、今日もおはようっ」
観客の「おはよーっ!」のレスポンスが最高に楽しく、
歌詞に合わせてファイテングポーズとったり
そんな歌いこなしがまた格好良い一幕でした
更に、
この曲もコールがむっちゃ楽しい「スマイルあげない」
とびっきりのダンスナンバーでフロアを温めてゆく
この日は、
「ギリギリ生きてる毎日」ってフレーズに感化されていた
やっぱりどうしても罪悪感とか不安とか憂鬱とかその他諸々のストレスとか…
管理人にも当然あるんでね。
そんな、
ペーソスの表現も胸に突き刺さる大好きな楽曲です。

ここでMC。
「ひぃ〜ありがとうございます」
「やっぱり音楽は楽しいですね」
「みんなと音楽の力が…」
とファンへの感謝を述べて、
よりサビがリズミカルに響き渡っていた「YOU&愛Heaven」へ
よくよく考えるとこの曲が唯一じっくり聴くタイプの楽曲の選出でしたね。
直訳して天国が欲しい。と訴えるサビのフレーズに感情移入したり、
アウトロのanoの颯爽としたアコギのフレーズに気持ち良さを覚えたりもしていた。
 「TKさんめちゃくちゃ格好良かったです。」
「(絶絶絶絶対聖域は)支離滅裂な曲で…ありのままで自分の魂が籠ってる」
「(それは)TKさんのお陰で。」
と、
ちょっとうろ覚えなんですが、
兎角、
TK from 凛として時雨への感謝をしみじみと語り、
ライブはいよいよクライマックスへと突入!

「東京・羽田、まだまだこんなもんじゃねーよなぁ!?」と煽り、
デスボイスも駆使してアッパーに盛り上げた「猫吐極楽音頭」、
管理人もヘドバンにて応戦
そして、
ギターのカッティングと
小刻みなドラミングの絡みが気持ち良い「ちゅ、多様性。」へ
サビメロもやっぱり気持ち良い中、官能的なロックンロールでフロアを高揚させる
個人的にもジャンプしながらブチ上がっていました
やっぱり、
「死ぬまで忘れられないチューしよ」の部分はとってもキュートだと思いました。。
更に、
「もっともっと好きなように踊っちゃってー!」と扇動し、
最新のキラーチューン「許嫁っきゅん」を矢継ぎ早に披露
ダンスもキマってて視覚的にも盛り上がる一幕でした
この二曲を立て続けに演ると破壊力倍増する気がする。

本編最後は、
正にブレインシェイク!な一曲「F Wonderful World」
「中指立てて正解」の部分であのちゃんと一緒に世界に中指立てるファンも目立つ中、
サビの部分ではひたすらヘドバンを繰り返し完全にイッちゃってました
訳が分からなくなるまで首振って、
脳ぐるんぐるんさせて。
正に、
クレイジー
でも、それがサイコーに気持ちが良い!

ライブハウスは人目を気にしなくて良いんだぜ。という利点が最大に生きていました
「サンキュー、ベイビー!あのでしたっ!」と挨拶し颯爽とはけていくあのちゃん
 勿論、
アンコールの「あのちゅーる」コールにも応えてくれてアンコールも敢行!!
MCでは
「長いことありがとう。」
「5年前くらいからTKさんと一緒に何か出来たら嬉しいなって考えてて」
「(TKさん曰く)あのちゃんの第一印象は「暗い」、と…笑」
「(提供曲を聴いて)一発目から「これだ!」
 これがやりたかった〜と思いました」
「家でも自分で聴く事もあるし」
と、
「絶絶絶絶対聖域」についてまず語っていました
 で、
アンコの曲目は勿論「絶絶絶絶対聖域」だったんですが、
何とこの曲の作曲者であるTKがステージに登場!!
まさかのano&TK from 凛として時雨によるデュエットであの曲を聴くことが出来ました
そんで、
これがもんのすごかった。
はっきり言ってベタでもこれがハイライトだと思わざるを得ない、
ライブハウスが壊れるんじゃないか?
って感じる位の衝撃
でした。
爆音のディスコみたいな音像に、
TKの炸裂するギターソロの破壊力、
二人のボーカルの親和性も見事で、
あのちゃんがTKの横まで行って並んで歌唱してる様は正に"無敵"でございました
「デストラクション!!」とTKが叫び、anoが真に迫る相様でサビを熱唱する
その姿を観てたら日々のアレコレすらどーでも良くなる様なカタルシスがありましたね
興奮しすぎてあっという間の出来事でした
音楽のインパクトってすげー。と思ったし、
確実にこの日しか観れない、
レアリティ満載の内容に仕上がっていました
残酷で、退廃的で、でも、どこか希望も滲んでいて・・・
そんな世界観に骨抜きにされた"絶対的な"フィナーレでしたね
素敵な対バンをどうも
ありがとうございました!!





















NHKホールのレポで
武道館はチケットが当たったら行く。と書きましたが、
無事に日本武道館公演のチケットが当選しました!!
正直、
武道館公演は
多分日本中から集まってくる類のライブだと思うので
外れるのが兎に角怖かったから、
思い切ってCLUB DENTAL MOUSE に入会しちゃったよね。
ライブハウス公演からちょくちょく観てたからその瞬間は必ず行きたかったのだ。
 今から楽しみですし、
新曲のデジタルリリースもありましたし、
夏には2ndアルバムも出る〜との事で益々盛り上がってゆきそうです
武道館までにまた関東でワンマンあると嬉しいなァ。とか思いつつ、
今はこの日の思い出や新曲などを聴いて待ちたいと思います。

関係ないけど、
Zepp Hanedaって最寄駅が「天空橋」なんですよね
はっきり言って格好良すぎだろ。と何度来ても思っちゃいますね笑
東京モノレールに乗るのも大好きだし、限りなく素敵な一日でしたっ。



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