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バディストライク 第9話「荒狼亮」 感想(週刊少年ジャンプ 2016年8号)

2016-01-25 | バディストライク











う~ん、
今週号のバディストを読んで気付いたんですが
俺は「純粋にKAITO先生の漫画を読みたい。」それだけだったのかもしれません
雑誌での立ち位置だとか、そういうものも正直どうだってよくて
ただただKAITO先生の漫画の温かさに触れられればそれで良かった、それだけで十分だった
だから、本音としてはもうちょっとこう、、、ここじゃないところでじっくり読みたかったな。って気持ちは正直あります(笑
J誌に載ってるKAITOさんの漫画が好き、なんじゃなくて、もうKAITOさんの表現自体が好きな訳だから
それこそ(継続して)読めるのであればどこでもいい。っていうか・・・

振り返って考えると、
やっぱりKAITOさんの作品にはこういう湿った部分が必要で
そこにファンもグッと来る訳で、
ただ、そういうのが求められてるか・・・と言えばとてもそうは思えない現状がある訳で。
河下水希さんの「群青とサイレン」もきっとJ誌では出来ない内容でしょうし、
もうちょっと、こう・・・
年齢層の高い雑誌に行った方が良いなあ。って先週と今週ではっきりと思いました
それこそ、更にディープなKAITOワールドも見てみたいなあ。って気持ちもあるわけで
ぶっちゃけ前半と後半じゃ全く別の作品みたいになっちゃってますからね(笑
なんかもうここまで清々しく玉砕されてるのを見ると、
やっぱりそういった待望論が出てきてしまう、
書きたくなってしまうんですが、、、
どうなんでしょうね。
勿論他誌は他誌で厳しいでしょうが、濱田浩輔さんとか河下水希さんが伸び伸びと描きたいであろう作品を描いて
その雑誌の読者に受け入れられているのを見てるとちょっと思うところも当然出て来ちゃう訳で
完璧にJ誌の作風に染まったとは言い難い本作を見てると率直にそう感じてしまいました
「クロマネ」は全5巻とそこそこ奮闘した方だとは思いますけど、
今回を見れば分かる通り、
あんな奇跡が起きる確率の方が少ないですしね・・・

こんな事を長々と書いているのは、
きっと「悔しい」だとか「こんなもんじゃないんだ」って気持ちがどこかであるからなのかもしれません
こんな誰からも見向きもされないようなポジションに収まるべきポテンシャルじゃないのに、、、という想いです
それは「ファンだからそう思うんだ」と言われればまったくその通りではあるんですけど(笑
でも、なんか、うん、今回の感想では「もったいないなあ」って気持ちを素直に出したかったのでした
まあ個人的なブログですし、それもいいかな。ってね笑







しかし今週の内容見てると、
安導くんが健気過ぎて泣けて来ます
っていうか、ぶっちゃけ荒狼の方がヒデー奴じゃねーか(笑)とか思いました
あんな思わせぶりなセリフ吐いて、当人はすっかり忘れてるだなんて・・・
まあ、何日も付き合った~という訳でもなく
たった一日限りの付き合いな訳ですから
正直忘れててもしょうがないかな、、、とは思うんですけど笑

でもなんか、初期の感想で安導くんの秘めたる思いを要所要所から感じ取って来てただけに
かなり読んでてグッと来てしまったというか、子供の頃の約束を健気に信じて頑張って来たんだなあ、、、と思うと
彼は主人公でありヒロインでもあるなあ。って何となく感じました
子供の時の表情とか普通に可愛いしね(笑
「殺すつもりで~」とか、
そういう複線の回収も相変わらず上手くて
かなり感心させられてしまったお話だったんですが
こういうロングスパンで魅力が伝わって来る話は当然の如くWJでは不向きだなあ。って気持ちも同時にあって
それが冒頭の長々と書いてるアレに繋がってしまった訳ですけど・・・今やってる内容は確実に面白いと思います
ちゃんと段階を踏んでるからこそ、一つ一つの告白が胸に来るし、主人公である安導の強い気持ちもストレートに伝わって来る作劇も見事だと思う
今読み返せば安導くんの行動の一つ一つにグッと来る良い作品に仕上がってる・・・とは思うんだけど
「時既に遅し」って印象もあるからこれがどれだけ伝わってるのか、伝わってくれるのかは未知数な所もあってね
でも先週書いた通り、こういう構成だからこそ振り返ってしみじみと「良いなあ」って感じれる余地も確実にあって。
まあ正解なんてどこにもないですけど、
ただ一つ確かなのはやっぱりバディスト及びKAITOさんの作品が大好き。っていう、ただそれだけです

荒狼の球が優太兄ちゃんと同じくらい素晴らしくて、通じる部分があって
だからこそこいつと人生を懸けたいと思った、涙した
こいつと一緒にバッテリーを組みたいと心から思えた。
そして、一方的ではなくちゃんと約束も取り付けていた(笑)
そんな安導くんの本心が垣間見れてとても素晴らしかった今週
ぶっちゃけ残り話数も少なさそうですが・・・
それでも、きちんと「まとめる」気概を見せてくれたのがいちファンとして嬉しかった。
適当に「俺たちの戦いは~」的な流れにするんじゃなくて、ちゃんとキャラや物語に想いがなければここまで徹底して真摯な流れには出来ないでしょう
このままワンクールで終わったとしても、ある程度はきれいに終われそうでそこは安心
でも、最後まで応援を止めるつもりもないので今週もまたアンケ等出して来ます。押忍。















今週の巻末コメント:
「新年会ビンゴでおしりリフレを頂きました。これ気持ちいい」

新年会に出席されたのはクロマネ以来2回目でしょうか?
新年会のある時期に連載開始・・・という意味合いならKAITOさんは恵まれてるかもしれません。そこは良かったですね。
さて、アンケ投函して来よっと。例え生き残れなくても、「何か」に繋がるかもしれないですしね。





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