サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

【愛をむさぼれ】荻野純「憧れのお姉さん」 感想(COMIC X-EROSゼロス #50)

2017-01-21 | 荻野純
                                    
                               ウェルカム トゥー ザ パラダイス!(大人の)








最新号のコミックゼロスに「γ-ガンマ-」でお馴染みの荻野純さんの新作読切が掲載されている
尚、内容は成年漫画かつ濃厚な百合セックス漫画に仕上がってるので「γ-ガンマ-」のイメージを保ったまま読むのは注意・・・いや、逆に却って興奮するかも(笑

この漫画は、「Lガールズ」に掲載されて来たいくつもの純愛漫画とは違い、
何も知らない無垢な少女を欲望まみれのお姉さんが無理矢理犯す・・・といった刺激的な内容に仕上がっている
ただただシュッとしてて大人な格好良いお姉さんに憧れ続けた純朴な梨紗ちゃんが、
半ば強引に“大人の”世界に引き摺りこまれてウブで官能的な反応を魅せる数々のシーンは正に必読といったクオリティになっています
大人は大人でも、ちょっといけない方の大人だった、、、という顛末が面白いですし、
何より正義感に見せかけて、ちゃっかり己のエロスを満たす為に梨紗ちゃんを預かった恵の策士っぷりがイイですね笑

若干抵抗しつつ、泣きながら、戸惑いながら、えっちでウブな反応を見せる梨紗はとってもカワイイし、
あの年齢で潮吹きを経験しちゃうというアンバランスさも実に興奮出来て良かったです
梨紗はいかにも思春期をこじらせ中の背伸びしちゃってる少女だったんですが、
こと官能的な事柄に関しては不得手(だった)というのが実にイイです
最終的にはえっちの虜になってしまうんですが笑
それはそれで、
結果的にはある意味相思相愛に落ち付く・・・といった純愛エンド?で荻野純さんの百合漫画らしくて良かったんじゃないでしょうか
途中まで若干不穏でドキドキした空気感を醸し出していつもとは違う様子を演出しつつ、
最終的に「やっぱこれだよね。」ってなるセンスが秀逸だった新作読切でした



From 「COMIC X-EROS #50」
変態さんの登場です笑



今までの荻野純さんの成年百合漫画は、
ある意味「お互いが合意の上」が通例だったというか、
あんまり強引に、無理矢理に、って要素がなかったわけなんですが
今作ではかなり強引に、それもまだ性とか全然意識してないであろう幼い子供相手なので
妙な背徳感があるというか、咲きかけの花を敢えて摘んでしまうような、そんなおいたが過ぎる悪戯模様が刺激的で
それまでの成年百合漫画とはまた違う印象の魅力が詰まっていたなあ・・・と個人的には感じました
だから、「Lガールズ」の荻野純さんの漫画がお好きな方は、
「こういう一面もあるよ。」って感じで是非楽しんで欲しい、、、と思います

なんというか、全体的に剥き出しの、大胆な表現が多く垣間見れる漫画になってるので
荒々しく、そして猛々しい百合セックスが味わいたい人にはうってつけの作品だと思います
途中までいやいやだった梨紗ちゃんが、最後には恵さんと一緒に全力で感じ合ってる様は正に必見ですよ!
個人的には最初にぶたれた後に涙目で裸で恵さんを見つめる梨紗ちゃんのカット(上で引用させてもらったやつ)が最高でしたね・・・笑
子供にしては太目で妙に艶(いろ)っぽい梨紗ちゃんの太モモも大好きです(笑








総じて、「Lガールズ」の作品群とはまた違った角度から百合セックスの良さを掘り下げた意欲的な漫画になってるなあ・・・とファンとして思いました
近々、そんな「Lガールズ」の最新刊に収録されている新作の感想もUPする予定です
そして、荻野純さんのツイッターを眺めていると今年もまだまだ新しい新作発表が控えてそうなので、そちらも(気が早いですが)とても楽しみ
今年も荻野純さん応援ブログとしての当ブログもよろしくお願いします!



作品が良ければ人格は・・・とは、素直に思えない話

2017-01-20 | ブログ関連







よく「作者の人格と作品の素晴らしさは別」という言葉がバカの一つ覚えみたいに繰り出されるが、
個人的にもそう思える瞬間があったりもするのだが、どこかでそれを免罪符にしてしまっているような違和感もあって
なんでそこで悪い事は悪い、とはっきり言えないのかな。って感じる瞬間もあったりはします
お前はただはいはい尻尾振るだけの犬なのか?と。

仮に、「作品が素晴らしいからOK!」「本業とは関係ないからOK」とかにしてしまうと、
それこそなんのお咎めもなしでノーダメージでやりたい放題の状況を作ってしまいかねないと思う
深い罰があるからこそ、人は過ちを犯さない選択が出来る訳で、「才能があるから何やっても関係ねー」ってなっちゃうと、それはそれで“違う”んじゃないか?
というのが(あくまで)個人的な本音である
そういう事があって全否定しちゃうのも間違ってると思うけど、
なんでもかんでもホイホイ許すのも正直間違ってるんじゃないか。。とは、思います。


いくら好きだからって、
腐れ切った馴れ合いみたいに共感や同意や同調ばかりになっても苦しいだけ
それぞれの人に、それぞれの考え方があって、選択の自由もある・・・。
ただそれだけの話だと思います。
それが宗教みたいになっちゃうと、純粋に「気持ちが悪い」ってだけですね。

なんか自分は性格上曖昧なのが好きなんですね
どっちも正しくてどっちも間違ってる、
だからお互いに否定するのは間違ってるなあ。と感じてしまいます
それぞれの視点で、それぞれのスタイルで、それぞれのやり方で、やればいいだけですよ。
共感なんて必要ないんですよ。ぶっちゃけて言えば。それが重なった時が面白いわけでね。



syrup16gを聴き始めた時の記憶を懐古する~「生活」の衝撃

2017-01-19 | お気に入りの楽曲








あれは2001年の冬・・・年数にするともう15年、今年ではもう16年前になってしまうんですね
初めて聴いたのも冬だし、好きになったのも(一発で好きになったので)当然冬だし、冬になるとやたら聴きたくなるバンドの一つです
この季節はsyrup16gとLOSTAGEとWALRUSみたいな、、、つまりはささくれだった轟音バンドのそういう曲をよく聴きたくなるみたいです。

syrup16gとの出会いは、NHKのラジオからでした
「ミュージックスクエア」という番組で「生活」がかかって、それが正真正銘シロップの音楽を初めて聴いた瞬間でした
イントロからザクザクと刻む気持ちの良いギター、小気味良いドラム、息のあったアンサンブル・・・と「あっ、これ自分の好きなヤツだ。」って感じた気がする

しかし、それよりも衝撃的だったのはその歌詞の内容です


君に存在価値はあるか
そしてその根拠とはなんだ
涙流してりゃ悲しいか
心なんて一生不安だ



この頃、自分は中学生だったんですが、友達が一人もいなくて、話の合う人間も誰もいなくて、
完全に孤立している・・・いつも休み時間は無理矢理寝てやり過ごすような奴でした
或いはただ一人で音楽を聴いてたり・・・
思春期の、
一番遊びたかったり誰かと思い出を作りたいような季節を
自分は全部孤独で塗りつぶしてしまったんで、
なんかこう、、、その頃から自身に対してとてつもない劣等感や他人と上手くコミュニケーションが取れない罪悪感、
あと変な話ですが“存在してはいけない人間”感を抱くようになってしまって。
好きな音楽の話も全部通じないし、
他人の趣味や話にも一切興味が持てないしで、
心のよりどころというか、そういうものを全部失くしてしまったような感覚で当時は生きてた気がします

今振り返ると、広い教室の中で、
自分一人だけが、
いつも自分一人でいる・・・
っていう、
そんな「事実」こそあの時の自分を最も苦しめてたんだと思います
多分、時折今もめちゃくちゃ苦しくはなるけれど、あの頃は流石に「孤独に慣れてる」とか言えるほど達観とかしてないですから(笑
全部の感覚を思い出す事は出来ないけれど、そんな自分にとって上記のフレーズはまるで金属バットのようにガツンと響いて、初めて聴いた瞬間に、
聴き終わった瞬間に「あ、このバンドのCD買おうかな~」って直で思ったのをよく覚えています
それがsyrup16gとの普遍的で劇的な出会いでしたね。

あとは、五十嵐さんの冷め切ったような声の力も大きかった
サウンドがまず格好良いし、歌詞もボーカルも特徴的だし、何より雰囲気が最高で。
今でもこのイントロを聴くと中学生の頃に戻れるなあ、と思えるくらいに自分にとっては大切な一曲です。


あの頃は、ネット通販とか浸透してないんでインディーズのCDはわざわざ直接取り寄せてもらってたんですよね(懐かしい・・・)
地元市原のレコード店、確か今は亡きイトーヨーカドーの(笑)レコ屋で
当時は普通に買えた「Free Throw」と一緒に「COPY」を購入した記憶があります
買った時すげーワクワクしたんですけど、
家まで待ち切れなくて、
その場でCDの封を開けて、CDプレイヤーに突っ込んで、
それを聴きながら帰った。。といういかにも中学生っぽい経験があります

また、冬のもう7時くらい(だったかな?)の空気と寒空に、syrup16gの音楽が感動するくらい似合っていて・・・
一曲目の「She was beautiful」の時点で既にシロップの作中観にズブズブだった気がします
この「COPY」ってアルバムは中学生の頃から未だに聴き続けているアルバムですが、
いつ聴いても、
何度聴いても、
その中学生の頃に“興奮しながら”聴いた原風景が蘇って来るんですよね
特に、最近のやたら寒い気候の中で聴いていると必ずと言っていいほど、自転車をこぎながら、坂道を登りながら、
「She was beautiful」を「この曲、美しくて素敵な曲だなあ。」と思いながら酔い痴れて帰った記憶を反芻させてしまうんですよね


なんか、そんな事を去年の12月あたりからしょっちゅう感じていたら、
改めてこの感情を記事にしたためて残しておきたいなあ、、、って気持ちにかられました
聴く度に中学生に戻れるアルバム・・・それってもう、ほぼ永遠に近いものですよね
ぶっちゃけて書くと、syrup16gの音楽っていうのは俺の血でしかなくて、
あの多感でセンチメンタルな時期を一緒に乗り越えてくれた、
何度も涙に暮れる自分に寄り添ってくれた、
文字通り“掛け替えのないもの”なんですよね
だから、syrup16gに対する想いは相当に深い方・・・だと思います
まあ、15~16年もずっと新譜買い続けて、ライブに行ってる時点でなんだかんだで大好きなのは明白ですよね(笑
武道館のステージが、本当に永遠に記憶に残るくらいに美しくて至上のステージだったので
その後の再結成に複雑な感情を抱いたのは事実ですけど(人それぞれだけどね)、
それでも、最近の俺は
「なんだかんだで“血”なんだよなあ・・・。」ってしみじみ感じてしまっている
それが事実であり本音ではあります。


今だって、「生活」で歌われてる事はよく分かるし、分かるっていうか、勝手に自分の歌にしちゃってるし
多分学生の頃は学生の頃で精神がアレだったんだろうけど、今は今の辛味があるんで、
そういう意味ではsyrup16gもTheピーズもある意味あの頃以上に「よく頷ける」音楽になって来ている感覚はある

生活は出来そう? という問い掛けに対しては、
未だに、
それはまだ なのである
あの頃から色々変わったけど、
それだけは何一つ変わらない事実・・・って、
それダメじゃん。って感じですが(爆笑)
無効の日はいまだに無効の日だし、
君待ちはずっと君待ちだし、
(I can't)Change the worldはもう笑えるくらいに(I can't)Change the worldだったりするんです。

「こんなこと、普通誰も歌わないでしょ。」って事をズバズバ歌ってくれる五十嵐さんの言葉とメロディ、
そしてバンドの強固なアンサンブルの数々は学生時代の自分にとっては正にヒーロー、救世主そのものだった。
あれからもう一回り以上の年月が経った今も、電車の中で「COPY」を聴いて感動したりしている・・・
そんな事実が、堪らなく尊いですし、改めて自分の根深いルーツの内の一つなんだな。
って再確認する様な毎日です。
しかも、未だに「darc」で「これじゃない感」とか「向き合おうって言われたって全滅だから」とか歌ってくれてて、
やっぱり五十嵐さんの歌や言葉が自分は大好きなんだな。ってしみじみと思います。
自分にとっては一生もののバンドなんですよ、syrup16gは。



天野めぐみはスキだらけ! 第58話「イチコロ」 感想ほか(週刊少年サンデー2017年8号)

2017-01-18 | 天野めぐみ&古見さん
                                      
                             作者お気に入りの勅使河原さんのサービスショット!(笑)。









今週は・・・くちびるのお話でした
正直凄く良かったですね
なんかめぐみがここまでアプローチをかける事も早々ない気がして・・・
すごくニヤニヤしてしまったお話でしたね

ただ、男としては、やはり下半身や胸に注目が行ってしまう、、、訳で
そこは悲しい性っちゅうか、でもなんか、ことごとく気付かれないめぐみもめぐみで面白いなっちゅうか、
なんだかニヤニヤだけではなくクスクスも止まらないようなお話に仕上がってましたね。



こーゆー表情、好きィ・・・笑


「気付ける」事はとても大事な事で
「気付いてくれる」事はとても嬉しい事です
ただ、これが案外難しいというか、ぶっちゃけ気付けない事もあったりするじゃないですか?笑
正直髪型でさえも言われてから気付いた事とかありましたもんね そういうトコが男はダメなんでしょうね。

しかし、逆ならまだしも、男が女をジロジロ観察したりずーっと観てると、それはそれでアレだったりするんで(笑
多分、「そこ」に対するハードルは男の方がよほど高いと思うんですよ
そりゃ確かに気付いてくれたら嬉しいけれども、
そんな何もかもを全部フォロー出来るほど完璧さもないのが現実なんですよね
まあ、学は「態度」に関しては逐一察して気付いてくれるし、ただ恥ずかしいからお顔はあんまり眺められないだけなんで(笑

ただ、中々気付けない学と、気付いて欲しくて四苦八苦するめぐみのコントみたいな相様は相当面白かったです
匂いをかがれて紅潮するめぐみとか、エッチな部分を見つめられてプリプリするめぐみとかラブコメちっくでかなりニマニマしながら読んじゃいました
学の妄想の中のめぐみも破廉恥で面白可愛かったですし(笑
何より、
本当に気付いて欲しくて、ドキドキしながら学に迫る最後の流れにはグッと来ましたね
そりゃ何もかもに気付けるほど人は完璧じゃないけれど、“それでも”「気付いて欲しい」って想いもまたリアルな訳で。
ちょっと勇気を出してオシャレしてみためぐみと、そんな自分の変化に気付いてくれたら・・・と思う純で切実な気持ちがストレートに伝わって来たのが良かったです
なんかよりめぐみがいじらしく健気に感じられるのがイイというか、本当にタイトル通りの漫画だなあ。ってしみじみと思いましたね
コメディ的にも恋愛的にも、そしてちょっぴりアダルティックなめぐみにも実直にやられてしまった58話でした。




オチがまた面白い・・・笑
なんて身も蓋もない言い方なんだっ!!
確かに油そばが好きそうな体型してるけど
かなり笑ってしまいました。ねこぐちセンセ流石や。


あと、今週は学の視点になったり、
かと思えばめぐみが気付いて欲しくて必死に頑張る視点になったり、
割とどっちが主人公なのかが(良い意味で)曖昧でボーダレスな感じで
そこもまた自分好みだな~、なんて思っちゃいました
めぐみの視点から描いても十二分に面白いんだもん・・・・・
なんか、男の子の為に頑張る女の子!って観点が、少年誌じゃそんなに読めない観点じゃないですか
特にこの漫画は常にめぐみがアプローチ頑張ってる、みたいな側面が強かったりするので(笑

この漫画も連載開始から1年以上経ったけど、いまだに恋敵という恋敵を出さずに、
(美川さんがいるけれど、恐らくこの登場頻度じゃ美川さんルートの可能性はゼロでしょう)
あくまで「めぐみ」が「学」を好きだらけ、な物語として“だけ”に成り立たせる事に成功してますね
しかも、それでいて高い人気をキープし続けている・・・ある意味物凄くオルタナティブな漫画だと思います
少年誌=ラブバトル、という常識を覆し続けている本作を当ブログはこれからも応援し続けます
あ、ちなみにラブバトル気味になってきてる「初恋ゾンビ」も楽しく読んでますよ笑
要は「それぞれがそれぞれのやり方で頑張ってるのが面白い」、って事です。


本日、単行本5巻発売!
あとがきの漫画がドラクエ風(!)なんで、ドラクエ大好きな自分にとってご褒美のような内容でした・・・笑











他の漫画の感想も少々。

◆古見さんは、コミュ症です。

結局、「負ける」ってのがイイですね
「勝つ」事だけがすべてじゃない、
負けても尚得るものがある・・・それでいいじゃないか、っていう。



◆魔王城でおやすみ

スヤリス姫は頭弱いのか・・・笑
でも、そんな姿でさえもカワイイ、っていう。

そう、なんでもかんでも秀才風にしないでいいんですよ
ちょっとおバカだったりする方が、可愛く思える時だってある。
俺もチェスのルールとか全く分からないし(笑)。
難しすぎて寝ちゃう、ってオチも巧く決まってたかと。次号表紙巻頭、次世代がどんどん育って来てます!今のサンデー。


◆初恋ゾンビ

個人的には江火野派ですねー
自分に告白するんじゃ?とソワソワ待ってるのがイイ
あと、トイレの裏で告白は男でも(それは)無いって思うわ(笑
汚ねえし。

指宿くんは、ヅカキャラのが似合ってる気がするんだよな・・・(個人的な意見)。



生活感のある性生活 幾花にいろ「寄辺」 感想(快楽天 2017年2月号より)

2017-01-17 | 幾花にいろ
                                     
                                   にいろさんのこういうコマが好き。









幾花にいろさんの漫画が、凄く良い。
何が良いのか?って問われれば色々あるけれど、
最近(個人的に)感じてるのは会話に“ライブ感がある”って事。
あくまで俺的な見方だが、会話がそこまで漫画漫画してないっちゅーか、
いや、漫画なのは確かなんですけど(笑)リアルなのではなく、「っぽい」感じが伝わって来るんですよね
恥ずかしがりながら「アニメとか・・・」ってカミングアウトする時の表情とか距離感とかもう最高なんですけど笑

これも(あくまで)持論だが、成年漫画に於いて重要なのは画力(も大事は大事だけど)やシチュエーションではなく
“純粋に「良いキャラ」”と“バックボーン(背景)”だと思っている
その点に於いてにいろさんの作品は抜きん出ている感じがあるし、
恥ずかしがりな奥手童貞&イケイケのヤンキー?ギャルというキャラ立ちをそれこそ冒頭のページから達成出来ている(ように思える)時点で相当レベルが高い
絵が個性的なので好みは分かれるだろうが、逆に言えば好きな人はとことん好きになってしまうタイプの漫画家さんだと思います。



カワイイ(笑)


原さん(←このフツーすぎる名字も絶妙!)は所謂無神経なキャラクターで、
他人の心にズカズカ踏み込んで来るタイプの・・・普通に考えれば「嫌だ」と感じそうな性格設定なのに
これが不思議と読んでて嫌じゃない、むしろなんか「いいなあ・・。」って思えるのが最初謎だったんですが、
読み込む内に理由が分かって来て、単純に“スレてない”から普通に受け入れられるんじゃないか、、、と思いました

要するに、格好や口調と違って、純粋な娘なんですよね
アニメを観てる時の子供のような表情だったり、
何の偏見も持たずに漫画に夢中になってたり、
主人公の立場になってみると、ズカズカ以外の部分が全部ストレスフリーなキャラクターになってるんです
そう・・・つまりは、「自分の趣味に自分と同じ様に、或いはそれ以上にのめり込んでいる」様が快感なんだろうなあ、、、って感じました
それでいて、主人公のちょっとエッチな目配せにも良い反応をくれる・・・というドキドキ感の演出も冴えてますし、
なおかつただ淫乱な訳でもない、主人公の事が気に入ってるからそういう事も許している。。と正に完璧な話運びだったかと思います

その後、どさくさ紛れに主人公の隼人が告白して、本気SEXに変わる流れは正に(成年漫画的に)熱い流れでグッと来ますね
「やらせてやってもいっかー」から「こいつとやりたい」に変わる心情の変化をSEXの激化によって見せる流れなんかも実に巧くて、
紅潮気味の表情と相俟ってなんだかニヤニヤしてしまうフィニッシュに仕上がってるのも流石だなあ・・・と感じました

その後、エロのエの字もなかった隼人が、まるで助平カップルの如く、
やや爛れちゃってる感じになってしまうオチもまたドライブ感?があって良かったです
ズカズカはズカズカなんだけど、なんだか悪くない、むしろ、ちょっと心地良いかも・・・?的なズカズカ模様を漫画で魅せる事に成功している
それもまた下ごころのない、純粋さを押し出した作劇による賜物なんじゃないかなあ、、、と思うと
やっぱりにいろさんの漫画は素晴らしい、大好きだなあ。。って俺的にはなってしまいますね


シチュ的に考えれば、男の願望的そのものなのに、
妙な生々しさが付随しているのがにいろさんの武器なんでしょう。
って、理屈っぽい感想の書き方をしてますけど、以前の作品の感想でも書いたように
この方は「作中のリアリティ」(現実、ではなく)を出すのが単純に上手いように感じる、
もっと書くと雰囲気作りだったり、キャラに凄く愛嬌があったり、感覚的に「イイなぁ。」って思える作家さんだと思うんです
個人的にはにいろさんは絵柄も含めて、にいろさんにしか出せないにいろさんワールドを作り出せていて
そこに俺はハマってしまっているのだろうなあ・・・って無理矢理説明するとそういう感じです
まあ、身も蓋も無い言い方をすれば純粋に「なんか好き」という感じで
その「なんか」の度合いが抜きん出て高い、、、って感じですね
今回の原さんも最高のヒロインでした・・・笑








素晴らしい・・・



なんでしょうね、SEXの描写も勿論艶っぽくて何度も見返すくらい大好きなんですけど、
それと同じくらいそこに至るまでの背景にあたる冒頭付近の日常会話のシーンが大好きなんですよ(笑
隼人のコミュ障オタクっぷりとか、原さんの何も気にせず不用意な発言バンバンするトコロとか、「堪んねえな・・・。」ってなっちゃいますね。
この方の才能は知らない方には知らせた方が良いレベルだと思う。個人的には絶対支持。



ゆらぎ荘の幽奈さん 第46話「新しい朝と幽奈さん」 感想(週刊少年ジャンプ2017年7号)

2017-01-16 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                                     
                                     天才的な作劇だ・・・。









まず前提として、俺はゆらぎ荘のファンである以前にミウラタダヒロ自体のファンなのだ
今週はそれを強く実感したと同時に、読んでて「ああ、ミウラさんの漫画らしいな。」と深く思えてその意味でも堪らなかった
振り返れば「恋染紅葉」の最初の読切に触れて「うわあ、素晴らしいな!」って感じてから5年も経ってるんですね
連載版の感想を毎週書いて、その後のハイスぺやゲイザーの感想も書いて来ましたが、今日ほどそんな想いが報われたなあ・・・って思える日もなかったですね

そう・・・今週の内容はゆらぎ荘云々っていうよりは「THEミウラタダヒロ」という内容になっているのだ
この1年で着実に思いを溜めて、過程をじっくりと見せて、幽奈さんがコガラシをここまで想うに足る説得力を描いて、
その上できっちりと幽奈さんの感情の“揺らぎ”を美しく描いて魅せる・・・という
これは正にミウラさんがこれまで描いて来た誠実なラブコメ作劇に於ける集大成のようなお話ではないか
しかも、これまで描いて来たどんなラブコメとも違う表現力と説得力を携えている辺り確かな進化も感じさせてくれる、
いちミウラファンとしてはそんな氏の実力/表現力の“正しさ”が証明されたお話であるような気もして
それがなんだか感動的、かつ、物凄く嬉しい気分にさせてくれたし
「どうだ!ミウラタダヒロはすげえだろ!!」とドヤ顔で言いたい気分マンマンである
そんな想いに耽ってしまうのも、
小鳥編という名シリーズを生み出しておきながら短命に終わってしまった恋染の「悔しさ」を一度経験しているからなのかもしれない
勿論初回から「最高!」と思えるクオリティではあったのだが、この話数ではあれから鍛えられ進化したミウラタダヒロの真髄が拝めた気がして、
俺が一番大好きなミウラタダヒロの作劇が最高の形で読めた感覚があって、
それもあってこういう感想になってしまったのかもしれません。
兎に角、今週の内容は必見です。
って事が言いたいんだね、結局は。



恋が動き出した!


ただ、先述のようにこの回だけが特に素晴らしい訳じゃなく、
これまでの「過程」含めて結実したからこそこんなにも感慨深い気持ちになれた。。ってのはある
散々繰り広げられたポルターガイストのエロハプニングがあったからこそ、「コガラシさんになら、、、」という堪らない着地点に辿り着けたし、
数々のコガラシとのロマンチックなエピソードを積み重ねて来たからこそ違和感なくスムーズに恋愛描写が成立している。。点を含めて、
実は(っていうかミウラファンなら信頼してたと思うけど)物凄い堅実な作劇の上に成り立っているラブコメに仕上がってると思うのだ
すぐに「そういうモード」になるのもそれはそれで即物的な良さがあるけれど、
ゆらぎ荘は1年掛けて、思い出をきっちり積み重ねて、ここまで辿り着いた・・・という
他のジャンプラブコメには中々ない計算された誠実さ、しっかり段階を経て想いを膨らませていく堅実さが確かにある・・・と今なら断言が出来る
この漫画を無理矢理何かに当てはめて、カテゴライズして来た方々の姿を横目で(複雑な思いで)眺めつつ、
ファンとしてはやっぱりこういう展開になる事は要所要所の好感度上げイベントからしても分かっていたのだ。
コガラシはただの良いヤツ以上に頼れる男で、何よりその心持ちが素敵で、、、っていうのを読者としても実感してるからこそ、
件の「ふるふる」の、声すら出さない最高の演出に関して最大限に「頷く」事が出来た感覚があった
これはまさに、1年掛けてミウラ氏が掴み取った本当の意味での“勝利”なのである
恋染~の路線で失敗した以上、また同じ方向性でつまずく事を避け、
若干テイストを変えつつも、そこで人気をきっちりと得て、
安定して来た所で本来の持ち味「も」しっかり出す・・・という理想的な、そしてプロフェッショナルな話運びが出来てるなあ。と抜群に感心してしまいました


お話的にも、幽奈さんがはっきりと「ゆらぎ」始めたし、今回のお話を受けて千紗希さんもまた「ゆらぎ」始めた、
つまり揺らいでるキャラが複数出て来た事でタイトル的にも非常に分かりやすい漫画になって来たし、
正に“ゆらぎ荘”という称がここに来て本当の意味で具現化して来た、とも言える
そんな素晴らしく、そして、誠実な恋模様「だけ」が描かれている今回のゆらぎ荘、
この間から絶賛ばかりしていますが、この気持ちもまた嘘偽りのないものです
感動も恋愛もエロもコメディも全部こなせるオールマイティな作品である「ゆらぎ荘の幽奈さん」、
今こそミウラさんの長年のファンとして大手を振って「大好きです。」とでっかい声で叫びたい気分になりました。
誠実で素敵な男の子と、それに伴う納得度の高い恋愛模様・・・と、
今週はミウラさんがミウラさんのままで、ミウラさんらしく勝利したんだなあ、、、という
そんな長年のファン的に見ても嬉しすぎるお話で、正に色々な意味で“本懐を果たした”お話であった。と言えるでしょう
最高のリベンジを果たしましたね、ミウラさん。そして、勿論これからの恋愛劇にも最高に期待しています。











可愛過ぎッ・・・!
条件付きですが、半ば予見していた通り憑依によって実体化出来る、、、という描写も加わって
より一層幽奈さんに感情移入出来る、この子との恋愛描写にのめり込めるようになったのも大きいですね

上記の、「ふるふる」と仕草で幽奈さんの気持ちのすべてを表現する作劇があまりに見事過ぎて、
セリフを一切使わず、説明すらせず、それでも、いや、だからこそより切実に想いが滲んで来る表現力は本当に「すげえ。」と感じました
ああいうの見せられちゃ、そりゃ幽奈さんに感情移入せざるを得ないでしょ!って事で
益々魅力的な漫画に仕上がって来た感覚も強かったです。
これからも、感想でもアンケでも、5年前と変わらず「目に見える形で」力強く応援していきます。よろしくお願いします。




DQ4(FC)プレイ日記 vol.3(2017年度ver.)~導かれしものたち、集う!!

2017-01-15 | DQ
                                    
                                      全員集合!!










そう・・・導かれしものたちが集まったのです!!
それぞれ目的は微妙に違うけど、どこか似通っている面々が一堂に会し、
お互いの力を合わせて一つになり、一丸となって目標に向かって行く・・・
そんな“本当の始まり”に立ち会えた時の感動はやはり唯一無二ですね

しかも、本作の秀逸なところは一度章が終わってレベルがそのまんまのはずなのに、
なんだかんだでほぼ全員特に足手まといになることなく足並み揃えて冒険に出れるところです
最後に加入するライアンでさえも重厚な装備を纏えばたちまちパーティでも抜きんでた火力になります
力で押すタイプではないミネア・マーニャがまず先んじて加入し、中盤までの打撃役であるトルネコが次に加入、
そこで元々強いアリーナやライアンが各々強くなったところで加入してくる・・・というタイミングもよく考えられているんですよね
固定させようと思えばいくらでも固定は出来るんですが、色々試しつつこれからの冒険を楽しんでいきたいなあ、、、と思ってます
ただ、ブライ先生だけは終始馬車でおくつろぎ頂く事になるかも・・・笑

ライアンが入ってからはまた戦況が変わるんですが、
それまでは女勇者&アリーナのスーパーパワーとファンタジスタのトルネコ、攻撃呪文のマーニャでほぼ固定させてました
トルネコは「6」の転職で得られるような特技を自発的に使ってくれるんで意外と頼れたりするんですよね
ぐんたいよびに似た技を必中で繰り出したり、会心の率もアリーナに次いで高い、宝箱を盗んだり、おたけびをあげたり・・・
と、ある意味一人だけ「6」の要素を携えている(笑)天空シリーズ好きには堪らないキャラですな
ライアンが実質彼の上位互換ですけど、ライアンにはそういう事は出来ないと思うんで
個人的には(出来れば)交互に使ってあげたいくらいお気に入りのキャラです
敵をなだめて帰したり(!)お前何者だよ笑
ってなるくらい物凄い「ただものじゃない」感を味わえるキャラです

マーニャは、モンバーバラ編のへタレっぷりはどこへやら途中から強力呪文バンバン覚える上にMPの伸びも凄まじく、
ボス戦でメラミ連発と4章始めの頃とは真逆の成長っぷりを魅せてくれます
やはり、ちゃんと鍛えれば(頑張れば)強いキャラクターなんですね
あのままカジノで腐らせなくて良かった・・・笑

アリーナはもう言う事ないです
驚異的な先制率と会心の一撃の多さ、
まずアリーナが先に一発で沈めてくれるので
物凄く冒険に安心感があります ボス戦で回復に回る時も、
彼女とマーニャが居れば火力に関しては無問題状態でした
そこにトルネコのミラクルに期待して・・・とこのパーティだと色々な意味で楽しみが多い気がします
アリーナ会心+トルネコのぐんたいよび+マーニャのメラミは、一種の「ロマン」を感じさせますよね・・・笑
って事で無事に8人揃い切ったところまでの思い出を以下画像と共に。





パッケージだとそれなりに・・・いや、むしろ豊満な方に見えるんですけどね。
この後モンバーバラの姉妹に(特に姉に)レクチャーしてもらったんでしょうか・・・・笑


まず、開幕のアレで泣きました
あれは、悲しすぎる・・・悲しいというか、シンシアの行為がね・・・
そこまでの覚悟というか、
自分を犠牲にしてまでも、守る、、、というか。
このイベントは知ってても絶句してしまうので、もう開幕から物凄い事やってくるな。感が半端ないですね改めて。

女勇者の心情を考えると、大分キツいもんがあるなあ、、、と想いつつ、
見方によっては「6」のライフコッドを滅ぼそうとして滅ぼせなかった失敗が(設定上は)先の歴史としてあるので
ある意味魔物側にとっちゃ“リベンジ”だったりするのかなあ・・・って何となく思いました
山奥の村なのも一緒だし、今回は使いではなく王そのものが来ちゃってますもんね。

そんな悲惨な状況下で始まった5章だったので、
すぐ後にモンバーバラの姉妹のダメダメ生活(主に姉の所為で)で笑って癒されたのは凄く良かったですね
その3人で最初にこなすイベントも、早くもパーティの絆を感じさせるイベントに仕上がってるし、
そこからどんどん頼れる仲間も加わって来て徐々に華やかになっていく、、、
そんな構成自体が女勇者の寂しさを奪い去って行くものになっているなあ。と気付いて、
改めて名作然としたゲームだなあ。って事を感じさせたりもしてくれました。



さまよう夢の共演(?)


ただ、最初の内はちょっと歩く場所を拡げると即死だわ、
夜出歩くとメラゴーストと出食わして死ぬわで一人旅の大変さを改めて思い知りました
やっぱり、過信しちゃダメですね 女勇者は基本的に強いので過信しがちですけど、
砂漠近辺はモンバーバラの姉妹が居ないとダメだな。って思いました
メラゴーストに2回、マンドレイクに1回、ピクシーに1回、ひとつめピエロに1回殺された気がします
3人になってからは安定も安定、装備整えたらしばらくは敵なし、ってくらい安定してました。



「!?」が腹立つ(笑


ただ、大灯台で一度全滅しました
あそこは出て来るモンスターが基本強めなので苦戦しがちだったんですが、
それでもようやくボスに辿り着いて、後一歩ってところだったんです
不意に出たひとくいばこもホフマンの会心で一発で葬り去ったり、
まほうのせいすいをミネアに呑ませて準備万端で闘いに臨んだ・・・はず、だったんですが
銀のタロットのマイナス効果で全員即死(笑)
これは、
「悔しい」ってよりは逆に笑えました
ミネアさん、なにもボス戦でそんな効果引かなくても・・・笑
初めてミネアに対して複雑な感情を抱いたワンシーンでした
その後は、「いろいろしようぜ」を断固として避けて普通に退治完了、
まさかの味方の壮絶なオウンゴールで全滅、という「4」ならではの全滅の仕方でした。





トルネコは、船まで(もうけた金で)作って、
ある意味頭が上がらないくらいの大活躍っぷりを見せてますよね
その上、戦闘でも先述のように意外なくらい活躍してくれて、アリーナが入るまでは
火力不足の否めない面子の中で非常に力強く奮闘してくれました

そんなアリーナが入ってからは、パーティも大分成熟して来た感を見せてくれて
今は馬車育ちではあるんですが、火力のブライと補助のクリフトもその内どこかのタイミングで使いたいと思っています
クリフトが一人病気で倒れるのも、ポジション的な事も含めて「2」のサマルのオマージュだよなあ。。って振り返って思います
アリーナは女勇者と張り合って頑張っていたけど、それもこれも全部クリフトの為だったんだよなあ・・・って思うと
なんだかちょっとグッと来るものがありますよね・・・
出来ればアリーナに勝たせてあげたかったけど、その分新しくなったパーティでは誰よりも大活躍してもらう!って事で。



パパスかな?


キングレオは、大幅に弱体化していて、恐らくサボってたんだろうなあ、、、って感じですけど笑
その分バルザックさんが大幅に強大化していて月日の残酷さを感じさせてくれました
バルザックの放つヒャダルコは運が悪いと2回連続で飛んでくるし、
打撃も半端ないんで危うく全滅しそうになりましたが
火力番長アリーナ&マーニャのお陰で寸前で倒し切る事に成功しました
今振り返ると、回復役が女勇者オンリー、ってのはボス戦って事を考えると悪手だったのかも。。と思わなくもないですが、
その分火力でねじ伏せられる戦いが出来たかな。って思えば、思い出としては悪くないですね





モンバーバラの姉妹の本懐は成し遂げられた。
キングレオ城も正常に機能するようになって、仇のバルザックも討ち滅ぼす事が出来た。
この時点で感慨深いものがあったのだが、ライアンが加わった事で更にそんな想いが深まりました
あの日から、勇者を守る為に旅を続けて来たライアンと女勇者が遂に出会い、そして他のメンバーとも交わり、
それぞれの目的をみんなで果たす為に一丸となって、ここからが本当の始まりと言わんばかりにフィールド音楽も変わって、
導かれしものたちの冒険劇の真価が始まって行く・・・!
と、考えると
本作は前作の王道っぷりに対するカウンター及びオルタナティブに思えて
実はその上で王道「も」ちゃっかり踏襲してもいる抜け目のない作品でもあったのかも、、、と
今プレイしていると如実に感じられます ここまで長かったからこそ、今この瞬間が尊く、嬉しく思える。
この先も自分らしい選択で自分らしい楽しみ方で「4」をじっくりプレイしていきたいと思います
そんな訳で、「導かれしものたち」のこの先の冒険の続きを楽しんで来ます。また次回!











ところで、あまりにハマりすぎちゃって、
休日ほとんど使ってぶっ通しでプレイしちゃった事は少々反省です
お陰で他の事全然出来なかったもんなあ・・・正にドラクエはやり手を廃人にするゲームですね・・・笑
そういえばこの「4」の4コマで名を馳せた衛藤ヒロユキ氏の「魔法陣グルグル」の3度目のアニメ化が決定しましたね
そちらもまた楽しみです(関係ねー)

しかし、氷の洞窟の動く床のトラップは色々と面白かった。
AI戦闘もすっげえ快適ですし、やっぱめちゃくちゃ楽しいです、「4」って。



DQ4(FC)プレイ日記 vol.2(2017年度ver.)~モンバーバラはロンガデセオの発展系?

2017-01-14 | DQ









正月に引き続き、ドラクエ4をプレイしまくってます
いや~面白い面白い・・・このシリーズの面白さは一見毎章繰り返しのように見えて、実は各章で行ったプレイが
後々に大きな意味をもたらしていたり、毎度毎度未熟なキャラを強くするのはある種の面倒臭さもあったんですけど(笑
でもその甲斐は正直あったよなー、って今第5章をプレイしててしみじみと思います
特にエンドール関係は行くのも便利になったし、状況も良くなってるしでかなり恩恵を受けてますよね(導かれしものたちの)。
アリーナのお陰で姫さまは想い人以外の奴と結婚する必要性がなくなり、
トルネコのお陰で橋は直され争いも止まって色々な人が集まって来るようになった
そこに更に華を添えたのがネネさんだったりミネアだったり、、、で、やはり最も恩恵を受けている場所だと思います

そんなここまでのプレイを画像と共に振り返っていきましょう。以下。









第3章「武器屋トルネコ」は色々な意味で異質だ
まず主人公が中年のメタボの(笑)おっさんで、いい年こいてアルバイト、
しかもネネさんに毎朝起きるのが遅い、、、とまるで子供みたいに叱られている所から始まる・・・という
おおよそ勇者や戦士とは掛け離れた単なるダメ中年のしがない日々。。からスタートなのである。

これは、ファンタジーを謳うドラクエにとっては(ある意味)物凄くチャレンジングでオルタナティブな選択だと感じる
特別な使命を与えられたものが、特別な理由を持って旅立つのがそれまでのドラクエだった
王宮の戦士であるライアン、丁重に扱われているお姫様のアリーナと比べてもトルネコの扱いは酷い
色々な場所で色々な人から(主人公である)トルネコを軽んじる発言を耳にする事になるし、
改めてこの章を振り返ってみると、ドラクエに初めて現実味を持ち込んだのがトルネコだと言える。

しかし、この章は「だからこそ」の面白味があると言える
限りなく一般人に近いトルネコだからこそ、目的を「金稼ぎ」に設定する事が出来、
その金で洞窟を掘ったり城に武器防具を調達して報酬を貰いつつ戦力の充実を図る、、、という
勇者や戦士とはまた違った形での「庶民のヒーロー」感を演出出来ているなあ。と思ったのだ
実際、トルネコが洞窟堀りに支出しなければ勇者はエンドールに辿り着けず、頼れる人物もいないので序盤で冒険が終わってたかもしれない
そう考えると、トルネコほど間接的に勇者様の助けになっているキャラもいないと感じる
そもそも、トルネコが両国の間でたらい回しにされなければ戦争が起こってたかもしれないしね

ただ、トルネコは基本的に商売の事しか考えておらず、
国を間接的に救ったのも、地域の移動を便利にしたのも全ては「商売の為」なのである
そういう意味では、トルネコもまた他の章の主人公と同じく確固たる意志を持ったキャラだと言える
そして、なんだかんだいって強い(笑)のもまたミソで、少なくとも三章では苦戦という苦戦をした記憶がない
ドラクエがドラクエをぶっ壊して再構築するのがこの「4」の最大のテーマだったのでは。。と今プレイすると感じるが、
この「武器屋トルネコ」はその中でも最もシンボリックな章だったのでは、、、と思いましたね。





戦闘かと思ったら道具屋が出て来る(ちなみに今回のプレイでは道具屋しか出て来なかった)、
仲間を金で雇用して冒険をする・・・といったトコロも個性的であり後者に至っては物凄く現実的な表現である
だが何より、武器防具を(色々なやり方で)仕入れて裏方としての作業に徹する・・・という新鮮味の強いストーリーがプレイしてて面白かった
そこには決まったやり方がなく、雇うも雇わないも自由だし、拾うかそれとも買うかとかもそれぞれの尺度で進められるストーリーに仕上がっている
ちなみに今回は、基本モンスターが落とすのを待ちつつ、お金が溜まったら直接仕入れに行くという方法ではがねのつるぎとてつのよろいを集め切った
拾ったアイテムをネネさんに高く売ってもらい、その過程で適度にレベル稼ぎもしつつ、飽きないように直接買いに行く事も忘れず・・・と
それなりにそれなりな達成感があったが、もっと上手いやり方も探せばあるような気もしたので、
それを自分の頭で考えて見つけ出す為にもいつかまた再プレイしたいものである



スコットとロレンス「・・・・・。」


しかし、目の前で夫婦のラブラブっぷりを半ば見せつけられているこの二人は何を思ったんでしょうね?笑
途中まではバカ正直にこの二人を連れていったものの、途中で「あれ?トルネコ一人でも全然平気なんじゃね?」と気付いて
後は一人でさっさとクリアしたのは良い思い出(?)です
というか、ロレンスの方は後先考えずに呪文無駄打ちするんで600Gの価値があるのか、、、と言えば謎ですよね笑
ただ、この二人を連れて歩いてると「自分が雇用して“やってる”」感があってそれはそれでなんか妙に気分が良いんだよなあ・・・
つかの間の主人気分を味わう為には必要なキャラだったりするのかもしれない。なんて。



夢見がちな男を、支える女の図は王道だが、その分感動的だ。


一度だけ全滅しました
やはりメラゴーストでしたね
やはりというか、今回のプレイでは初だったんですけど
こいつだけトルネコの強力装備を(呪文で)貫通して来ますからね
でも、自分も負けず嫌いなところがあるんで
素直に「逃げる」という選択が出来ずにそのまま戦ってしまった
回避されなければ、一応一撃で倒せる・・・っていうバランス感がメラゴーストの一番厄介な部分だなあ。。って感じました
っていうか、それは5章でも散々感じたんですけど・・・笑 いや、自分がただ間抜けなだけかもしれないですけど。





ストリップ・・・?(震え)


ライアン、アリーナ、トルネコなど打撃に秀でたキャラが4章「モンバーバラの姉妹」編では(主要キャラでは)一人もいない
だからこの章は相当困った事になった・・・のだが、一応ミネアがクリフト程度の攻撃力を備えてるので中盤までは苦戦しつつもなんとかなった気がする
ただ、マーニャが信じられないくらい弱い
打撃はへなちょこだし、HPも少ないし、防御力も当然低い
まああれだけ遊んでたり男漁りに夢中なようでは、妹の方が頼れるのもある意味「当たり前」なのかもしれないが・・・笑
一応呪文に秀でてるので火力はあるのだが、装備を整えても何発かで即KOになってしまう箇所が多々あり、
はっきり言って妹のミネアの方がよっぽど有能に感じた
ぶっちゃけミネアがいなかったらこの人無理でしょ。って思う・・・笑
やくそう持っててもガードゆるゆるだから他の脳筋キャラのようにいかんしなあ。
そういう意味でもミネアがデフォルトで先頭なのは本当に納得なんだよな
ただ、それでもミネアとマーニャのコンビは観てて「面白い」コンビだとは思いますがね



キングスライムが出て来ると、「おっ、中盤だな。」って思う。


ただ、メイジももんじゃ辺りと闘ってると、中々沈まない上にヒャドが強力すぎて「厳しいな。。」ってなってくる
ミネアは打撃もいける、とはいえ、精々クリフトと同レベルなので火力の限界が出て来る
そこに颯爽と加わってくるオーリンのナイスガイっぷりは実に素晴らしい
オーリンが加わってくれることで、ようやく一般的なパーティと同じバランスになれるのだ
ただ、オーリンを先頭にしてしまうと、「姉妹の物語」感が薄れてしまうので、あくまで後衛として頑張ってもらった
ぶっちゃけミネアを主人公だと思って頑張って来たので、急に彼女よりパワフルなキャラが加わってしまうとなんだかメインを取られたみたいで
一抹の寂しさもあったのだが、オーリンは脳筋なので回復が出来ないし、全体攻撃も出来ない・・・という事で
あくまでバランスの取れたミネアが主人公ポジだよな!と自分を納得させてプレイしてました(笑
しかしミネアは占い師なのに銅の剣とか重い武器まで装備出来るのは凄いですね
そういえば、「6」のミレーユも夢占い師の見習いなのにかなり重い剣も装備出来るんですよね
そういうトコロで、ちょっとした“繋がり”を感じる事が出来るのも天空シリーズ大好きな理由だったりします。



この状況で生き残りました・・・(奇跡的)笑


さまようたましいは基本まごまごしているだけのスライムよりも弱いモンスターですが、
残りHPが少なくなるとはじけとぶ、、、のですが、
今回のプレイではその機会もなく、
終始まごまごしているだけでした
つまり、上記のような一見絶望的な状況でも余裕でくぐり抜ける事が出来たのです
ちなみにこの戦闘は、アッテムトの地上に行く階段の一歩手前で起きた戦闘だったりします
この鉱山に出るモンスターは明らかに強いモンスターばかりだったので、オーリンも死んでいるこの状況では、呪文も使えないこの状況では、
全滅を覚悟するしかない・・・と思ったんですが、出て来たのがこいつらだったんでなんとか助かりました
ただ、冷静に振り返ると、終始まごまごしているだけのこいつらだったんなら、戦わずにそのまま逃げ続ければ良かったのでは・・・と思わなくもない
まあ、偏差値が低いのでしょうがないですね・・・笑(自己嫌悪)

ちなみに、全滅自体は普通にしました
初めてキングレオ地方に行った時に、エビルハムスター様に殴り殺されました
あいつ、レベルアップしても普通に強いですよね・・・仲間を呼ぶ頻度も高いし。
でも振り返れば、マーニャが弱過ぎるせいで慎重に慎重にプレイしてたので、全滅したのはそれくらいかな
逆に「勇者だから」ってタカくくって慎重さを失念してしまった5章の方が既にめっちゃ全滅してます(笑
そう考えると、ある意味マーニャが弱過ぎる事で逆にミネアとシンクロして「私がしっかりしなきゃ・・・!」って気分になる事が出来ていたので
そういう意味では秀逸なバランスなのかもしれない。4章も。
ダブル主人公と謳われているけど、恐らく全体的に統率を取っているのはミネアですよね。
エンドールで食いっぱぐれてなかったのもミネアのお陰だしね・・・笑



この船出の演出は「5」にも繋がっている。これ終わったら「5」やりたいなあ。


ところで、モンバーバラはぶっちゃけ“色の街”っぽいですよね・・・
風俗というか、おっパブ?っぽい小屋があるし、来ている観光客の質は悪いし、治安も良くなさそうだし、、、と、
個人的には「6」のロンガデセオに通じる部分があるなあ。と思いました
荒れてる街の行く末が好色の街、、、というのも妙な納得感がありますし、
実際ロンガデセオにも踊り子のステージがありましたもんね。「5」のポートセルミまで行くと治安がそこそこ良くなっていて怪しげな部分も身を潜めているんですが、
そういうトコロでも繋がってたりするのかなあ・・・って(個人的に)なんとなく思いました

或いは、あのステージ+ガラの悪い連中が集まる街、、、という事で
「そういう方向に」あれから発展してしまった・・・という事なのかもしれません
そう考えるとある意味複雑ではありましたが、
正直ドラクエで好色っぽい街を出す。。という選択もまたある種オルタナティブな行為ではありますよね(笑
部分的にぱふぱふなんかはあったけど、ここまで街全体が・・・っていうのはあんまり他にはないですもんね。
父親を亡くして、その身体一つで派手に稼いだり仇探しにやっきになったり、、、と考えると
マーニャもマーニャでなんだかんだいってミネアを支えてたりもしたんだろうなあ。。って今なんとなく思いました
まあ、その努力は後にギャンブルでパーになっちゃう訳ですけど笑
って事で、絶賛プレイ中の5章「導かれしものたち」に続きます。遂に、本筋とも言える章に突入だー!!って事で今ドラクエ4熱が最大に高まっています!!
引き続き、よろしくお願いします。










しかしあれだね、
勇者は女勇者にしたので、
現時点で女だらけのパーティになっちゃってるね
会話とかがめっちゃ楽しそう・・・笑

実は「4」「5」「6」はオリジナルに思い入れが強すぎて、中々リメイクに手を出せずにいるんです
でも、思い出を乗り越えてプレイする勇気、、、というか、踏ん切りが沸いたらいつか手を出してみたい。
あ、でも「2」もオリジナルばっかりプレイしちゃってるな笑
リメイクの方がプレイ回数が多いのは「3」だけですかねえ・・・。



syrup16gの「来週のヒーロー」の歌詞に関して

2017-01-13 | お気に入りの楽曲









あなたの為だけに生きている
たまたま今週は出番がない








どんなに頑張ったところで「あ、この人の心に(自分は)届かないんだな。」って思う時あるでしょう
本当は必要とされてみたかったけど、それは無理な話だったな。あの人といる方がなんだか楽しそうだな、って。
そういう意味でこの「来週のヒーロー」という表現は随分秀逸な表現だと言えます
本当は、今週出番が欲しかった
今週あなたのヒーローでいたかった
でも、それは俺ではなく“別の誰か”がそうで、俺の出番など最初からなかった
だから、来週(或いは未来という比喩で)はヒーローでありたい、来週はヒーローになりたい。。という、
五十嵐さんが得意とする「どうしようもないけれど、確かにここにある感情」の一つを歌い切った名曲だと言えます。

これは、相当悲しい曲ですよ
タイトルや雰囲気よりもずっと切ない一曲
「今」必要とされてなきゃ、なんの意味もないのに
あるかどうかも分からない伸び代や期待に懸けて空しく頑張ってるだけの日々・・・そのものなんです、詞世界は。

人間、限界は確かにある。
金や物なら努力すれば手に入れられる
だけど、「人の心」までは努力などでは到底手にする事が出来ない
あの人にとって、大切な存在だったり気になる存在でいたかったけど、
やっぱり「今週は」出番がない
だから、「来週に」期待するしかない
それはいつまで?
それはどこまで?
まったく分からない
ただ一つだけ確かなのは、「今週のヒーロー」は“自分以外の誰か”なのです
それだけは、何よりも間違いのない、疑いようのない事実なんです。







哀愁を帯びたメロディラインも素晴らしく、
いつまで経っても「本物」になれない深いジレンマが伝わって来る、
後期の象徴的な名曲の一つ・・・だと思ってます
今回、改めてこの曲の感想を書いたのは、
あまりにも今の自分にこの曲が“似合っていた”からでした。色々な意味で。




笑われたっていいじゃないか bedside yoshino「有象無象クソクラエ」の歌詞に関して

2017-01-12 | お気に入りの楽曲








笑われたっていいじゃないか
馬鹿にされたっていいじゃないか
誰がお前の代わりになれる?
ホラ見た事かよ言わんこっちゃない
ザマぁねえや無様な野郎だ
言うだけだったら誰にも出来る



そう・・・今の世の中、ちょっとでも他人とズレてると後ろ指差されちゃうようなアレな世の中ですから
誰もが誰も「笑われないように」「馬鹿にされないように」生きてるとは思うんですけど、
ただその所為で“本当に面白いもの”が隠れてしまったような気がしてるんです
なんでもかんでもドヤ顔であげあし取られた挙句、
“みんなに気に入られようとするもの”しか通用しなくなってしまった感覚がある
それもまた「今の時代性」と言われれば、そうなのかもしれませんが・・・。

本音を言えば、馬鹿にされたり、或いは無視されたりする事は死ぬほど悔しいし、(自分が)情けなく思える。
だけど、自分を演じる事が出来るのは自分しかいないし、自分に素直になって自分を幸福に出来るのも自分しかいない訳なんですよね。
ぶっちゃけて言うと、誰もが誰も心底自分を嫌ってるはずがない
本当に自分が憎いのなら、まず食べ物を(自分に)与えようとする気すら起こらないはずですよ笑
自分の「好きなもの」で自分を満たそうとするのは少なからず自分を可愛く想う気持ちがなきゃしないですよ。


俺を出来るのは、俺しかいない。
俺で居続けられるのは、俺しかいない。
お前は俺にはなれないし、
お前は俺を出来ない。
当たり前の話ですが、
だからこそ「俺」は俺にとって(本当の意味で)尊い存在なんですね
そんな「当たり前」に気付かせてくれるのがこの「有象無象クソクラエ」という楽曲だと思います
(アルバム「bedside yoshino#4」に収録されています。)



バサリバサリと木々は揺れ
グラリグラリと地も揺れる
四方八方のっぺらぼうが
ニヤニヤ笑うけど
十中八九ナンデモネエよ
好きなだけ言わせとけ



で、例えばそれで「自分の形」を曲げてまで頑張ったとして、
それは自分なのか?って言えば絶対に違うでしょう
当事者じゃないから、好きなだけ言えるだけ
当事者じゃないから、好きなだけ馬鹿に出来るだけ
そんな奴らの言いなりになるだなんて、それこそただの人形だ
他人の声や視線に合わせて形を変えて、それでまともになったつもりでも
そんな形はどこか歪で、無個性で、「自分らしくいる」勇気も与えられない安っぽい妥協に過ぎない

木々が揺れ、地も揺れる~とありますが、
そういう事を気にしてる間って冗談抜きでそこまで心がショックを受けてしまうものなんです
でも、だからって、命を脅かされる事もなければ、「奴ら」が強引に自分に干渉出来るような力があるわけでもない
彼らに人一人の姿勢や生き方を変えるほどの力や権限は一切ない。


俺には関係ない。
俺は俺を、ただただこなすだけ。
それだけでいいじゃないか
そんなシンプルな生き方でいいじゃないか。
そんな風に思います
そして、和風にこだわったメロディラインがまたこの曲の素晴らしさを演出してくれています
ただがなり叫び散らす曲でもなく、サビの練り込まれたメロディラインには確かな芸術性が宿っています

何より、吉野さんが顔真っ赤にしてるようなニュアンスでこういう事を歌ってくれると、
不思議と聴いているこちら側も「・・・うん、そうだよな。」って静かに頷けるようなパワーを貰える感覚がある
吉野さんからしてみれば、“聴き手を勇気付ける”なんてご大層な気持ちでは決して歌ってないんだろうけど、
それと聴き手がどう受け取るかはまた別の話。
個人的には、聴く度に勇気付けられる吉野さんらしい名曲だと感じています
このアルバムだと他にも「朝に生まれて夜に死ぬ」「それに殺される前にあの空を撃て」なんかもこの曲に匹敵するくらいの名曲だと思ってます。





最近、吉野さんの書く歌詞、メロディラインに純粋に力をもらう事が(以前よりも)多いので、
どうしても記述しておきたかった記事でした。