サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

TRICERATOPS「RETURN OF THE GREAT SKELETON 2023」@横浜Bay Hall 23.9.16

2023-09-20 | LIVE











先週の土曜日にTRICERATOPSのライブを横浜で観ました。









この公演は、
彼らの2ndアルバム「THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK」の再現ツアーの初日でした
実は、あまり語って来なかったんですがこの作品が自分のお金で初めて買ったアルバムで。
初めて聴いた~とか、
初めて買ってもらった~とか、
そういうアルバムは別にあると思うんですけど、
自身のお金だけで完全に購入したのはこの作品が初めてなんですね。
正直、
シングルの方は記憶が曖昧でちょっと覚えてないんですが(笑
(いくつか「これじゃないか?」って候補はあるけども)
アルバムは小学生にとっては高価なものなんでこれは流石に明確に憶えていましたね。
 横浜は、
戸塚駅にあったTSUTAYAの試聴機のコーナーで
「なんか良いなぁ。」と感じて思い切って購入しました
多分、当時の心境を考察すると母親が知らないから~っていうのもあったかも
買ってもらってたのは大体有名なミュージシャンのアルバムが多かった。
トライセラもその後ブレイクしてMステの常連にはなるんですが
この作品が出た当初はまだブレイク予備軍でしたからね。
それと、自費でアルバム購入する事によってちょっとだけ「大人感」が出るのもあったと思う
今考えれば結構可愛い思想ですけどね・・・まあ誰にだって始まりの一枚はあって、
管理人にとってはトライセラの2ndだった。
という話なんですよね
よって、このツアーに参加するのは至上命題でした
特に管理人は横浜生まれ横浜育ちでもあるので、
横浜公演は絶対に行きたかった...
行けて、良かった。










会場にわざわざリアルタイムで買ったアルバムを持って来た!
小学生のガキ男子が買った割には状態良いんですよね。
なんかそれも含めて奇跡の一枚かな、って。
めちゃくちゃ聴き込んだのにね。




ただ、この日は大変だった。
途中モバイルバッテリーでスマホ充電しようと思ったんだけど、
ケーブルが接触不良みたいで実質充電不可状態でして、
この日のチケットはスマチケ・・・って事で入れるか否かの時点で不穏でした
残り少ないバッテリーを逐一電源落として復活させて、、、と必死のやりくり
ブログの更新もあったのでご飯の合間に猫の画像とかで済ませて、
マップ機能使えないから記憶を頼りにハコまで歩いて...
しかも、
酷暑がスゴかったのでパニックと合わせて結構精神的に参ってましたね
最後はもう根性で間に合わせましたが、ライブ終了後には完全にバッテリー切れてました
まあでもライブ前にポスト出来てチケットも提示出来た時点で御の字でした
こういう時は紙チケットのが良いな。ってなっちゃいますね笑

横浜Bay Hallは5か月ぶり、
FANTASTIC◇CIRCUSのライブ以来に来た。
相変わらず駅からめっちゃ遠いけど、ライブハウスの雰囲気はちょっとレトロ感あって好きなんですよね
ステージも近いし久々にあんな近くでトライセラのライブを観た気がします。
開演前に様々な想いを抱える中、TRICERATOPSの面々が登場。


一曲目は、
セッション~からの「Raspberry」、
てっきりアンコールにやるかと思ってたのでいきなりでビックリしました
そこから「スカルの柄」、そして「Ace」(!!)とまずは2nd以外からの選曲が続きました
個人的に、
「Ace」は昔から大好きな曲だったのでかなり嬉しかったですね
あのギターリフの気持ち良さ、そして、音源よりも穏やかになったサビ、
更に「愛されたくてしょうがないんだよ!」の部分が沁みたり...と
2ndの曲ではないですがぶっちゃけそれらと同じ位この曲を生で聴けた事に感動していました笑
この曲の歌詞を聴いてると劣等感を覚えつつも、自分だけの世界を拡げていく❝元気❞も貰えます。
最後にはみんなでシンガロングもしたりと早くも沸点を刻んでいる演奏に興奮気味。

「ロックンロールする準備は良いですか!?」という和田さんのMCの後、
「Couple Days」、そして、初期の名曲「ロケットに乗って」を披露~と早くもクライマックス感。
「ロケットに乗って」は確かCDTVのテーマソングだったと思うのでこの曲を聴けたのも嬉しかった・・・し
ロックの中で自由に泳げてる、遊べてる様な感覚もあって序盤から既にトリップしてましたね。
正に、
ロケットに乗った様な気分で...
アウトロの激しいドラミングも熱くて素晴らしかった。やはり音楽は非日常を見せてくれると思った。


ここから、いよいよ再現パートへ。
「PARTY」。
「PARTY」は・・・
正直、ずっと前からライブで聴きたかった。けど、多分この日初めて生で聴いたんじゃないかな?
横浜で聴いてる...という事もあって、あの日試聴機で純粋にロック格好良いな。って
そんな風に感じた少年と少年の心と一緒に聴けた気がして、
ある意味この日のハイライトでした。

具体的に言うと、
目の前のライブを楽しみながら、横に小学生の頃の自分が居る感じ...って書くとロマンチック過ぎますか?笑
でも、それが本音。当然、自分からライブに行ける年齢ではなかった。だから、
❝二人❞で「PARTY」をワクワクドキドキしながら楽しめたのは財産。
これからも「これまでの自分」も引き連れて時を過ごそう。
そんな風に思えたのも素敵な瞬間でした。

「MIRROR」も素晴らしかった
アウトロの部分が音源よりも長くなってて(っていうか、トライセラはそういうパフォーマンス多いが)
その重厚なロックンロール感にも痺れつつ、ポップで可愛らしい「GUATEMALA」、
更に90年代から四つ打ちしてたんだぜ!な「FEVER」と
踊れるロックの元祖!?としての矜持も見せつける。
MCでは、
「皆さんもお年を重ねて・・・」という和田さんの言葉になんだかしみじみした・・・笑
やっぱり歌詞の世界観が素敵な「GREEN」はみどりの照明もgoodで、
間奏がダンスビート風に仕上がってたのもアガりました
ファンク風にも感じた「GOOD TIMES」は、
音源よりも音数少な目でキュートなロックに感じました
それと、37歳の今聴くとこの曲の自分にとっての「LIKE」を追求せんとする姿勢に共感もしますね
小学生の頃はただただノリの良い曲として聴いてたのでその辺は今ならではに変わったかなあ、って思う。


「GOTHIC RING」は大好きな楽曲。
昔、NHK-FM「ミュージックスクエア」にハガキでリクエスト送って読まれた事もある(時代だなぁ.....)
生で聴くと思ってた以上に林さんのブリッブリのベースラインが気持ち良くて虜になりました
それと、
やっぱりサビメロの美しさにもヤラれつつ・・・
未だにリングを渡す相手すらいない自分に情けなさも感じたりしました。。

MCでGRAPEVINEの話になり、「またバインと対バンしたいね。」とメンバーで盛り上がる中、
「CARAMEL TEA」を投下、
よりダンサブルに、
そして、
歌詞の一部を「熱狂のダンスフロアに~」と変えて歌っていてそのアレンジも楽しかったですね
キラキラなディスコサウンドに心地良く踊りながら今度はハートフルでTHE男の願望!!な「LIP CREAM」
音源で聴くと可愛くてポップな曲に感じますが、ライブで聴くと「あったかい。」って印象の方が強かった
本編最後は、
個人的に大好きな名曲「SHORT HAIR」でした。

「SHORT HAIR」はリアルタイムで聴いた時から「すごい名曲だ・・・!」と感じていて、
でも大人になってトライセラのライブ行ったら中々演らないからヤキモキしてました笑
ある意味、
この曲を聴く為に行ったところもあったから、イントロの瞬間に感動したなぁ。
間奏では音数少なくギターを弾く独特のアレンジがエモかったし、
サビの歌詞も、、、葛藤を含んだリアルな吐露に
ちょっと泣きそうになりました
ちょっと泣きそうになったけど、最後には素直に心地良いギターロックに笑顔になってましたね
「あとどれだけ飛べたら君は笑ってくれる?」
「自分だけが持ってる宝物があったっけ それは二つ無いもの」
「何が幸せかって 分かってる気もしてる」

名フレーズのオンパレードに感動の嵐、
最後の最後には迷いでさえもポジティブに変換するトライセラらしいロックンロールで終了
ネガティブとポジティブがジェットコースターの様にぐるぐるするとっても感情揺さぶられる大好きな一曲
「PARTY」と共に、この曲を生で聴けたのは管理人的には本当に新しい財産・・・でしたね。
ありがとうございました!!!



















1.セッション~Raspberry
2.スカルの柄
3.Ace
4.Couple Days
5.ロケットに乗って
6.PARTY
7.MIRROR
8.GUATEMARA
9.FEVER
10.GREEN
11.GOOD TIMES
12.GOTHIC RING
13.CARAMEL TEA
14.LIP CREAM
15.SHORT HAIR

16.MASCARA&MASCARAS
17.
18.Fly Away
19.トランスフォーマー















アンコールでは、
唯一本編でやってなかった「MASCARA&MASCARAS」を披露
楽曲にちなんで吉田さんがプロレス風のガイコツマスク付けながら演奏してたけど、
あの状態でも普通に叩けてた事に違う角度からの感動がありました(笑
この曲も、
流れる様なナチュラルなサビメロが昔から大好きで生で聴くと余計にウットリしましたね
ドラムソロも激熱で...燃えましたし、この曲に限らずどの曲もライブならではのアレンジが施されてて、
そこもTRICERATOPSのライブの楽しさかな~ってしみじみ感じました。
爽やかで渋めのバラッド(曲名失念)を披露し、
浮遊感と力強い歌声が響き渡った「Fly Away」、
そしてみんなでパワフルにシンガロングした「トランスフォーマー」で本当に終了。
個人的に・・・ですが、本編最後が「SHORT HAIR」でアンコール最後がこの曲・・・って事で
思い出は思い出で大切にし「心の中にあるのさ。」と刻み歌いつつ、
その上で進もう!と背中を押す様に歌ってる姿に
ある種のテーマ性を感じて。
そういう意味でも感動的なライブでございました
「あの勝者見るとすぐ 憎まれ口で自分維持
 でも待った ヤバ目でも この‟僕らしさ”に再注目」
もSNS全盛の時代だと余計に沁みる。。
少年の日の心をくすぐられつつ、それも抱いて、もう一度歩んで行こう!っていう
懐古主義どころか前向きなテーマ性で締めくくられてたのが、
余計に素晴らしいと思えた会心の一夜
でした。
また、観客の皆さんのシンガロングがパワフルに背中を押してくれてる気もしてそこも感謝でした
(自分の声も含めて)。


そうですね、
本作は先述の通り一言では表せない思い出の詰まったアルバムだったのでレポも長くなりましたが、
思い出の深さでライブ中泣くんじゃ?と予想してましたけど実際は無邪気に楽しんでいて、
子供の頃の自分と今の自分が等しく純粋にワクワクドキドキ出来てて、
それもまたトライセラのステージっぽいな!と。
 帰り道、
酷暑の中翌日も仕事あるから終電逃したら困る!と遠い駅までゼエゼエ言って歩いてたのも
振り返れば正直笑えるし良い思い出ですなぁ(笑
またトライセラのライブに行きます♬


三匹のとらねこ。

2023-09-19 | 








今日はお休みだったんですが、
疲れが溜まっていてほぼ一日中寝腐ってしまった。
ある種もったいない~と感じつつ
ただ、
深い眠りに就いてる時の気持ち良さは格別・・・という感情もあります
まあ無理がたたってしんどい状態が続くのもあれなんで休める時に休むのも重要かもです。
という訳で、今夜は撮り溜めた3匹のトラ模様の猫の写真をお送りします。。












一匹目。メロちゃん。




ちゃおちゅ~ぶなるものを発見し、買い与えました。。




じっくり満喫ちう。




「美味です😸」




クリクリしたたおめめが可愛い🎵😍




チコ。メロの親でもある。




爪立てて、こっちのがよりアグレッシヴにちゅ~るを求めています。




「こりゃ、堪らん!」
やっぱ他の餌よりも反応抜群ですね。。




最後に、チロル。
見分けつかないかもしれない。
でも、飼ってると微妙な部分で意外と一目で分かる。
愛・・・かどうかは分かりませんが、なるだけ大切にしたいですよね。











たまに、
心地良い風が良い塩梅で吹いてる時間帯があって、
その時に何も考えずに眠るのが最高ですね。
幸福を感じる瞬間の一つです。



もう少し【あと少し】碇マナツ「くらいあの子としたいこと」 3巻

2023-09-18 | 単行本感想












7月に出た3巻目。
この3巻目を読んだ率直な感想は・・・
「ジラすなぁ(笑)」。
3巻目に来ても、
そこまで...お互い自覚的に恋してる感覚は無かったですね
ただ、正直一歩一歩着実に進展してる~って感覚は勿論ありました
田畑くんの事が透子の家族に知れててその事について色々イジられたり(?)
その時の透子の反応がまたいちいち可愛らしくて良かったです
(関係ないけど、透子って一発で変換出来るようになった。無事PCを学習させられた笑)。
なんというか、
くらい子はファーストフードというよりかは
じっくりコトコト煮込んだスープ~的なラブコメ
な気はします
突然めっちゃ進展とかはしないけど、その分ジワジワ来る!って感覚ですね
透子のお見舞いの時の雰囲気だとか、
最後のお弁当を渡すシーンとか・・・ああいうのは王道のラブコメって感じで素晴らしかったです
 逆に言えば、
要所要所でそういうカットが描かれるので、
不意打ちっつーか、❝だからこその破壊力❞もあるのかもしれませんね
じっくりコトコト煮込んでる分ストーリー系ではなく1話完結型の漫画なのに、
無性に続きが読みたくなる~って効能も生み出している気もしました。
まあ要するに二人の行く末が気になるんですよね。




可愛い。




もう一つ、
感じたのはこの漫画の登場人物って
清々しいまでに「良い人」ばっかり
ですよね。
なんだろう、
読んでると自分の不誠実さを自覚させられるというか、
みんな家族をめちゃくちゃ大事にしてるし
他人の事もすごく気遣えてるし、
優しいんですよね。
俗に言う、
主人公サイドを上げる為の悪人とかが一切出てこないので、
そういう部分もこだわりなのかなあ。とか思いながら読んでいました
透子は田畑くんの事を自己評価が低いのが玉に瑕だけど他人には優しい。って評価してたけど、
そんな透子もまた自己評価が低い割には誰かの為に世話したり一生懸命になれる良さが滲んでたり、
そこも❝似た者同士❞っていうか・・・まあぶっちゃけはよ結ばれて!という感じですが笑
その脇を取り巻く登場人物たちも温か味があって素敵な物語に仕上がってると思います
 透子が、
田畑くんの頑張りに刺激されて、
体力を鍛えようとするエピソードなんかは
その前の体力無さげな描写の数々が自然と伏線になっていて
そういう意味でも秀逸なエピソードに感じられましたね
まあ、体力強化は素晴らしい試みですけど、あんまり痩せすぎると
そのグラマーなボディがちょびっとスケールダウンしそうで心配もありますけど←←←
 でも、
あそこで即座に水を買ってくる田畑くんも、
あんまり触れられてないけど地味にスゴいって思いますね
献身性というか気遣いの鬼というか...逆に惚れない方が難しそうですね。
いつか、お互いの深層心理の想いに気付いてラブラブ展開もあったらいいなぁ・・・って笑
そういう意味ではもう既に4巻でどれだけ進展するのか.....が早くも楽しみな作品ですね。

にしても、
文化祭の時の田畑くんも格好良かったな
透子が人に頼られ関わってる姿を邪魔したくない・・・から独りで身を削ってでも頑張る。っていう
ルックスとしては俗に言う優男系統だと思いますが実はかなり漢気のあるキャラですね
もう既に二人がくっ付く過程の材料は揃ってるので今後に期待しかないですね。




3巻で最も田畑くんがイケメンなカット。写真写りが良い(?)。




最後に、
水着回は素晴らしかったですね(超笑顔)。
・・・ここまで散々良い事語っておいて、締めがそれかよ。って感じですが
管理人も健全な男子ですので兎角「眼福過ぎた。」という感想です
透子が素晴らしいのは勿論、
先生がまず素晴らしいですし(ニッコリ)
その上、緒原さんも...そんなにあったのね。って感じで燃えましたね←←←
この娘もアリだな。と思いつつ(?)
更に町田さんまで・・・と
直接的には言い難いんですが、まあ俗に言うデカメロン伝説というか...うむ、
正に❝マナツの果実❞が沢山収穫出来た最高のエピソードでございました
田畑くんは、
ラキスケで塗っても良かったとは思うけど笑
まあそこで上着を貸してあげるのが彼の「誠実道」ですよね
やっぱりこの作者が描くグラマラスなカットは素晴らしいな。と感じた神回でございました
 それと、
口絵のちょっとゴスっぽくもあるツインテール透子、
作中の体操服×ツインテールな透子はいつもとは違う魅力があって素敵でした
ネコミミモードもあったし、きっと田畑くんも眼福だったに違いない。
という訳で、
サービス精神にも満ち溢れてました!って事も伝えておきたい3巻目でしたね。
あと、カレーライスの時のラストページの透子の「フルフル」も可愛かったり・・・
後でまた反芻してて欲しい、とか、妄想も捗る内容でした。

もう一つ、
人気が高まってたのか、
3巻は有償特典付きの限定版購入出来なかったので
4巻は予約して必ず手に入れたいですね。。
恋はあせらず、ゆっくり、じっくり。














ツインテ透子も可愛い。
緒原さんの言う通り、確かにおっきくなってるな!
❝そっちの成長❞にも期待が高まりますね♬(高まりますねじゃねーよ笑)。
個人的に、
作者の碇マナツさんのXは自分好みのイラストのリポストが多いのでそっちもおススメです。。


【青い桜。】アニメ「わたしの幸せな結婚」 第11話「母が遺したもの」

2023-09-17 | わたしの幸せな結婚











美世は生まれた時から異能に目覚めていて、
ただ、
その力を(主に金儲けの為に)利用され兼ねない~と判断した母が
時が来るまで眠らせて封印したらしいです
なるほど。と思うけど、
そのお陰で
美世はあんな悲惨な目に遭ってた訳で(笑
なんか母親のしたこと「すべて」が正しい...って感じはしなかったですね
しなかったけど、あの家の事だから確かに悪用はされてたんだろうな。とも思う
それを想うと何とも言えない、、、というのが本音ですかね。







しかし、
母が身体が弱く決して長くない事を知りながら、
「美世がダメならさっさと次を産ませろ。」とまるで道具みたいに扱われてた辺り、
恐らく齊森家は性根から腐り切っていた事が予想される。
まあ、
借金肩代わりに
半ば人身売買みたいな形で嫁にかっさらっていく様な人たちですから、
本当に...
異能に目覚めていても結局は不幸な未来が待っていた・・・のかもしれないですよね。
最初は戸惑ってた美世が最後は愛を感じたのも最終的には納得出来ました。







新は、
やはり略奪愛、
久堂さまの代わりに自分と結ばれる事を提示して来ました。
ただ、
そこで美世が感じたのは、
まるで鳥かごに入れられてる様な感覚...
そこに自由はなく、
どちらかと言えば虚無感の方が先行していた。
もっと言えば、美世は先週久堂さまに取った態度を後悔していた。
迷ってたのは事実だけど、行動としては確かにあまりにも❝情❞に欠けていた。
本当に伝えたいこと、
伝えたかったこと
伝えなくちゃいけなかったこと...
気が付けば美世の想いは溢れ出して止まらない
視聴者としては、美世が簡単に愛を忘れない娘で本心から良かったと思う
だって、これまで観て来た二人の日々は容易く乗り換えれるほど薄いものではなかった、はず。







でも、
おじいちゃんも良い人だね~
本心では、勘当して娘を突き放してしまった事を後悔してた
だからこそ、
今度は孫は不幸にはしたくはない
このまま鳥かごの様に過ごさせて彼女の人生を終わりにはしたくない~という真心。
なんかね、
途中までは縛り付けようとしてた風に見えたけど、
段々と情が沸いて来て諦める辺り美世の親族だなあ。って感じがしましたよ
新も、意外と「自分じゃない。」と分かった途端に美世の背中を押してあげる辺り良い男だ。
正直、
大きな力に歯向かってしまった代償はどうなるか分からない
けど、それで自体がどう好転するのかも誰にも分からないですから。
美世とおじいちゃん、新・・・今後も良い関係を築ければいいなあ、と。







美世は、
これまで何度も久堂さまに助けてもらって来た
素晴らしい生活、
拉致からの解放、
そして、
生まれて(ほぼ)初めての愛を与えてもらったこと・・・
今度は、美世が久堂さまを救う番ですね。
異形との戦いで、
伏線にもなっていた意識を失くしてしまう症状に犯されてしまった久堂さま
だけど、夢に干渉出来る美世の❝異能❞があれば彼を救えるかもしれない
それを「正しい力」として使う事が今出来たのならば、
美世の人生・・・及び、
生まれて来た意味合いも変わっていくのかもしれない。
家族は支え合い助け合っていくもの、、、だとするならば、
美世は本当の意味で家族になれるチャンスなのかも...ですね。
いずれにせよ、アニメ版も(恐らくは)クライマックスだと思うので
今後の二人の未来にも期待しつつまた来週を待ちたい。
最後まで感想書くぞ~!!











ところで、
りりあ。が歌うわた婚のOP「貴方の側に。」が11月にCDでもリリースされるみたいですね
わた婚の世界観を完璧に表現している名曲なので今から発売が楽しみ。
サブスクでも聴いてるけど、
やっぱり音質はフィジカルの方が優れてますからね。最終回では最後に流れる~と予想します♬


噛む猫。

2023-09-16 | 






今日は諸事情により、
まともな更新が出来ないので
例の如く愛猫の写真をお送りしたいと思います!








撫でてたら、「シャーッ!!!!!!」





一生懸命噛み噛み(強烈なコミニュケーション!)
・・・・・美味しいですか?笑🥴








最近、
スマホ📱の調子が色々おかしいです。
そろそろ買い替えなのかなぁ・・・。



【その正しさに...】彼女の友達/じゅら 3巻

2023-09-15 | 単行本感想
今回もセンシティブ問題でここまでしか載せれない。全体はアマゾン等で是非。











今回もめちゃくちゃ面白かった!!
・・・うん、
面白かったけど、
他人に薦める~とかそういう類の漫画ではないですね(笑
どちらかと言えば、独りでコッソリと読む様な漫画だと思いますね
それと、
このブログ何気に本作でのアクセスがかなり多かったりします
昔と比べてコンプライアンスが厳しいから際どいカットは載せれなかったりするんですが、
それでも本作を「好き。」という気持ちは綴れる訳で・・・怒涛の第3巻目でした。

まず、
主人公?の日高くん、
すっげぇ良いヤツだったね。。
家族で自分一人だけ生き残って自殺もしようとして、
それでもカオリのお陰で踏み止まって生きて、
将来は医者になろうと努力し、
懸命に生きている。。
精神力もさながら、
因果応報でイジめられてる女の子をまっすぐに助けたあの姿には流石に感動しました
あれは中々出来るもんじゃない、、、正に❝優しさ❞の塊の様な少年でしたね
あれ、
イジメっ子に惚れられてもおかしくない展開だったので、
ある意味では罪作りな少年~かもしれない(笑




🤨



前半は主に吉岡さんを中心とした過去のエピソードだったんですけど、
全部は描かれずに色々と謎は残ってますね
吉岡さんと水泳の間に何があったのか、
それと、
日高くんが最初に惚れたのは吉岡さんだったのか・・・
等々
あの過去編を見る限りでは
カオリが吉岡さんも、
そして日高くんも立ち直らせてくれた~という感じに見えたので、
そういう意味ではカオリが株を上げた3巻目、って言い方も出来るかもしれません
それと、
あの流れであれば、
自分の命を(間接的に)救ってくれたカオリと結ばれるのが自然。にも思えるんで
この3巻自体が日高×カオリの流れに傾いていた感覚は読んでてありましたね。

日高くんと吉岡さんの情事のシーンは結構あったんですが、
最後までジラして最後までは行かず、
さり気に、
カオリに対して最低限の操を立てているシーンが気になりました
もうあの時点で日高くんの気持ちは「誠実」に傾いてた気がしてならなかったですね
まあズブズブ途中まで浮気ってた時点である程度は不誠実だったのかもだけど。
でも日高くんも少年だし男だから仕方の無い部分も正直ある。
一度は傾きかけた想いが、
冷静さを取り戻し、
吉岡さんがないがしろにされてカオリとの「正しい道」になっていくのは
読んでいて寂しい気持ちもちょっとはありました
まあ、
客観的に考えればそれが正しいかつ誤魔化しもなくて立派な行為ではあるんですけど笑
ただ日高くんは既婚者ではないのだから、それで後悔はしないのかな。とも思う
どちらかと言えばカオリとは❝義理❞で付き合ってる様にも見える
正しい事は本当に正しい事なのか、、、
そんな事を感じさせる3巻目でございました。まあ、これはあくまで管理人の個人的な意見でございます。。




立派だ。。これも(状況的に)中々言い切れる事じゃない。




とは言え、
「彼女の友達」は浮気の背徳感を疑似体験出来るのがコンセプトの作品だったので、
このままカオリENDになってしまうとこれ以上続ける意味がなくなってしまう
その辺、
どうすんだろ・・・?と思いつつ、
情欲に流されながらも最初の付き合いを貫き通さんとする日高くんを尊敬する気持ちもある(どっちだよ)
仮にカオリENDになったとしても読者は納得するであろうバックボーンを描いてるのも巧いですね

ただ、
「正しい」によって、
こんなにも壊れてしまう心があるのも現実なんだよな。
吉岡さんはこの3巻目では、
日高くんの為にグラドルにまでなって、
気を引きたくて頑張って、
ある意味、
日高くんの為だけに生きている状態だった。
そんな(思ってた以上に)ピュアだった彼女に突き付けられた別離という現実。
そこで流した涙を見てると、「正しい」によって叶わなくなる夢もある。
って真実を垣間見ましたね
恐らく、
まだ3人の過去の全容は明かされてないので、
もうちょっと各々に感情移入したくなるような仕掛けが残されてるんでしょうけどね。
相変わらず際どいカットも多く情事や独り情事のシーンも多々描かれてるので
そっち方面で満足もさせつつ、
ストーリー性でも魅せてくれた切なさマシマシの3巻でした。
取り敢えず、(出来れば)みんな幸福になって欲しいですね・・・うん。
多角的に見れば、みんな根は良い子ばっかりだと感じちゃいました。











最後に、細かいところ。
・華道部のメガネの先生は何気に良キャラ。
・芸能事務所の伏線がしっかり活きてるのもポイント高し。
・おまけ漫画では吉岡さんが休んだ日の模様と理由が克明に示されています
 主にド迫力の独り情事の模様・・・画力も高いので(色々な意味で)要チェックです。。

ところで、
4巻目は来年の春らしいです。
・・・・・待てるかあっ!!!!!!!!(血涙)。


奇人好きのキキ。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第150話 感想(ヤングジャンプ2023年42号)

2023-09-14 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女
可愛い。










今回のヒロインは奇人/奇才に見られたい天才の姫歌さん。って事で・・・・・
冷静に今書いた文章見てるとちょっとよく分からないですね笑
まあ・・・思春期特有の
「他人と違う人間に見られたい。」っていうありがちな欲求ですね
とは言え、
大人になっても逆張りとか大なり小なりそういう欲求は誰しも持ってるんじゃないですかね
そう考えると、逆にそういう感情ってある種❝普通❞の事なのかもしれない。って思いますよね
例えば、
ひねくれた考え方を持つ事で、
フラットであれば出会えた筈の喜びを見逃してる~って事も有り得るかもしれない
そう考えると色々難しいですけど.....
ただ、
姫歌はまだ若いし、
彼女が奇才ごっこをしてる姿は滑稽で可愛かったですけどね(笑
でもそれを続けて行けば、案外それがアイデンティティになっていくのかも。







ところで、
本作ではよく米津玄師という固有名詞が出てきますが、
作者の中村さんの好きな歌手なんでしょうか
だとしたら、
アニメ主題歌も・・・否、ちょっと有り得ないかな?
まあでも女性がハイヒール履いてもそれは「普通」よね...笑
自分を奇才に見せようと努力した結果、
ただのドジっ子可愛いになってる~のは、
なんかそれはそれで天然な気がしなくもないですけど😂
でも、
恋太郎が普通か奇人かで考えたら、
25人の彼女と付き合ってる時点で十二分に奇人なので(笑
最終的にはその方向でまとまるかもな~って考えてたらマジでそうなったんでニヤリとしました
 そう考えると、
「普通で居たくない」
「普通の付き合いはしたくない」
って思想の姫歌にとっては、
ある意味❝この人しかいない!❞というタイプの主人公だと感じるので
そういう点では秀逸なニューヒロインと呼べるかもしれません
 個人的には、
詩人ちゃんと相性が良いかな~って予想しますが、実際どうなるんでしょうか?
詩人ちゃんの歌詞で姫歌が歌ってそれが逆に面白くて売れるとか(妄想)。
その答えは2週間後のヤンジャンにあると思うので、今から楽しみに待っています・・・!!










でも正直、
「人とちょっと違う自分カッコいい!」ってドヤ~してる姫歌は可愛かったし、
なんかそれってちょっと生々しいと云うか、現実世界でもそういう人はうじゃうじゃ居ると思うんです
そう思うと今までのヒロインよりも❝リアルな可愛さ❞のキャラに感じてそれもまた新鮮でしたね。。
見た目も好みですし、奇人好きのキキの活躍に期待大です・・・!!


ハク。presents "Walk Walk Run!" -東京編-@下北沢Flowers Loft 23.9.5

2023-09-13 | LIVE










先週の火曜日、ハク。のライブを観に下北沢に行きました。








ハク。は、ちょうど2年くらい前にNHKのラジオで「hitonatsu」って曲が流れて、
その曲が凄く良かったのでそれで好きになって聴く様になりました
それから「若者日記」ってCDが出て、
それも購入して...と
割とそこそこ前から聴いていたので今回ライブを観れたのは正直嬉しかったですね
ハク。は大阪のバンドなのでライブも関西エリアが中心だと思うんですよね(たぶんね)、
なので、こうして東京で自主イベントやってくれるととっても嬉しい・・・っていう
ある意味(管理人が)関東に住んでいながら地方民の気持ちが味わえる笑
そういう意味でも稀有なバンドであります
ただ、
ハク。に下北沢はめちゃくちゃ似合ってました
いちリスナーとしてはいつか東京でもワンマン演って欲しいな~と期待もしつつ。












会場は7か月ぶりに来訪した下北沢Flowers Loft。
最初に来た時も思ったんですが、このライブハウスめっちゃ好みっすね
外装がお洒落で近年出来たハコなんで中もキレイですし、
何より、
ステージが近くて横に長いので会場のどこに居てもよく見えるんですよね
構造としては水戸LIGHT HOUSEタイプというか、ある種自分の理想に近いタイプの造りですね






藍色アポロ

めっちゃストレートなロックバンドだった。
正味、その真っ直ぐさが痛快で若さ満点ってカンジでした。
元気な曲もらしかったけど、
「生活」っていうバラードの曲が一番好きでした
もっと光りたいのにそこまで行けない~って悔しさが滲み出てる曲でそこが胸に来ましたね。



muque

すごくお洒落なロックバンドだった。
演奏もアレンジも格好良くて絞り出す様に歌うボーカルも味があって素敵でしたね
基本、
ムーディで軽快な曲が多い印象でしたけど、
時折ガッツリしたロックナンバーも繰り出したり~と
その緩急というか、
意外性?みたいなものも面白かったですね
ちょっと売れそうな匂いもしたので今後どうなっていくのかが楽しみ。
曲としては「風になった~」みたいな歌詞の曲が空間との一体感も生んでいて素晴らしかったな、と。







ハク。


1.ナイーブ女の子
2.直感way
3.君は日向
4.僕らじゃなきゃだめになって
5.自由のショート
6.なつ
7.回転してから考える
8.カランコエ

9.hitonatsu




ボーカルのあいさんは花柄の服を着ていて、
何気にライブハウスの店名に合わせたのかな?って少し思った。
そして、他バンド目当てのお客さんが最前から下がったので、
運良く・・・感謝しつつ久々に最前列でライブを観る事が出来ました
それも真ん中付近で...中々無い体験で結構ドキドキしましたね。

一曲目は軽やかに「ナイーブ女の子」を奏でてゆきました
間奏のツインギターが熱くてロックバンドらしい部分も魅せつつ、
リフが楽しかった「直感way」はアンサンブル含めて兎角ウキウキするようなサウンド
気が付けばほぼ満員みたいになっていたオーディエンスをしっかりと温めていく。
 個人的に、嬉しかったのは「君は日向」。
新譜の中でも、
サビの和っぽい?メロディラインが凄く好きでメロディアスでもあって・・・
それと、この曲で顕著だったのはあいさんのギターとなずなさんのギターでは出してる音が明確に違う
色々な4ピースバンド観て来たけど、ここまでその違いが顕著に分かるのは珍しく感じました
あいさんのギターサウンドはジャキジャキと王道のロックバンド風で、
なずなさんのギターサウンドは流麗でちょっとノスタルジックな音色なんですね
その相反するアプローチが重なり合った時のカタルシスは見事でしたね
最後の「ワン・ツッ スリー・フォー」も若干オルタナっぽくて格好良かった!
CD聴いてた時から淡い青春が滲んでるこの曲ライブで演らないかな~と思ってたんでラッキーでした。


シリアスな名曲「僕らじゃなきゃだめになって」は、
本当音源の時から大好きな曲なんですけど、
生で聴くと
「愛しい」ってフレーズの連呼が胸に残ってそこに優しさみたいなものも感じたりもしました。
どんなに自分の事に対して苦悩してたとしても、やっぱり...どっかは好きな部分もあるものだと思いますし。
 続く「自由のショート」も新譜を代表する名曲ですが、
生で聴くと
「数年後にはこの会話が僕らを強くしますように」ってフレーズで泣きそうになりました
勿論音源で聴いてた時から大好きなフレーズではあったんですけど、
目の前で歌われるとまた...よりエモい。っていうか、
それもライブの醍醐味かなぁ。
それと、
終わり際のバンド演奏があまりにも気持ち良くて、
眼を閉じて聴いてたらまるで水中の中にいるみたいでした。
間奏のなずなさんのギターの音色も素晴らしくてあれはハク。の個性だろうなあ、、、と。
ちょっとトリップ感のあるサウンドでした。
お世辞抜きで、
若手であのトリップ感を出せるのは有望過ぎる気がしましたね。。

ライブもいよいよクライマックス。
新譜の中では歪み気味なアレンジが新鮮なロックナンバー「なつ」
ハク。の曲は染み渡る~って印象の曲が多いイメージですがこの曲はロックバンドらしい荒さが素敵でした。
この日のライブで初めて生で披露したみたいでそれもまたラッキーでしたね♬
そして、
この間ミュージックラインで聴いてぶっ飛んだ最新のロックナンバー「回転してから考える」
全体的にカクカクしたアンサンブルの気持ち良さに、
サビのロックとしか形容出来ない圧倒的なエネルギー!!・・・に完全に骨抜きにされてました
ボーカルのあいさんはMCでは自信無さげだったんですけど、
正直、
この曲を熱唱してる姿を目の前で観ていて
めちゃくちゃ格好良かった
ですね。
サビの歌詞も感覚的なんですが、
だからこそ無限に拡がるような独特のカタルシスがあって・・・痺れる様なロックンロールでした。
最前列で観賞してたからか、余計にインパクト大で印象に強く残った一曲でしたね。。


本編最後は、
前作からバラッド「カランコエ」で締め。
アウトロのまるで歌うようななずなさんのギターフレーズが素晴らしく、
あの独特のギターの音色はやっぱヤバいな~と感じながら聴いていました。
MCではベースのカノさんが明るくメンバーを扇動していて、
そんな彼女らをずっしりと支えるまゆさんのドラム~というバランスの良いバンドでしたね。
 アンコールでは、
一番初めに聴いたハク。の楽曲である「hitonatsu」を披露して終了
個人的には出会いの楽曲なのでかなり嬉しかったですね笑
最後だからか、
曲調の割にはクラップとかも入ってかなり盛り上がってた印象で最高でした
ただ、「大好き~だったの~」の部分では強烈なノスタルジアに襲われ、
盛り上がりつつもどこかセンチメンタルにもなる...
っていう
そんな塩梅も素敵で心に残る名演でした。
ハク。の音楽は、新鮮さもありつつも、どこか懐かしい匂いもして、それがとっても堪らないと感じた。
ハク。、スタッフの皆さん、対バンの皆さん、フラワーズロフトの皆さん
ありがとうございました!!!!











物販でTシャツも購入。




平日の3マンだったので、
聴けたのは全9曲だったんですけど、
曲数以上に満足度の高いライブでしたし、
ずっと気になってたバンドだったのでようやく生で観れて幸せでしたね。
ハク。は個人的に注目している若手ロックバンドの一つなので、
バンド名通りこれからどういう方向性(色)にも染まって行けそうでその変遷を追い駆けるのも楽しみですね。
このライブで披露された曲達が入っている1st「僕らじゃなきゃダメになって」はお勧めの作品です!


THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビューその7「New York」

2023-09-12 | THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビュー










冷蔵庫の中で
賞味期限切れのファンタジー











The Novembersと言えば、
最初は俗に言うギターロックやオルタナティブロックというジャンルから始まったと思うんだけど、
この曲に関して言えば完全にヒップホップの領域に足突っ込んでるんですよね
まずABメロがラップ調だし、サビはちょいメロディアスっていうのが
正(まさ)しくヒップホップ的なサウンドデザインというか...
それも日本で培われたものに近いと感じる。
今でこそ、
この曲はファンに受け入れられてる感じ強いですが
初めて聴いた時はその衝撃的なアプローチにビックリしましたね(笑

ただ、
3年前くらいのレビューでは
「薔薇と子供」「Hamletmachine」そしてこの「New York」を推しの3曲に据えてたんですよね
なので今「New York」が高確率で披露される定番曲の一つに成ってる~って事実は
少しだけ先見の明があったかもしれないですね
とは言え、
今年その3曲全曲ライブで聴けたんですけどね!(嬉々)。



歌詞に関しては、
引用させて貰った上記のフレーズがある意味この曲のすべての様に思えます。
例えば、
「今は疲れてるから後にしよう」
「その内やろう」
「機会があったら」
「また元気な時に」
「いつかはやってみよう」

これらの考えって、
後々振り返って見れば全部無意味且つ自分で自分を追い込んでる悪手だったりもしたんです。
人生長いって云うけど、一番大事な思春期辺りってすぐ終わっちゃうでしょう。
その時期に「すべきだったこと」に今気付いても遅すぎるというか。
人間は、
人間が思ってる以上に時間って無いし、
若い人がおじさんおじいさんを笑っていても、
あっという間に自分自身もおじさんおじいさんになっていくものですしね。
全く上手く行ってない事柄を全く上手く行ってない方法論でいつまでも無為にやっていると、
最終的には持ち抱えたままで腐らしてしまう最悪の結末に自分で自分を導いてしまう。

それがサビで思いっ切り痺れる様な歌声で歌われてるのがこの曲の素晴らしい部分ですし、
だからこそ強いメッセージ性も内包されている様に感じられる名曲だと思いますね。
打ち込み中心の鮮やかでポップなアレンジもまた聴き心地が良い一曲です。










ところで、
この曲はライブでめちゃくちゃ育ちまくった一曲でもあります
ライブでは小林さんがお立ち台に登って扇動し、
「あ~あ~あ~あ~あ」の不気味で気持ち良いコーラスワークも今や
シンガロングの領域まで突入し(それが民族音楽っぽくもある)、
更に、
アレンジもよりダンサブルに変化して最近では❝暗黒ディスコ❞みたいになってますね笑
ネガティヴをネガティヴなままにせず、むしろカタルシスにまで昇華させるエネルギッシュさを感じます
その独特で癖になるトリップ感は音源以上の迫力に満ちているので生でも体感して欲しい一曲です。


【情念が燃え盛る!!】「あかね噺」 7巻の感想

2023-09-11 | 単行本感想










8月初頭に出たのに感想UPするのが9月中旬なのは如何なものかとは思う。
ただ、志ぐまの弟子たちの年齢表みたいなの見てたら、全員年下だった。っていう・・・
何気にちょっとセンチメンタルになった瞬間でございました。。。
要するに、
娯楽を消化するスピードが遅くなっている~という事なんです
まあ遅くなってもね、自分のペースで消化して行けば良いとも思うんで、、、はい。
書かないよりはマシでしょう(多分ね)。


で、
この7巻、
めちゃくちゃ面白かったですね。。
まず、
可楽杯でしのぎを削った...というよりも一方的にボコした形になったのかな?
あの「ひかる」があかねを倒す為だけ(って訳じゃないのかもだけど)に再登場します。







これは正直燃える展開だと思いました。
あの時味わった屈辱が忘れられず、本格的に落語の世界に飛び込んで来た。
それくらい、あかねに完膚なきまでに叩きのめされたのがトラウマだったんでしょうね。
これ、
言って良いのか正直かなり迷ってたんだけど、
アクタージュの千世子にも通ずるキャラだな~って読んでて感じました。
そして、
そんな情念を元に行動出来るキャラってかなり❝強い❞と想う
何せ、ひかるは落語家になりたくなってなった~みたいな感じではなく、
完全にあかねを叩きのめす為だけにここまで必死に努力して這い上がって来た。
それは単なる負けず嫌いとか意地になってる...というよりは、
どうしても強烈な劣等感が脳裏にこびりついて、
それを払拭しないと前には進めない類のもの
だと読んでて感じましたね
逆に言えば、
あの日のあかねの落語が、
ひかるの魂に火を点けた~って事になるので、
あかねは良くも悪くも周りを変えてしまうエネルギーを持った女の子なのかもしれません。。




これ、人生にも使えそうな言葉だ。。



ただ、
更に面白かったのは、
主人公であるあかねに「勝たなければいけない理由」を付けたこと。
まいけるも実に良いキャラしてるな
まさかここに来て、
父親の事を吹っかけて
父親と同じ芸を教えるなんて・・・
元々あかねの目的としては親娘を懸けた❝落語界へのリベンジ❞というものがあったので、
そういう観点からすると今回の選考会はその狼煙に成り得るんですよね。
 何より、
ひかるにもあの30歳のパパにも負けない
「あかねだけの情念」が再び燃え出したのはかなりデカいと思った
父親と同じ芸で、この難関を突破したい。それってモチベーションとしては最高ですよね。
正直、
「みどりのマキバオー」みたいに、
ここで主人公のあかねが負けちゃうのもアリかなって思ってたけど、
でもこんなバックボーン見せられたらそりゃあかねを応援したくなってしまう。
その辺り・・・誰よりも主人公を魅力的で感情移入させられる様に描ける、その手腕は本物だな、と。
その為に7巻の最後では必死に最高の落語を披露する為に努力しまくってるのも好感が持てる。







そう、
あかねは❝努力型の主人公❞なんですよね
個人的には才能型はからしやひかるの方だとは思う
あかねは常に泥臭く鞭撻を賜ったり何かを掴む為に足掻いている
最後の最後まで.....
それもまた情念
かつ、
物凄い執着心。勿論、家族の応援を背に受ける覚悟や、
声優が話題造りにやってる~なんて言わせない本物を魅せつけんとする覚悟もデカいと思う
そういうライバル達との凌ぎ合いに関してもとっても盛り上げ上手で素晴らしかった7巻目でした。
 ただ、
燃える展開もあったんだけど、
小ネタも面白かったですね。
からしに関しては、
ひかるの写真集持ってたりしてそういうイジりも面白かったですし(笑
あかねが「姉さん」呼びされるトコなんか妙に興奮したり←←←
それと、
けん玉とあかねの絡みはなんか普通にラブコメみたいでニマニマしました
あかねはジャンボ、からし、けん玉と何気にお婿さん候補に恵まれてますね~(超笑顔)。
 最後に、
あかねの生足の魅力はスゴい!!!!

・・・・・はい、すいません、
土下座します
という訳で(?)、10月4日発売の8巻も今からと~っても楽しみにしています♬












ところで、
58話の扉絵、
やっぱりカラーの方が綺麗に感じたので本誌のカラーページを載せておきます
少年ジャンプ20号よりの引用です。
実は保存の為に毎週ジャソプ買ってんだけど中々各話感想は出来てないですね
本当は毎週追い駆けたいくらい大好きなんでもっと記事書きたいですな。