ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

ミラーマン 第13話「笛を吹く魔女」

2021-08-31 08:20:41 | 特撮
ミラーマン 第13話「笛を吹く魔女」

 国際地球防衛会議が目前に迫る中、京太郎は笛を吹く怪しい女性を目撃。彼女はインベーダーではないかと疑う京太郎は、御手洗博士に報告した後、自分も手伝わせて欲しいと頼んだものの、御手洗博士はそれを頑として拒んでいました。京太郎がSGMの活動を手伝うのはこれが初めてでは無いのに、何故今回は拒んだのでしょう。
 いざとなれば京太郎=ミラーマンの力を借りざるを得ないが、そうでない時は極力普通の人間と同じように暮らして欲しいという親心か。前回、物体移送マシンによる敵の本拠地潜入という生きて帰ってこられるか分からない行動を通じて、後述する精神力の欠落を感じたか…

 そんな折、京太郎は朝子の協力を得て、怪しい女性によく似た絢子の素性を探ろうとするわけですが…ここら辺から「精神力」が京太郎に欠けていることが分かります。
 苦境を一人で乗り切り、チャンスに独走せず協力して戦う。それがSGMの隊員に必要な要素のひとつである「精神力」。一般人である朝子を一人で行動させることは得策とは思えませんし、護衛として野村隊員についてもらうなどの対応があれば、まだ状況は変わったかもしれません。また、後に朝子が洗脳された際にも自分のやり方があると一人で行動した結果捕まってしまっていました。
 加えて今回は、SGMが機転をきかせていなければ、科学者たちの命が奪われていた可能性すらあります。操っていた張本人であるインベーダー=怪獣ロボット・ノアを撃破しても、朝子たちの洗脳はすぐには解けなかったようですし。かなり危ないところでしたね。もしも京太郎が独断専行していなければ、朝子たちが操られていたこと、科学者たちの命が狙われていること、作戦の決行時間などが事前に判明し、SGM含めより万全の体勢で警備にあたれたでしょう。

 朝子の命を危険にさらしてしまったこともあってか、今回の一件は京太郎の心にかなり重たく響いた様子。しかしいつまでも泣いてはいられない。人前では努めて明るく、そして人知れず涙をぬぐう京太郎は一歩成長したように感じました。自分に足りないものが何かを認めるのは難しいことですが、それを受け入れることが成長にも繋がる。今後の彼の成長が楽しみです。

 次回は強敵キングザイガー登場!
コメント