ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

仮面ライダービルド ハザードレベルを上げる7つのベストマッチ 完結編

2018-04-16 07:55:09 | 仮面ライダービルド
「仮面ライダービルド ハザードレベルを上げる7つのベストマッチ 完結編」を見ました。Webで公開された前編、後編とは異なり、この完結編はDVDのみの収録となります。

 時系列は後編から1ヵ月後。
 冒頭から「クローンヘルブロス」なるものの実験を行う内海とブラッドスターク。クローンヘルブロスは、感情を一切排除した戦闘兵器。ホログラムで再現されたラビットタンクハザードフォームを撃破するほどの力の持ち主ではあるものの、内海は所詮ホログラムによる実験であり、フルボトルによる変幻自在の技を持つビルドが相手ではまだ完成とはいえない。

 そんなわけで戦兎は内海の実験に巻き込まれ、街中でクローンヘルブロスに挑むことに。
 最初にラビットタンクスパークリングで挑むのですが、ここで回転しながらクローンヘルブロスの攻撃をなぎ払っていく様がチョーイイネ!
 しかし善戦していたかと思えば、クローンヘルブロスはギアリモコンの力で透明化して攻撃を回避。内海から渡されたサメとバイクのフルボトルを使った、初登場となるビルド・サメバイクフォームも最初は苦戦し、あやうく殆ど活躍しないままフォームチェンジされるところでした(汗。

 最後はサメの特性を利用することで形勢逆転し、無事勝利。サメの「ロレンチーニ器官」を使って透明化を見破り、複数台バイクでまるで獲物に群がるサメのように敵を追い詰め、ボルテックフィニッシュではバイクとサメで突っ込むと・・・両方の特性が生かされていて何よりでした。
 こうして改めて見ると、本当にキリンサイクロンの「キリン」部分が全く生かされていなかったのが残念でしたね・・・一応敵にダメージは与えてましたが、あれならキリンじゃなくても良いと思うし・・・
 
 
 最後は内海が「科学が創る未来は・・・」と呟いて締め。何とも不穏な雰囲気ですが、内海はどうなっていくんだろうなぁ・・・ナイトローグにも変身できるみたいだけど、戦闘要員になるんだろうか。それとも難波会長の秘書で終わるんだろうか。
 また、今回出てきた「クローンヘルブロス」の存在自体も気がかりですね。自身の「ギアリモコン」のみならず、コブラフルボトルの力を使って戦闘を有利に進めていました。今回の出来事で再調整が入ったことで、より一層強くなるのは確か。となれば「感情は不要」とするブラッドスタークにとっては、鷲尾兄弟よりもクローンたちの方が使い勝手が良いのは明らか。彼らは「自分たちは難波重工の最終兵器だから、そう簡単にスクラップにされるはずがない」と話していましたが、負け続きなのは明らかですし、大量生産の暁にはいずれ鷲尾兄弟も処分される日が来るんじゃないですかね・・・


 そんな感じの完結編でした。サメバイクフォームは本編にも出てもらいたいくらいカッコいいフォームなのですが、フルボトルは内海に回収されたので、本編登場はお預けですかね・・・
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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第10話「まだ終わってない」

2018-04-15 10:25:01 | 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第10話「まだ終わってない」

 ルパンコレクションを回収する前にブレッツが倒されてしまった。その事実を知った傷心の魁利は町に飛び出し、そこへ偶然圭一郎が通りかかる。魁利は努めて冷静であろうとするが、圭一郎が兄たちの敵である氷野郎ことザミーゴを見つけたと知り、表情を変える。
 魁利がザミーゴの居場所を探る一方で、初美花と透真はブレッツを倒した場所に赴いていた。そこで初美花の言葉がきっかけで、透真は昨日はゴーシュが現われなかったことを思い出し、まだ終わっていないのではと思い始める。

 初美花は咲也にもそれとなくブレッツが巨大化していないことを確認し、つかさもまたそのことを疑問に思っていたため、圭一郎たちも再び捜査を開始。果たしてブレッツは見つかるが、そこはザミーゴのアジト近辺でもあった。
 偶然鉢合わせた魁利と透真&初美花。魁利は自分がザミーゴを倒せば全てを取り戻せるかもしれないと、ザミーゴを1人で引き受ける。互いに希望を繋いでいたルパンレンジャーの3人は改めて願いを確認し、それぞれの戦いに赴く。

 コレクションの力で脱皮して偽物を作り出すブレッツを前に、透真はブレッツを縛り上げて分裂を阻止。圭一郎たちがトドメを指す前に何とか初美花はブレッツのコレクション回収に成功するのだった。
 一方魁利は一発でも喰らえば氷づけになってしまうザミーゴの能力に苦戦。シザー&ブレードビークルの力で一矢報いることは出来たが、ザミーゴは去っていってしまった。
 残るは巨大化したブレッツのみ。シザー&ブレードビークルと合体したルパンカイザーナイトの力で群がるブレッツたちを次々に切り伏せ、最後は本体に戻ろうとする偽物共々ブレッツを撃破するのだった。

 ザミーゴは魁利たちにとって、コグレに頼らず兄貴たちを取り戻すための切り札。コグレに言うわけにはいかない。コグレが去った後、珍しく開店直後に圭一郎がやってきた。どうやら魁利の様子が心配で来た模様。
 「今回はプラマイゼロで」と呟いた魁利は、圭一郎を常連だからと「圭ちゃん」と呼ぶようになるのでした・・・


感想
 冒頭、ルパンコレクションを破壊した(と思われていた)圭一郎と魁利の会話シーンはいつ魁利が怒りを爆発させるのかとヒヤヒヤしながら見ていました。ですが魁利もイライラを隠し切れなかったものの、努めて冷静さを保とうとしていました。あそこで突っかかったら、それこそ正体がばれてしまいますしね。圭一郎たちに悪気があったわけではないというのは分かっているから、余計に難しいところです。

 最早これまで・・・かと思われましたが「ブレッツを倒してもゴーシュが現われなかった」ことがヒントになって、「ブレッツは倒されていない=ルパンコレクションもまだ無事」という発想に至るのは面白かったですね。巨大戦はゴーラムで行われていたのでゴーシュがいないことにもあまり違和感が無かったですし、ゴーシュにとっても巨大化させるまでもない存在だったのかなーと思ってました。

 そして因縁の相手・ザミーゴも本格的に登場。「一年前何したか覚えてる?」という魁利の問いかけに「う~ん・・・呼吸?」と返すあたり、とんでもなくヤベーイ奴だというのが伝わってきました。「人を消すなんて簡単なもんさ」とコレクションの力抜きで氷づけにしていたことも判明。両足の金庫をホルスターのように扱い、そこで拳銃を次々に生成していることから、弾切れの心配もないと・・・
 おまけにシザー&ブレードビークルでダメージは与えられましたが、体が氷で出来ているためか即座に再生できるようで・・・再生する暇も与えないくらいの熱量をぶつけないと倒せなさそうですが、果たして。

 そんな敵を前に、回避に専念せざるを得なかった魁利。カッコいいマントも、今回の戦いではピンチを招くきっかけともなってしまいました。即座に凍りついた部分を撃ち飛ばす様はかっこよかったです。シザー&ブレードビークルの力は、1人の武器としてはなかなかに大柄な武器でしたが、これまたカッコいいのでいずれまた訪れるであろうザミーゴ戦でも活躍してくれることを期待です。

 それぞれがそれぞれの出来ることをして、希望を繋ぐ。離れていても願いは1つ。離れた場所での名乗り口上もかっこよくて、ルパンレンジャーをますます応援したくなる回でしたね。
 一方で圭一郎たちにも見せ場はあり、圭一郎は苛立っていた魁利を心配し、わざわざ開店直後に訪れるという優しい一面を見せていたのが良かったです。熱く優しいお兄ちゃんって感じですね。

 次回はパトレンジャーが映画撮影に挑戦。
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仮面ライダービルド 第31話「ほとばしるマグマ!」

2018-04-15 09:50:25 | 仮面ライダービルド
仮面ライダービルド 第31話「ほとばしるマグマ!」
 

 枠から見るローグの変身はとてもカッコよかったのですが、あれを見ていて昨年の鷺沢文香のSRを思い出したのは私だけですかね(笑。

 さて今回は龍我の生い立ちが明らかに。てっきりパンドラボックスの中に入っているものだと思ってましたが、それ以前の火星の無人探査機に由来するようで。無人探査機に取り付いていた火星の生命体が龍我の母に乗り移り、龍我が産まれたと・・・しかもそれを研究していたのが巧=戦兎の父、葛城忍。戦兎と龍我は随分と昔から縁のある2人だったようで。
 そんな龍我のハザードレベルを上げることがブラッドスタークの目的。感情が高ぶった時にハザードレベルが上がるとのことで、香澄のみならず今回の戦兎も龍我のハザードレベルを上げるために、敢えて殺そうとしていたんでしょうね。戦兎は戦兎でブラッドスタークにとっては大事なコマでしょうから、殺すつもりは無かったと思います。

 それでも龍我を刺激するには十分すぎる要素。高ぶった感情とパンドラボックスの力がきっかけで、赤いクローズ、クローズマグマに変身!いやー、カッコいいですね。ほとばしる熱くたぎる叫び声、クローンスマッシュとブラッドスタークを圧倒する姿といい、どれをとってもかっこよすぎます。早く変身アイテム欲しいなー・・・

 そんなわけで危機を脱することが出来たものの、これもまたブラッドスタークの計略のうち。「器」とは龍我のことなんでしょうけども、惣一ではなく龍我でなければならない理由は何なんでしょうね・・・現状でもパンドラボックスは操れていますし、単純に力が目的とも考えづらいし・・・

そんな中、ブラッドスタークたちを裏切るかのように戦兎たちに情報を提供した幻徳。わざとトドメを刺させていましたが、後の行動から見るに不本意だった模様。彼自身にもっと力があれば戦兎たちに頼らずともパンドラボックスを奪還し国をまとめあげることが出来たでしょうから、自分の不甲斐なさを嘆いていたのでしょうか。
あくまでも支配ではなく、抑止力を持ったうえでの国の統治。それを成すためならば形振りかまっていられないけど、やはり心苦しいところもある…といったところですかね。

 そんなこんなで「究極のドライバー」の存在が示唆されたことでまた次回。玩具はまだ出るよ!(汗。
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HUGっと!プリキュア 第11話「私がなりたいプリキュア!響け!メロディーソード!」

2018-04-15 09:07:11 | HUGっと!プリキュア
HUGっと!プリキュア 第11話「私がなりたいプリキュア!響け!メロディーソード!」

 サブタイトルでの「私がなりたいプリキュア!」の気合の入りっぷりが素晴らしい。

 さて今回ははなの再起と新たな力の誕生が描かれました。さあやみたいに勉強が出来るわけでも、ほまれみたいに運動が出来るわけでもない。自分には何も無いという悩みを吐露するはなを救ったのは、母親であるすみれ、そしてさあやとほまれでした。生まれてきてくれた時に両親を笑顔にしたはなが「何も持っていない」わけがなく。
 さあやは相変わらずのド直球。さあやがはなに憧れを感じていることを次々に並べ、ほまれは男前に黙ってはなを受け止める仕草をしてみせました。良い子たちだなぁ・・・本当に。

 思いのほか早く立ち直ったはな。この後どうなっていくのかと思っていたら、チャラリートがまさかのオシマイダー化。EDの後のイラストを見ると、浄化されて消えてしまったのでしょうか?何となく、もう一度出番があっても良さそうな雰囲気でしたが・・・
 オシマイダーとなったチャラリートを前に、プリキュアとして諦めず、皆の笑顔と元気のために戦い続けるはな。そんなはなの想いに呼応したのか、ミライクリスタルばかりではなくハリーいわく「プリキュアの剣」なるものまで現われました。刀身に光が宿っていたものの、ああいったまんま「剣」のデザインは珍しく感じました。

 それを振るうキュアエールの姿はとても勇ましいものでしたが、その剣を振るうのを途中で止めたのには驚かされました。これまでのオシマイダーはいわばトゲパワワの結晶体のようなものなんでしょうけども、今回のオシマイダーはチャラリートが変化させられたもの。それを斬ることは「はなが憧れたプリキュア」ではない。必要なのは剣ではなく彼の心を癒すもの。
 故に剣から「メロディーソード」へと形を変えたわけですが、「エールタクト」を抜刀するかのように構えるシーンはカッコよすぎました。

 これまで「3人揃ったのに「HUGっと!プリキュア」と名乗らないんだなー」と思ってましたが、まさか必殺技の後に名乗るとは思ってもいませんでした。トリニティコンサート時の音楽も素晴らしいものでしたし、キュアアンジュもめっちゃ綺麗で言うこと無しの技でしたね。


 何も出来ない。何も持っていない。そんな気持ちを抱きしめたはな。何も持っていないと感じてしまったはなだからこそ、誰よりもその気持ちを理解し、背中を押すことが出来るのでしょう。
前を向いて頑張ることで未来が見えてくる。自分に何も無いと思っていても、自分でも気づかない自分の良さを知ってくれている人たちがきっといる。他の人たちとは違う。でも違うからこそ、異なる音楽を奏でることが出来、それらが重なることで素晴らしい演奏となる…素晴らしい話でした。
 
 次回はパジャマパーティー!「やっぱり良いよね、ホラー映画」OPの描写からしてわかってはいましたが、やはり・・・
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「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」を見て

2018-04-14 08:36:33 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」を見ました。

 今作は記念すべき映画第20作目!EDでは「季節がいく時節」と共に過去19作品を1枚の絵で振り返ることが出来ます。このEDが当時からかーなーり好きでした。

 舞台は宇宙。緑溢れる理想の星を求めて漂流する、星を無くした人々の集まり「銀河漂流船団」。その調査団である宇宙少年騎士団のうち、リアン、ゴロゴロ、ログ、フレイヤの4人が地球を訪れたことから物語が始まります。
 ドラえもんの道具で遊んでいたのび太たち。しかしジャイアンとスネ夫はゲームから出られなくなってしまい、のび太のママはそのゲームをプラモの空き箱だと勘違いしゴミ捨て場に。それをフレイヤが拾って宇宙船に持ち込んでしまったため、のび太たちはジャイアンたちを救うべく、後を追って宇宙へ・・・
 という流れなんですが、「ドラビアンナイト」における絵本焼却といい、ママも地味にピンチを作り出すのに一役買ってますよね・・・まぁ、「部屋を綺麗にしないと大変なことになる」という教訓も込められているのかもしれませんが。大変のレベルが桁違いですけどね(汗。


 そんなわけで凄く久しぶりにこの映画を見たのですが、テンポがめちゃくちゃ良くて、あれよあれよという間に黒幕であるアンゴルモアを倒すまでに至っていたので驚きました。やや駆け足気味のようにも感じますが、粗いわけではないので普通に楽しく見られました。
 のんびりと宇宙を旅している時間は殆ど無く、友達を救い、リアンたちを救い、銀河漂流船団の危機を救う。今回はピンチに次ぐピンチでした。

 中でも途中で立ち寄った星における、金属の糸や金属を腐食させる液を出す巨大なクモに襲撃されるシーンは、今見ても衝撃的なシーンです。
 頼みの綱であった「どこでもドア」で帰ろうとするものの、地球からあまりにも離れすぎていたため使えないという大ピンチ!この設定はこの作品より以前に出ていましたが、当時はそれを知らず、どこでもドアで帰れなかった時の衝撃といったら無かったですね・・・

 あとは、幻惑の星で蠢く木々たちや、漫画版?の「ログが自分の予備バッテリーを使って船を動かす」というシーンなどにもハラハラさせられました。


 公開年が1999年ということもあって、「ノストラダムスの大予言」に出てくる「アンゴルモア」が敵として描かれています。
 リアンの父たちを洗脳して反逆軍を結成し、地球征服を目論んだモアを、ドラえもんは「みんなの心の中に潜む悪の塊」と推測しています。理想の星を求めてさまよい疲れた人々が生み出した「征服してでも理想の星に住んでやる!」という悪意の塊・・・なんですかね。あるいは、銀河漂流船団の人々に限らず、手段を問わず自分の求めるものを得ようとする、宇宙の人々の悪意の塊なのか・・・

 そんな敵を前に、映画20作目ということで張り切っているのか、のび太がいつも以上に勇敢で冴えまくっています。
 「ハメルンチャルメラ」の音が小さければビッグライトで「ハメルンチャルメラ」そのものを大きくすれば良いと、ドラえもんより先に気づいたばかりか、終盤では「ひらりマント」「ビッグライト」「フエルミラー」のコンボを提案。漫画版では最初の一手を提案し、後はドラえもんが閃くという流れでしたが、個人的には断然映画の方が好きです。
 「幻惑の星」でしずかちゃんが捕らわれた際も、誰よりも先にしずかちゃんを助けに行こうと動いてますし、この映画ののび太は本当に頼りになりますね。

 また、ゲストキャラクターであるリアンたち宇宙少年騎士団の面々も、歴代のゲストキャラクターの中でもかなり気に入っています。「宇宙少年騎士団」という名前もカッコいいですし、制服も素敵だし、幼いながらも「宇宙少年騎士団」の名に恥じないよう、立派に宇宙を旅して調査していますし・・・やはり、同年代の子供たちが活躍している様を見るというのは、子供心に何か憧れや尊敬を抱かせるものなのかなと感じました。
 そして評議会のマズーラさんもこれまたやけに記憶残るキャラでした。後半になってから登場する人なんですけども、名前も覚えていましたし、印象に残ってたなぁ・・・

 ラストは再び宇宙を旅する銀河漂流船団のシーンで締めくくられます。のび太たちの冒険は終わったものの、リアンたちが理想の星を求める旅が終わったわけではないという意味が込められているように感じます。映画の終わりが物語そのものの終わりではない、という感じがして好きです。
 また、銀河漂流船団そのもののデザインも好きなんですよ。元となる宇宙船に様々な宇宙船が随所にくっついていて、1つの大きな船になっているあの感じが大好きです。

 
 映画も20作目を迎え、もうそろそろ世代交代の時期がやってきます。
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「ドラえもん のび太の南海大冒険」を見て

2018-04-13 07:48:37 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太の南海大冒険」を見ました。

 映画第19作目の舞台は、その名のとおり海。のび太たちは偶然見つけた宝島へと宝探しに向かう途中、謎の巨大生物や、直後に起こった時空の歪みに巻き込まれて17世紀の海へとタイムスリップ。海賊同士の争いに巻き込まれ、のび太はみんなと離れ離れに。頼みの綱のひみつ道具も手元には僅かに残っただけ。果たしてのび太たちは再会し、元の時代に戻れるのか・・・という物語。

 
 「南海大冒険」は「帰ってきたドラえもん」や「ザ・ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!」と同時上映でした。前者は号泣してましたし、後者はドラニコフ&ヤゴメカのコンビが良い活躍を見せてくれたため、そちらの印象も強いですね。
 そんな今作といえば、何といっても「ゆめたしかめ機」。「ゆめたしかめ機」は「夢じゃないか」と思った時に、つねって確かめてもらうための道具。本当、何でそんな道具を作ったんだと言いたくなる道具の1つですが、終盤まさかの大活躍を見せてくれました。

 今回は「ひみつ道具が使えない」のではなく「一部の道具しか残っていない」という状況。すぐにのび太を探せるような道具は残っていなかったものの、かといって全く役に立たないわけでもなく。適材適所、上手く状況に合わせて使うことでピンチを切り抜けていきました。え?「キューピッドの矢」?・・・まぁ、ほら、道具が残っていることを確認するきっかけになったじゃないですかー(汗。
 また、「おしり印のきびだんご」という非常にまぎらわしい道具も出てきます。要は下剤なんですが、なんでそんな紛らわしい道具を作ったんだか・・・


 ゲストキャラクターである海賊のキャプテン・キッドやベティ、ジャックのみならず、敵であるMr.キャッシュもまた記憶に残るキャラクターでした。
 世界の征服や支配などを企む敵が多い中、キャッシュは金儲けのために17世紀において改造生物の創造と時空移動船の建造に取り掛かっていた人物。わざわざ17世紀の小島に基地を作ったのも「『宝島』というエサで海賊たちをおびき寄せて、労働力して雇うため」「17世紀に不当な目的で合成生物を作ってはならないという法律は無い」「タイムパトロールの目から逃れるため」など、ずる賢い人物でもあります。何となーくなんですけど、ドラえもんというよりは「ブラック・ジャック」とか、手塚先生の作品に出てきても違和感なさそうな風貌だなぁと思ってました(笑。

 ベティは「ジャイアンの歌に聞きほれる」という、非常に珍しい嗜好の持ち主。漫画版だと涙を流すほどに感動し、ジャイアンも気持ちを良くしてもう1曲歌おうとし、ベティも目を閉じて聞き入ろうとするシーンがあったと思います。 
 そうしたギャグめいたシーンの一方、今回のジャイアンは海賊たちの争いの最中、のび太の手を離してしまったことをとても悔やんでおり、ベティが同じような状況に陥った時は絶対離さないぞと見事引き上げるという、カッコいい姿を見せてくれます。ドラえもんのポケットが見つかったと勘違いした時は、誰よりも先にのび太を見つける道具を探そうとしてますし、ジャイアンがカッコいい映画でもありましたね。
 ・・・まぁ、同時上映の方ではスネ夫と一緒に「『エイプリルフールだから』と、ドラえもんの格好をしてのび太を騙す」ということをしていたわけですが(汗。

 ジャックはキャッシュの島に先にたどり着いていたコルトの息子。コルトたちがキャッシュに捕まり帰れなくなっていた間、ずっと1人で暮らしていた勇敢な少年です。そんなジャックとのび太の交流もまた微笑ましいものでしたね。確か漫画版には「ほんやくコンニャク」を食べたことで、のび太と会話できるようになって凄く喜んでいるシーンがあったと思うのですが、あれ凄く好き。
 のび太は相変わらずな一面もありますが、自分より年下のジャックの前だからか勇敢であろうと奮闘。実際、改造カメレオンをあっという間に身動きできなくしたり、友達のイルカ・ルフィンを改造しようとするドクタークロンに怒りを顕にし、コントロールパネルを銃で打ち抜いたり、こちらもカッコいい面を見せてくれました。
 ドクタークロンのシーンにおける行動には、長く一緒にいるドラえもんも目を見張るくらい驚いていました。


 そして改造生物のリバイアサン!確かパンフレットの表紙では緑なのに、本編では赤のリバイアサン!
 改造生物の中で、唯一事件が起こった後も元に戻されず、海の伝説として生き続けることになった生物です。タイムパトロールいわく「コントロールされなければ凶暴性を発揮しない」とのことですが、それで良いのかタイムパトロール。いや、このリバイアサンが歴史上の伝説となった可能性もあるんでしょうけども、良いのか・・・

 
 最初は安全な冒険なはずだったのが、一転して危険な冒険に。それでも繋いだ手を決して離さずに立ち向かっていく。良い映画でした。最近も海と宝島がテーマっぽい作品が公開されたようですが、あちらはどうなんだろうか・・・来年の春まで待つとします(汗。

 次回はいよいよ20周年記念作品である「宇宙漂流記」!改めてみるとめっちゃテンポ良く進んで驚きました。


 ・・・にしても南海大冒険のOPとED・・・EDは良いんだけど、OP・・・
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「ドラえもん のび太とねじまき都市冒険記」を見て

2018-04-12 08:06:21 | テレビ・映画・ドラマ
「ドラえもん のび太とねじまき都市(シティー)冒険記」を見ました。

 映画第18作目の舞台は、未来デパートのはずれくじで引き当てた、緑豊かな星。そこでドラえもんたちは「生命のねじ」と「タマゴコピーミラー」を使って生きたぬいぐるみたちを増やし、「ねじまき都市」と名づけて発展させることに。しかし一方で、前科百犯の悪党・熊虎鬼五郎が「どこでもドア」を通ってねじまき都市に現れ、偶然「タマゴコピーミラー」を使ったことで、大勢の鬼五郎が生まれることに。オリジナルの鬼五郎はコピーたちを引き連れ、山にあると思しき大金塊を狙う・・・という物語。


 この映画といえば、「種まく者」と「熊虎鬼五郎」。「種まく者」は星々を渡り歩き、新たな生命を芽吹かせる存在のようで。登場はこれきりだったと思いますが、やけに印象に残るキャラクターでした。時々「種まく者」と「種をまく者」のどっちだったか分からなくなりますが(苦笑。

 で、鬼五郎は前科百犯の凶悪犯。よくよく考えると「前科百犯」って凄まじい数字ですよね・・・警察は何をしていたんだろうとか、色々とツッコミどころがある気がしますが、とにかく「悪者」だということを端的にあらわしている言葉だと思います。
 そんな鬼五郎がタマゴコピーミラーでワラワラと現われるものだからさぁ大変。そんな中に1人、優しい心を持った鬼五郎、通称「ホクロ」がいました。他の鬼五郎たちとは違い、しずかちゃんたちのことを心配し、悪いことをしたと反省している一面もあったりと、同じ鬼五郎とは思えない存在です。単なる機械の故障で生まれたのか、はたまた鬼五郎に僅かに残っていた優しさが強調されて生まれてきたのか、「種まく者」のようにこの星の平和を願う存在が生み出した抑止力なのか・・・

 最終的に事件が一件落着した後、オリジナルとコピーの鬼五郎は全員捕らえられ、1人の鬼五郎に戻ります。が、何故か残ったのは凶悪な鬼五郎ではなく、ホクロでした。自分の罪を悔いて自首する気ではいましたが、警察も人が変わりすぎた鬼五郎に戸惑ったでしょうね・・・オリジナルが犯した罪を被るコピーというのも何だか可哀想な気もしますが、オリジナルはオリジナルで存在が消されるという罰を受けているわけですし・・・改めて考えると凄い展開ですね(汗。


 つけて回せば何にだって生命を吹き込める「生命のねじ」。劇中ではぬいぐるみに留まらず、小便小僧の銅像なんかも動き出しています。この小便小僧が思わぬ活躍を見せるのですが、あれってよくよく考えると小便小僧の由来の1つに沿ってるのかなぁ・・・と。
 また、ひみつ道具に関しては、前作「銀河超特急」のドリーマーズ・ランドで配布されていた「フワフワ銃」が登場し、終盤大いに活躍します。植物たちの助けを借りつつ鬼五郎との射撃勝負に打ち勝ったのび太の姿がかっこよかったばかりでなく、映画同士の繋がりが見られたのは嬉しかったですね。

 環境問題にも触れつつ、大勢の凶悪犯と1人の優しい人物との戦いや交流が描かれた話でした。好きな方ではあるんですけど、「銀河超特急」の後だとやや大人締めに感じてしまうんですよね・・・
 

 次は「南海大冒険」!・・・いや、内容は漫画を読んだので覚えているんですけども、映画の記憶と言われると、同時上映だった「帰ってきたドラえもん」でめちゃくちゃ泣いた記憶のが強くてですね・・・(汗。
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「ドラえもん のび太と銀河超特急」を見て

2018-04-11 08:14:18 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太と銀河超特急」を見ました。

 映画第17作目の舞台は、銀河を走るミステリートレイン・銀河超特急!そしてその目的地であるドリーマーズ・ランド!忍者の星や恐竜の星など、様々な惑星で楽しむのび太たちに迫るのは、他人の体に寄生する生物・ヤドリ!スネ夫も体を乗っ取られてさぁ大変!

 ・・・とまぁ、観光あり、冒険あり、のび太のカッコいい射撃シーンありなど、とにかく楽しいこの映画。まずタイトルからしてワクワクします。だって「銀河超特急」ですよ!?「銀河」だけでもワクワクするのに、そこに「超特急」と書いて「エクスプレス」ですよ!?これでワクワクするなという方が無理です。

 スネ夫の自慢に耐え切れず、ドラえもんに泣きついて・・・というのがいつものパターンですが、今回はスネ夫の自慢関係無しにドラえもんが自ら切符を買いに行っていたため、のび太が話す銀河超特急の話題にスネ夫が悔しがるという珍しい構図が見られます。そんなスネ夫が、ジャイアン、しずかちゃんの3人の中で一番早くのび太の家に行っているというのが何だか微笑ましかったですね。

 目的地がドリーマーズ・ランドであるため、移動中も「列車強盗ショー」なるものが繰り広げられます。多分車掌さんは知ってたんでしょうけども、「どこでもドア」を使えないようにするほどの手の込みよう。見るたびに「このショーは文句とか出ないの・・・?」と心配になります(汗。
 そこでのび太が「ねぇみんな!やっと面白くなってきたじゃない!僕たちはいつもこんな冒険をしてきたんじゃなかった?何度も戦い、その度に乗り越えてきたじゃない!今度も逃げないでぶつかっていこうよ!」と、めちゃくちゃカッコいいことを言います。それを受けてのスネ夫の「のび太って映画になると急にカッコいいこと言うんだから」と1セットで、ドラえもん映画の中でもかなり記憶に残る台詞ですね。

 様々な星におけるアトラクションで遊ぶのび太たちのシーンもこれまた必見。
 何といっても「西部の星」におけるのび太が凄くカッコいい!保安官助手を選抜する射撃テストにおいて、一瞬の間に銃弾六発を同じ缶に叩き込むという抜群の射撃の腕を披露しています。しかもうち5発は宙に浮いている缶に撃ち込んでいます。この直前、未来人のアストンたちがのび太をバカにするシーンがあるのですが、そのシーンでドラえもんが平然としているのが良いんですよね・・・のび太の腕を信頼している感じが伝わってきます。その後の本採用テストにおいてもさすがでした。
 また「忍者の星」ではスネ夫とジャイアンが苦労するわけですが、ここでの修行が終盤ああいった形で役に立つとは思ってもいませんでした。あの逆転劇、最高に大好きです。

 車掌さんやボームさんはこの映画だけのキャラクターですが、これまた印象に残っているキャラクターですね。車掌さんはその愛くるしさが印象的。ボームさんはずっと「サザエさん」のノリスケっぽいなぁと思いながら漫画を読んでいたため、脳内CVもノリスケさんだったのですが、塩沢さんだったとは・・・あとジェーンを丹下桜さんが演じられていたのにも驚きです。シュガー姫を演じられていたのは知っていましたが、銀河超特急にも出演されていたとは。

 改めてこの映画を振り返ると、ドラえもんはいつものことながら様々な場面でサポート、のび太は射撃の腕前を存分に披露し、ジャイアンは修行の成果を生かして危機を脱し、しずかちゃんはお風呂好きが講じてヤドリの弱点を発見と、みんな何かしらの形で活躍しています。スネ夫もヤドリに寄生されている間は悪役として活躍していた、ということで(汗。
 
 ラストものび太の大活躍により決着するなど、のび太の活躍がいつも以上に多めだったように感じるこの映画。ドラえもんの道具に頼りきりではなく、のび太自身の力がいつも以上に生かされている感じがして大好きです。行き先のわからないドキドキ感、列車強盗やヤドリとの戦いによるハラハラ感、アトラクションでのワクワク感など、タイトルから何から何まで楽しませてくれる映画になっていると思います。本当、良い映画だなぁ・・・


 そんなこんなで次回は「ねじ巻き都市冒険記」。珍しく映画同士の繋がりも見られます。
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「ドラえもん のび太の創世日記」を見て

2018-04-10 07:51:16 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太の創世日記」を見ました。

 映画第16作目の舞台は、ドラえもんの道具「創世セット」を使ってのび太が作り出したもう1つの地球。本来の地球とは異なる進化を遂げていく世界において、のび太たちは神様として時に見守り、時に手を貸してもう1つの地球の観察日記をつけていく物語。
 EDの描写を見ると観察日記を先生に提出して良い評価をもらっていましたが、先生もよく「地球の観察日記」というテーマを受け入れてくれましたね・・・双頭の大ムカデ云々の件とか、嘘を書くんじゃないと怒られそうな気がしないでもないですが。先生もドラえもんが手伝ってくれたのだと分かってるんですかね・・・


 今作におけるのび太の役目は、各時代に存在するのび太たちに良く似た人たちの動向を見守ること。ドラえもんの道具をスペアポケットから借りて手助けする様は、さすが手馴れたものです。
 もう1つの世界におけるのび太(野比家?)は、立派な人物となっており、昆虫世界におけるのび太であるビタノくんもかなり優秀な模様。勉強の面での違いは大きいですが、優しさやいざという時の勇敢さは地球が変わっても同じでした。静代さんに対するプロポーズのシーン、カッコいいよね・・・
 
 基本的に「観察」がメインのため、終盤までさほど大きな動きはありません。終盤はそれまでチラホラ描写されてきた進化した昆虫たちの目的が明かされます。地底に潜む昆虫人が地上を取り戻そうとする・・・という流れからは「竜の騎士」を思い出しました。あわや地上の人類VS地下の昆虫人たちの争いが繰り広げられるところへ、のび太たちが助け船を出す、といったところで締めくくられています。

 劇中暗躍しているように見えたビタノやカマキリの昆虫人たちも、その目的は「神様のいたずら」(のび太たちによる魚の進化)についての卒業論文の参考とするために動いていただけで、のび太たちに危害を加えるつもりは無く。そういったことも相まって、各時代における事件はあるものの、戦いっぱなしだった「夢幻三剣士」に比べるとかなり大人しめの作品という印象を受けました。ただ、この雰囲気は結構好きです。

 この映画にはのび太に似た人物が多く出てきますが、のび太のみならず、ビタノの友達でありもう1つの地球における未来のロボット・エモドランも出てきます。彼もこの映画のみのキャラクターだったと思いますが、やけに印象に残っていますね。虫の形をしたタイムマシンは彼の持ち物なんでしょうか。にしても、ドラえもんはのび太の未来を変えるためにやってきたわけですが、エモドランは何をしにビタノのところにやってきたんですかね?
 あと、何気に異なる地球、異なる時間を歩んだのび太たちの地球に行けるタイムマシンって凄いな・・・「支流」云々といってましたが、それに乗れば本来の地球とは異なる時間の流れる場所にも行けるってことなんですかね。

 そんなこんなで大人しめではあったものの、各時代におけるのび太やのび太のそっくりさんの活躍を楽しませてもらいました。

 次は大好き「銀河超特急」!ボームさんのCVは見た目からノリスケさんで脳内再生されてましたが、まさかの・・・
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「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」を見て

2018-04-09 07:47:44 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」を見ました。

 映画第15作目の舞台は、ドラえもんの道具「気ままに夢見る機」の特別なカセット「夢幻三剣士」の世界。妖霊大帝オドロームの侵略を受ける「ユミルメ国」の人々を救うべく、のび太は夢の中で白銀の剣士となり、仲間たちと共に強敵に立ち向かっていく・・・という物語。
 夢の中ではのび太はノビタニヤン、ジャイアンはジャイトス、スネ夫はスネミスと名前を変えますが、それが三銃士由来だと気づいたのは、先日この映画を見ている最中の出来事でした(汗。

 本作も原作漫画は何度も読んでいたので展開は知っていましたが、改めてみると映画と漫画でちょこちょこ違うんだなーと。竜やノビタニヤンが乗る馬は漫画のデザインの方が好きです・・・

 現実では頼りないのび太も、夢の中では頼れる人物に!・・・という簡単な話ではなく、夢の中でものび太はのび太。でも、だからこそクマのお父さんに竜の住む谷の近くまで連れて行ってもらえたり、竜から石になった仲間を救う方法を教えてもらったりできたわけで。その優しさ故に竜の血を浴びて不死身になることは出来ず、ある意味ではトリホーたちの目論見どおりでしたが、結果としては良かったと思います。
 
 そんなのび太たちが立ち向かう妖霊大帝オドローム。「おどろおどろしい」+「夢」が由来でしょうか?漫画で何度も読んだことも相まって、かなり印象深いボスキャラです。部下のスパイドル将軍やジャンボス将軍もカッコいいのですが、それ以外の側近がどうにも弱そうなのは何故だろう(汗。
 オドロームはラストはビッグライトによる不意打ちで倒されてしまったものの、見た目も如何にもな悪役でかっこよくて好きなキャラクターです。星を使って身動きを封じる攻撃、良いよね・・・

 オドロームの配下、トリホーは何故か「夢幻三剣士」のカセットを使う前から「目覚めの世界(現実世界)」にやってきていました。白銀の剣士の出現が避けられないのであれば、一番弱そうなのび太を白銀の剣士にしてしまえば良い、という発想なんでしょうけども、どうやって目覚めの世界に来たんですかね、この鳥・・・オドロームの為せる技なんでしょうか。であればオドロームもいずれは目覚めの世界侵略を企んでいた可能性もあるんだろうか。
 
 「夢幻三剣士」の世界ではのび太たちが夢を見ていない時でも物語が進んでおり、着々とオドロームは制服範囲を広げていました。あの世界は目が覚めれば消えるような単純な夢の世界ではなく、「夢宇宙」というもう1つの世界だったのかもしれませんね。


 にしても、最後の戦いにジャイアンとスネ夫が参加しないというのも珍しい。というか、これまでのシリーズにおいて何かしらの形で最後まで関わってきていましたから、関与しないのはこれが初でしょうか。
 
 「ここは漫画の方が好きだなー」と思う場面も幾つかありましたが、ラスト、現実世界のしずかちゃんの姿に、花嫁姿のシズカールが重なる演出は素敵でした。
 あと「夢の人」良いなぁ・・・って。漫画だとユミルメ国に決戦に向かうシーンで「世界はグーチョキパー」の歌詞が掲載されていましたが、あの雰囲気だと「夢の人」の方が合っている気も・・・

 ともあれ、次は今度こそ「創世日記」!
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