ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

小林さんちのメイドラゴンS 第8話「世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください)」

2021-08-27 07:07:49 | 2021年アニメ
小林さんちのメイドラゴンS 第8話「世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください)」

 今回のサブタイトルめっちゃ好き。

 というわけで今回は翔太くんが父の日のプレゼントとしてタリスマン作りに奮闘するアニオリ?と、普段はしっかり者の小林さんが風邪を引いてしまった原作5巻の「トールと看病」、駄菓子屋に捨てられた人形の持ち主を探す原作7巻「イルルと人形」の3本立てで、それぞれにとって大切な、世界に一つだけの何かにまつわるお話が描かれていました。

 まずは翔太くんのプレゼント作りから。ルコアの力を借りずに一人でタリスマンを作ろうとするもなかなか上手くいかない。失敗続きで「あーっ!」ってなった後に「はぁ…」と落ち込むの、あるある…そこで気晴らしにゲームをするんだけど、何かモヤモヤしたままなのもあるある…
 そんな翔太くんに滝谷さんから「制作者の気持ちを考えるといい」とアドバイス。ファフニールも翔太くんの話を聞きながら「どうする」みたいな感じで滝谷さんと視線を交わすのが良いですねぇ…「くだらん」と一蹴するのではなく、話を聞く姿勢に入っているのが何か凄く良い…そしてアドバイスをしている滝谷さんであっても、ゲームを制作する側となると苦労している話を挟むのは、滝谷さんのような大人であっても苦労することはあるのだと、暗に翔太くんをフォローしているような感じがしますね。
 出来上がったタリスマンを真っ先にルコアに見せて、あれこれ語りだす翔太くんは可愛いし、それを笑顔で見つめるルコアさんも微笑ましい…そんな乳…もとい、父の日でした。

 どうでもいいですが「おっぱいおっぱい」と連呼されると、どうしても「さよなら絶望放送」の「おっぱいマーチ」を思い出してしまいます(苦笑。あれはひどかった(いい意味で)。


 続いてはトールが小林さんの看病をする話。こちらはトールの表情が凄く良かったですね!いつも笑顔で頼れるトールが、「大丈夫…ですよね?」と、いつになく不安そうな顔や、探し出した薬が効いたと知った時の目の輝き、そしてこれ以上ないくらいの満面の笑み…トールが如何に小林さんを大事に思っているか、表情だけでも十二分に伝わってくる話でした。
 小林さんもトールが作ったごっちゃにおじや、謎の薬に思うところはあっても、トールの気持ちを考えて、思いを胸に秘めたまま食べていました。これもまた「制作者の気持ちを考える」ということなのでしょう。

 最後はイルルとタケによる、捨てられた人形の持ち主探し。この話、凄く好きなのでアニメ化は嬉しかったです。
 駄菓子屋に置いていかれた人形の持ち主を探し続けるイルルとタケ。イルルにも人形を捨てた、捨ててしまった過去があるから猶更見つけなければという想いが強かったのでしょう。過去に冷たい目で人形を見捨てたイルルですが、その後振り返った際の哀しそうな、寂しそうな目が心に響きますね…トールもそうでしたが、イルルの表情からもどれほど人形を大事に思っていたかが伝わります。
 持ち主の「ごめんねぇ…」と絞り出すような謝罪の言葉、「おかえりなさい」という暖かな言葉には思わず涙腺が…


 といった感じで、それぞれにとって大事なもの、世界に一つだけの何かにまつわるお話でした。「世界に一つだけ」というと貴重なもののようにも思えますが、それが例えトールが持ってきた薬のようにありふれているモノであっても、それに作った人や渡した人の思いが合わさることで、人によっては「世界に一つだけ」のモノになり得るのだと思います。
 そんなこんなで次回はエルマづくし!


余談
 今回出てきた「タリスマン」についてですが、以前「わしゃがなTV」の「クイズなないろDREAMS」第1回前編にて、本作で滝谷さんを演じる中村悠一さんが「音響監督さんから『タリスマン』のアクセントを尋ねられた」と話していたのを思い出しました。
コメント

ウルトラマンコスモス 第28話「強さと力」

2021-08-26 07:34:29 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第28話「強さと力」

 28話~30話は連続した話となっているのでまとめて感想を書こうとしたら、思いのほか長くなったので分割で。


 怪獣保護のための「力」を求めて焦るムサシ。フブキに空手で勝つことは出来たものの、フブキを傷つけてしまった。フブキは以前のムサシが相手が傷つくのを恐れて強引な真似をしてこなかったことについて「それがあいつの弱さでもあったんですけど…」とヒウラキャップに話していました。「弱さでもあった」ということは、同時にムサシの長所や強さでもあったと認めているようにも感じられます。
 真剣勝負の中でも相手を気遣う優しさは忘れないということは、戦いの中でも常に自分を保っていられるということ。それがムサシの弱さであり、強さであったはずなのに、それが失われようとしていることを誰よりも心配しているようにも見えました。

 そんな時に出現したのが、かつてEYESが保護に失敗し、倒さざるを得なかった毒ガス怪獣エリガル。今回取材に訪れていたマスコミからもその点を指摘されていましたが、感情的になりかけたシノブリーダーを抑えて、ヒウラキャップが淡々と話すのが印象的です。あそこで感情をむき出しにしてしまえば、それこそ相手の思うつぼだったでしょうね。EYESの隊員はすぐに感情的になる、だから保護ではなく撃破を選んだとか何とか。

 そしてムサシは強引なまでにエリガル保護を推し進めようとするも、麻酔弾の効果が裏目に出てしまい、エリガルは自らの力でカオスヘッダーを抑えられなくなってしまうことに。続く第29話ではエリガルにカオスヘッダーの抗体があったのではないかと推測され、第30話ではリドリアスにカオスヘッダーの抗体が出来ていることが確認されます。カオスヘッダーへの対抗策は後のマザルガスが最初かと思ってましたが、この時点で抗体の話が出ていたんだなぁ…エクリプスモードといい、この3話はコスモスにおいて非常に重要な回だったんだなと改めて感じます。

 しかし強引な怪獣保護は悲劇を生むことに…これがあるから「コロナエキストラクト=放ったらヤベー光線」という印象があったのですが、ジェルガの時は問題なかったことを見るに、使う相手、使うタイミング次第で毒にも薬にもなる、という印象に変わりました。麻酔弾にしても、どんな怪獣にも通用するわけではなく、逆効果になる場合もある。もっと怪獣1体1体をしっかりと見据えたうえで進めなければ、怪獣保護は難しいのだと改めて考えさせられる話でした。
 エリガルを抱くコスモスが肩で息をしているシーン、めっちゃ辛そうで心に響きます…

 「力は、優しさを消してしまうのか!?」ムサシの問いかけに、コスモスからの返事はなく…後の描写を見るに、ムサシとコスモスの心が離れてしまったから聞こえなかったのか、はたまたコスモスもエリガルを救えなかったことを悔いており何も言えなかったのか…
 
 ウルトラマンであっても万能ではない。「怪獣保護」という優しい夢のために力を求めた結果、命を散らしてしまった。力と優しさを両立させる術はあるのか。といったところで、次回は再びカオスエリガルの姿が…?
コメント

ウルトラマンコスモス 第27話「地球生まれの宇宙怪獣」

2021-08-26 07:04:57 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第27話「地球生まれの宇宙怪獣」

 冒頭のアヤノ隊員可愛い。

 さて前回の実体カオスヘッダー、次回から3話に渡って繰り広げられるエクリプス三部作の間に挟まれた今回は、宇宙怪獣ザランガの出産物語。

 出産のために地球を訪れたザランガ。しかし目的地である海の近くで花火があがっていたため、火薬のにおいが嫌いなザランガはそれを避けるように森に落下。そこからEYES、コスモスも加わって、みんなでザランガを安全に出産させてあげようと奮闘することに。
 まずは落下の衝撃で地面から抜け出せなくなったザランガを引きずり出すところからスタート。EYESでは暴れるザランガを引きずり出せないため、宇宙怪獣が来たことにどこか喜んでいる節のあるムサシは「世話の焼けるやつだな」とコスモスに変身。緊迫した状況ではなく、ここまでまったりした感じでウルトラマンが現われるってのも珍しいですね。

 で、引きずり出した後、焦ってどこかへ向かおうとするザランガを止めようとするコスモスですが、ザランガは急に止まれない…そのまま弾き飛ばされることに。ここで珍しくルナモードでも怒っている様が見られます。シノブリーダーの仲裁が無ければコロナモードになっていた…とは思えませんが、さすがのコスモスも吹っ飛ばされて笑顔でいられるほど善人では無かったか…そして妊娠の事実を知ってカラータイマーで動揺を示すコスモスなど、コミカルな一幕も。

 その後はザランガが過去にも地球を訪れたこと、ザランガの習性を紐解いていくことで、何とかザランガを海で出産させるべく尽力するEYESとコスモス。しかしそこに予想外の障害が…人々が怪獣を見て恐怖ではなく親近感を覚えるってのは良いことなのかもしれませんが、アレは好き勝手やりすぎだよなぁ…と。悪意が無いのがまた面倒というか。
 最後は何だかんだでコスモスの活躍もあって事なきを得ることに。次回以降の展開を見るに、今回は「様々な力を有しているコスモスがいれば怪獣保護で失敗するはずがない」と印象づける回だったのかな。


 微笑ましい話から一転、次回からはコスモス怪獣の中でもかなり印象に残る怪獣エリガル、実体カオスヘッダー、そしてコスモスの新たな姿が登場する三部作!
コメント

「ウマ娘 プリティーダービー」を半年遊んだ感想

2021-08-25 07:49:06 | ウマ娘 プリティーダービー
 というわけで「ウマ娘 プリティーダービー」がハーフアニバーサリーを迎えたので、相変わらず無課金トレーナーである私の感想です。



・育成ウマ娘(+ガチャ)について
 「初期実装組以降は☆3のみの追加なので、そろそろ☆1、☆2の育成ウマ娘を新たに追加して欲しいですね」と3カ月前に書きましたが、まさかそれから3カ月経っても☆3ばかりが追加されるとは思わなんだ…おかげさまで未所持ウマ娘が順調に増えております(苦笑。
 決して☆3ウマ娘が来ないわけではないのですが、それでも☆1、☆2のメンツが変わり映えしないのはさすがに…衣装違いの実装よりも、新規育成ウマ娘の実装を優先して欲しいなーと。


・サポートウマ娘(+ガチャ)について
 URA優勝(シナリオクリア)は安定してきているので、チャンピオンズミーティング(対人要素)での勝利を意識しなければ引かなくても良いかな…と思いつつあります。フレンドさんの完凸キタちゃんやクリークにはいつもお世話になってばかりです。
 ストーリークリア後にサークルポイントと交換できるサポカも、サークルポイントが貯まりづらいので、もうちょっと入手条件を緩めてはいただけないものかと…


・育成について



 稀にAランクのウマ娘を育成できるようにはなりました。でも基本はB+止まりです。あと調子が悪いとURAファイナルに勝てなかったりもします。未だに育成論を見ていないので、見ればもう少しマシになるかもしれません。
 一応一日一回の育成はこなしていますが、時間が無い時はスズカやバクシンオーなど比較的育成が簡単なウマ娘や、育成目標未達成で早々に終わらせてしまうことも稀にあります(汗。まぁシャニマスのウィークリーのフェスアイドル3人も、大体8週連続お休み×3回でこなしてるしね…


・チーム競技場について
 相変わらずクラス4と5を行ったり来たりです。元からダート適性のあるウマ娘がハルウララとエルコンドルパサーしかいないので、ちょっと厳しい…


・レジェンドレースについて
 最初に開催されたレジェンドレースのスペシャルウィーク以外には基本サイレンススズカで勝利しています。


・ビンゴイベントについて
 一度に複数回回せるようにして欲しいですね。


・チャンピオンズミーティングについて

 物は試しにと現在開催中のレオ杯でグレードリーグに参加してみましたが、勝てません。キャンサー杯ではオープンリーグでしたが、そちらも勝てません。まぁ5連敗でも石10個もらえるから良いのだけれども。


・フレンド・サークルについて
 フレンドさんやサークルに所属している方々の最終ログインが2桁日前になると「あぁ…」となってちょっと寂しい今日この頃。
 サークルは元々交流しないことを前提に作っているので、会話は特に無いです。


・ストーリーイベントについて
 最初の頃はスペシャルウィーク入学、キタサンブラック&サトノダイヤモンド入学と、アニメに近い雰囲気のストーリーイベントが開催されていましたが、その後は花嫁、ウマネスト、バブリーランドと番外編的なイベントが続いています。あまりにも冒険しすぎた感のあるウマネストはさておいて、花嫁とバブリーランドは結構楽しめました。
 出来ることならキタちゃん&ダイヤちゃんのような熱いイベントを見たい!とは思うものの、そこら辺はメインストーリーに譲った形でしょうか。そのメインストーリーも、直近で実装されたナリタブライアンを主役に据えたストーリーは、それまでと比べてやや物足りなさを覚えてしまったのは何故でしょう…?
 ウマ娘のレースに賭ける情熱をもっと描いて欲しいような、ウマ娘個々のキャラクターを掘り下げて欲しいような、気楽に楽しんでいる様も見たいような…あれもこれもと要望が尽きないところですね(苦笑。

・その他要望について
 ・ウマ娘の誕生日を「お知らせ」で教えて欲しい
 ・ホーム画面で出迎えてくれるウマ娘をランダムに出来るようにして欲しい
 ・チーム競技場の結果をまとめて見られるようにして欲しい
 ・デイリーレースを3回分まとめて走らせて欲しい
 ・サポートウマ娘のガシャを1回150個から100個ないし50個にするなど、手軽に引きやすくして欲しい
 ・ログインボーナスを見直して欲しい(石以外あんまりいらない…)
 ・因子を絞り込みやすくしてほしい
 ・殿堂入りウマ娘の保管枠って増やす方法ありましたっけ…?
 ・実際のレースに合わせたウィークリーミッションを常設して欲しい(GⅠに限らず)

 
 …とまぁ、そんな感じですかねー。☆3ウマ娘が来ねぇ!SSRサポカ凸れねぇ!育成で良い因子が出ねぇ!…など、遊んでいて楽しいことばかりでは無いですが、何だかんだで始まってまだ半年ですし、これからもっと楽しく、遊びやすいゲームになってくれると良いなーと、長い目で見ていこうと思います。
 ともあれ、ハーフアニバーサリーおめでとうございます。いただいた石3000個はありがたく女神像となりました。虹ゲートどこ…?
コメント

ミラーマン 第12話「出たっ!シルバークロス」

2021-08-24 07:59:56 | 特撮
ミラーマン 第12話「出たっ!シルバークロス」

 今回のインベーダーは窃盗犯の死体に憑依して、小型のテレビに偽装された物体移送マシンによりダイヤモンドを次々に強奪…していたのですが、よりにもよって何故一般人よりも顔が割れている窃盗犯の死体を利用したのか…インベーダーが殺した人間の記憶を読み取れるのだとすれば、宝石店の位置や警備状況を彼女の記憶から読み取ったという可能性も考えられますが…
 加えて彼女が亡くなったきっかけである交通事故にしても、もしかするとインベーダーの仕業では?と怪しく思えてくるのが怖いところ。

 マシンの開発に関与していたとされるミラクル電子工業の吉川技師長は行方不明。京太郎たちが彼の家族に話を聞いているところへ、またもインベーダーが出現し、麻酔ガスを浴びせようとしていました。風のある屋外で、あんな小さな機械からガス振りまかれて効果あるんだろうか…と疑問視していたら、吉川技師長の息子が命の危機に瀕しており、かなりヤバい状況だったのだなと認識を改めました。子供とはだいぶ距離があったにも関わらずあの効力。あのガスもミラーマンである京太郎がいなければ耐えられない代物だったんだろうな…

 そして京太郎は物体移送マシンを利用してインベーダーの基地に突入し、黄金怪人ゴールドサタン(二代目)と激突。見た目は同じでも今回のゴールドサタンはミラーナイフを回避し、スライサーHを喰らって真っ二つにされたにも関わらず復活していたりと、かなりの強敵っぷり。一体どうやって真っ二つの状況から復活したのか…インベーダーの基地ですから、何かしらの罠が仕掛けられていたのでしょうか。あるいは分身と思しきゴールドサタンは実は全部本物だったとか?
 絶体絶命の危機にミラーマンが披露したのが、エネルギー消費が激しいシルバークロス。一撃必殺の威力を持つものの、使いどころは慎重に見極めなければならない諸刃の刃。瞬間移動を見せたゴールドサタン相手によく使用できましたね…相手の油断をついたのでしょうか。

 今回の事件は幕を閉じたものの、吉川技師長が何故インベーダーに協力していたかは分からぬまま。日野のように才能を試してみたくなったのか、はたまた家族を人質に取られて無理やり協力させられていたのか。事件後、普通に息子の誕生日を祝っていたところを見ると後者かなとも思いますが、それにしてもよく生きてたな…ダイヤモンドが不足したらまた新たにマシンを作らせようとしていたのでしょうか。


 そんなこんなで次回は…何だか不思議な感じの次回予告ですね…?
コメント

ラブライブ!スーパースター!! 第5話「パッションアイランド」

2021-08-23 07:56:24 | 2021年アニメ
ラブライブ!スーパースター!! 第5話「パッションアイランド」

 すみれを加えて3人になったスクールアイドル同好会。可可とすみれは隙あらば言い争っていますが、見ていてめちゃくちゃ微笑ましいので、もっとやってください(笑。口では何だかんだ言いつつも、船酔いした可可が爆睡しているのを見て「やれやれ」みたいなホッとした表情を見せたり、彼女の体調を気遣って水を飲むように進めたりと、良い関係を築きつつあると思います。可可にしても、打てば必ず返ってくる相手がすみれを前に、かのんちゃん以上に遠慮なく気軽に話せている感じがします。良いなぁ、この2人…


 さて今回は「サニーパッション」の柊摩央、聖澤悠奈の2人がかのんちゃんの店に現れて、彼女たちを自分たちの島で行われるライブに招待。しかし目的はそれだけではなく、何故かのんちゃんたちから「力強さ」を感じないのか確かめるためでもあったと、「ラブライブ!で勝てるか」を尋ねてきた千砂都にだけ明かしていました。
 サニーパッション曰く「どこか自分たちで動いている感じがしない」「力強さを感じない」とのこと。特にダンスに関しては千砂都に頼りきり。それでは自分たちで動いていく力強さは身につかない…と。
 言うなれば、今のかのんちゃんたちは千砂都に出されたダンスの課題をこなしているだけ、お手本通りに踊っているだけ。お手本通りで満足してしまって、もっと良くしようという意気込みを感じない。千砂都がメンバーの一人ならば「負けない」という意気込みも湧いてくるかもしれませんが、先生という部外者だからこそ「超えよう」とまでは思わない…ってことかな。

 そんなサニーパッションの想いを知った千砂都は、ダンスの都大会の代表に選ばれていたこともあって、かのんちゃんたちと別行動をとることに。距離を置くことで改めてかのんちゃんは「千砂都はどういう存在なのか」「千砂都がいたから歌を諦めずにいられた」と改めて彼女との関係性を見つめ直していました。「私、かのんちゃんのできないことをできるようになる」という発言がどういう過程を経てなされたのかは現時点では分かりませんが、千砂都の服がちょっと汚れていたことと何か関係があるのでしょうか。
 メンバーではなく、コーチでもない。となればライバルなのかな?と思いつつも、当の千砂都には何やら考えていることがあるようで…あの届け、前はギャグでしたが今回はシリアスめなヤツですかね…EDで千砂都が普通科の制服を着ていたのとも関係してきそうですが、果たして。


 とまぁ、そんな真面目な話もありつつ、すみれと可可の絡みで笑わせてくれたり、飛び込みの際には毎度おなじみかのんちゃんの絶叫が聞けたりと、楽しい話も描かれていた第5話でした。サニーパッションは最初見た時は「奇抜な子たちだなぁ…」ぐらいの印象でしたが、今回で結構好きになりました。かのんちゃんたちの才能を認めつつも、スクールアイドルの先輩としてのアドバイスも忘れない。ライバルではありますが、険悪になることもなさそうですし、いい刺激を与えてくれそうです。いきなり店に入ってきて「パー!」はさすがにどうかと思いましたが、あれはあれで可愛い。というか、ギザ歯の悠奈可愛いっすね…
 そしてかのんちゃんも段々とスクールアイドルらしく、主人公らしくなってきているように感じます。今後も楽しみですが、次回放送は9月5日…はい…


 ところで、今回かのんちゃんたちが訪れたサニパの島ですが、「アイドルマスターシャイニーカラーズ」でも似たような光景を見たことがあります。


 こちらはかのんちゃんたちが飛び込み(落下)した場所。


 こっちは夜にかのんちゃんたちが歩いた道。

 前者はシャニマスのカードの背景にも使われていたので印象に残っていました。ラブライブ!でアイマスを思い出すという、何とも不思議な感覚に包まれました。
コメント

ウマ娘 プリティーダービー 第8話「あなたの為に」

2021-08-23 07:15:03 | ウマ娘 プリティーダービー
ウマ娘 プリティーダービー 第8話「あなたの為に」

 今回はスズカのリハビリにつきっきりのスペシャルウィークと、宝塚記念におけるスペシャルウィークVSグラスワンダーが描かれていました。

 まずはスズカのリハビリから。スペシャルウィークらの支えもあり、年が明け、少しずつ復帰に向けて調整を始めるスズカ。そんな彼女の復帰をみんなが望んでおり、中でもエアグルーヴが普段なかなか見ないほどの笑顔で練習しているスズカに駆け寄っていくシーンが印象的です。隣のマルゼンスキーがそんなエアグルーヴを微笑ましく見つめているのも好き…
 また、トレーナーがスピカの面々に新年の目標を伝えるシーンでは、テイオーに「才能の向こう側を見つけろ」、マックイーンに「泥臭くても努力しろ」と告げており。それぞれ2期の何度故障しても諦めずに走ろうとする様、泥の中で泣きじゃくる様を思い出しました…

 そして後半はグラスワンダーの本領発揮。スペシャルウィークはスズカを意識しすぎるがあまり、グラスワンダーとの直接対決となった宝塚記念においても考えるのは「スズカが走ったレース」「スズカなら」とスズカのことばかり。
 対してグラスワンダーは今日のレースの相手であるスペシャルウィークをしっかりと見据え、鬼気迫る走りであっという間にスペシャルウィークを抜かして勝利。「私はスぺちゃんだからこそ全力でした。スぺちゃんは私に全力で来てくれましたか」と一言…当時もでしたが、やはりこのレースでグラスワンダーというウマ娘が心に刻みつけられましたね。これまではスぺシャルウィークの友人の一人、ぐらいの認識だったのが一気に変わったなーと。
 今回はスペシャルウィークがスズカに気を取られ過ぎていましたが、ゲームのグラスワンダーのシナリオでは、グラスワンダーがスペシャルウィークと似たような立場に…という、アニメとはまた違った物語も楽しめるようになっています。

 スズカのことばかりではなく、自身の目標も忘れてはならない。初心に立ち返ったスペシャルウィークは果たして秋のレースで勝てるのか。そしてスズカは復帰できるのか…といったところで、また次回。
コメント

機界戦隊ゼンカイジャー 第24話「侵略完了!できるか奪回?!」

2021-08-22 10:06:24 | 機界戦隊ゼンカイジャー
機界戦隊ゼンカイジャー 第24話「侵略完了!できるか奪回?!」

 まだ世界が混ざって数カ月でしょうに、既に国政にまで関わっているキカイノイド…改めてこの世界の順応力どうなってんの…

 さて今回はバカンスワルドによりみんなバカンス全開!頼みの綱であるセッちゃんまでも「アイスクリーム!ユースクリーム!」と夏のお嬢さんのようにバカンス気分全開で大ピンチ!「みんな楽しそうにしてるけど実は侵略完了」という、ある意味一番怖い状況に陥っております。
 が、当人たちにそんなこと関係なし。敵も味方もバラシタラ以外はみんなバカンスを満喫。最初のビーチバレー勝負こそ、人のバカンスの邪魔をしたバカンスワルドに怒ってはじめたものでしたが、その後の浮き輪投げやスイカ割は純粋に楽しんでいて、見ていて微笑ましかったですね。まぁ、相手がトジテンドとはいえビーチバレー勝負に使われたサンバルカン、勝利演出に使われたキラメイジャー、スイカ割り勝負に使われた変身用ギアなど、ギアの使い方はぶっ飛んでましたが(笑。唯一まともに使われたチェンジマンのギアも、パイセン5人のうち1人だけ能力を渡して他4人は撤退というのも…(笑。

 バカンスワルドも人々をバカンス一色に染め上げた後は、ひたすらに楽しんでいました。「人々がバカンス一色で、働こうとしないから生活がままならない!」なんて暗い展開もなく、クダックやクダイター、果てはクダイテストたちものんびりと過ごしていましたし、こんな世界侵略ならアリでは…と思ってしまいました(苦笑。
 今は世界を侵略する側と抵抗する側ですが、トジテンドも悪人だけとは限らない。クダックたちだって遊びたい…これを見てしまうと、これからトジテンドを倒しにくくなってしまいそうな気もしますが、それでも友好の道が開けたのは良かったと思います。

 バカンス中は楽しく、でも終わった後はどこか寂しく…楽しさと寂しさが併せ持った全力バカンス回。次回は総集編のようですが、時間が巻き戻るという、これまたゼンカイジャーらしい総集編になりそうですね。
コメント

仮面ライダーセイバー 第47話(最終章)「終わる世界、生まれる物語。」

2021-08-22 09:31:26 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第47話(最終章)「終わる世界、生まれる物語。」

 前回ラストでストリウスに突き落とされた飛羽真でしたが、それを救ったのは何とプリミティブドラゴンのライドブック!意思を持つライドブックであるが故の活躍はあまりにも予想外でした。かつて飛羽真から手を差し伸べられ救われた少年が、今度は飛羽真の命を救う。エレメンタルドラゴン無しでは制御不可能と思われたプリミティブドラゴンですが、ここに来て遂に心を一つに戦うという展開に熱くならずにはいられませんでした。

 プリミティブドラゴンのみならず、これまで飛羽真が手を繋いできた倫太郎や賢人、そしてルナが次々に飛羽真のもとに駆けつけて来る一方で、仲間を見捨ててきたストリウスは一人きり。全ての思いを紡いだ飛羽真の手には新たなライドブックを手に変身!しかもOPをバックに!これで熱くならないわけがない!
 物語の力を信じない、信じられなくなってしまったストリウスに対して、これでもかと言わんばかりにライドブックの、物語の力を叩き込み続ける飛羽真たち。正直「序盤でライドブック出し過ぎ」だと思っていたのに、それがこんな形で上手いこと昇華されるとは思わんかった…めちゃくちゃ熱かった…ストリウスの最期が怒りではなく哀しみというのも印象的です。彼だって物語の力を信じたかったでしょうし、詩を書き始めたきっかけを覚えているからこそ、それが自分が生み出したものではないことを知って絶望したのでしょうね…

 そして最後は大団円!哀しいラストではなくハッピーエンドで終わって何よりでした。ストリウスが憑き物が落ちたような晴れやかな笑顔で飛羽真を「英雄」と呼ぶのは、皮肉でもなんでもなく、心からの賞賛の言葉でしょうね。まさしく「めでたしめでたし」といったラストだったと思います。
 ヒューマギアと思しき記者もいたのは、平成2期でよくあった「最終回に次のライダーの出演者が登場する」の逆パターンかな。


 さて最終回を迎えた仮面ライダーセイバー。正直序盤はあまり面白くなかったです(苦笑。今思うと意味があったとはあまり思えない飛羽真の記憶喪失、あっさりしていた倫太郎の師匠とズオスの因縁、次々に出て来るライドブック、力を合わせて戦ったかと思えば仲間割れ、芽依をうるさく思ってしまったり、唐突に現れた剣にして剣士が味方に…と、楽しめないところが多かったなーと。
 ですが仲間割れを経て少しずつ絆を取り戻してきたあたり、プリミティブドラゴン登場のあたりからは普通に楽しめていました。プリミティブドラゴンの禍々しさ、エレメンタルドラゴン初陣のカッコよさ、安定した強さを誇るクロスセイバーの頼もしさ等々…
 最終回では熱い展開を見せてくれましたし、本当に面白くなってくれました…「見てよかった!」と思える終わり方で何よりでした。

 そして次回は増刊号!倫太郎が芽依に伝えたいこととは何か…
コメント (3)

トロピカル~ジュ!プリキュア 第25話「桜川先生パワーアップ大作戦!」

2021-08-22 08:59:47 | トロピカル~ジュ!プリキュア
トロピカル~ジュ!プリキュア 第25話「桜川先生パワーアップ大作戦!」

 マジで夏休み終わっちゃったよ…みんなで集まって宿題を片付けたり、これを機会にローラの実家に行くとか、色々出来たんじゃないのか…

 そんなわけで?今回は授業参観。ローラにとっては女王様が母親代わり…とのことですが、親はいないのでしょうか?
 授業参観されるのは生徒たちだけではなく、桜川先生も同様。桜川先生の父親があおぞら市を訪れる機会があるとのことで、これを機会にりんご畑を継いで欲しいと思っているのでは?と考えたまなつたちは、桜川先生が立派に教師をやっているところを見てもらい、何とか思い直してもらおうと計画するも…という話。

 …ですが、先生よりもあすか先輩やみのりん先輩の親が見たかったのが本音ですね…なんならローラが人間社会でも頑張っているところを女王様が見守るというのでも良かったかなって。オチも「なんじゃそら」って感じでしたし…ここで桜川先生に焦点を当てたことに何らかの意味があるといいのですが…

 それはそれとして先生の親を前にガチガチに緊張するまなつとあすか先生の一方で、ローラはなんなく対応していました。ここら辺の度胸はさすがでしたね。
 しかし、まさかまなつやローラの口から「お便所!」という単語が出て来るとは思いもしませんでした。そこは「おトイレ」じゃないのか…いや、トイレも便所も同じ場所を指しているから問題はないのですが、珍しく思えたので。


 といった感じで、可もなく不可もなくといった感じの話でしたが…ラストの「またみてね」のシーンは素晴らしかったです。次回は流星群。
コメント