小林さんちのメイドラゴンS 第8話「世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください)」
今回のサブタイトルめっちゃ好き。
というわけで今回は翔太くんが父の日のプレゼントとしてタリスマン作りに奮闘するアニオリ?と、普段はしっかり者の小林さんが風邪を引いてしまった原作5巻の「トールと看病」、駄菓子屋に捨てられた人形の持ち主を探す原作7巻「イルルと人形」の3本立てで、それぞれにとって大切な、世界に一つだけの何かにまつわるお話が描かれていました。
まずは翔太くんのプレゼント作りから。ルコアの力を借りずに一人でタリスマンを作ろうとするもなかなか上手くいかない。失敗続きで「あーっ!」ってなった後に「はぁ…」と落ち込むの、あるある…そこで気晴らしにゲームをするんだけど、何かモヤモヤしたままなのもあるある…
そんな翔太くんに滝谷さんから「制作者の気持ちを考えるといい」とアドバイス。ファフニールも翔太くんの話を聞きながら「どうする」みたいな感じで滝谷さんと視線を交わすのが良いですねぇ…「くだらん」と一蹴するのではなく、話を聞く姿勢に入っているのが何か凄く良い…そしてアドバイスをしている滝谷さんであっても、ゲームを制作する側となると苦労している話を挟むのは、滝谷さんのような大人であっても苦労することはあるのだと、暗に翔太くんをフォローしているような感じがしますね。
出来上がったタリスマンを真っ先にルコアに見せて、あれこれ語りだす翔太くんは可愛いし、それを笑顔で見つめるルコアさんも微笑ましい…そんな乳…もとい、父の日でした。
どうでもいいですが「おっぱいおっぱい」と連呼されると、どうしても「さよなら絶望放送」の「おっぱいマーチ」を思い出してしまいます(苦笑。あれはひどかった(いい意味で)。
続いてはトールが小林さんの看病をする話。こちらはトールの表情が凄く良かったですね!いつも笑顔で頼れるトールが、「大丈夫…ですよね?」と、いつになく不安そうな顔や、探し出した薬が効いたと知った時の目の輝き、そしてこれ以上ないくらいの満面の笑み…トールが如何に小林さんを大事に思っているか、表情だけでも十二分に伝わってくる話でした。
小林さんもトールが作ったごっちゃにおじや、謎の薬に思うところはあっても、トールの気持ちを考えて、思いを胸に秘めたまま食べていました。これもまた「制作者の気持ちを考える」ということなのでしょう。
最後はイルルとタケによる、捨てられた人形の持ち主探し。この話、凄く好きなのでアニメ化は嬉しかったです。
駄菓子屋に置いていかれた人形の持ち主を探し続けるイルルとタケ。イルルにも人形を捨てた、捨ててしまった過去があるから猶更見つけなければという想いが強かったのでしょう。過去に冷たい目で人形を見捨てたイルルですが、その後振り返った際の哀しそうな、寂しそうな目が心に響きますね…トールもそうでしたが、イルルの表情からもどれほど人形を大事に思っていたかが伝わります。
持ち主の「ごめんねぇ…」と絞り出すような謝罪の言葉、「おかえりなさい」という暖かな言葉には思わず涙腺が…
といった感じで、それぞれにとって大事なもの、世界に一つだけの何かにまつわるお話でした。「世界に一つだけ」というと貴重なもののようにも思えますが、それが例えトールが持ってきた薬のようにありふれているモノであっても、それに作った人や渡した人の思いが合わさることで、人によっては「世界に一つだけ」のモノになり得るのだと思います。
そんなこんなで次回はエルマづくし!
余談
今回出てきた「タリスマン」についてですが、以前「わしゃがなTV」の「クイズなないろDREAMS」第1回前編にて、本作で滝谷さんを演じる中村悠一さんが「音響監督さんから『タリスマン』のアクセントを尋ねられた」と話していたのを思い出しました。
今回のサブタイトルめっちゃ好き。
というわけで今回は翔太くんが父の日のプレゼントとしてタリスマン作りに奮闘するアニオリ?と、普段はしっかり者の小林さんが風邪を引いてしまった原作5巻の「トールと看病」、駄菓子屋に捨てられた人形の持ち主を探す原作7巻「イルルと人形」の3本立てで、それぞれにとって大切な、世界に一つだけの何かにまつわるお話が描かれていました。
まずは翔太くんのプレゼント作りから。ルコアの力を借りずに一人でタリスマンを作ろうとするもなかなか上手くいかない。失敗続きで「あーっ!」ってなった後に「はぁ…」と落ち込むの、あるある…そこで気晴らしにゲームをするんだけど、何かモヤモヤしたままなのもあるある…
そんな翔太くんに滝谷さんから「制作者の気持ちを考えるといい」とアドバイス。ファフニールも翔太くんの話を聞きながら「どうする」みたいな感じで滝谷さんと視線を交わすのが良いですねぇ…「くだらん」と一蹴するのではなく、話を聞く姿勢に入っているのが何か凄く良い…そしてアドバイスをしている滝谷さんであっても、ゲームを制作する側となると苦労している話を挟むのは、滝谷さんのような大人であっても苦労することはあるのだと、暗に翔太くんをフォローしているような感じがしますね。
出来上がったタリスマンを真っ先にルコアに見せて、あれこれ語りだす翔太くんは可愛いし、それを笑顔で見つめるルコアさんも微笑ましい…そんな乳…もとい、父の日でした。
どうでもいいですが「おっぱいおっぱい」と連呼されると、どうしても「さよなら絶望放送」の「おっぱいマーチ」を思い出してしまいます(苦笑。あれはひどかった(いい意味で)。
続いてはトールが小林さんの看病をする話。こちらはトールの表情が凄く良かったですね!いつも笑顔で頼れるトールが、「大丈夫…ですよね?」と、いつになく不安そうな顔や、探し出した薬が効いたと知った時の目の輝き、そしてこれ以上ないくらいの満面の笑み…トールが如何に小林さんを大事に思っているか、表情だけでも十二分に伝わってくる話でした。
小林さんもトールが作ったごっちゃにおじや、謎の薬に思うところはあっても、トールの気持ちを考えて、思いを胸に秘めたまま食べていました。これもまた「制作者の気持ちを考える」ということなのでしょう。
最後はイルルとタケによる、捨てられた人形の持ち主探し。この話、凄く好きなのでアニメ化は嬉しかったです。
駄菓子屋に置いていかれた人形の持ち主を探し続けるイルルとタケ。イルルにも人形を捨てた、捨ててしまった過去があるから猶更見つけなければという想いが強かったのでしょう。過去に冷たい目で人形を見捨てたイルルですが、その後振り返った際の哀しそうな、寂しそうな目が心に響きますね…トールもそうでしたが、イルルの表情からもどれほど人形を大事に思っていたかが伝わります。
持ち主の「ごめんねぇ…」と絞り出すような謝罪の言葉、「おかえりなさい」という暖かな言葉には思わず涙腺が…
といった感じで、それぞれにとって大事なもの、世界に一つだけの何かにまつわるお話でした。「世界に一つだけ」というと貴重なもののようにも思えますが、それが例えトールが持ってきた薬のようにありふれているモノであっても、それに作った人や渡した人の思いが合わさることで、人によっては「世界に一つだけ」のモノになり得るのだと思います。
そんなこんなで次回はエルマづくし!
余談
今回出てきた「タリスマン」についてですが、以前「わしゃがなTV」の「クイズなないろDREAMS」第1回前編にて、本作で滝谷さんを演じる中村悠一さんが「音響監督さんから『タリスマン』のアクセントを尋ねられた」と話していたのを思い出しました。