ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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「魔改造の夜 赤ちゃん人形 綱登り」を見て

2021-08-22 08:04:37 | テレビ・映画・ドラマ
 衝撃の扇風機50メートル走から1週間。「魔改造の夜」第3夜の後編は「赤ちゃん人形」による8mの綱登りが繰り広げられることに。

 出場チームは扇風機同様にSライズ、Nットー、N産(えぬっさん)の三社。「芽生える優しさ、思いやりをこめること」がルールに定められたこの競技。赤ちゃん人形のメーカー担当者の方がすごい顔をしたり何かを割り切ろうと小刻みに震えていたりする中、果たして勝つのは誰か!


 赤ちゃん人形の魔改造の方向性も様々。Sライズでは当初はマジックハンドのように伸び縮みする機構を兼ね備えた赤ちゃん人形になるかと思いきや、筋肉ムキムキの赤ちゃん人形に軌道修正…からのまたも当初の魔改造に立ち返るという過程が描かれていました。ここで第三案に行かなかったのは時間が限られていたからでしょうか。それでも一度上手くいかなかったものにもう一度着手する、というのはなかなか勇気がいることだと思います。
 服の部分も相まってクラゲのように見える赤ちゃん人形。扇風機同様に安定したレースを見せてくれました。

 Nットーは…赤ちゃん人形とは何かを考えさせられる、まさしく魔改造だったと思います(笑。あの形状だと、やはりかの有名な「はらぺこあおむし」を思い出すところですが、まさか本当にアレがモチーフだったとは…そこからのあの名前、そして紹介映像の最中に一瞬だけ流れる「ほら笑って」はズルいです(笑。
 しかし第一試技はまだマシな方でした。第二試技は殊更に魔改造感が溢れ出していましたね。「トイ・ストーリー」の1作目に出てきた魔改造おもちゃを思い出します。それでもナレーション等々が相まって、健気に登ろうとしている様を応援したくなるのが不思議。

 そしてN産。ぱっと見Sライズと同じくらいか、もしかすると超えたんじゃないかと思えるほどの脅威的なスピードでしたが…まさか「優しさ」「思いやり」というルールがこんなところで牙をむいてくるとは思いもしませんでした。それでも、敢えてあの機構を外さないことにこだわりを感じますね。伊集院光さんがコメントされていたように、ドラマを感じました。

 
 といった感じの魔改造の夜第3夜、扇風機と赤ちゃん人形の魔改造でした。いずれTヨタ、H技研、N産などなど、これまで出場したチームで覇を競い合って欲しいですね。
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ウルトラマントリガー 第5話「アキトの約束」

2021-08-21 16:38:30 | ウルトラシリーズ
ウルトラマントリガー 第5話「アキトの約束」

 特別総集編を2回挟んでの本編再開となりましたが…うーん、どうなんでしょうね、コレ…

 今回は「始まりの怪獣」でありアキトの両親の仇でもある破壊暴竜デスドラゴが出現。角が片方折れているのは、シズマ会長が秘密裏に開発していたガッツウィングの攻撃によるもの…やっぱ怪しいってあの会長…絶対別次元から来たでしょ…
 そんなデスドラゴを前に自分を見失い、命令違反を犯してしまうアキト。トリガーも強固な皮膚を持つデスドラゴを前に歯が立たない…までは普通に見ていたのですが、その後の展開は正直面白くありませんでした。

 まずデスドラゴ戦。前半でパワー不足が否めなかったのでてっきりパワータイプで相手をするものかと思いきや、選ばれたのはスカイタイプ。デスドラゴの攻撃を回避しつつ矢で相殺するのは見ごたえがありました。が、突然「そうだ!」と叫んだ後のトドメに至る流れがよく分かりません。ケンゴは何を思いついたのでしょうか。一から十まで言葉で語るとくどくなってしまうかもしれませんが、パッと見だと何が「そうだ!」なのか全く分かりませんでした。サークルアームズにデスドラゴのエネルギーを吸収させたのでしょうか?
 「過去の因縁よりも、今の約束を大事にする」という話かなーとは感じましたが、とはいえデスドラゴ撃破にアキトが一切関わらないのは…うーん…あれだけ執着を抱いていたのであれば、過去の映像や角の破片から何かしらの打開策を生み出していてもおかしくはないかと。その策をケンゴに伝えることで、間接的にでもアキトにデスドラゴ撃破に関わって欲しかったですね。一人では守り切れない約束が、二人でなら守れるとかそんな感じ。
 
 続けていきなり現れたダーゴン。ユナを狙って命の危機に陥らせることでユザレの覚醒を狙ったのでしょう…けど…ビンタ一発で撤退とかどういうこっちゃ…そもそも武器が手元にあって、アキトの身が危険な局面においてビンタして啖呵切るのは場違いに思えなくも…
 ともあれ取るに足らない人間だと思っていたら意外と気骨があって、ユザレとしてのユナではなく、ユナ本人、ひいては人間に興味を抱き始めたのでしょうか。もしかして改心フラグかもしれませんが少々展開が早いような気もします。3人の中だと原典同様、一番早くに退場しそう…

 
 …といった感じで、相変わらず楽しめておりません(苦笑。どうなるんだろうなぁ、今後。ともあれ次回は「一時間の悪魔」。一日一時間だけ暴れる怪獣…って、大体怪獣が暴れている時間ってそんなものではと思ってしまいました(汗。
 そういえば次回予告では「スマイルスマイル」のテンションがやや下がってましたが、ここから回を重ねるごとに「スマイル…スマイル…」「スマイル…?」「…(無言)」と暗い雰囲気になっていくのでしょうか。

 
 一方ボイスドラマには勇士司令部からウルトラマンネオスが登場!不意をついたのかもしれませんが、ベムスターに光線当てるとかサラッとすげぇことしてる…さすがエリート戦士…BGM付き…
 そしてシーサーと旧知の中であるネオスにより、彼の翻訳がなされましたが…まぁ、色んなところから姿かたちも様々な戦士が集まっているわけですから、そりゃそう例えたくもなるよなと。「○○って言ってる」というネオスが何か面白かったです(笑。
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ウルトラマンコスモス 第26話「カオスを倒す力」

2021-08-21 07:48:08 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第26話「カオスを倒す力」

 カオスヘッダーは人間の感情に興味を抱き、次々に人間を襲っては分析を繰り返していた様子。その犠牲者の一人となったのが、今回の鍵を握る少年・正太の父親でした。他の人間は、描写されただけだと「怒り」や「哀しみ」といった負の感情が強まっているところを狙われていましたが、正太の父親は家族と楽しく通話しているところを狙われていました。これはカオスヘッダーが「喜び」や「楽しさ」といった感情を学ぼうとしたのと同時に、彼を家族のもとに返さないことで負の感情をもっと強く学ぼうとしていたのかなと。

 そうして生まれたのが実体カオスヘッダー・イブリースはコスモスをも分析。これが後のカオスウルトラマンに繋がっていくのか…あるいはすぐそばに迫ってきたエリガル戦にも何かしらの影響を及ぼしてくるのかな。
 当初はルナモードで戦っていたコスモス。カオスヘッダー相手でも和解を試みていたのか、はたまたルナエキストラクトでどうにか出来ないかと考えていたのかは分かりませんが、いずれにしろルナモードでは一方的にやられるだけなので、コロナモードにチェンジ。しかしコロナモードの力をもってしても実体カオスヘッダーには及ばない…

 この危機を救ったのが正太と父親の絆、親が子を、子が親を想う「優しさ」でした。それを理解しきれなかったがための…ということからすると、もしもカオスヘッダーが狙ったのが正太の父親のような人物ばかりだったら、この時点でカオスヘッダーとの関係性にも何らかの変化が訪れていたのでしょうか。理解できないものを拒むのではなく、理解しようと努めていれば、何かが変わっていたのか…


 また、今回初めてカオスヘッダーとの対話がなされていましたが、カオスヘッダーが自分たちがそう呼ばれていることを初めて知った、というのが印象的でした。そういえば彼ら自身が「カオスヘッダー」と名付けたのではなく、あくまでも人間から勝手につけられた名前だったなーと。
 他にも、父親のために一人で家を飛び出し、群馬から東京まで父親に会いに行こうとした正太に対して「子供がそんな無茶な」というドイガキに対し「子供だからやるんです!」と説くムサシも印象的でした。大人だから、その行動が無茶だと分かる。けれども子供にはそんなことは分からない。ただただ父親に会いたいという強い想いがあるだけ…同じ人間でも感情は様々、子供となると大人とはまた違った考えを持っている…カオスヘッダーが「面白い」と感じるのも納得ですね。


 今回は事なきを得たものの、今後迫りくる実体カオスヘッダーに対抗する術はあるのかといったところで、次回はザランガ出産。ここからすぐにエリガル戦に繋げないのは、今一度怪獣保護とは何かを考えるためでしょうか。
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小林さんちのメイドラゴンS 第7話「一般常識(みんなずれてます)」

2021-08-20 07:26:28 | 2021年アニメ
小林さんちのメイドラゴンS 第7話「一般常識(みんなずれてます)」

 今回は原作7巻の「ファフニールとルコア」、5巻の「トールと睡眠」、そしてアニオリ…ですかね?またもカンナの話の3本立て。いずれもサブタイトルにあるとおり「常識」にまつわるお話でした。

 まずはファフニールとルコアから。「財宝は集めるもの」というファフニールの「常識」を滝谷さんの何気ない発言が変え、ファフニールは自ら財宝を作るべくルコアの協力を得て同人誌制作のリベンジに挑むことに。「こういった本にはエロくて下品な女をつける」というネトゲの人々から教わった「常識」。ファフニールにとって「ルコアはエロくて下品な女で無理難題にも答えられる」という「常識」。そういった「常識」からあの同人誌は生み出されていたように思えます。正直原作よりも同人誌のセンス自体は良くなっていると思うんだ…表紙とか。
 
 ファフニールが滝谷さんから「常識」を覆された一方で、トールやエルマたちは人間の営みに合わせていくうちに、自然と眠るようになっていったとのこと。ドラゴンは基本眠らないという「常識」に変化が訪れたわけですね。
 トールはそれを「退屈」から来るものであり、退屈を楽しんでいると捉えており、小林さんは夜眠るのは同調圧力によるものだと考えている。みんなが寝ているのだから眠るのが当たり前…そうした「常識」を知らず知らずのうちに感じ取っていたためか、私も昔は「みんなが寝ているのに自分だけ眠れない」というのは怖かったですね。今となっては夜働いている人もいると知っていますから、怖さはなくなりましたが。
 力を持ち、争いの中に身を置いていたからこそ「ドラゴンは眠らないもの」なんて同調圧力めいた「常識」がドラゴンたちにもいつしか広まっていたのかもしれませんね。

 そしてカンナは才川らクラスメイトたちと一緒に幽霊がいるかどうかを確かめることに。「幽霊はいるのか」「幽霊に実体はあるのか」「幽霊は写真に映るのか」などなど、前2つの話よりも「個人によって常識が異なる」というのが、より分かりやすく表現されていたと思います。「幽霊はいないけど宇宙人はいる」と信じている子もいましたし、常識は本当に人それぞれなんだなと。
 加えて幽霊調査の過程では「才川にとって家来=ドスケベ」というマジやばくね…な才川の常識が漏れ出ていました(笑。また、クラスメイトの男子・蜂須賀は「じゃんけんで勝ったら特定の数だけ階段を下りる」「ボロボロの靴でサッカーをする」など、その場その場でやりたいことがコロコロ変わっており、結果的にみんなそれに乗っかっていました。常識というか、その場のルールみたいなものを作っている子だなーと。もしこの提案に乗らないと「ノリが悪い」とか言われてしまう可能性もあるでしょうから、ちょっとだけ怖い場面でもあったように思えます。
  
 最後には思いもよらない出会いがありましたが…あれは今後の展開に深く関わってくるのでしょうか。あるとすれば、原作9巻のあの話なんですよね…前回と今回のカンナ推しを見ていると、メイドラゴンS内で8巻ラストから9巻全体にかけてのあの話をやる可能性もゼロではなさそうな…
 でも何だかんだで2、3話ぐらい使いそうですし、今後CMで流れているトールVSエルマや、恐らく触れられるであろうトールの過去を考えると、あまり余裕は無いように思えます。やはりやるとすれば映画とかOVAとかかなぁ…と。
 にしても、帰還の方法がイルル頼みだったのは少々意外でした。トールの方が適任では?と思ったのですが。イルルの力の回復具合を確かめる意味合いもあったんですかね?


 今回は「絵のモデル」と言われて照れたり、ファフニールの絵を見て複雑そうな顔をしたりと、普段あまり見られないルコアの表情が見られたのも印象的です。ところでこの話のオチですが、原作だと翔太くんはルコアが表紙の本を読んでいるんですよね。てっきりルコアの写真集を見てしまったのかと思ってましたが、アニメだとファフニールの本を読んでいるということがより分かりやすくなっていたと思います。
 あとは寝ている小林さんが可愛かったり、カンナの「大好き」も実感こもってて素晴らしかったなぁ…

 そんなこんなでまた次回。
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ときめかないメモリアルとか無茶苦茶のトライフォースとか

2021-08-19 07:27:55 | アニメ・ゲーム
 というわけでポケモン剣盾に引き続き「RTA in Japan Summer 2021」をあれこれ見ていました。その中で特に気になったRTAをいくつか挙げていこうかと。

 まずは「ときめきメモリアル」から。ときメモといえば学校生活を通じて女の子と仲良くなっていくゲーム…のはずなのですが、誕生日の設定から練りに練られた全くときめかない攻略方法が面白すぎました。対象外のヒロインを静かにさせたり、意図的にノイローゼを維持したり、ヒロインからの初詣のお誘いを断っておきながら、一人で行った初詣で恋愛成就を祈るとか、何なのコイツの学校生活…

 続いて「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」。以前のRiJにおいても神トラRTAはありましたが、あちらはあまりにも早すぎて何が起こっているのか分かりませんでした。今回の全ダンジョンクリアなので、さすがに何が起こっているのか…さっぱり分かりませんでした…凶悪なバグ技の数々の前に、無茶苦茶になっていく神トラは…すっげぇ面白かったです(笑。
 表の世界のアグニム倒して闇の世界に来たら、もうピラミッドの頂上にガノン戦直行の穴が開いてるとか面白すぎますし、無茶苦茶なルートをたどっているように見えてすっげぇ考えられてるんだなと感心しっぱなしでした。通常プレイでは絶対に見ることが無いハイラル城のボス報酬、自分から弱体化していくワートなどなど…普通に遊んでいるだけでは決してみられないものも見られて楽しかったです。


 他にもショットの切り替えが見事過ぎる「CUPHEAD」などなど、まだまだ沢山あるので、どれを見ようかなーと思っていたところ、目に入ったのが「エアホッケー」。あれ、このゲーム、昔パソコンでやったことがあるような…こういうゲームでRTAを走ろうとする人がいるってのも面白いですよね。
 で、実際に見たら懐かしさとおよそまともなエアホッケーとは思えない戦法で笑いました。謎設定が挟まれたり、負けた時の相手の顔が悲痛すぎたりと、短いながらもめっちゃ楽しかったです。このゲームがありなら、同じくパソコンで遊べたサンリオキャラクターのゲーム(ポムポムプリンがスケボー?に乗って進んでいく?ゲーム)とか、渓流釣りのゲームなんかの走者もいらっしゃるんですかね…ゲーム名が分からないので調べようがないのですが。


 未プレイのゲームには興味を持ち、プレイ済みのゲームなら新たな魅力?を発見できる。そんなRTAの数々を楽しませてもらっている今日この頃でした。そういえば昔、初めてこの手のプレイを見た時に「自分も出来るだろ」と思ってマリオワールド起動したら全然ダメで笑っちゃいましたね…積み重ねって大事。
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暑いんだか涼しいんだか

2021-08-18 08:19:11 | 日々の生活
 暑い…暑い…マジで暑い…昼間はまだしも夜暑いのマジで勘弁して…

 いやしかし本当に暑いですね。昔はどれくらい暑いかという表現のひとつとして「死ぬほど暑い」と言っていましたが、比喩ではなく本当に命の危機に瀕するのだから恐ろしい…家の中でも熱中症が起こる可能性があるとか怖い怖い…「日射病?スポーツやってる人だけでしょ」という甘い認識をしていた昔の自分も怖い怖い…
 
 数年前に部屋のエアコンも車のエアコンも壊れた時には「窓開けたり換気扇つけてれば何とかなるんじゃね」と考えてもいましたが、あの時修理お願いしておいて本当に良かったと痛感しております。でもまたいつ壊れるんじゃないかとヒヤヒヤもしております。たまに中の掃除とかお願いした方が良いのかなぁ。でもエアコンの掃除をお願いすると、必然的に部屋の超掃除が始まるしなぁ…


 …といった感じで、前にも書いたかもしれない暑さにまつわる話でも書こうかと思っていたのですが…なんかここ最近割と過ごしやすい気温に落ち着いてきて「あれ?」となってます。まだ最高気温が30度を超える日もあるにはあるものの、8月上旬の気温に比べれば全然マシです。いつもよりも涼しくなるタイミングが早い気がしないでもない。
 グアーッと暑くなったかと思えば、サーッと涼しくなり、ジリジリと照りつけられていた次の日にはドドドドと強烈な雨が降り…何というか、気温も天気も両極端すぎる…ちゃんと見ているわけでは無いにしても、甲子園順延のニュースもちょいちょい目に入ってきますし、スケジュール調整は想像できないくらい大変なんだろうな…と。

 セミの声を聴きながら、エアコンの効いた涼しい部屋で昼寝するのも嫌いじゃないですが、このまま天気が落ち着いて欲しいと思う今日この頃でした。
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ウルトラマンコスモス 第25話「異星の少女」

2021-08-17 07:53:13 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第25話「異星の少女」

 今回はトレジャーベースの全女性職員にフラれたと言われる伝説のオッサンこと、カワヤ医師が登場。それだけ聞くとだらしないオッサンですが、シノブリーダーやアヤノ隊員の好みを把握してるっぽい様を見ていると、誰彼構わず見境なく告白するのではなく、きちんと相手の情報を仕入れたうえで告白してるようにも思えました。シノブリーダーの拳を受け止めてからの流れは、あまりにも見事でしたね…やってることは最低ですが(汗。

 女性問題がつきまとうカワヤ医師ではあるものの、防衛隊からスレイユ星人ラミアの引き渡しを要求された際には、頑として拒む医師としての強さを見せてくれましたし、町中でラミアに絡んでいた男性たちに痛めつけられたにも関わらず、彼らのうち一人が避難中に怪我をしたとしれば躊躇なく治療にあたるなど、カッコいい一面も見せてくれました。宇宙人でも、自分を傷つけた相手でも、分け隔てなく治療する優しさ。傷ついてでも守ろうとする強さ。それらを兼ね備えた人物でもあるなと感じました。


 今回地球に飛来したラミアと彼女が操る惑星破壊ロボット・グインジェ。元々は平和な星だったのが、他の星からの攻撃を受けたことをきっかけに、将来の脅威となり得る地球の破壊を計画。自分を守るために誰かを傷つけることは正しいのか。地球人や宇宙人という大きな枠組みではなく、もっと個人を見るべきではないか。そういった問題提起がなされていたように感じます。
 それに対する答えを、言葉ではなく行動で示したのがカワヤ医師とコスモスでした。カワヤ医師は人間が必ずしも暴力的な存在でないことを示し、コスモスは争いを好まない宇宙人がいることをそれぞれ体現していたかと。ここでもしコロナモードに変身してグインジェを破壊していれば、ラミアたちはコスモスを脅威だと捉えていたことでしょう。
 彼らの行動によって争いの連鎖は断ち切れたわけですが…しかし、万が一に備えて防衛軍やグインジェのような抵抗戦力を持つことが悪いとも言い切れず…平和を愛するスレイユ星は今後どのような復興を遂げていくのでしょうか…

 そんなこんなで次回はカオスヘッダー・イブリース登場!気づけばもうすぐ…
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ミラーマン 第11話「火焔怪人ザイラスを撃て!」

2021-08-17 07:29:42 | 特撮
ミラーマン 第11話「火焔怪人ザイラスを撃て!」

 今回はSGMの村上チーフに焦点を当てたお話。
 元々は警視庁の敏腕刑事だったそうですが、インベーダーと思われる殺人犯を追っている最中に拳銃を奪われ、その拳銃で上司が命を落としてしまい、村上チーフも懲戒免職処分に…今でこそインベーダーによる事件が多発していますが、当時は今のようにインベーダーが巨大化・怪獣化することはなく、人間の姿のまま水面下でいずれ侵略の邪魔になる人間を消していたのでしょうね…となれば「いきなり壁の中に消えた」と言っても信じてもらえないでしょう。
 そんな村上チーフの潔白を信じた御手洗博士は、彼をSGMに誘い、今や頼れるチーフとして活躍していると。しかしながら未だに拳銃(ソルガン)を持つことには抵抗があるようで、あくまでも頭脳を武器として戦うべきであると主張していました。ソルガンも科学力の結晶では…とは思うものの、そこは村上チーフの譲れない信念があるのでしょうね。ところで、手元の本を見ると後半にジャンボフェニックスなる戦闘機が出て来るようですが、それを見た村上チーフの心境は如何なるものだったか…

 話の序盤では、落下した宇宙船の調査に向かった村上チーフ&藤本さんが多数のインベーダーに襲われていましたが、銀色の箱を巡る攻防は見ごたえがありましたね。次から次へと湧いて出て来るインベーダーを前に、2人だけで懸命に奮闘する村上&藤本コンビはとてもカッコよかったです。崖際まで追い詰められた際にはどうなることかと思いましたが…え、そうなるの!?という割と意外な解決方法で驚かされました。少々ご都合主義では…と思いかけましたが、そういえば京太郎は新聞社のカメラマンだから、取材のための交通手段確保は必要でしょうし、あれを運転できてもおかしくはない…か?

 そして銀色の箱を巡り、遂に姿を現す火焔怪人ザイラス。名前からして火焔攻撃でもしてくるのかと思いきや、ミラーマンを相手に光の剣や光線技で対抗する、かーなーりカッコいい怪人でした。光の剣は普段展開しているバリアを薄く引き伸ばしたもので防いだのかな?
 光線技に至っては互いに一歩も譲らず、相手の光線を全て見切って回避し、早打ち勝負も全くの互角…いやもうどちらも惚れ惚れするぐらいのカッコよさでした。

 といった感じで、村上チーフとザイラスのカッコよさが光っていた11話でした。次回はシルバークロス!
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ラブライブ!スーパースター!! 第4話「街角ギャラクシー」

2021-08-16 07:44:07 | 2021年アニメ
ラブライブ!スーパースター!! 第4話「街角ギャラクシー」

 9回裏。満塁。一打サヨナラのチャンス。抑えれば延長戦…いやぁ、色んな意味で緊張する場面でしたね…久々に野球中継での延長がどんな感覚だったかを味わいました…


 さて前回のフェスで新人特別賞を受賞したことが認められ、理事長から同好会として認められたうえに部室も用意され、加えて屋上での練習許可ももらえることとなったかのんちゃんと可可。恋はこの対応に不満を覚えているようでもありましたが、過去に恋自身がしたように、敢えて母親の話を出す理事長の諫め方が上手いですね。
 にしても恋、何でクーカーが「ラブライブ!」で優勝できないって分かるんですかね…「スクールアイドルじゃなければいくらでも応援してあげられる」ってセリフからも、スクールアイドルに関して色々と思うところがありそうですし、加えて部室のプレートには古びた「学校アイドル部」のプレートが。恋の母親がスクールアイドルだったけど良い結果が残せなかったとか、そんな過去がありそうです。
 個人的にOP・EDで本編とは打って変わって優しい笑顔を見せている恋が結構気になっているので、早いところ加入して欲しいところですが…


 ともあれ、今回のメインは平安名すみれ。絵里(ダンス指導)、希(巫女)、ヨハネ(個性的)、かすみん(アピールが強い)など、歴代のスクールアイドルたちの要素を兼ね備えているように思えます。
 これまで街をうろついていたのはスカウト待ちであり、今回晴れてスカウトされたものの脇役…脇役には脇役にしか出来ないことがあるとは思いますが、彼女の目標はセンターで輝くこと。そんな彼女が目をつけたのがスクールアイドル。ショウビジネスの世界にいた彼女は千砂都が披露したステップを一度見ただけで完璧にこなし、可可が苦労したクーカーのダンスもあっという間に覚えてしまうほどの才能の持ち主。しかし、それでもまだショウビジネスの世界で輝くには程遠い。スクールアイドルを「アマチュア」だと評して可可の不興を買ったすみれですが、口先だけではなく確固たる想いや経験があったからこその発言であるため、不快なキャラクターにならなかったのが好印象です。

 どんなに頑張っても真ん中で輝くことは出来ない「星」の元にいると自分を評するすみれ。しかしこの発言の後でも、雨の中、町中でスカウトを待つことをやめようとはしませんでした。口では諦めたように言いつつも、諦めきれなかったのでしょう。
 決してすみれに魅力がないわけではないものの、それでも広大な銀河の中では彼女以上に輝く人がいて、彼女と同じくらい輝いている人もいて、真ん中で輝くことは出来ないまま埋もれてしまう…そんなすみれに誰よりも寄り添えたのが、歌いたいけど歌えない苦しみを味わっていたかのんちゃんだったという話の繋げ方が見事でしたね。

 今回のすみれとの一件を通して、かのんちゃんも一皮剥けたように感じます。可可からはスクールアイドルのセンターがどんなものかを教わり、すみれからはショウビジネスの世界の厳しさを学ぶ。良い感じに刺激された結果、以前よりも頼もしくなったように見えました。
 まぁ、頼もしくなっても変わらぬ絶叫を聞かせて欲しいですが(笑。本当、かのんちゃんの「ひぃぃぃぃぃ!!」「ぐぁっ!」「いやぁぁぁぁ!!」は心に染みわたりますね…あれほど迫真の絶叫を、アイドルアニメで聞くことになろうとは思いもしませんでした。

 また、すみれがスクールアイドルを「アマチュア」だと評したり、軽く見ていたことに怒る可可も印象的です。改めて振り返ると、スクールアイドルのために日本に引っ越してきたうえに、スクールアイドル活動が認められないと分かるや否や退学届けを出して別の学校に行こうとしたりと、常にスクールアイドルに対して真摯に、本気で向き合っているんですよね、可可。すみれも反省しているからヨシ!とはせず、怒るべきキャラクターが怒っているのも好印象でした。
 加えて自分とすみれよりも、かのんちゃんのオーラや華がセンターに向いているという発言も印象的です。これほどスクールアイドルに真面目で、彼女だってなれることならセンターになりたいでしょうに、それでもかのんちゃんが適任だと判断するのは立派ですね…
 

 ともあれ、すみれが加入し、ますます賑やかになりそうな同好会…ですが、ダンスの基礎が出来ているすみれが加わったということは、千砂都がかのんちゃんたちに協力する理由がやや薄まってしまったようにも思えます。かのんちゃんも千砂都に長い時間付き合ってもらうことに申し訳なさを覚えていましたし、その内ひと悶着ありそうな気もするところで、また次回。

 ところで「HONOKA COFFEE」ってのは、初代の…?それとも実際にあるの…?
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ウマ娘 プリティーダービー 第7話「約束」

2021-08-16 06:43:28 | ウマ娘 プリティーダービー
ウマ娘 プリティーダービー 第7話「約束」

 チームに誘ってくれたことへの感謝を告げた後、すぐに寝たふりをする際のサイレンススズカの流し目超可愛くないですか!?あと方向音痴属性持ちとか嘘でしょ!?…とか何とか言ってられない第7話は運命の天皇賞(秋)。

 天皇賞(秋)とジャパンカップを終えた後にはアメリカ行きを決意していたサイレンススズカ。その前にスズカと一緒に走りたいと願うスペシャルウィークは、ジャパンカップにおいて彼女との走りを約束する。しかし迎えた天皇賞(秋)では、あまりにも好調過ぎたが故か、サイレンススズカにまさかの故障発生…これを目の当たりにしたスペシャルウィークの「え…?」という呟きの絶望感が凄かったですね。
 この後史実では…というところですが、そこはウマ娘。スペシャルウィークとトレーナーの咄嗟の判断が功を奏して一命を取り留めることに。史実を物語に組み込むだけではなく、史実を超えてくるのもまたウマ娘という作品の魅力ですね。そして2期では物語のようにドラマチックな史実が描かれることになると…

 病室では涙を見せずにスズカを励ましていたスペシャルウィークも、レース場では大粒の涙をこぼしながらスズカを励ます頼もしさを見せていました。これが一部悪い方向に繋がってしまうというのだから、これもまた面白い。
 メジロマックイーン共々ウマ娘の神に扮してスズカを励ますゴールドシップの様子も微笑ましかったです。

 そして素敵な特殊ED。やっぱりスズカ良いなぁ…クールビューティーだけど可愛さもあって、こうしたドラマも印象に残って、1期の時からずっと大好きなウマ娘の1人です。
 果たしてスズカの復帰はいつになるのかも気になるところで、また次回。ちなみに展開を知っているのに感動やら何やらで泣きました(苦笑。やっぱウマ娘を知ってから見るとより一層思うところがあると言いますか…ここでコレなら、スズカ復帰回で私の涙腺はどうなってしまうんだ…当時も割と泣いたぞ…
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