2年半ほど検聴用に使っていたアルテック#614(604-8G)Trail仕様(ルシファー)を、何度も訪問される福岡のお客様にお譲り致しました。
このSPには非常に愛着が有りました。手に入れたきっかけは「604-8G]を聴いてみたいからでしたが、ユニットを手に入れ、BOXを探して組み込み、初めは「化け物シリーズ」ケーブルで内部配線をして使っていました。今年4月にルシファー配線にして、ますます気に入っていました。軽く弾む低音とキレが良くスッキリと伸びた高域が同軸でフォーカスを結ぶ様はお気に入りでした。このシステムで604-8Gの威力と魅力に取りつかれました。SPをお探しのお客様にはことごとくお勧めしているユニットです。
次のモニターSPはサンスイ SP-LE8T(Trail仕様ルシファー)です。昨日614SPを購入されたお客様もご実家にSP-LE8Tが有るとの事でお聞かせしましたが、「!!!!」とうなっておられました。ご実家で使っているLE8Tからは出た事のない「音質」だそうで、同時に聞いた614SPまでは行かないけれどほとんど見劣りのないサウンドだとおっしゃいました。
SPは内部配線等を含め、当方のスキルで相当なレベルまで「音質改善」出来ます。この場合SPスタンドのSTM-22は絶対条件です。このトレールを使いますと音離れや低音の馥郁たる雰囲気が格別になります。
ちなみに、モニターアンプに使っているKT66ppステレオのメインアンプを、秘匿しているVT-62ppモノ×2台のアンプに交代させますと、後ろのRCA 38cmWウーハーシステムが鳴っていると錯覚いたします。それくらい低音の量感とスケール感が出てきます。
しかし、コーン型SPには「質感」の限界が有ります。やはりSPはコンプレッションドライバーを使ったシステムでないといけません。また4台目の604-8Gを手に入れる事でしょう。