JBLのSPユニットを使って大型システムを組もうとするとどうしてもマルチウェイ(3ウェイ)にせざるを得なくなります。
プロモニターの#4333Aの場合、#3110(800Hz)+#3105(7000Hz)で組まれています。オリンパスS8RもLX5(500Hz)+N7000(7000Hx)で3ウェイにしてあります。
メーカーの推奨の使い方はオリンパスの例で説明しますと、LX5のINPUTにアンプからのSPケーブルを接続します。LX5のLF端子から低域のLE15Aに繋ぎ、HF端子からはN7000のINPUTに繋ぎます。N7000のLF端子から#375に接続、HF端子から#075に接続します。
これで一見問題なさそうですがここに「落とし穴」が有ります。ネットワークを1個通過して音を出す「ウーハー」部と2個通過して音を出す#375と#075では「音の鮮度」が違います。
自宅の707JシステムやRCA箱システムはネットワークに#3160を使っていますが、基本の使い方は上述のオリンパスS8Rのつなぎ方から始めました。しかし、どうしても「音の鮮度」が有りません。
そこで#3160のHF端子から#375に繋いでいます。また#3105(7000Hz)のINは#3160のINPUTから取っています。175DLHや#2405は#3105のHFから取っています。(#3105のLFは使用しない)
これにより「音の鮮度」がすべてネットワーク1個しか通らなくて鳴っています。7000Hzから10000Hzくらいが音の重なりが出そうですが、特に違和感もなく実用範囲内です。
私の場合特製のネットワーク箱を作り、その中に#3160を入れ込み、箱の外にSP端子を設けて接続するようにしていますのでこの辺の接続が非常にやりやすくしています。
今回はフルテックのバナナプラグFP-200B(R)を使って配線の実験を行いました。このバナナプラグは非常に安心して使えると同時に非常に良い音質をしています。お値段が4個で約7000円です。