Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

リスニングルームのルームアコースティックについて

2008年10月06日 | ピュアオーディオ

リスニングルームのルームアコースティックについては私は「さりげなく」実施しています。どんな部屋にもそれなりに「クセ」が有りますので、長年の経験によりそれらを聴き取り、「対策した」と判らないように対処します。(20才代から意識していました)

リスニングルームが密閉された「個室」の場合は特にルームアコースティックのチューニングが必要になります。

畳や障子の部屋から卒業して専用の洋室の個室をもたれた方は機器に予算を注ぎ込んでいらっしゃるのがほとんどで、「音が落ち着かない」事を機器の性やケーブルの性にされている方を良く見かけます。

機器で行う「音質改善」と部屋に行う「音質改善」の両輪がある事を理解されないと前には進めません。

部屋の原因で多いのが「反射音」の乱舞です。ライブにし過ぎると「一次反射、二次反射・・・」と部屋の中を駆け巡っています。

通常「個室」の場合3面が反射壁になっている所が多いです。この様な時「反射音の乱舞」が発生します。これらを取り除くのに有効なのが「カーテン」と「カーペット」です。何処に使うかは部屋の性格にもよりますが、SP間やリスニング位置はもとより、SPの直ぐ目の前の床面と聴取位置の後ろ面の壁面への対策が必要です。

これらを「さりげなく」やる事が大切です。必要にして最低限の対策にして日常生活で違和感のないようにしないと長持ちしません。

反射板として「すのこパネル」等はあまり感心しません。あるユーザーさんの所では「撤去」した方が良いサウンドになりました。しかし難しいですね、手作りの思い入れがあるのか「無用の用」で苦しんでいらっしゃる。