昨日の状態で午前中聴き続けていましたが、前日に比べ「音のキレ」が確実に上がっています。
よせばいいのに、昨日KT88シングルアンプのTrail仕様化が終わったので、中域に使って見ました。が、「ノイズ」で悩まされました。バルブノイズなのかボリューム(パワーアンプ)のノイズなのか定かでは有りませんが使い物になりません。
中音はJBL #375 になりますから能率が118db有ります。昨日LE8Tで確認した時は使えそうに感じましたが、実際に使ってみると「無残」な結果でした。
しかし、STCの6L6Gを使ったアンプ(2W/ch)を高域に繋ぎ換えておきましたので、当初の予定のVT-62ppモノ×2台(10W)を投入しました。
さすがに「化け物アンプ」だけあって1発でOKです。中音の充実はもとより低音域も高音域も見違えるように「のびやかに、キレが良く、音の厚みも十分」と云う風に変わりました。これで今回のマルチ化は完了の予定です。後は鳴らしこんで行くだけです。
現在当方の所有するアンプで化け物と呼べるアンプは ①EL34ppモノ×2台(18W) ②3B252Bシングルアンプ(1.8W) ③VT-62ppモノ×2台(10W) の3セットです。これらのアンプはマッキン MC2500、2600やアキュM-60、M-100の上を軽く越えるサウンドを出して来ます。すべてTrail仕様化したアンプです。通常の管球アンプではここまでの性能は出ないと思います。それなりに物量を投じ、性能の高い真空管を使っています。
管球アンプで「ノイズゼロ」は「球」に尽きます。どんなに回路や作りが良くても「球」が「バルブノイズ」を出せば一貫の終わりです。既にWE300Bで良品は既に手に入りにくくなっていると思います。有っても高価で手が出ません。KT88やKT66、EL34等の有名管も同様な状態になっています。
あまり知られていなく、真空管全盛期の老舗メーカーの「球」が私のねらい目です。これらの球は「バルブノイズ」が出ないのです。Trail仕様化することでTr型アンプの上を行くSN感と表現力を手に入れられます。・・・しかし、予備の球代がバカになりません。すでに50万円は越えてしまっています。球の種類を限定してやらないと続きません。