Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅の707Jシステムでオーケストラ

2009年03月05日 | ピュアオーディオ

707j5 自宅の707Jシステムを外見で見ると「バリバリのJAZZ向きSP」と見えるかもしれませんが、この低音用のバックロード箱は「深い低音」がするのでクラシックを主に聴く為に自宅に持ってきたものです。

ユニットもJBLのオールドタイプを選んで使っていますが、これにデッカのリボンとビクターのリボンを高域に、ハイルドライバーを中域にパラレルに組み合わせています。

SPケーブルをSCS-Xに交換した頃からクラシックのオーケストラが素晴らしく鳴り始めています。

10畳の居間ですのでSPはコーナー一杯に広げています。このSP間に楽音が充満しています。

その後、アンプのSP端子交換、電源タップのルシファー化をして更に表現力を高めています。

今度ネットワークのSP端子交換及びネットワーク内配線のルシファー化、SPBOXのSP端子交換、タップのコンセントの音質対策を予定していますので、ほぼここまで出来れば「仕上げ」になると思います。

現在でもオーケストラモノが自分でも気に入るくらい良い音で鳴っています。カラヤンの「アダージョ」のマーラーの5番のアダージョの深い低音が心地よいくらいに再生されます。

D130は低域の下の方は伸びていませんが「深み」は又別の音質指標です。軽く弾むようでいて深々とした質感を出してきます。低域が延びすぎていないので聴き易さは抜群です。ヨーヨー・マのチェロは鳴り出すと他に手が付きません。聴き入ってしまいます。バッハはあまり好きではなかったのですが無伴奏チェロが愛聴盤に入ってしまいました。

全ての対策が完了すると何処まで良くなるか楽しみです。


明日の予定

2009年03月05日 | ピュアオーディオ

今日フォノケーブルが入ってきたと言う事は一緒に発注したSP端子も入荷しています。前回端子が長すぎてネットワークに使えなかったので追加注文した分です。

早速明日、自宅システムのネットワークのSP端子を交換する予定です。

明日はオヤイデのR1のコンセントも6個入荷します。こちらも直ぐにタップに組み込んで試聴に入ります。

フルテックのコンセントも注文しているので土日に掛けて入荷すると思います。比較試聴して次のオーダーを出さなければなりません。

更に、UREI813のサランネットも来週火曜ぐらいには入荷の予定ですので取り付け工事が待っています。一部現物合わせの作業を予定しています。これが終われば直ぐに専務宅に移送の手配をかけます。重さが80Kg/個有りますので業者に委託せざるを得ません。


昇圧トランスの使用

2009年03月05日 | ピュアオーディオ

20090306_et1002 フォノケーブルを新調したついでにもう少しましな音にしようと昇圧トランスを使ってみました。

オリンパスシステムのプリアンプはアキュフェーズのC-290を使っています。以前は同じアキュフェーズのC-220と言うフォノイコライザーをバランスで出力して使っていましたが、長らく使わないでいたら電源が入らなくなっていて、やむなくAD-209Vを購入してLPが聴けるようにしました。

20090306_et1004 ところが、AD-290ではC-220の時のような情報量の詰ったサウンドにならないのです。力感も大いに足りません。アタック音も足りません。音の厚み、演奏の熱気も出ません。サラリとしていて「格落ち」のサウンドです。

せっかくフォノケーブルを新調しても幾分は良くはなったのですがまだまだC-220に遠く及びません。AD-290Vは値段ばかり高くてまともなサウンドが出ません。

引退させるはずだったアントレーのET-100の昇圧トランスを引っ張り出してきて、入力にフルテックのフォノケーブル、出力に特製「SCR-16」を使ってLPを聴くようにしました。

試聴レコードはオーレックスコンサートの「テイクファイブ」(ブルーベックトリオ)。この生演奏の収録レコードはいつもADプレーヤーの試聴に使うLPです。このレコードで演奏者達の「熱気」がまず伝わってこないといけません。サックスの唄い方やドラムスの音色とアタック音、会場の拍手が聴き所です。

昇圧トランスを使った方がAD-290V単体よりはるかにましなサウンドです。でもC-220単体には届きません。

目の前に故障したC-220が有ります。どうしようか?・・・あまり使わないしなあ・・・


フォノケーブル新調 L型

2009年03月05日 | ピュアオーディオ

Ag12_2 前回SAEC WE-308様にストレートタイプのフルテックのフォノケーブルを購入して取り付けが出来なかった件は報告しました。(左写真)

ようやく代品が来ました。

フルテック AG12L(DIN/RCA)です。

Ag12l1_2 早速取り付けましたがDIN端子の向きが正反対でうまくいきません。アーム部をばらしてDINケーブルを差し込んで、DINケーブルの止めネジをマイナスドライバーで緩めて、本来の向きにひねります。

これで正常な向きで使えるようになりました。

Ag12l3 実際に鳴らし出すと「定位」が左に30cmズレています。カートリッジがスネているようです。ウェイトや左右バランス、インサイドフォースキャンセラー等を再調整です。ついでにアーム高さも見直してと・・・・すべてやり直しです。SAECのWE-308は自宅のSME3012Rとほとんど同じ原理で作られています。調整方法もほとんど同じです。

カートリッジにSPU-GE を裸で使っていますので慎重に作業します。ウェイトを2.9gにしてようやく本来の「定位」が出て来ました。ちなみにSPU-GEの適正針圧は3gです。

Sp10mk2 調整が終わって久しぶりにLPを楽しんでいます。ターンテーブル中央のディスクスタビライザーは愛知県のリンホフ工房製の試作品です。花梨材をくり抜いて鉄粉を詰め込んで有ります。非常に暖かいサウンドがします。分解能等も問題ありません。以前はオーディオテクニカやジェルトーン、マイクロ等々のスタビ遍歴をしましたが、この花梨材スタビは出色です。ちなみに自宅ではセラミック製を使っています。もう1個花梨材のスタビが手に入りますとセラミックも用済みになる事でしょう。

写真では見えませんがLPの下には31Yさん特製の真ちゅう製のターンテーブルシートを使っていますので、SN比はCDと変わりません。CDとLPを同時にかけていますとどちらが鳴っているのか判らなくなる時が有ります。

交換して音質は数ランクアップしたようです。カチッとした質感で有りながら硬さはなく分解能も非常に高く、交換前に比べますとSN比が随分と向上しています。これから鳴らし込んで行けば更に良くなると思います。