自宅のシステムで残っていた「伝送ロス対策」をCDPとプリアンプに実施しました。この対策は「ダメ押し」的なモノで、その前でも十分満足できる「音質」でしたが、プリアンプのC-290の音色がちょっと暗いぐらいが不満でした。
既にC-290はオリンパスシステムで対策していますのでその効果は判っています。今回も同じ項目同じ個所を対策しました。
まだ十分に聴きこんでいませんが、R1のタップにしてチョッと不満に感じていた高域がオリンパスシステムと変わらないレベルになりました。R1の性と思っていたのがプリアンプの性だったとは・・・。出て来る音(出来栄え評価)で判断しますので、どこか1箇所触るとパーツの評価を間違います。
今回対策した処は、電源の入口の半田付け部、ヒューズの前後、SWの前後とXLR端子の半田付け部になります。この中で一番効いているのはXLR端子への接続部と感じています。
この部分を対策しますと「音色」が明るくなり、「質感」が更に細かくなります。今日の夜からは更に「艶の多いなめらかな質感」で楽しめると思います。
普通ならここまで触る事はないと思いますが、2000年以前に作成されたSPやアンプには必ず「鉛半田」が使われています。この部分を「鉛レス半田」(音質の良いモノ)に交換してやらないと本来の機器の性能が出て来ません。本当はプリント基板のパーツコンタクト部分もやれば更に良いのは判りますが、それなりにトラブルの覚悟をしてやらねばなりません。トラブルは出来るだけ避けたいので「安直な所」から手を付けています。
これでほぼSP-707Jシステムの伝送ロス対策は完了となります。UREI813用のサランネットも明日には入荷する様ですので、また1セット伝送ロス対策の完了したシステムが出来ます。