Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

レビンソン プリ No380SL 入荷

2010年10月27日 | ピュアオーディオ

先日注文していたレビンソン プリ No380SL が入荷しました。早速接続して聴きだしています。

No380sl1

付属の電源ケーブルで音出し確認です。(XLRケーブルはSCX-24ルシファー)

No380sl2

「なにこれ????」、今までのTrail仕様管球プリの音に負けている!!。

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仕方なく電源ケーブルを今まで使っていた「試作品」に交換。パリッと一皮剥けて「スピード感とキレの有る音」が出始めました。これで一安心。これから馴染ませて行きます。

No380sl3

今回のプリでレビンソンの幾世代か前のシステムが出来上がりました。新品は高くてとても買えません。

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今回使っている電源ケーブルは「試作品」です。初めて写真を出します。こんなに細く、取回しが良いのに「ルシファー」を超える情報量が出て来ます。

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壁コン側もこの様に大変すっきりしています。

No331

レビンソンNo331に使った場合、この様に大変すっきりとします。今までの「ルシファー」極太配線がうその様なサウンドがします。

電源ケーブルとSPケーブルは11月には発売が出来そうだと考えています。問題はラインケーブル(XLR・RCAケーブル)で制作が非常に難しいのです。

肝心のNo380SLの入ったサウンドですが、現状では「大容量伝送」に対応できていませんので、購入価格に見合ったサウンドはしていません。音の広がり感や音数が大幅に不足しています。「ふん詰まった」サウンドです。どんな機器も最初はこんなものです。このプリのサウンドを評価するには最低1ヶ月は鳴らし込まないと片鱗が見えて来ません。本当の評価は3ヶ月先・半年先です。No331パワーアンプも2カ月経ってようやく実力を出しつつ有ります。繋いで直ぐに実力を発揮できる程甘くは有りません。


PMC BB5 SP専用トレールの使用後の感想

2010年10月27日 | ピュアオーディオ
先月納入したPMC BB5専用トレール STM-PMC BB5トレールを使った感想と設置写真をいただきましたのでご紹介します。
Pmc_bb52

Pmc_bb51

素晴らしいお部屋に鎮座しています。横にゴールドムンドのアンプもさりげなく置いて有りますし、素晴らしい機器たちが並んでいます。

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ようやく音が落ち着いてきましたので、少しご報告させて頂きます。
 
設置後:
音場は広がり、低音は良く出るのですが、少しだぶつき気味です。音像があいまいで、天井からボーカルが降ってくる感じです。
 
設置後2日後:
少し音がしまってきましたが、音場、音像感はあまり変わらず。
 
設置後1週間:
ずいぶん音がしまってきました。音質を評価できるレベルになってきました。NordostのチェックCDを使って、スピーカー位置を調整しました。スピーカー位置を動かすと、また少しだぶつき気味になりましたが、そのまま聴き続けることにしました。
 
設置後2週間:
設置後とはガラッと音質が変わってきました。
音場は広いまま、楽器の定位がよくなってきました。ボーカルはピシッとセンターに定位しますしかし、低音がしまりすぎてきた感じです。NordostのチェックCDを使って、スピーカー位置を再度調整しました。スピーカー位置を動かすと、また少しだぶつき気味になりました。キャスターを動かすと、低音のしまり具合が変わる様です。落ち着くまで数日かかるように思います。そのまま聴き続けることにしました。
 
設置後3週間:
音場は上下、左右とも広いまま、楽器がビシッと定位します。ボーカルは濃密になり、口元が小さくなりピシッとセンターに定位します。耳ではなく、体で感じるハイスピードな低音が出てきた感じです。低音のスピード感は、純正スピーカー台のレベルにまで戻ってきた感じです。ようやく音楽の背景に静けさが出てきました。
 
音楽が鳴りだした瞬間、スーッと背景が静まりかえり、空気が変わる感覚、無音から音が立ち上がるときのハッとする感覚がようやく出てきました。今現在、ようやく音楽の背景に静けさが出てきた状態ですので、まだまだ良くなりそうです。今後が楽しみです。良いスピーカー台を設計いただき感謝しております。ありがとうございました。

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喜んでいただけた様です。床面は一見平面に見えますが、数ミリの段差が有るのが普通です。部屋の中を移動しますと必ずトレールが「平衡度調整」を自動的に行います。その為、移動してからしばらくは落ち着きません。トレールの特徴がそのままサウンドに出ているレポートで、非常に耳の良いお客様だと感心しています。