Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

試作ケーブルの紹介

2010年10月29日 | ピュアオーディオ

現在進めている「試作ケーブル」をご紹介します。ようやく材料が確保できて、前回の試作品の完成度を上げています。まだ単体のケーブルはご紹介出来ませんが、実際に結線した写真を掲載します。

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非常に取回し性が良くなる様に考えて、「細いケーブル」を使っています。すべて内部は「W線仕様」です。電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブルと全てのケーブルを交換しています。

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一番の関心は「音質」でしょう。まず「音数」については「ルシファー」を越えています。低域と高域のバランスも十分に取れて来ていると思います。特筆すべきは「高域の伸び」と「分解能の高さ」だと思います。今まで「CDの高域が耳に付く」のはソフトが悪いか?機器が悪いか?と考えられていましたが、実は「ケーブルの材質」に再生できない不具合が有った事が認識できます。CDの高域で歪みっぽい(ジッター歪み)と捉えられていた帯域がスッキリ伸びていますので、非常に聴き易くなっています。ここまで高域が伸びるのか?と感じられるはずです。
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ここまで細いケーブルに出来た理由は「材質」の変更に有ります。OFCや7N銅線等では伝送できない帯域をクリアに再生します。

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上の写真は「細線化したルシファー」での配線です。「試作品」は外観的には、今までの「ルシファー」配線と比べますとバックスペースを必要としません。細線化した「ルシファー」の更に半分程度の線径になっています。

最終的な音質判断に入っていますが、「ルシファー」のサウンドもなかなかハードルが高く、「生演奏の自然さ」では、手の込んだケーブルの分だけ1歩リードしているのではないか?と思っています。若干「質感の差」が有ります。この辺は「好みの領域」と云っても良いかもしれません。